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第二十章 王の部屋
3 門外不出
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3 門外不出
「その娘が囚われた理由は、確かもう一つあったのではなかったかの」
話を軌道に戻したのは、意外にも王様だった。僕は期待し、半ば恐怖して、トーマがそれに答えるのを待った。
「マリアの持っていた刺繍の習作。これが門外不出の品の模倣だったことも、執事殿のお気に召さなかったのです……しかしこの品をマリアが持ち歩いていた件に関しては、おそらく王妃様の方が私よりも詳しくご存知のはず」
もんがいふしゅつのしな。トーマはそう言った。決してスケシタという言葉を使わなかった。
王妃様がスケスケショウブシタギを所蔵していたことを、あからさまに口にするのを避けたのかもしれない。
「トーマの言うのは、スケスケショウブシタギのことよね」
王妃様がなんのてらいもなく言った。トーマは話を切った。
「そのことなら、もう解決したはずですよ。マリア、執事殿には今朝のことを全てきちんとお話ししたの?」
マリアは頷いた。
「申し訳ありません、王妃様。執事殿には全てお話ししてしまいました……」
すると、王妃様はマリアの表情を覗き込むように首を傾けた。
「本当に?」
僕はどきっとする。ケイトもよく、あんなふうに僕の瞳を覗き込んでくれたのを思い出す。
「執事殿にはちゃんとジュンのことも話した?」
「えっ」
マリアは驚いたように王妃様を見た。
「ローザに問い詰められた時、あなたは何も言わなかった。ジュンを庇ったのね。そうでしょう?」
マリアの伏せられていたまつ毛がもちあがり、その陰の黒い瞳があらわに光った。
「どうしてジュン殿のことをご存知なのですか」
王妃様の質問に答えるのも忘れてマリアは尋ねた。
「午餐の後、ジュンが訪ねてきたわ。事情は本人から聞きました」
僕は驚いた。ジュンが王妃様のところへ行っていたなんて、僕は全然知らなかった。
「ジュンがこっそり持ち出して取り調べていたのね。あなたはそれを戻すように頼まれただけなんでしょう?」
今日の午後、ジュンは僕の父さんの情報を貴族たちに聞き込んでくれる一方で、王妃様にスケシタの件の弁解もしておいてくれたらしい。
「……冷酷な我が従兄弟殿にも、善良なメイドを巻き込んだことを償う良心はあったのですな」
トーマは言った。
「事によっては決闘の覚悟でしたが、それはしなくてすみそうだ」
「まあ。それは命拾いしましたね、トーマ」
「えっ? なにをおっしゃいます。命拾いしたのは向こうですよ」
王妃様は笑った。
「アンヌよ……まさかここ三日、ふさぎ込んでおったのはそれが原因かね」
王様が王妃様の手を取って尋ねた。王妃様は真顔になって、隠していたことを王様に詫びた。
「ジュンに叱られたわ。それほど大事なものにしては管理がずさんすぎるって……まあ、それは言えてるわよね」
王様は、王妃様の手を軽く叩きながら聞いている。王妃様に向ける王様の眼差しは、本当にいつでも優しい。
「でも、だからって勝手に持ち出していい訳じゃないわよね。ああ、あの時そう言い返したらよかったわ」
王妃様が苦笑交じりに言う。僕はひやりとする。本当におっしゃる通りだ。その件は僕が謝らなくてはいけない。
「衣装の出費を控えるようにお小言までもらってしまったわ。例の如くケイトの差し金なのでしょうけど……。ジュンはね、ケイトと違って、最低限のことだけを淡々と指摘してくるの。あの綺麗な顔でね。なにも反論できなかったわ」
話題はもうスケシタのことではなく、ドレスの費用の話になっていた。
「でも、私も負けてばかりではなかったのよ。こうしたことにマリアを巻き込むのはおやめなさいって。とにかくね、それだけははっきり言っておきました」
「王妃様……」
マリアは跪いて、王妃様の衣の裾にキスをした。王妃様はマリアを立たせようとする。それでもマリアはひざまづいたまま、涙ぐんで王妃様を見上げた。
僕はトーマの袖をつんつんと引いた。トーマは気付いて僕を見たが、微笑んで小さく首を振った。僕はなおもトーマの袖を引いた。
「僕の話は……」
「必要ありませんな」
トーマは片目を閉じてみせた。
「見てわかるでしょう。全て解決です」
トーマは僕の耳元に口を寄せて囁いた。
「余計なことは言わない方がいい」
「でも……」
「大丈夫。そもそも、あなたは何も悪くないんですから」
みんなが僕にそう言ってくれるのは何故なんだろう。僕が悪くないわけがないのに。
でも、確かにもう、僕がスケシタを欲しがったことも、ジュンに助けてもらった引き換えに女装して領主様と踊ったことも、ここで言う必要はないのかも知れない。
僕が本当のことを話せば、浪費チェックのついでにスケシタを取り調べたと王妃様に説明したジュンの言葉も否定する事になる。
ここにいるみんなにとって、事件は全て解決したんだ。
まもなく訪れる日の出とともに、王宮には何事もない日常が戻ってくるはずだ。
マリアはこれで無罪放免。スケシタは王妃様の手元に戻った。ジュンは盗みを犯したのでなく職務を遂行したまで。誰もが、女装した少年のことなど知らないと言うだろう。そう、領主様だって。
僕が本当のことをぶちまけて捕えられる必要も、首を刎ねられる必要も、どうやらない。
僕は、ほっとしていいはずなんだ。全ては夢のように消えて、なかった事になるのだから。
なのに、この、気の抜けた寂しさはなんだろう。みんなに平穏な日々が戻ることを、僕はずっと望んでいたはずなのに。
僕はそっとピノを撫でた。寂しい。胸がつぶれるくらい。一刻も早く僕を連れ去ってほしい。そう思ったのが、きっとピノには通じている。ピノは目を開けて僕を見た。
「トーマ、その少年はただの付き添いかね?」
突然の声に、僕はびくりとした。王様の目が僕に向いていた。
「それとも、何か話がおありかな」
低く優しい声で、王様は僕に直接尋ねた。僕がもじもじしていると、トーマが助け舟を出してくれた。
「ご紹介が遅れました。彼はオト。近衛隊長殿が溺愛するあまり屋敷に秘蔵している小姓でございます」
その紹介はどうかなと思うのだけど、僕は緊張して何も言えなかった。王様は僕に手を差し出した。僕は恐る恐る王様の座るソファの方に一歩進み出た。
「まあ、あのジュンが?」
「この子のことは目に入れても痛くないといった様子。いまや我が従兄弟殿にとっては、彼こそが門外不出の財宝でして……」
トーマは僕にウィンクしながら言ったけれど、僕にはその目配せの意味が分からない。
「彼のためならどんな宝も、ジュンは捧げるに違いありません」
僕はぼんやりと、トーマの言わんとすることを考えた。
「まあまあ、なんて愛らしい……こちらにいらっしゃい」
王妃様は隣の席へと手招きされるのだけど、それはあまりに恐れ多かった。
この三日間、王宮で僕がしでかしたことを知れば、お二人の表情は一変するだろう。僕は王妃様と王様の前にひざまずくに留めた。
「怖がらなくていいのよ」
王妃様の声に顔をあげた。王様の目が僕の顔の上にじっと注がれている。その視線の重みに耐えかねて、僕はまた目を伏せた。
「彼は……」
トーマが何をどう説明しようとしたのかは分からない。
控えの間から扉を慌ただしく叩く音がして、トーマの言葉は遮られたからだ。
「その娘が囚われた理由は、確かもう一つあったのではなかったかの」
話を軌道に戻したのは、意外にも王様だった。僕は期待し、半ば恐怖して、トーマがそれに答えるのを待った。
「マリアの持っていた刺繍の習作。これが門外不出の品の模倣だったことも、執事殿のお気に召さなかったのです……しかしこの品をマリアが持ち歩いていた件に関しては、おそらく王妃様の方が私よりも詳しくご存知のはず」
もんがいふしゅつのしな。トーマはそう言った。決してスケシタという言葉を使わなかった。
王妃様がスケスケショウブシタギを所蔵していたことを、あからさまに口にするのを避けたのかもしれない。
「トーマの言うのは、スケスケショウブシタギのことよね」
王妃様がなんのてらいもなく言った。トーマは話を切った。
「そのことなら、もう解決したはずですよ。マリア、執事殿には今朝のことを全てきちんとお話ししたの?」
マリアは頷いた。
「申し訳ありません、王妃様。執事殿には全てお話ししてしまいました……」
すると、王妃様はマリアの表情を覗き込むように首を傾けた。
「本当に?」
僕はどきっとする。ケイトもよく、あんなふうに僕の瞳を覗き込んでくれたのを思い出す。
「執事殿にはちゃんとジュンのことも話した?」
「えっ」
マリアは驚いたように王妃様を見た。
「ローザに問い詰められた時、あなたは何も言わなかった。ジュンを庇ったのね。そうでしょう?」
マリアの伏せられていたまつ毛がもちあがり、その陰の黒い瞳があらわに光った。
「どうしてジュン殿のことをご存知なのですか」
王妃様の質問に答えるのも忘れてマリアは尋ねた。
「午餐の後、ジュンが訪ねてきたわ。事情は本人から聞きました」
僕は驚いた。ジュンが王妃様のところへ行っていたなんて、僕は全然知らなかった。
「ジュンがこっそり持ち出して取り調べていたのね。あなたはそれを戻すように頼まれただけなんでしょう?」
今日の午後、ジュンは僕の父さんの情報を貴族たちに聞き込んでくれる一方で、王妃様にスケシタの件の弁解もしておいてくれたらしい。
「……冷酷な我が従兄弟殿にも、善良なメイドを巻き込んだことを償う良心はあったのですな」
トーマは言った。
「事によっては決闘の覚悟でしたが、それはしなくてすみそうだ」
「まあ。それは命拾いしましたね、トーマ」
「えっ? なにをおっしゃいます。命拾いしたのは向こうですよ」
王妃様は笑った。
「アンヌよ……まさかここ三日、ふさぎ込んでおったのはそれが原因かね」
王様が王妃様の手を取って尋ねた。王妃様は真顔になって、隠していたことを王様に詫びた。
「ジュンに叱られたわ。それほど大事なものにしては管理がずさんすぎるって……まあ、それは言えてるわよね」
王様は、王妃様の手を軽く叩きながら聞いている。王妃様に向ける王様の眼差しは、本当にいつでも優しい。
「でも、だからって勝手に持ち出していい訳じゃないわよね。ああ、あの時そう言い返したらよかったわ」
王妃様が苦笑交じりに言う。僕はひやりとする。本当におっしゃる通りだ。その件は僕が謝らなくてはいけない。
「衣装の出費を控えるようにお小言までもらってしまったわ。例の如くケイトの差し金なのでしょうけど……。ジュンはね、ケイトと違って、最低限のことだけを淡々と指摘してくるの。あの綺麗な顔でね。なにも反論できなかったわ」
話題はもうスケシタのことではなく、ドレスの費用の話になっていた。
「でも、私も負けてばかりではなかったのよ。こうしたことにマリアを巻き込むのはおやめなさいって。とにかくね、それだけははっきり言っておきました」
「王妃様……」
マリアは跪いて、王妃様の衣の裾にキスをした。王妃様はマリアを立たせようとする。それでもマリアはひざまづいたまま、涙ぐんで王妃様を見上げた。
僕はトーマの袖をつんつんと引いた。トーマは気付いて僕を見たが、微笑んで小さく首を振った。僕はなおもトーマの袖を引いた。
「僕の話は……」
「必要ありませんな」
トーマは片目を閉じてみせた。
「見てわかるでしょう。全て解決です」
トーマは僕の耳元に口を寄せて囁いた。
「余計なことは言わない方がいい」
「でも……」
「大丈夫。そもそも、あなたは何も悪くないんですから」
みんなが僕にそう言ってくれるのは何故なんだろう。僕が悪くないわけがないのに。
でも、確かにもう、僕がスケシタを欲しがったことも、ジュンに助けてもらった引き換えに女装して領主様と踊ったことも、ここで言う必要はないのかも知れない。
僕が本当のことを話せば、浪費チェックのついでにスケシタを取り調べたと王妃様に説明したジュンの言葉も否定する事になる。
ここにいるみんなにとって、事件は全て解決したんだ。
まもなく訪れる日の出とともに、王宮には何事もない日常が戻ってくるはずだ。
マリアはこれで無罪放免。スケシタは王妃様の手元に戻った。ジュンは盗みを犯したのでなく職務を遂行したまで。誰もが、女装した少年のことなど知らないと言うだろう。そう、領主様だって。
僕が本当のことをぶちまけて捕えられる必要も、首を刎ねられる必要も、どうやらない。
僕は、ほっとしていいはずなんだ。全ては夢のように消えて、なかった事になるのだから。
なのに、この、気の抜けた寂しさはなんだろう。みんなに平穏な日々が戻ることを、僕はずっと望んでいたはずなのに。
僕はそっとピノを撫でた。寂しい。胸がつぶれるくらい。一刻も早く僕を連れ去ってほしい。そう思ったのが、きっとピノには通じている。ピノは目を開けて僕を見た。
「トーマ、その少年はただの付き添いかね?」
突然の声に、僕はびくりとした。王様の目が僕に向いていた。
「それとも、何か話がおありかな」
低く優しい声で、王様は僕に直接尋ねた。僕がもじもじしていると、トーマが助け舟を出してくれた。
「ご紹介が遅れました。彼はオト。近衛隊長殿が溺愛するあまり屋敷に秘蔵している小姓でございます」
その紹介はどうかなと思うのだけど、僕は緊張して何も言えなかった。王様は僕に手を差し出した。僕は恐る恐る王様の座るソファの方に一歩進み出た。
「まあ、あのジュンが?」
「この子のことは目に入れても痛くないといった様子。いまや我が従兄弟殿にとっては、彼こそが門外不出の財宝でして……」
トーマは僕にウィンクしながら言ったけれど、僕にはその目配せの意味が分からない。
「彼のためならどんな宝も、ジュンは捧げるに違いありません」
僕はぼんやりと、トーマの言わんとすることを考えた。
「まあまあ、なんて愛らしい……こちらにいらっしゃい」
王妃様は隣の席へと手招きされるのだけど、それはあまりに恐れ多かった。
この三日間、王宮で僕がしでかしたことを知れば、お二人の表情は一変するだろう。僕は王妃様と王様の前にひざまずくに留めた。
「怖がらなくていいのよ」
王妃様の声に顔をあげた。王様の目が僕の顔の上にじっと注がれている。その視線の重みに耐えかねて、僕はまた目を伏せた。
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トーマが何をどう説明しようとしたのかは分からない。
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