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雪弥、迎えた当日
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――【ナンバー4へ。車、確保できそうです】
いつものブラックスーツに着替えた後、一人リビングで待っていた雪弥は、そんなメールに気付いて胸を撫で下ろした。
各一桁ナンバーには、国家特殊機動部隊暗殺機構から、それぞれ直属部隊が持たされている。
そんな雪弥の持つ暗殺部隊の隊長、夜狐からの報告だった。
今回、夜狐は「不思議な指示」と首を捻っているようだった。けれど優秀な彼は、迅速に雪弥の希望に従って動いてくれていた。
宮橋が持つあのスポーツカーの型の黄色は、確かに手に入りにくいものであったらしい。
深夜、その情報が含まれた一回目の経過報告メールを受けた際、雪弥は宮橋の超絶不機嫌な未来の顔が想像されて「えぇぇ」と思った。
しかし、某国で知り合ったエージェント組織が、どうやらその話を聞いて名乗り出たようだ。
『ははは、ミスターユキヤが、あの車種の限定カラーを至急ご所望だって? なんだ、コレクションするくらいには、大人にでもなったのかい』
『イイね! アレは、ほんとイイ車だよ!』
『俺の故郷で、もっともイイ車さ。大人になった男は、みんな欲しがるんだ』
『よし! ならば任せておけ! すぐ用意してみせよう』
――と、いう事になり、彼らが協力に手を挙げて向こうの特殊機関のルートを使い、日本に届けてくれる事になったようだった。
おかげで、日本の〝ナンバー4〟がスポーツカーをそんなに欲しがっている、と勘違いされたみたいだ。しかし、まぁ、よしとする。
うん、僕が運転するわけでもないんだけど、とにかく助かった。
雪弥は、ようやくホッと息をつく事が出来た。昨夜の話の中でも、宮橋が車に傷を付けてしまった件を、かなり根に持っていると分かった。
希望外のカラーで弁償したら、絶対に納得してくくれないだろうなと思っていたから、夜狐から経過報告が送られ始めてから、そちらの事しか考えられなかったのだ。
「そうか、数日内では日本へ届けられそうなのか」
ふぅ、と一息吐いて〝白豆〟が呑気にぶらさがっている携帯電話を、スーツの内ポケットへとしまった。
あとは、届ける先の住所を確認するだけか。ほんと、良かった……。
「おい、雪弥君」
「うわっ、はい!」
ビクッとして、雪弥は思わず反射的にそう返事をした。いつの間にか、支度を整え終えた宮橋がすぐそこまで来ていた。
「なんだ。僕に隠れてこそこそしなけりゃならない、いかがわしいやりとりでもしていたのか?」
目が合った途端、彼が綺麗な顔をより顰める。
護衛対象。その意識が働いていたおかげか、雪弥はうっかり殺しにかからなかった事に安堵しつつも答える。
「そんなわけないじゃないですか。何を言っているんです」
「いや、君くらいの思春期だとな。あるかなと思って」
疑問交じりに、宮橋が首を傾げながら言ってくる。自身にも経験がなかったのだろう。それなのに、なんでこの人は思い付いた感じで言ってきたのか?
「どんな思春期ですか」
雪弥は溜息交じりに返した。彼は三十六歳らしいが、そもそもその目線からの物言いにも、ちょっと違和感がある。
すると宮橋が、すぐに「冗談だ」と言って肩を竦めてみせてきた。
「さて、ここからが本題だ。――君、ヘリを用意出来るか?」
またしても唐突な案件だ。
咄嗟に反応ができず、雪弥は「はぁ」と間の抜けた声を上げた。小首を傾げてしまった際、その黒いコンタクトがされた目に、色素の薄い髪がさらりとかかっていた。
「ヘリ、ですか? まぁ、すぐに呼べますけど。どういったタイプのものがいいだとか、希望や条件などあったりしますか?」
これまでの宮橋との事を考えて、一応確認する。
本日は、ブラッドクロスのモノだ、とか名乗った、あの例の鬼の一族だとかいう大男が定めた殺し合いの当日だった。
昨夜、それについて宮橋が『自分が考えたい』と言った。だから雪弥は一晩、彼に一旦任せていたのだ。
すると宮橋が、リビングのテーブルに投げていた車のキーを、ポケットに押し込みながら答える。
「別に、どのタイプでも構わない。人間が運べて、早く目的地に辿り着ける物であれば、なんでもいい」
「はぁ。承知しました。それなら、僕の方で適当に手配しますね。でも、一体何をするおつもりです?」
雪弥は、携帯電話を再び取り出したところで言った。
それをポチポチと打ってメールを作っていると、宮橋の明るいブラウンの目が雪弥を見つめ返した。だが無視できず、彼は視線を一度「うわぁ……」と『白豆』へ落としてもいた。
やや間を置いて、宮橋が気を取り直すように、そちらから目をそむけて答える。
「巻き込みの被害を、ゼロにした万全の状態で、あの鬼を迎え討つ」
――特殊筋、怨鬼の一族。
蒼緋蔵家の副当主になる可能性があるからと述べ、一方的に雪弥へ殺す宣戦布告してきた〝鬼〟の戦士部隊。
「戦闘能力に特化している、という感じにしては、少々異質な感じもしましたけど」
雪弥は、殺気が滲んだ目を窓へと流し向けて、冷やかな声で呟いた。自分を殺したら、次は兄の蒼慶(そうけい)も殺すと当然のように答えてきた奴だ。
そう思い返していると、宮橋の声がした。
「異質さを感じるのは、当然さ。彼らは『怨みに、鬼』と言われる種類の名を、残念ながらそのまま家名に持った代表格だよ。――存在している方の、現代の〝本物の鬼〟さ」
……〝残念ながら〟?
不意に、耳で感じ取った強められた言葉の部分。
そこに違和感を覚えた雪弥は、黒いコンタクトの下から、蒼い光を波打たせた目を宮橋へと戻した。
けれど雪弥が口を開くより、彼が踵を返して言葉を続けてくる方が早かった。
「これまでの感じからすると、奴らはどれだけ被害者が出ても構わない算段なんだろう。これ以上、被害者を出させてたまるか。僕だってブチ切れてる」
「どうするんです?」
雪弥は、遅れまいとあとに続きながら尋ねた。
宮橋は何やら番号を探し出すと、携帯電話を耳にあてる。
「もう場所は絞れている。あとは、僕が仕事部屋に置いてある方の地図で、条件が本当に全部揃っているのか確認して決める。それから」
と、玄関へ向かう宮橋の目が、不意に肩越しに振り返って雪弥を見下ろした。
「そのためにも、まずは時間を確保してこようと思う」
「時間?」
「君、言っておくが、僕は街の平和を守る一所属の刑事なんだぞ。出社しなかったら無断欠勤になる」
「あ……、なるほど」
分かりやすいように言われて、雪弥は遅れて思い出した。
「そういえばそうでした。なんか宮橋さんって、あの同期の刑事さんがおっしゃっていたように、好き放題やっている人なのかとばかり――うわっ」
言い掛けだったのに、ガシリと頭を鷲掴みにされてしまった。
またしても思ったまま口にしてしまった。どうもエージェントとしての仕事とは別だから、緊張感が抜けてしまっているのだろうか。
雪弥が見つめ返す先には、おいコラ、と言いたげに睨んでくる美しい宮橋の顔があった。
「君と一緒にするな。一つ返事でヘリを用意する君と同系列に並べられるのは、大変遺憾だ」
「いや、僕だって組織に所属している一人のエージェントにすぎないんですが」
その時、電話が繋がったようだった。
宮橋が途端に電話に出て話し始め、パッと手を離された雪弥は口をつぐんだ。乱された頭の髪の毛を、ひとまずぶんぶんっと振る。
癖のないさらさらとした髪が、元に戻るのを宮橋が靴をはきながらも横目に見ていた。
「うむ。犬だな」
「なんですか、いきなり?」
「君ね、面倒だからって手櫛もしないのは、どうかと――ああ、すまないね、こっちの話だ」
何やら確認で待たされていたらしい宮橋が、そのまま電話の応答へと戻った。
「そうか。いや、しばらく署にいるというのなら問題ない。それじゃ」
外に出たところで、会話が終わって宮橋が携帯電話をしまった。
「まっ、念には念をってやつだ。途中で、また連絡でもされたら面倒だからね。きちんと報告して時間を確保するのさ」
そう、彼は雪弥に教えた。
いつものブラックスーツに着替えた後、一人リビングで待っていた雪弥は、そんなメールに気付いて胸を撫で下ろした。
各一桁ナンバーには、国家特殊機動部隊暗殺機構から、それぞれ直属部隊が持たされている。
そんな雪弥の持つ暗殺部隊の隊長、夜狐からの報告だった。
今回、夜狐は「不思議な指示」と首を捻っているようだった。けれど優秀な彼は、迅速に雪弥の希望に従って動いてくれていた。
宮橋が持つあのスポーツカーの型の黄色は、確かに手に入りにくいものであったらしい。
深夜、その情報が含まれた一回目の経過報告メールを受けた際、雪弥は宮橋の超絶不機嫌な未来の顔が想像されて「えぇぇ」と思った。
しかし、某国で知り合ったエージェント組織が、どうやらその話を聞いて名乗り出たようだ。
『ははは、ミスターユキヤが、あの車種の限定カラーを至急ご所望だって? なんだ、コレクションするくらいには、大人にでもなったのかい』
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『俺の故郷で、もっともイイ車さ。大人になった男は、みんな欲しがるんだ』
『よし! ならば任せておけ! すぐ用意してみせよう』
――と、いう事になり、彼らが協力に手を挙げて向こうの特殊機関のルートを使い、日本に届けてくれる事になったようだった。
おかげで、日本の〝ナンバー4〟がスポーツカーをそんなに欲しがっている、と勘違いされたみたいだ。しかし、まぁ、よしとする。
うん、僕が運転するわけでもないんだけど、とにかく助かった。
雪弥は、ようやくホッと息をつく事が出来た。昨夜の話の中でも、宮橋が車に傷を付けてしまった件を、かなり根に持っていると分かった。
希望外のカラーで弁償したら、絶対に納得してくくれないだろうなと思っていたから、夜狐から経過報告が送られ始めてから、そちらの事しか考えられなかったのだ。
「そうか、数日内では日本へ届けられそうなのか」
ふぅ、と一息吐いて〝白豆〟が呑気にぶらさがっている携帯電話を、スーツの内ポケットへとしまった。
あとは、届ける先の住所を確認するだけか。ほんと、良かった……。
「おい、雪弥君」
「うわっ、はい!」
ビクッとして、雪弥は思わず反射的にそう返事をした。いつの間にか、支度を整え終えた宮橋がすぐそこまで来ていた。
「なんだ。僕に隠れてこそこそしなけりゃならない、いかがわしいやりとりでもしていたのか?」
目が合った途端、彼が綺麗な顔をより顰める。
護衛対象。その意識が働いていたおかげか、雪弥はうっかり殺しにかからなかった事に安堵しつつも答える。
「そんなわけないじゃないですか。何を言っているんです」
「いや、君くらいの思春期だとな。あるかなと思って」
疑問交じりに、宮橋が首を傾げながら言ってくる。自身にも経験がなかったのだろう。それなのに、なんでこの人は思い付いた感じで言ってきたのか?
「どんな思春期ですか」
雪弥は溜息交じりに返した。彼は三十六歳らしいが、そもそもその目線からの物言いにも、ちょっと違和感がある。
すると宮橋が、すぐに「冗談だ」と言って肩を竦めてみせてきた。
「さて、ここからが本題だ。――君、ヘリを用意出来るか?」
またしても唐突な案件だ。
咄嗟に反応ができず、雪弥は「はぁ」と間の抜けた声を上げた。小首を傾げてしまった際、その黒いコンタクトがされた目に、色素の薄い髪がさらりとかかっていた。
「ヘリ、ですか? まぁ、すぐに呼べますけど。どういったタイプのものがいいだとか、希望や条件などあったりしますか?」
これまでの宮橋との事を考えて、一応確認する。
本日は、ブラッドクロスのモノだ、とか名乗った、あの例の鬼の一族だとかいう大男が定めた殺し合いの当日だった。
昨夜、それについて宮橋が『自分が考えたい』と言った。だから雪弥は一晩、彼に一旦任せていたのだ。
すると宮橋が、リビングのテーブルに投げていた車のキーを、ポケットに押し込みながら答える。
「別に、どのタイプでも構わない。人間が運べて、早く目的地に辿り着ける物であれば、なんでもいい」
「はぁ。承知しました。それなら、僕の方で適当に手配しますね。でも、一体何をするおつもりです?」
雪弥は、携帯電話を再び取り出したところで言った。
それをポチポチと打ってメールを作っていると、宮橋の明るいブラウンの目が雪弥を見つめ返した。だが無視できず、彼は視線を一度「うわぁ……」と『白豆』へ落としてもいた。
やや間を置いて、宮橋が気を取り直すように、そちらから目をそむけて答える。
「巻き込みの被害を、ゼロにした万全の状態で、あの鬼を迎え討つ」
――特殊筋、怨鬼の一族。
蒼緋蔵家の副当主になる可能性があるからと述べ、一方的に雪弥へ殺す宣戦布告してきた〝鬼〟の戦士部隊。
「戦闘能力に特化している、という感じにしては、少々異質な感じもしましたけど」
雪弥は、殺気が滲んだ目を窓へと流し向けて、冷やかな声で呟いた。自分を殺したら、次は兄の蒼慶(そうけい)も殺すと当然のように答えてきた奴だ。
そう思い返していると、宮橋の声がした。
「異質さを感じるのは、当然さ。彼らは『怨みに、鬼』と言われる種類の名を、残念ながらそのまま家名に持った代表格だよ。――存在している方の、現代の〝本物の鬼〟さ」
……〝残念ながら〟?
不意に、耳で感じ取った強められた言葉の部分。
そこに違和感を覚えた雪弥は、黒いコンタクトの下から、蒼い光を波打たせた目を宮橋へと戻した。
けれど雪弥が口を開くより、彼が踵を返して言葉を続けてくる方が早かった。
「これまでの感じからすると、奴らはどれだけ被害者が出ても構わない算段なんだろう。これ以上、被害者を出させてたまるか。僕だってブチ切れてる」
「どうするんです?」
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宮橋は何やら番号を探し出すと、携帯電話を耳にあてる。
「もう場所は絞れている。あとは、僕が仕事部屋に置いてある方の地図で、条件が本当に全部揃っているのか確認して決める。それから」
と、玄関へ向かう宮橋の目が、不意に肩越しに振り返って雪弥を見下ろした。
「そのためにも、まずは時間を確保してこようと思う」
「時間?」
「君、言っておくが、僕は街の平和を守る一所属の刑事なんだぞ。出社しなかったら無断欠勤になる」
「あ……、なるほど」
分かりやすいように言われて、雪弥は遅れて思い出した。
「そういえばそうでした。なんか宮橋さんって、あの同期の刑事さんがおっしゃっていたように、好き放題やっている人なのかとばかり――うわっ」
言い掛けだったのに、ガシリと頭を鷲掴みにされてしまった。
またしても思ったまま口にしてしまった。どうもエージェントとしての仕事とは別だから、緊張感が抜けてしまっているのだろうか。
雪弥が見つめ返す先には、おいコラ、と言いたげに睨んでくる美しい宮橋の顔があった。
「君と一緒にするな。一つ返事でヘリを用意する君と同系列に並べられるのは、大変遺憾だ」
「いや、僕だって組織に所属している一人のエージェントにすぎないんですが」
その時、電話が繋がったようだった。
宮橋が途端に電話に出て話し始め、パッと手を離された雪弥は口をつぐんだ。乱された頭の髪の毛を、ひとまずぶんぶんっと振る。
癖のないさらさらとした髪が、元に戻るのを宮橋が靴をはきながらも横目に見ていた。
「うむ。犬だな」
「なんですか、いきなり?」
「君ね、面倒だからって手櫛もしないのは、どうかと――ああ、すまないね、こっちの話だ」
何やら確認で待たされていたらしい宮橋が、そのまま電話の応答へと戻った。
「そうか。いや、しばらく署にいるというのなら問題ない。それじゃ」
外に出たところで、会話が終わって宮橋が携帯電話をしまった。
「まっ、念には念をってやつだ。途中で、また連絡でもされたら面倒だからね。きちんと報告して時間を確保するのさ」
そう、彼は雪弥に教えた。
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