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第二章 橘椿
〈六〉思い出
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警察署の駐車場に車を止めながら、尾城は捨てられていた靴のことを思い返していた。
二十二時から翌七時と言えば人通りがまばらな時間帯だ。深夜に捨てたのであれば目撃者を見つけるのは難しいだろう。早朝なら深夜よりも外に人が出ていそうだが、そもそも朝にゴミを捨てる事自体はおかしくない。見たのに記憶に残っていないということだって大いに有り得る。
そう考えると、あのマンションのゴミ置き場に靴を捨てた人間を特定するのは時間がかかりそうに思えた。それにもし特定できたとしても、全く関係のない靴ということもあるだろう。
だから注力して探すべきは、金森の言っていた橘椿のストーカーだ。ただ、預かってきた居酒屋の防犯カメラのデータは、二週間しか過去の録画を残していないらしく期待はできないかもしれない。橘がバイトに来なくなったのは一ヶ月前。彼女目当てに足繁く通っていた者ほど、早期に見切りをつけていたとしてもおかしくないのだ。
それにストーカーであれば家を知っている可能性も高いだろう。店に来なくなったのであれば家だけに集中して彼女を追うことも考えられる。
念の為居酒屋でも以前見せた八尾はストーカーの可能性はあるかと尋ねてみたが、彼が橘目当てだと考えていた店員はいなかった。
「見つかりますかね、ストーカー」
車を降りながら尾城が言う。冷房の効いた車内で引いた汗は、真夏の空気に触れて再び肌を湿らせた。
「見つけるんだよ。まあ、まだ事故死の可能性もあるからな……あんまりそっちに人手は割けないが」
河野の言う通り、橘の死に関してはまだ分かっていないことの方が多かった。そもそも検死結果すら出ていないのだ。
これで事故死と断定されれば、尾城達がストーカーを探す理由もなくなるだろう。彼女の遺体は偶然別の殺人現場近くで発見されただけで、その死に事件性はない――そう結論付けられれば、橘に関する捜査はそこで終わりなのだ。
「せめて八尾との関連が分かればいいんですけど……」
「八尾が嘘吐いてるんじゃなければ、関係あるのは八尾本人じゃなく奴が一緒にいたっていう女の方だ。どうにかそっちを見つけられれば東海林の件も一気に進みそうなんだがなぁ……」
「確かに故人の名前使ってる時点で――あ、金森さんですよ」
話しながら署内に入ると、先に着いていたらしい金森が尾城達を出迎えた。金森がここにいるのは指紋採取をするためだ。どうにか仕事の時間を調整して来てもらったのに、自分達の方が遅れてしまったらしい――そう気付いた尾城は、慌てて金森の方へと駆け寄った。
「すみません、事前に連絡までいただいていたのに。お忙しかったんでしょう?」
「いえ、私も今着いたところなので。それに椿のことを調べる役に立つなら……こちらこそ時間を遅らせていただいてありがとうございます」
「言っていただければ迎えに行ったんですが」
「それってパトカーですか? それはちょっと」
困ったように笑う金森を見て、尾城はまあそうだよな、と苦笑した。会社という自分がよく行く場所までパトカーに迎えに来られたらしばらく噂になってしまうだろう。
今回の場合は本人に非がないと分かっても、金森が変死体で見つかった女性の関係者ということは事実だ。彼女はあまり触れられたくないだろうが、好奇心で声をかけてくる人間が出てくるかもしれない。
尾城達は軽く挨拶を済ませると、金森の緊張を解すために取り留めのない話題を選びながら建物の奥へと向かった。
§ § §
「――あの」
一通り指紋採取が終わった後、金森が気まずそうに尾城達に声をかけた。
「椿には会えませんか……?」
遺体を確認したいという意味だろう――それは考えずとも尾城にも分かったが、彼女の遺体は今ここにはない。
「申し訳ありませんが、検死がまだ終わっていなくて」
「どのくらいで終わるものなんでしょうか?」
「時と場合によりますが、少なくとも数日はかかると思います。それに終わったとしても、その……」
「見ない方がいいってこと、ですよね?」
そう言うと、金森は「言ってみただけです」と取り繕うように笑った。
「ここに来る時にこれまでのニュースを確認してきたので、椿の遺体の状態はある程度分かっているつもりです。だからダメ元で聞いてみただけですから」
金森に言われて、尾城は自分が相当困った顔をしていたのだと気が付いた。
こういうところが自分でもまだまだ未熟だと思ってしまう。相手に寄り添うという意味では全く顔色を変えないのもどうかと思うが、だからと言って頼られるべき立場である自分が気を遣わせてしまうような態度を取るべきではないだろう。
尾城はすっと背筋に力を入れると、金森を安心させるように表情を正した。
「遺体は難しいですが、もしよろしければ橘さんの所持品のご確認をしていただけますか? 親御さんはまだ移動に時間がかかるみたいで」
橘は神奈川県で育ったが、両親は今九州に住んでいるらしい。父方の祖母が亡くなった後、祖父が一人になったため父親の定年退職を機に両親だけ引っ越したそうだ。引越し先は田舎のようで、祖父の世話の手配もしなければならないため出発にも時間がかかると聞いている。
金森はある程度橘家の事情を知っていたのか、説明せずともなんとなく察したようで、二つ返事で尾城の提案を了承した。
「――こちらが橘さんの所持品になります。遺体の近くに落ちていたものなので、もしかしたら全く別人のものも混ざっているかもしれませんが」
金森を別室に案内すると、尾城はそう言って物の並べられた机を示した。
そこにあったのは主に遺体発見現場近くに落ちていたバッグとその中身だ。誰のものか分からないガラクタのようなものから、恐らく女性のものと思われるカバーを付けたスマートフォンもある。スマートフォンについては中のSIMカードの情報から橘の物だと分かっていたが、それ以外はまだよく分かっていなかった。
「何か見慣れないものなどあれば教えて下さい」
尾城が言うと、金森はゆっくりと机の上の物を確認していった。
「バッグと、スマホは椿の物だと思います。他は見たことがないですね……あの子の好みとも違いますし」
金森が除外したのは、尾城達もきっと橘の物ではないだろうと考えていた物だった。金森はバッグの中身が置かれた場所で立ち止まると、目を伏せて辛そうに眉根を寄せる。
「このバッグはあの子のお気に入りで……こっちのポーチも、私がプレンゼントしたものです。……っ、ごめんなさい、少しだけ待ってください」
「ゆっくりで大丈夫ですよ」
ハンカチを取り出して目元を押さえる金森を見ながら、尾城は無理もないだろうと小さく息を吐いた。彼女が親友の死を知ったのはほんの数時間前だ。その後はここに来るために仕事を片付けていたのだから、その死を悼む時間すら取れなかっただろう。
そこにこれだけ変わり果てた橘の私物を見れば堪えきれなくなっても当然だ。尾城は少し時間がかかるかもしれないと思ったが、金森は何度か大きな深呼吸を繰り返すとぽつぽつと話しだした。
「……椿は、プレゼントしたものは凄く大事にしてくれる子だったんです。このポーチだって、それまで私が学生の時にあげたやつをボロボロになっても使ってたから、大人になったしもっといいやつをって……」
思い出を語ることで気持ちを落ち着けようとしているのだろう――尾城は少し困ったような顔をしている河野に目配せすると、静かに相槌を打った。
「お財布も、確かお母さんからプレゼントされたものだったと思います。バッグは遠くに住むお兄さんが……それからお父さんに高校卒業の時にもらった時計もいつもつけていて……」
単に橘の私物だと言われるより、こういったエピソードがある方が信憑性がある。そう思って聞いていた尾城だったが、時計をいつも付けていたと聞いて首を傾げた。
「時計って腕時計のことですよね?」
「ええ。身に付けていたものだから、やっぱりここには出せませんか……?」
ここに時計がないのは遺体の腐敗と関係があると思ったのか、金森はおずおずと尾城に尋ねた。
「それが、腕時計は現場から見つかっていないんです」
「そんな……」
「実はご遺体がはじめから発見現場にあったのかもまだ分かっていないんです。もしかしたら腕から抜けてどこかに流されてしまったのかもしれません。どういったデザインか覚えていますか?」
尾城が尋ねると、金森は寂しそうに表情を曇らせた。「そうだったんですね……」、小さく呟いた声は、橘の死についてまだ分かっていないことが多いことだけでなく、友人が大事にしていた物が失くなってしまったことを残念がっているようにも聞こえた。
「確かにブレスレットのようなデザインなので取れやすいかもしれません。チェーンタイプで、文字盤は飾りの一部に見えるような……ベルトのやつみたいに腕にぴったりするタイプじゃなくて、本当にブレスレットみたいにゆとりがあるやつで……あ、写真があるかもしれません」
そのまましばらく自分のスマートフォンを見ていた金森は、「これが一番分かりやすいかも」と言って尾城達に写真を見せた。そこには可愛らしいドリンクを顔の横に持って恥ずかしそうに笑う橘の姿が映っている。左手で持っているため、同じ手に付けた腕時計がよく見える形になっていた。
「確かにブレスレットみたいですね」
「まだ椿が見つかったあたりって何か捜索してるんですよね? 見つかるといいんですけど……」
「もしそれらしきものが見つかったら、また確認をお願いしてもいいですか? あとできればこの写真もいただけると助かります」
「ええ、それは勿論。上司にはある程度事情を話しているので、今日よりも仕事の調整はしやすいと思います」
その後は形式的な手続きを済ませると、金森は自宅へと戻って行った。
二十二時から翌七時と言えば人通りがまばらな時間帯だ。深夜に捨てたのであれば目撃者を見つけるのは難しいだろう。早朝なら深夜よりも外に人が出ていそうだが、そもそも朝にゴミを捨てる事自体はおかしくない。見たのに記憶に残っていないということだって大いに有り得る。
そう考えると、あのマンションのゴミ置き場に靴を捨てた人間を特定するのは時間がかかりそうに思えた。それにもし特定できたとしても、全く関係のない靴ということもあるだろう。
だから注力して探すべきは、金森の言っていた橘椿のストーカーだ。ただ、預かってきた居酒屋の防犯カメラのデータは、二週間しか過去の録画を残していないらしく期待はできないかもしれない。橘がバイトに来なくなったのは一ヶ月前。彼女目当てに足繁く通っていた者ほど、早期に見切りをつけていたとしてもおかしくないのだ。
それにストーカーであれば家を知っている可能性も高いだろう。店に来なくなったのであれば家だけに集中して彼女を追うことも考えられる。
念の為居酒屋でも以前見せた八尾はストーカーの可能性はあるかと尋ねてみたが、彼が橘目当てだと考えていた店員はいなかった。
「見つかりますかね、ストーカー」
車を降りながら尾城が言う。冷房の効いた車内で引いた汗は、真夏の空気に触れて再び肌を湿らせた。
「見つけるんだよ。まあ、まだ事故死の可能性もあるからな……あんまりそっちに人手は割けないが」
河野の言う通り、橘の死に関してはまだ分かっていないことの方が多かった。そもそも検死結果すら出ていないのだ。
これで事故死と断定されれば、尾城達がストーカーを探す理由もなくなるだろう。彼女の遺体は偶然別の殺人現場近くで発見されただけで、その死に事件性はない――そう結論付けられれば、橘に関する捜査はそこで終わりなのだ。
「せめて八尾との関連が分かればいいんですけど……」
「八尾が嘘吐いてるんじゃなければ、関係あるのは八尾本人じゃなく奴が一緒にいたっていう女の方だ。どうにかそっちを見つけられれば東海林の件も一気に進みそうなんだがなぁ……」
「確かに故人の名前使ってる時点で――あ、金森さんですよ」
話しながら署内に入ると、先に着いていたらしい金森が尾城達を出迎えた。金森がここにいるのは指紋採取をするためだ。どうにか仕事の時間を調整して来てもらったのに、自分達の方が遅れてしまったらしい――そう気付いた尾城は、慌てて金森の方へと駆け寄った。
「すみません、事前に連絡までいただいていたのに。お忙しかったんでしょう?」
「いえ、私も今着いたところなので。それに椿のことを調べる役に立つなら……こちらこそ時間を遅らせていただいてありがとうございます」
「言っていただければ迎えに行ったんですが」
「それってパトカーですか? それはちょっと」
困ったように笑う金森を見て、尾城はまあそうだよな、と苦笑した。会社という自分がよく行く場所までパトカーに迎えに来られたらしばらく噂になってしまうだろう。
今回の場合は本人に非がないと分かっても、金森が変死体で見つかった女性の関係者ということは事実だ。彼女はあまり触れられたくないだろうが、好奇心で声をかけてくる人間が出てくるかもしれない。
尾城達は軽く挨拶を済ませると、金森の緊張を解すために取り留めのない話題を選びながら建物の奥へと向かった。
§ § §
「――あの」
一通り指紋採取が終わった後、金森が気まずそうに尾城達に声をかけた。
「椿には会えませんか……?」
遺体を確認したいという意味だろう――それは考えずとも尾城にも分かったが、彼女の遺体は今ここにはない。
「申し訳ありませんが、検死がまだ終わっていなくて」
「どのくらいで終わるものなんでしょうか?」
「時と場合によりますが、少なくとも数日はかかると思います。それに終わったとしても、その……」
「見ない方がいいってこと、ですよね?」
そう言うと、金森は「言ってみただけです」と取り繕うように笑った。
「ここに来る時にこれまでのニュースを確認してきたので、椿の遺体の状態はある程度分かっているつもりです。だからダメ元で聞いてみただけですから」
金森に言われて、尾城は自分が相当困った顔をしていたのだと気が付いた。
こういうところが自分でもまだまだ未熟だと思ってしまう。相手に寄り添うという意味では全く顔色を変えないのもどうかと思うが、だからと言って頼られるべき立場である自分が気を遣わせてしまうような態度を取るべきではないだろう。
尾城はすっと背筋に力を入れると、金森を安心させるように表情を正した。
「遺体は難しいですが、もしよろしければ橘さんの所持品のご確認をしていただけますか? 親御さんはまだ移動に時間がかかるみたいで」
橘は神奈川県で育ったが、両親は今九州に住んでいるらしい。父方の祖母が亡くなった後、祖父が一人になったため父親の定年退職を機に両親だけ引っ越したそうだ。引越し先は田舎のようで、祖父の世話の手配もしなければならないため出発にも時間がかかると聞いている。
金森はある程度橘家の事情を知っていたのか、説明せずともなんとなく察したようで、二つ返事で尾城の提案を了承した。
「――こちらが橘さんの所持品になります。遺体の近くに落ちていたものなので、もしかしたら全く別人のものも混ざっているかもしれませんが」
金森を別室に案内すると、尾城はそう言って物の並べられた机を示した。
そこにあったのは主に遺体発見現場近くに落ちていたバッグとその中身だ。誰のものか分からないガラクタのようなものから、恐らく女性のものと思われるカバーを付けたスマートフォンもある。スマートフォンについては中のSIMカードの情報から橘の物だと分かっていたが、それ以外はまだよく分かっていなかった。
「何か見慣れないものなどあれば教えて下さい」
尾城が言うと、金森はゆっくりと机の上の物を確認していった。
「バッグと、スマホは椿の物だと思います。他は見たことがないですね……あの子の好みとも違いますし」
金森が除外したのは、尾城達もきっと橘の物ではないだろうと考えていた物だった。金森はバッグの中身が置かれた場所で立ち止まると、目を伏せて辛そうに眉根を寄せる。
「このバッグはあの子のお気に入りで……こっちのポーチも、私がプレンゼントしたものです。……っ、ごめんなさい、少しだけ待ってください」
「ゆっくりで大丈夫ですよ」
ハンカチを取り出して目元を押さえる金森を見ながら、尾城は無理もないだろうと小さく息を吐いた。彼女が親友の死を知ったのはほんの数時間前だ。その後はここに来るために仕事を片付けていたのだから、その死を悼む時間すら取れなかっただろう。
そこにこれだけ変わり果てた橘の私物を見れば堪えきれなくなっても当然だ。尾城は少し時間がかかるかもしれないと思ったが、金森は何度か大きな深呼吸を繰り返すとぽつぽつと話しだした。
「……椿は、プレゼントしたものは凄く大事にしてくれる子だったんです。このポーチだって、それまで私が学生の時にあげたやつをボロボロになっても使ってたから、大人になったしもっといいやつをって……」
思い出を語ることで気持ちを落ち着けようとしているのだろう――尾城は少し困ったような顔をしている河野に目配せすると、静かに相槌を打った。
「お財布も、確かお母さんからプレゼントされたものだったと思います。バッグは遠くに住むお兄さんが……それからお父さんに高校卒業の時にもらった時計もいつもつけていて……」
単に橘の私物だと言われるより、こういったエピソードがある方が信憑性がある。そう思って聞いていた尾城だったが、時計をいつも付けていたと聞いて首を傾げた。
「時計って腕時計のことですよね?」
「ええ。身に付けていたものだから、やっぱりここには出せませんか……?」
ここに時計がないのは遺体の腐敗と関係があると思ったのか、金森はおずおずと尾城に尋ねた。
「それが、腕時計は現場から見つかっていないんです」
「そんな……」
「実はご遺体がはじめから発見現場にあったのかもまだ分かっていないんです。もしかしたら腕から抜けてどこかに流されてしまったのかもしれません。どういったデザインか覚えていますか?」
尾城が尋ねると、金森は寂しそうに表情を曇らせた。「そうだったんですね……」、小さく呟いた声は、橘の死についてまだ分かっていないことが多いことだけでなく、友人が大事にしていた物が失くなってしまったことを残念がっているようにも聞こえた。
「確かにブレスレットのようなデザインなので取れやすいかもしれません。チェーンタイプで、文字盤は飾りの一部に見えるような……ベルトのやつみたいに腕にぴったりするタイプじゃなくて、本当にブレスレットみたいにゆとりがあるやつで……あ、写真があるかもしれません」
そのまましばらく自分のスマートフォンを見ていた金森は、「これが一番分かりやすいかも」と言って尾城達に写真を見せた。そこには可愛らしいドリンクを顔の横に持って恥ずかしそうに笑う橘の姿が映っている。左手で持っているため、同じ手に付けた腕時計がよく見える形になっていた。
「確かにブレスレットみたいですね」
「まだ椿が見つかったあたりって何か捜索してるんですよね? 見つかるといいんですけど……」
「もしそれらしきものが見つかったら、また確認をお願いしてもいいですか? あとできればこの写真もいただけると助かります」
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