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4章ミスキャンパス決勝戦
2、ぺぺの再出発
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ハミルトンへ到着するなり、ずーと別行動をしていたペペは一足早く帰国したらしい。その知らせをうけると同時に私達も大国を後にした。
ハミルトンでは私達それぞれが大きな変化をえたが、ブラウニーの邸の佇まいは1ミリも変わっていない。
「只今もどりました」
と玄関で声を弾ませると、待ってましたとばかりに、シロがまっしぐらに駆けてくる。
その様子はまるで、白い毛玉がコロコロと転がっているようだ。
あああ、なんて可愛いの!
「シロ。会いたかったわ」
素早くシロを抱き上げると、シロが舌でペロペロと私の頬をなめてくる。
「わかった。わかった。シロも私にすごーく会いたかったのね。
やっぱり私達は相思相愛だわ」
目を細めて、キューとシロを強く抱きしめた時だった。
隣にいるアランの呟きを耳が拾ったのは。
「冷静になれ。
犬に嫉妬するなんてみっともないぞ」
たしかそんな風に聞こえたんだけれど、あのアランがそんな事を本当に言うのかしら。
やはり空耳だろうか。
けどそんな小さな疑問は、颯爽と現れたペペによって一瞬で消滅する。
「アナタはぺぺ、よね?
すっかり若返って、まるで別人のようだわ」
「まあ!
そんなに若くなったかしら?
もしそうならハミルトンで思いっきり断捨離して、スッキリしたせいね」
「断捨離?
そう言えば最近、年を重ねた人達の間で流行になっているそうね」
「らしいな。僕が聞いた話ではあるご婦人は立派な邸を、二束三文で売り払ったそうだ」
「ふーん。邸ね。
私なんか、もっと思い切ったものを捨ててやりましたよ」
「それは一体何なの? 教えてちょうだい」
私の言葉にアランとルネも首を縦にふる。
「旦那よ。
浮気ばかり繰り返すあんなクズ。
これからの私の人生にはもういらないもの」
「それはかなり大きな断捨離だわ。
それにしても、短い間でよく離婚
が成立したものね。
ご主人にも世間体があるでしょうに」
「実はね。
旦那の愛人に子供ができたらしくて。
数か月前から離婚をせつかれていたの。
けど。
私が身を引けば、2人が幸せになるわけでしょ。
そう考えると悔しくて、なかなか決断できなかったのよ」
「まあ、そんな事情があったのね」
なのにいつも朗らかに、ルネや私の世話をしてくれていたペペには感謝しかない。
あと自分の鈍感さがはがゆくもある。
「ぺぺも色々と大変なのに、私は迷惑ばかりかけていたのね」
ショボンとした声をだすルネの肩を、ぺぺはパチンと手で弾いてニンマリした。
「おかげで私の気がまぎれて良かったのよ。
それにルネは今や王女様。
オリビアだって、もう出会ったときのネクラじゃないわ。
今は眩しいぐらい輝いているもの。
それはそこにいる誰かさんのおかげだろうけどね」
「もうぺぺったら。
からかわないで」
耳たぶまで赤くして照れていると、ぺぺは急に真剣な声をだす。
「2人を見てるとね。
私も変わりたくなったのよ。
それでちっぽけな意地をはるのはやめたってわけ。
さあ。
今から素敵な彼氏をつくるわよ!」
「「「がんばれー。ぺぺ」」」
「ワンワン」
私達はペペに心からの声援をおくると、お茶をしようと居間へと同じ歩調で歩いていく。
ハミルトンでは私達それぞれが大きな変化をえたが、ブラウニーの邸の佇まいは1ミリも変わっていない。
「只今もどりました」
と玄関で声を弾ませると、待ってましたとばかりに、シロがまっしぐらに駆けてくる。
その様子はまるで、白い毛玉がコロコロと転がっているようだ。
あああ、なんて可愛いの!
「シロ。会いたかったわ」
素早くシロを抱き上げると、シロが舌でペロペロと私の頬をなめてくる。
「わかった。わかった。シロも私にすごーく会いたかったのね。
やっぱり私達は相思相愛だわ」
目を細めて、キューとシロを強く抱きしめた時だった。
隣にいるアランの呟きを耳が拾ったのは。
「冷静になれ。
犬に嫉妬するなんてみっともないぞ」
たしかそんな風に聞こえたんだけれど、あのアランがそんな事を本当に言うのかしら。
やはり空耳だろうか。
けどそんな小さな疑問は、颯爽と現れたペペによって一瞬で消滅する。
「アナタはぺぺ、よね?
すっかり若返って、まるで別人のようだわ」
「まあ!
そんなに若くなったかしら?
もしそうならハミルトンで思いっきり断捨離して、スッキリしたせいね」
「断捨離?
そう言えば最近、年を重ねた人達の間で流行になっているそうね」
「らしいな。僕が聞いた話ではあるご婦人は立派な邸を、二束三文で売り払ったそうだ」
「ふーん。邸ね。
私なんか、もっと思い切ったものを捨ててやりましたよ」
「それは一体何なの? 教えてちょうだい」
私の言葉にアランとルネも首を縦にふる。
「旦那よ。
浮気ばかり繰り返すあんなクズ。
これからの私の人生にはもういらないもの」
「それはかなり大きな断捨離だわ。
それにしても、短い間でよく離婚
が成立したものね。
ご主人にも世間体があるでしょうに」
「実はね。
旦那の愛人に子供ができたらしくて。
数か月前から離婚をせつかれていたの。
けど。
私が身を引けば、2人が幸せになるわけでしょ。
そう考えると悔しくて、なかなか決断できなかったのよ」
「まあ、そんな事情があったのね」
なのにいつも朗らかに、ルネや私の世話をしてくれていたペペには感謝しかない。
あと自分の鈍感さがはがゆくもある。
「ぺぺも色々と大変なのに、私は迷惑ばかりかけていたのね」
ショボンとした声をだすルネの肩を、ぺぺはパチンと手で弾いてニンマリした。
「おかげで私の気がまぎれて良かったのよ。
それにルネは今や王女様。
オリビアだって、もう出会ったときのネクラじゃないわ。
今は眩しいぐらい輝いているもの。
それはそこにいる誰かさんのおかげだろうけどね」
「もうぺぺったら。
からかわないで」
耳たぶまで赤くして照れていると、ぺぺは急に真剣な声をだす。
「2人を見てるとね。
私も変わりたくなったのよ。
それでちっぽけな意地をはるのはやめたってわけ。
さあ。
今から素敵な彼氏をつくるわよ!」
「「「がんばれー。ぺぺ」」」
「ワンワン」
私達はペペに心からの声援をおくると、お茶をしようと居間へと同じ歩調で歩いていく。
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