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第四章 舞踏会
9 舞蹴(領主視点)
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9 舞蹴 (領主視点)
「あちゃあ……」
「どうしたの」
格調高い大広間が、ミラーボールの登場により、ハイスクールのプロム会場と化した。
「ワルツじゃなさそう」
「ごめん。これは、舞蹴っていう、海の向こうの歌手の曲なの。母上のマイブーム。彼女の独断と偏見に満ちた選曲と思われます……。大丈夫かな、この国じゃ全然知られてないのに」
「でもどこかで聞いたことが……」
そう言って耳を澄ます。
「あ、これ、父さんが好きだった曲」
「ほんと?」
「船乗りだったから。海の向こうの曲をよく聴いてた」
アリスさんはそういうと、なつかしそうに目を細めた。彼女の家族は、お父さんは、どんな方なんだろう。横顔を眺めながら、そんなことを思う。もっと君のことが知りたい。
「でも、なんで今ここで、この曲なんだろう?」
アリスさんは、笑いをこらえながら、ざわつく会場を見渡している。
「母上のテンションが上がった……ただそれだけの理由でしょう」
着飾った上品な紳士淑女の皆さんが、一様にきょとんとなさっている。踊るべきなのか、聞き入るべきなのか、ざわざわしながら周りの様子をうかがっている。母上一人ご満悦でリズムをとっており、周りの反応などみじんも気になさっていない様子だ。
「父上、止めてくださればいいのに」
思わず渋面になる。父上は、新しもの好きの母上がかわいくて仕方がないのだ。にこにこして母上の様子を見守っているだけだ。
「バルコニーにでも行こうか。休憩しよう。これはさすがに踊れないでしょう」
「いや…行けるかも」
「へっ?」
ふと見ると、アリスさんは、腕組みをして目を閉じたまま、じっと曲に聞き入っている。小生はアリスさんに見とれる。光るまぶたが、色っぽい。きりっとした眉。ずいぶんとイケメンな表情だ……。なんて、トキメいていたのも束の間。
「折角だし。おどろう」
「ええっ?」
アリスさんは僕の手を取って広間の中央に進んでいった。人波が割れて、僕らに道を開ける。
「アリスさん。これ、社交ダンスとは全然違うよ。リズムもテンポも……」
アリスさんは目を閉じたまま深く息を吸うと、不意に歌詞を口ずさみながら、小生をがばと抱き寄せた。
「……?!」
何が起きているのかわからない。夢の中にいるようだ。
気が付けば、アリスさんの指先のリードで、くるくると、ミュージカルのワンシーンのようにターンを決めている自分がいた。
もう夢中で……必死であった。アリスさんの腕の中で、小生がエビぞりを決めると、会場中が割れんばかりの拍手に包まれた。なにこれなにこれーっ!内心大パニックである。
「ブラボー!」
母上の声である。見れば、父上と抱き合って大破顔している。執事までもが、テンションがおかしい。小生に向かって親指を立てた。あのお堅い執事が……。
それは我々の披露した華麗なダンスに対して? それとも、おもしろすぎる彼女をゲットした小生に対して?
とにかく、わかったことが一つだけある。アリスさん、ただものじゃない。
今の踊りはいったいどこから湧いてきたのだろう。謎すぎて笑うしかない。彼女は何の説明もしない。笑いをたたえた目で、僕を静かに見るだけだ。さっきのダンスとギャップがありすぎる。小生はアリスさんを抱きしめた。
「こんな面白い舞踏会初めてだよ」
いや、こんなに面白い夜は生まれて初めてかもしれない。肩を震わせて笑いだした小生を、アリスさんは満足そうにじっと見ていた。
「楽しい?」
「うん。楽しいなんてもんじゃないよ。最高だ」
「そっか……よかった」
アリスさんは、ほっと溜息を吐きながら、本当に幸せそうにほほ笑んだ。僕を包み込むように輝く。幸せなのに胸が締め付けられる。
しっとりとしたバラードが流れ始める。
これまた舞蹴の曲じゃないか。誰からともなく、ダンスのパートナーたちはぴったりと体を密着させて、頬を寄せ合って、ゆらゆらと揺れ始めた。
「アリスさんも、楽しい?」
アリスさんは返事の代わりに、きゅっと小生にしがみついてきたのだ。
首筋から、甘い香りが漂ってくる。吸い寄せられるように、僕は鼻をアリスさんの髪の中にうずめた。アリスさんはまぶたを閉じて、静かに首を傾ける。華奢な身体を抱きしめながら、耳朶にそっとキスをした。ふわっと赤く染まる首筋にも、優しく口づける。
今にも泣き出しそうな、キラキラと潤んだ瞳が、僕を見つめる。唇が丸く開いて、何か言いたそうにしたのを、僕は構わずふさいでしまった。
…………腕の中からアリスさんがすり抜けていった時も、まだ、ダンスの続きみたいな気がしていた。
ふわりと蝶が舞い出て行くのを、ただ茫然として眺めているみたいだった。アリスさんは月夜のバルコニーに消えていった。
******************
「アリスさんの行先はわからないままか?」
「ごめん、ケイちゃん……」
「そっか。いや、おまえが謝ることなんて何もないぞ?」
つとめて笑って見せるけど、さすがに限界。アリスさんはあの後、ジュンの待つあずまやにも現れず、たった一人でどこかへ消えてしまったらしい。ジュンに頼み込んで居場所を教えてもらおうと思っていたのに、それもかなわなかった。
「ただ、ほら、女の子一人で夜道を無事に帰れたのか、心配なだけで……」
国を挙げての大捜索が始まろうとしていた。でも、無理やり探し出して連れ戻すことに、いったい何の意味があるんだろう。ジュンにさえ、何も言わずに消えてしまったんだ。本当に、誰にも居場所を知られたくなかったのだろう。
「さ、もう寝よう。おまえも下がっていいぞ」
僕が背中を向けると、ジュンにしては珍しく、黙って部屋を出た。
一人になると、ランプを消して、音楽をかけた。アリスさんと最後に踊った曲だ。
誰か教えて
君が消えた理由を
君のいない世界は
まるで氷の森
暗闇の中で聴いて初めて、ひどく暗い歌だと分かった。僕という人間が、孤独だったということにも。彼女と踊っていたとき、僕は幸せの絶頂にいたから。歌詞など気にもしなかった。
アリスさんのことを思い出したかっただけなのに。結果、余計に落ち込んだ。こんな泣きたい気持ちになるなんて。
僕は彼女に何を見ていたんだろう。愛らしさ? やさしさ? 美しさ? 僕が彼女に惹かれた理由は、多分それだけじゃなかった。
彼女の瞳を思い出す。森の奥の、物言わぬ小鹿の目に似ていた。何も語らず、何も問わなかった。彼女の瞳の中では、僕は世界と溶け合っていられたのに。小鹿は去り、僕はその深い氷の森で、置き去りにされてしまった。
どうして何も言わずに消えたんだろう。君はいま、どこにいるのだろう。
彼女もまた、森でさまよっているんだろうか。
「あちゃあ……」
「どうしたの」
格調高い大広間が、ミラーボールの登場により、ハイスクールのプロム会場と化した。
「ワルツじゃなさそう」
「ごめん。これは、舞蹴っていう、海の向こうの歌手の曲なの。母上のマイブーム。彼女の独断と偏見に満ちた選曲と思われます……。大丈夫かな、この国じゃ全然知られてないのに」
「でもどこかで聞いたことが……」
そう言って耳を澄ます。
「あ、これ、父さんが好きだった曲」
「ほんと?」
「船乗りだったから。海の向こうの曲をよく聴いてた」
アリスさんはそういうと、なつかしそうに目を細めた。彼女の家族は、お父さんは、どんな方なんだろう。横顔を眺めながら、そんなことを思う。もっと君のことが知りたい。
「でも、なんで今ここで、この曲なんだろう?」
アリスさんは、笑いをこらえながら、ざわつく会場を見渡している。
「母上のテンションが上がった……ただそれだけの理由でしょう」
着飾った上品な紳士淑女の皆さんが、一様にきょとんとなさっている。踊るべきなのか、聞き入るべきなのか、ざわざわしながら周りの様子をうかがっている。母上一人ご満悦でリズムをとっており、周りの反応などみじんも気になさっていない様子だ。
「父上、止めてくださればいいのに」
思わず渋面になる。父上は、新しもの好きの母上がかわいくて仕方がないのだ。にこにこして母上の様子を見守っているだけだ。
「バルコニーにでも行こうか。休憩しよう。これはさすがに踊れないでしょう」
「いや…行けるかも」
「へっ?」
ふと見ると、アリスさんは、腕組みをして目を閉じたまま、じっと曲に聞き入っている。小生はアリスさんに見とれる。光るまぶたが、色っぽい。きりっとした眉。ずいぶんとイケメンな表情だ……。なんて、トキメいていたのも束の間。
「折角だし。おどろう」
「ええっ?」
アリスさんは僕の手を取って広間の中央に進んでいった。人波が割れて、僕らに道を開ける。
「アリスさん。これ、社交ダンスとは全然違うよ。リズムもテンポも……」
アリスさんは目を閉じたまま深く息を吸うと、不意に歌詞を口ずさみながら、小生をがばと抱き寄せた。
「……?!」
何が起きているのかわからない。夢の中にいるようだ。
気が付けば、アリスさんの指先のリードで、くるくると、ミュージカルのワンシーンのようにターンを決めている自分がいた。
もう夢中で……必死であった。アリスさんの腕の中で、小生がエビぞりを決めると、会場中が割れんばかりの拍手に包まれた。なにこれなにこれーっ!内心大パニックである。
「ブラボー!」
母上の声である。見れば、父上と抱き合って大破顔している。執事までもが、テンションがおかしい。小生に向かって親指を立てた。あのお堅い執事が……。
それは我々の披露した華麗なダンスに対して? それとも、おもしろすぎる彼女をゲットした小生に対して?
とにかく、わかったことが一つだけある。アリスさん、ただものじゃない。
今の踊りはいったいどこから湧いてきたのだろう。謎すぎて笑うしかない。彼女は何の説明もしない。笑いをたたえた目で、僕を静かに見るだけだ。さっきのダンスとギャップがありすぎる。小生はアリスさんを抱きしめた。
「こんな面白い舞踏会初めてだよ」
いや、こんなに面白い夜は生まれて初めてかもしれない。肩を震わせて笑いだした小生を、アリスさんは満足そうにじっと見ていた。
「楽しい?」
「うん。楽しいなんてもんじゃないよ。最高だ」
「そっか……よかった」
アリスさんは、ほっと溜息を吐きながら、本当に幸せそうにほほ笑んだ。僕を包み込むように輝く。幸せなのに胸が締め付けられる。
しっとりとしたバラードが流れ始める。
これまた舞蹴の曲じゃないか。誰からともなく、ダンスのパートナーたちはぴったりと体を密着させて、頬を寄せ合って、ゆらゆらと揺れ始めた。
「アリスさんも、楽しい?」
アリスさんは返事の代わりに、きゅっと小生にしがみついてきたのだ。
首筋から、甘い香りが漂ってくる。吸い寄せられるように、僕は鼻をアリスさんの髪の中にうずめた。アリスさんはまぶたを閉じて、静かに首を傾ける。華奢な身体を抱きしめながら、耳朶にそっとキスをした。ふわっと赤く染まる首筋にも、優しく口づける。
今にも泣き出しそうな、キラキラと潤んだ瞳が、僕を見つめる。唇が丸く開いて、何か言いたそうにしたのを、僕は構わずふさいでしまった。
…………腕の中からアリスさんがすり抜けていった時も、まだ、ダンスの続きみたいな気がしていた。
ふわりと蝶が舞い出て行くのを、ただ茫然として眺めているみたいだった。アリスさんは月夜のバルコニーに消えていった。
******************
「アリスさんの行先はわからないままか?」
「ごめん、ケイちゃん……」
「そっか。いや、おまえが謝ることなんて何もないぞ?」
つとめて笑って見せるけど、さすがに限界。アリスさんはあの後、ジュンの待つあずまやにも現れず、たった一人でどこかへ消えてしまったらしい。ジュンに頼み込んで居場所を教えてもらおうと思っていたのに、それもかなわなかった。
「ただ、ほら、女の子一人で夜道を無事に帰れたのか、心配なだけで……」
国を挙げての大捜索が始まろうとしていた。でも、無理やり探し出して連れ戻すことに、いったい何の意味があるんだろう。ジュンにさえ、何も言わずに消えてしまったんだ。本当に、誰にも居場所を知られたくなかったのだろう。
「さ、もう寝よう。おまえも下がっていいぞ」
僕が背中を向けると、ジュンにしては珍しく、黙って部屋を出た。
一人になると、ランプを消して、音楽をかけた。アリスさんと最後に踊った曲だ。
誰か教えて
君が消えた理由を
君のいない世界は
まるで氷の森
暗闇の中で聴いて初めて、ひどく暗い歌だと分かった。僕という人間が、孤独だったということにも。彼女と踊っていたとき、僕は幸せの絶頂にいたから。歌詞など気にもしなかった。
アリスさんのことを思い出したかっただけなのに。結果、余計に落ち込んだ。こんな泣きたい気持ちになるなんて。
僕は彼女に何を見ていたんだろう。愛らしさ? やさしさ? 美しさ? 僕が彼女に惹かれた理由は、多分それだけじゃなかった。
彼女の瞳を思い出す。森の奥の、物言わぬ小鹿の目に似ていた。何も語らず、何も問わなかった。彼女の瞳の中では、僕は世界と溶け合っていられたのに。小鹿は去り、僕はその深い氷の森で、置き去りにされてしまった。
どうして何も言わずに消えたんだろう。君はいま、どこにいるのだろう。
彼女もまた、森でさまよっているんだろうか。
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