SMクラブで働いてみた。

匿名希望

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初めてではないレズビアン調教-後編-

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バスタオルを巻いて恥ずかしそうに出てきた彼女は綺麗な肌をしていた。
緊張しているのか、それともご主人様に罪悪感を抱いているのか
床をじっと見て動こうとしない。
そんな彼女の傍まで歩み寄ると、はっとしたように顔を上げた。
柔らかそうな頬を平手で殴る。ぱんっと乾いた音が響く。
いきなりの事に倒れこむ彼女。そんな彼女を見下ろしながら言葉を吐き捨てる。

「私はなんて言った?」

「ご主人様を忘れろ、と・・・」

「で、お前は床を見つめながら何を思った?」

「本当にいいのかなって・・・」

泣きそうな声で答える。
それは私の言った事を守れていない、と言うと
殴られた頬を押さえながら、下唇を噛む。
私はしゃがみ、彼女と視線を合わせて自分の頬を押さえている彼女の
手を取って、目線を合わせる。恨めしいのか、そんな目を向ける。

「君の今のご主人様は誰?」

「女王様、です。」

そうだね、と頭を撫でてやると最初は警戒したものの
すぐに素直に謝罪の言葉を述べる。
その言葉を聞いて、彼女を立ち上がらせてベットへ上げる。
大人しく従い仰向けになる彼女を、もう一度撫でてかぶさる様に上に乗る。
殴った頬を撫でながら、抑揚のない声で垂れ流すように言葉をつなげる。

今は私の事だけを考えて。
私は今、君の事だけを考えているのだから。
素直な良い子であれば、私は君の望む事をしてあげる。
でも、悪い子はお仕置きしないといけない。
君がお仕置きを望むのなら仕方がないけど。
本当はこの綺麗な体に傷を付けたくないんだよ。

DV男さながらの洗脳をしていく。
そんな簡単に事が運ぶのか、と疑うかもしれないが
これが、面白いくらいに思い通りにいく。
恐らく、隔離された空間、すでに決められている抗えない関係。
女性はこれだけで役になりきり、今まで積み重ねてきた色んな概念を壊す。
更地になった彼女の頭の中を再構築するのは実に簡単なのだ。

繋げられる言葉を聞きながら、彼女は目を閉じて頷く。
そして、片手で彼女の両手を拘束し、全身を撫でていく。
余すことなく撫で続けていくと、吐息を漏らし始める。
拘束されている手は小さな拳を作っている。
形の良い乳房を片手で弄びながら、時に爪を立てる。
赤い線が出来、それをまた指でなぞる。
快楽と苦痛を交えながら責めていく。
噛みつき、悪戯に舌を這わせれば体を震わせて声を上げる。
そうして責めていくと、どちらを与えても良い声で鳴くようになる。

拘束していた手を放し、今度はこの手を取って枕を握らせる。
そして、触って欲しそうに主張する乳首に触れると
背中を弓なりに反らせて声を上げる。
片手は苦痛を、片手は快楽を。
ランダムに与えていく。
一定のリズムで快楽を与えてしまうとイってしまうからだ。
今回の目的はイかせる事ではない。

執拗に乳首を苦痛と快楽を交えながら責め、脳の回路を組み替えていく。
そして、四つん這いにさせて羞恥を誘いながら柔らかい尻を叩く。
「きゃん」と子犬のような声で鳴く。
何度か叩き続けると「痛いです。」と首を振る。

「そう、濡れているのに?」

すっかり濡れてしまったソコに指を這わせると、面白いくらいに反応する。
腰をくねらせて、シーツを握り、声を上げる。
白い肌がうっすらと赤く染まっている。

「ああ、やあ、それ、それぇ」

途切れ途切れに、言葉を繋いでいく。
その声を無視してわざと音を立てながら、割れ目を撫でる。
指先に固くなった小さい突起を指先で遊びながら問いかける。

「これ?これが何?」

「だめ、だめなんです」

「じゃあ、やめるね。」

そう言って、手を離すと名残惜しい目線を向ける。
彼女の言いたい事はわかる。
しかし、聞いてやるわけにはいかない。
また、同じように突起を指先で遊びつつ、今度はひくひくと動く穴に
指を浅く入れて、少しだけ上下に指を動かす。
じれったい動きにイけず、腰を浮かせて「もっと」と奥へ誘う。

「これ以上はダメ。」

「やあ」

「やあ、じゃない。」

「お願いします、お願いします。」

何度も同じ言葉を使って、必死に腰を振る。
「それでは何をお願いされているかわからない」と言うと
首を振って、いやいやとする。しかし、これで与えてやっては意味がない。
イきそうでイけない刺激をずっと与え続けると、表情にも余裕がなる。

「イきたいのに!」

それが人にものを頼む態度か、と一喝して尻を叩く。
すると今度は「ごめんなさい」と枕に顔を埋めて言う。
その言葉を聞いて、また責め始めると、段々とイくまでの時間が短くなる。
それを上手く使いながら、イきそうになれば手を止めて尻を叩く。
何度も繰り返していくと、今度はイけなくなってくる。

「なんで?!イきたいのに!」

そう叫ぶ彼女に、尻を撫でながら耳元で教えてやる。
すると、首を振ってまた、嫌がるのだ。
嫌がったところで、事実は変わらないので、体に教えるべく
今度は性器は責めずに、尻だけを叩く。
強く叩くのではなく、音がするくらいの軽いもの。
何度目かで彼女は体を震わせ始める。

「やだ!やだ!何?!なんで?!」

すっかり赤くなってしまった尻を撫でると、腰が浮き始める。
撫でられる快感を知り、声を上げて喜ぶ。不意に爪を立てると
また、首を振る。

「痛いのだめ!」

そう叫ぶと、今度は言葉に反してわざとその行為を続ける。
彼女は握っていたシーツから手を離し、私の方へ伸ばしてくる。
必死に制止しようとしているが、残念ながら届かない。
そして彼女はあられもない声をあげてイってしまうのだ。

「ほら、君は痛みですら快楽に代える変態なんだよ。」

先ほど、耳元で囁いた言葉を、もう一度紡ぐ。
彼女は枕に顔を埋めながら、震える声で返す。

「こんな風になった事ない・・・」

その言葉で私は「勝った」と心の中で笑った。
枕をはぎ取り、彼女を仰向けにさせると、快楽故かそれとも別の何か、か
涙で折角の化粧が崩れていた。

「気持ち良かった?」

「はい・・・」

小さく頷く彼女の涙をぬぐって、私はそっと道具を取り出す。
それを見た彼女は目を見開いて首を横に振る。
「もう無理です。」と。しかし、男性と違って女性はいくらでもイける。
ここで、終わらせるわけにはいかないのだ。
取り出したそれに脚を通しながら、彼女に笑いかける。

「もっと、気持ち良くなろうか。」



この後、彼女はめでたく私の物になった。
実に良い子で、私がSMクラブを辞めた後も一緒にショーに出る仲になった。

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