悪役令嬢は自重しない!

ゆうみ

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プロローグ

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―その日は普通の日であった。




(いやぁ~、ようやく休みが取れたからアニ○イトとかを巡って欲しかったのを大量購入!同人誌にゲームに小説!あ~ 早く見たいわ~♪)


と、両手に荷物を大量に抱え、上機嫌で今にもスキップでもしそうな勢いで、一人の女性が夜の道を歩いている。なお脳内は買ったばかりの本たちのことでいっぱいのようだが。


(あ~。早く帰って読みたいな~。ゲームもプレイしたいし。今日は徹夜かなぁ?。楽しみだわ~。)


もともと私はアニメやゲーム、同人誌などが好きな
広く深くがモットーのまあ、いわゆるオタク兼腐女子というやつだ。(かなり幅広く手を出し、友人達から節操がないと言われたが)普段はもちろん公にしていないため、いたって普通のOLだ。最近仕事に追われているなか、たまたま今日休みが取れたため、欲しかった新作類の同人誌や乙女ゲー小説などいくつかの店舗を梯子し、ストレス解消も兼ねて、買い漁っていたのだ。



(あー、でも早く帰って夕飯作らないとなぁ。面倒くさいけど、さっき新作を大量に買っちゃたからな~。
最近は、残業だなんだで仕事に追われてばっかで忙しかったからなぁ。久しぶりに読んで堪能しないとね!)


と、家での家事の予定などをつらつらと考えていると
あ! と何かを思い出して突然、立ち止まった。


(そういえば、’あの, 乙女ゲームのシリーズがもうすぐ発売されるんだったけなぁ。 って、ヤッバッッ!! はぁ 、そうだ、この前の休みに予約しようと思ってたのに、急に仕事が入っていけなかったんだ。)


その時のことを思い出してため息を吐く。その時は、前から休みの予定だったのだが、休みの当日、
急に、大きな仕事が突然入ってしまい、あまりの量の仕事とタイミングに急遽、休みの私にまでヘルプが来たのだ。そうして私は、泣く泣く仕事に行く羽目になり、悔しい思いで仕事に行ったのだ。その後もなんとかすきをみつけていこうとしたのだが、なかなか行けず、未だに予約ができていないのだ。


(って、それより早く予約に行かないと!!
急がないと埋まっちゃうぅ!!)


そう、そのゲームこそががかなーり売れている人気の「王立魔法学園!~七色に癒しを~」という王道な乙女ゲームなのだ。いい歳して何を と笑われるかもしれないが、今、ドハマりしているのだから仕方ない。次に出るものは、新キャラが増えたり、設定も大きく変わったりするため、とても楽しみにしているのだ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

急いで店に行き、なんとか予約することができたのが、十数分後。ふらふらとした足取りで 「まほがく」シリーズのことを考えながら歩いていると、階段の一番上の段から、足がもつれ、なんと、落ちてしまったのだ。ーーゆっくりと落ちていく視界の中で私の脳内を今までの記憶が駆け巡っていくーー いわゆる走馬灯というものを見て、ああ、死ぬんだ と私は最後に、ーー

(ああ、まだ小説も同人誌も読んでないのにぃぃ!
ま だ!まほがく をプレイしてないのにいィィィ!!)

と、内心で叫びながら、私の意識は暗転して行ったのだーーー



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