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第三章
第17話 ……え、誘拐?
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ノエに連れられてやって来たのは、食堂というよりダイニングだった。そして部屋の中心にはお金持ちの家にあるような長いテーブルが鎮座している。なにこれ貴族か。ラミア様貴族の方なの?
っていう冗談のつもりでも、時代的に冗談にならなそうなのが怖い。もしかしたら「お前貴族か!?」「そうだよ」みたいな会話は吸血鬼あるあるなのかもしれない。
で、そんなことはどうでもよくて。問題はこのダイニングにはテーブルがこれしかないということ。こういうのってもしかして座る位置とかマナーで決まっていたりするんだろうか。
そんなの現代日本で生まれ育った私に分かるはずはないので、なんか下座っぽいイメージのある隅っこの席に恐る恐る座ってみる。勿論いわゆるお誕生日席的なところは避けて。まあ他に誰もいないんだけどさ。
やっぱりみんな食事はまちまちに取るのだろうか? だったらこんなテーブルいらなくない?
なんて考えていると、私の正面にノエが座った。ってことは間違ってなかったのかな? 聞こうと思ったら、奥から人がやって来たためそちらを注視。やっぱり外国人っぽい男の人で、おしゃれな黒いエプロンをしている。ってことはこの人が作っているのだろうか。ここはシェフっぽい人じゃないんだ。
「――――」
ノエが黒エプロンの男の人に何やら言っている。これは吸血鬼の言葉だ。でも内容は分からないんだな、ふふん。威張ることじゃないけれど。
男の人はノエの言葉に頷くと、そのまま奥へと下がっていった。
「何か注文したの?」
「注文っつーか、まあ、そんな感じ。あいつがメシ作ってるから」
「シェフ?」
私が尋ねると、一瞬きょとんとしたノエはすぐにぶはっと噴き出すように笑い出した。
「シェフって……! でもまァそうね。昔はどこぞの宮廷料理人だったらしいし」
「宮廷料理人……!」
ちょっと待ってくれ、それってシェフよりグレード高くない? よく分からないけれどそんなイメージがあるぞ。
そんな人がシェフっぽい格好ならともかく、あんな休日の料理上手なお兄さんみたいな格好で料理するとかどうなんだ。……画的には有りだな。
そんなようなことを考えていると、宮廷料理人様が料理を運んで来てくれた。どれも見たことがないような料理なのだけど、でも高級そうというよりは庶民的な感じ。なんというかエスニック……は違うか。さっきノエがちらっと南米系って言っていた気がするし、エスニックはアジア系だったと記憶している。でもなんというか、そういう異国情緒漂う見た目。しかもいい匂いだし美味しそう。
「――あれ? あの人は?」
これは何かとか、ありがとうございますとか、色々話しかけたいことがあったのに気付いた時にはもうお兄さんはいなかった。何故。
「ほたるが料理眺めてる間に戻ってったよ」
「うそ、私そんな長時間見てた?」
「結構凝視してた」
なんたる失態。ニックさんにも結局お礼言えてないし、なんか私だめだめじゃないか。
ていうかニックさんで思い出したのだけれど、さっきのリリはどういう子なのだろう。前にノエから吸血鬼のことを教えてもらった時、原則吸血鬼には大人しかいないと聞いていた。それは吸血鬼が歳を取らないからで、子供の時に吸血鬼になってしまうと一生そのままだからという理由もあるらしい。
「リリは吸血鬼なの?」
私が尋ねれば、ノエはまたきょとんとした表情を浮かべた。ああこれ、脈略がないぞって思われているんだろう。確かに今まで料理の話をしていたのだから当然だ。
私は慌ててリリのことを考えた経緯を説明すると、ノエはやっと合点がいったというような顔をした。
「リリね、あの子は吸血鬼じゃないよ。前に言っただろ? あんな小さい子吸血鬼にしないって」
「じゃあなんでここにいるの?」
ノクステルナには人間なんていないと思っていた。ノエにはっきりそう言われたわけではないけれど、昼夜問わず夜だし(表現がおかしいけれど、こうとしか言えない)、人間には日光が必要って聞くからこの世界は身体に合わなそう。
「ニッキーが連れて帰ってきた」
「……え、誘拐?」
なんだなんだ、この城の人たちは誘拐癖でもあるのか?
私が思い切り顔を顰めると、ノエは「誘拐……かもなァ……」と不穏なことを言い始める。
「リリは外界で施設にいたんだけど、子供だけじゃなくて大人にもいじめられてたから連れて帰ってきたんだって」
「……いい話にしようとしてる?」
「いんや? ただの事実だよ。リリの死んだ親、父親が犯罪者でさァ。周りは犯罪者の子なら、あんな小さな子どもでも正義面して虐げていいと思ってたみたいで。――リリは事件当時母さんの腹の中だから、父親の犯罪には一切加担してないってのに」
そう語るノエの目には薄っすらと怒りが滲んでいた。口調や表情はいつもどおりだから怖くはないのだけど、ノエがこんな感情を出すのは初めてでどうしたらいいか分からない。
なんだろう、リリの件で怒っているというのもあるのかもしれないけれど、それだけじゃない気もする。でもなんだか聞いてはいけないような……。
多分、それは深堀りしない方がいいのだろう。重たい空気も変えたいし、何か楽しい話をしなければ――そう思うのに、どうしてもリリのことが気になってしまう。あんなに小さな子が、なんでそんな目に遭ってしまったのだろうって。
「リリが施設にいたのは、お父さんが刑務所に入っちゃったから? お母さんは?」
気付けばノエにリリの話の続きを促していた。言った後でこんなこと私が聞いてもいいのか不安になったものの、いつもどおりの雰囲気に戻ったノエは「ちょっと違うかな」と続けたから、聞いてもいいと判断されたようだ。
「二人とも死んだんだよ。父親は三年くらいで出所してたんだけど、さっき言ったような正義の味方に家に放火されてさ」
「なにそれ……酷い……」
「酷いよ。全焼ではなかったけど、鎮火した時には夫婦が二人仲良く倒れてたんだって。その下で守られるように隠されてたリリはなんとか助かって、でも他に身寄りがないから施設に入れられて――その後はさっき話したとおり」
思っていた以上の話に、私は何も言えなくなっていた。ノエは誘拐であることを否定しなかったけれど、そういう事情ならニックさんの行為を批判する気にはなれない。
「……でも、どうしてニックさんが?」
「父親を知ってたらしいよ。んでちょくちょくリリの様子を見てたんだけど、これは流石に殺されかねないって思って連れて帰って来ちゃったんだってさ。まァ、ラミア様がそういう子供をすぐ保護しちゃう人だから」
ノエはそこまで言って、口が乾いたのか用意されていた水を口にした。一口だけ飲み込むと、コップから口を離して「そうそう」と困ったような顔をして話を続ける。
「さっき俺、ラミア様にほたるをちゃんと風呂に入れろって怒られただろ? あれはそういうこと。基本的に子供を大事にする人なんだよな、あの人。だからうちは人間向けの設備が整ってんの。ちなみにこの食事もリリの出身地に合わせてるから、まだしばらくは南米系かな」
なるほど、だからノエは私をここに連れて来たのか。ラミア様なら私がスヴァインの子であっても助けてくれると思ったのだろう。他の人だってこの城にいるならラミア様の考えを知っているということ、私を受け入れてくれる可能性が高い。
偶然ノエの親がそういう人だったっていうのもあるのかもしれないけれど、意外とノエも考えていたようだ。
「けどさ、騒ぎにはならないの? それにリリだってここに連れてきたってことは将来吸血鬼になるの?」
「そのへんはまとめて記憶も記録もいじってきてるから大丈夫。リリは……多分大人になったら外界に帰されるはずだよ。ノクステルナの記憶は多少いじるだろうけど」
「……ニックさん達のこと、忘れるってこと?」
それはなんか嫌だな。あんなにノエやニックさんに懐いてるのに、そんなに大事な人達のことを忘れなきゃいけないなんて。しかも忘れたことすら分からないなら――彼らと過ごした日々の代わりにリリの心を埋めているのが、偽物の記憶ということにすら気付かないなら。
「関係性をいじるだけ。あとはこの外界じゃありえない空の情報とかな。幼少期を一緒に過ごした俺たちのこと完全に忘れたら、リリっていう人間が不安定になるだろ?」
「そっか……」
それを聞いて少し安心した。けれど同時に、自分のことも思い出してしまう。
私が外界に帰る時には、吸血鬼に関する記憶を消すとノエに言われていたから。あの時は元の生活に戻った時に困らないか気になっただけだけど、今は――。
「……私も、ノエのことは吸血鬼だと思わなくなるの?」
それだけで済むのだろうか。ノエやノクステルナで出会った人たちが、吸血鬼ではないと思うだけで済むのだろうか。
全部終わって、本当にただの人間に戻れたら。
「ほたるがそう望むならね」
どこか誤魔化すようなその答えに、私はノエの顔を直視することができなかった。
っていう冗談のつもりでも、時代的に冗談にならなそうなのが怖い。もしかしたら「お前貴族か!?」「そうだよ」みたいな会話は吸血鬼あるあるなのかもしれない。
で、そんなことはどうでもよくて。問題はこのダイニングにはテーブルがこれしかないということ。こういうのってもしかして座る位置とかマナーで決まっていたりするんだろうか。
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「――――」
ノエが黒エプロンの男の人に何やら言っている。これは吸血鬼の言葉だ。でも内容は分からないんだな、ふふん。威張ることじゃないけれど。
男の人はノエの言葉に頷くと、そのまま奥へと下がっていった。
「何か注文したの?」
「注文っつーか、まあ、そんな感じ。あいつがメシ作ってるから」
「シェフ?」
私が尋ねると、一瞬きょとんとしたノエはすぐにぶはっと噴き出すように笑い出した。
「シェフって……! でもまァそうね。昔はどこぞの宮廷料理人だったらしいし」
「宮廷料理人……!」
ちょっと待ってくれ、それってシェフよりグレード高くない? よく分からないけれどそんなイメージがあるぞ。
そんな人がシェフっぽい格好ならともかく、あんな休日の料理上手なお兄さんみたいな格好で料理するとかどうなんだ。……画的には有りだな。
そんなようなことを考えていると、宮廷料理人様が料理を運んで来てくれた。どれも見たことがないような料理なのだけど、でも高級そうというよりは庶民的な感じ。なんというかエスニック……は違うか。さっきノエがちらっと南米系って言っていた気がするし、エスニックはアジア系だったと記憶している。でもなんというか、そういう異国情緒漂う見た目。しかもいい匂いだし美味しそう。
「――あれ? あの人は?」
これは何かとか、ありがとうございますとか、色々話しかけたいことがあったのに気付いた時にはもうお兄さんはいなかった。何故。
「ほたるが料理眺めてる間に戻ってったよ」
「うそ、私そんな長時間見てた?」
「結構凝視してた」
なんたる失態。ニックさんにも結局お礼言えてないし、なんか私だめだめじゃないか。
ていうかニックさんで思い出したのだけれど、さっきのリリはどういう子なのだろう。前にノエから吸血鬼のことを教えてもらった時、原則吸血鬼には大人しかいないと聞いていた。それは吸血鬼が歳を取らないからで、子供の時に吸血鬼になってしまうと一生そのままだからという理由もあるらしい。
「リリは吸血鬼なの?」
私が尋ねれば、ノエはまたきょとんとした表情を浮かべた。ああこれ、脈略がないぞって思われているんだろう。確かに今まで料理の話をしていたのだから当然だ。
私は慌ててリリのことを考えた経緯を説明すると、ノエはやっと合点がいったというような顔をした。
「リリね、あの子は吸血鬼じゃないよ。前に言っただろ? あんな小さい子吸血鬼にしないって」
「じゃあなんでここにいるの?」
ノクステルナには人間なんていないと思っていた。ノエにはっきりそう言われたわけではないけれど、昼夜問わず夜だし(表現がおかしいけれど、こうとしか言えない)、人間には日光が必要って聞くからこの世界は身体に合わなそう。
「ニッキーが連れて帰ってきた」
「……え、誘拐?」
なんだなんだ、この城の人たちは誘拐癖でもあるのか?
私が思い切り顔を顰めると、ノエは「誘拐……かもなァ……」と不穏なことを言い始める。
「リリは外界で施設にいたんだけど、子供だけじゃなくて大人にもいじめられてたから連れて帰ってきたんだって」
「……いい話にしようとしてる?」
「いんや? ただの事実だよ。リリの死んだ親、父親が犯罪者でさァ。周りは犯罪者の子なら、あんな小さな子どもでも正義面して虐げていいと思ってたみたいで。――リリは事件当時母さんの腹の中だから、父親の犯罪には一切加担してないってのに」
そう語るノエの目には薄っすらと怒りが滲んでいた。口調や表情はいつもどおりだから怖くはないのだけど、ノエがこんな感情を出すのは初めてでどうしたらいいか分からない。
なんだろう、リリの件で怒っているというのもあるのかもしれないけれど、それだけじゃない気もする。でもなんだか聞いてはいけないような……。
多分、それは深堀りしない方がいいのだろう。重たい空気も変えたいし、何か楽しい話をしなければ――そう思うのに、どうしてもリリのことが気になってしまう。あんなに小さな子が、なんでそんな目に遭ってしまったのだろうって。
「リリが施設にいたのは、お父さんが刑務所に入っちゃったから? お母さんは?」
気付けばノエにリリの話の続きを促していた。言った後でこんなこと私が聞いてもいいのか不安になったものの、いつもどおりの雰囲気に戻ったノエは「ちょっと違うかな」と続けたから、聞いてもいいと判断されたようだ。
「二人とも死んだんだよ。父親は三年くらいで出所してたんだけど、さっき言ったような正義の味方に家に放火されてさ」
「なにそれ……酷い……」
「酷いよ。全焼ではなかったけど、鎮火した時には夫婦が二人仲良く倒れてたんだって。その下で守られるように隠されてたリリはなんとか助かって、でも他に身寄りがないから施設に入れられて――その後はさっき話したとおり」
思っていた以上の話に、私は何も言えなくなっていた。ノエは誘拐であることを否定しなかったけれど、そういう事情ならニックさんの行為を批判する気にはなれない。
「……でも、どうしてニックさんが?」
「父親を知ってたらしいよ。んでちょくちょくリリの様子を見てたんだけど、これは流石に殺されかねないって思って連れて帰って来ちゃったんだってさ。まァ、ラミア様がそういう子供をすぐ保護しちゃう人だから」
ノエはそこまで言って、口が乾いたのか用意されていた水を口にした。一口だけ飲み込むと、コップから口を離して「そうそう」と困ったような顔をして話を続ける。
「さっき俺、ラミア様にほたるをちゃんと風呂に入れろって怒られただろ? あれはそういうこと。基本的に子供を大事にする人なんだよな、あの人。だからうちは人間向けの設備が整ってんの。ちなみにこの食事もリリの出身地に合わせてるから、まだしばらくは南米系かな」
なるほど、だからノエは私をここに連れて来たのか。ラミア様なら私がスヴァインの子であっても助けてくれると思ったのだろう。他の人だってこの城にいるならラミア様の考えを知っているということ、私を受け入れてくれる可能性が高い。
偶然ノエの親がそういう人だったっていうのもあるのかもしれないけれど、意外とノエも考えていたようだ。
「けどさ、騒ぎにはならないの? それにリリだってここに連れてきたってことは将来吸血鬼になるの?」
「そのへんはまとめて記憶も記録もいじってきてるから大丈夫。リリは……多分大人になったら外界に帰されるはずだよ。ノクステルナの記憶は多少いじるだろうけど」
「……ニックさん達のこと、忘れるってこと?」
それはなんか嫌だな。あんなにノエやニックさんに懐いてるのに、そんなに大事な人達のことを忘れなきゃいけないなんて。しかも忘れたことすら分からないなら――彼らと過ごした日々の代わりにリリの心を埋めているのが、偽物の記憶ということにすら気付かないなら。
「関係性をいじるだけ。あとはこの外界じゃありえない空の情報とかな。幼少期を一緒に過ごした俺たちのこと完全に忘れたら、リリっていう人間が不安定になるだろ?」
「そっか……」
それを聞いて少し安心した。けれど同時に、自分のことも思い出してしまう。
私が外界に帰る時には、吸血鬼に関する記憶を消すとノエに言われていたから。あの時は元の生活に戻った時に困らないか気になっただけだけど、今は――。
「……私も、ノエのことは吸血鬼だと思わなくなるの?」
それだけで済むのだろうか。ノエやノクステルナで出会った人たちが、吸血鬼ではないと思うだけで済むのだろうか。
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