14 / 44
(三章)夜の薔薇の庭園にて 上
しおりを挟む
◆
アサギと共に会場を出てから、すぐそこの薔薇園へと下りた。
夜の王宮の庭園は、月明かりを眩しく映す仕様で素晴らしい。日中はよく色映えし、夜は月光で存在を主張する種類の薔薇も、とても美しかった。
ここは王宮で、リリアにとって唯一のお気に入りでもある。
お目付役として、会場横の通路からの段差にアサギが腰を落ち着けた。そんな中、リリアは溜め込んでいた妖力を解放して浮遊した。
今夜もドレスの下には、もちろんズボンを履いている。
リリアは形ばかりにドレスの尻部分を手で押さえると、真上から眺められる薔薇庭園の綺麗さを堪能した。
「姫様にも、そろそろ侍従となるお供狐が必要ですかねぇ」
薔薇園の上を、ふわふわと飛ぶリリアを眺めながら、ふとアサギが言った。
リリアは、月明かりの下で美しい薄金色の長い髪と、ふわふわとした獣耳を動かしてきょとんと彼を見つめ返した。
「なんのために付けるのよ。護衛がいらないのは、アサギもよく知ってるじゃない」
「暇潰しの相手にもなって、用件を言ってパシラせられて、時にはストレス発散にも律儀に付き合ってくれる、忠実でか弱くていじり甲斐もある、面白い下僕です」
……下僕って言い切った。
真面目な顔で『グッ』と親指を立ててきたアサギを見て、リリアはちょっと間を置く。
「なんだか、可哀そうにしか聞こえないんだけど……」
「外へ好奇心が向く頃の仔狐ですから、唐突に行動されないかと心配なんですよ。別の土地まで散歩に行かれるのであれば、お供狐がいた方が、俺としても安心出来ます」
遠くへの散歩――と、リリアは少し考えて首を捻る。
「そんなの、思ったこともないわ」
時間が許される限り父のそばにいたい。それに人間界で他に行きたいところなんて、父のいるところ以外に、考えたこともなかった。
薔薇園の上に浮いたまま、リリアは大きな金色の目を丸い月へ向けた。
こうして令嬢としての自由を得るために、第二王子サイラスの婚約者になった。
あの日、決めたことを屋敷の中に戻って父に知らされ、それでいい、とリリアも答えて了承した。
伯爵令嬢リリアとして、父と一緒にここで生きるために必要な処置だった。……おかげで令嬢達から勝手に嫉妬されて、根拠もない嫌味や噂もされているけれど。
でも、多くの人に奇異の目を向けられるのは、どちらであったとしても結局のところ、変わらないわけで。
半分あやかしだけど、もう半分は人間の血が流れている。
リリアだって、他の令嬢や人達と同じように生きているのだ。同じように物を考え、時には傷付く。
――でも、そう認められたいとは、もう望まない。
だって十二歳の頃に、無理だと悟ったから。
「…………人間なんて嫌いよ。嫌い、大嫌い」
嫌いだと口にすれば、自分から願い下げだと思って自己防衛すれば、心が軽くなると気付いてからずっと口癖だった。
だから、もう胸はちっとも痛くない。そう自分に言い聞かせる。
リリアは妖怪国からも見えるという、金色の輝きを放つ月を見上げた。
「ねぇ、アサギ。私もいつか、誰かと結婚しなければいけない?」
人間界で暮らし続けるとしたら、他の令嬢と同じように、その必要はあるのだろうか。もちろん、結婚相手は、あの第二王子サイラスではない。
「養子縁組があるけど、血は絶えてしまうわけでしょう?」
自由にしていいと、父のツヴァイツァーは言っていた。けれど家を継ぐとしたのなら、本当は婿を迎えた方がよかったりするのだろうか?
するとアサギが、狐っぽい笑顔をにこっと浮かべて言う。
「結婚は、姫様の自由ですよ。望むようにレイド伯爵家を継いで、ゆくゆく養子を取って、次の伯爵を育てるのでも全然オーケーです。俺達の時間は、とても長いですからね。姫様が『守れ』というのなら、姫様が去った後も、妖怪国の領地の者達が引き続き守るでしょう」
なるほど、未婚で爵位を継ぐのは問題ない、と。
リリアが今一度思い返していると、アサギが軽く笑った。
「領主になったら、そもそも結婚の義務から外れます」
「えっ、そうなの?」
「姫様が継ぐとしたら、外から婿入りしてもらうしか、選択肢がなくなりますからね」
「あ、そうか」
そうすると、とくに第二王子なんてもってのほかだ。王家を出て、伯爵一族に下るなんて、考えられないご身分の人である。他も同様だろう。
「先にも言いましたが、俺達の時間は長いんです。姫様は、望まれる方と沿い遂げればいいのだと思います。――俺も〝里の者達〟も反対しません、姫様にずっと付いていきます」
穏やかに告げたアサギが、途端にパッとひょうきんな笑顔を作る。
「もしかしたら、旦那様のような人間と巡り会うかもしれませんし? そのままスピード結婚、なんていう可能性もありますよね」
リリアは、ぐっと言葉を詰まらせた。やや動揺を見せたのち、どうにか持ち直して強気な態度で肩にかかった髪を払った。
「絶対にないわね。私、そんな子供みたいな夢なんて、見ないし」
その露骨な強がりを見て、アサギが「え~」と眉を寄せた。
「でも姫様、ロマンチックな小説にドハマりしているじゃないですか。正統派騎士様が、最近のツボなんですよね?」
「うっ……そういえばアサギには、つい熱く語っちゃっていたんだっけ」
心の声をぽろっと口にしたリリアは、そこでハッとする。
「ふ、ふん! いいのよ、どうせ似合わないって、自分でも分かっているんだから」
物語に出てくる女の子は、みんな守られるような可愛らしい子達だ。
まだ完璧にコントロールできてなくて、うっかりのレベルで雷撃を落とすような自分とは、真逆だと分かっている。
そもそも、とリリアは宙に浮いたまま悔しそうに拳を作った。
初めてお目にかけた絶世の美少年。なのに性格が最悪だった、あのクソ忌々しい第二王子サイラスと正反対の男であれば、どれも素敵に思えてもくるというもの。
「言っておくけど、物語としてちょっと面白そうだなって思って、読んでいるだけなんだからね。騎士様と運命的な恋に落ちてラブラブしたいなんて、私はぜんっぜん思ってないんだからね!」
ぷいっとリリアがそっぽを向く。
その様子を、段差の方からアサギがぼけーっと眺めつつ頷く。
「なるほど、なるほど。しかし先日も、『颯爽と連れ出す騎士様とか、最高にかっこいい』『現実に起こらないかしら』『きゃー』――とか言ってませんでしたっけ?」
「ちょッ、なんでそんなことまで知っているのよ!?」
嘘でしょ、リリアは思わず目を剥いた。
「嘘じゃないですよ。蔵書室での叫び声が大き過ぎて、使用人一同バッチリ聞こえていました」
「うっそぉおおおお!? ちょ、その時、父様も菜園のところにいた日じゃないのっ」
「ああ、ちなみに旦那様は、そういうのもオーケーだそうです」
「いいの!?」
「姫様が幸せならそれでオーケー。ひとまず全力で応援するので、その際には『愛の逃避行』はせず、一番に相談して欲しいとおっしゃっていました」
父様、よほどあの王子が嫌なのね……。
リリアは、日頃から『クソ王子』とも呼んでいる父のツヴァイツァーを思い返した。社交の場で、娘の婚約者、として顔を合わせるのも嫌であるらしい。
『俺とオウカの可愛いリリアを、ヤローに渡すのは嫌だ……くっ、しかし、あと約一年、周りから『あ、第二王子殿下の義理の父になる人だ』なんて言われるのが、もっと嫌!』
そう言っていたのを思い返すと、電撃恋愛でもして婚約者の位置からリリアを逃がしたい、という彼の気持ちもありありと分かった。
「まぁ、小説に出てくる騎士様みたいな、ああいう感じの人がいると素敵よね」
外では澄ましているけれど、恋愛小説を楽しく読んでいるのは認める。
リリアだって年頃の女の子だ。半分人間としての血が流れているせいか、他の令嬢と同じくらいには恋愛に興味があった。
……絶対に叶わないと分かっているから、興味がないふりをしてるけど。
だって、負けたみたいで悔しいのだ。他の女の子達は、異性に好きになってもらえるけど、リリアは違う。
自分のことを『好き』だと言ってくれる誰かが現れたのなら、リリアにとって一番の最高な贈りものだ。毎日がとても素敵になるだろう。
「剣一本ってところも男らしいし、軽々と抱き上げちゃうあたりもポイントよ」
「ははぁ、なるほど。姫様って、結局のところ強いオスが好きなのでは?」
「失礼しちゃうわね。別に、私より強くなくったっていいの。護衛してる騎士様とか、誠実で素敵な人だったら、貴族じゃなくても結婚しちゃうかも――」
不意に、カサリと衣擦れの音が聞こえて、リリアは言葉を切った。
殺気や敵意がなかったとはいえ、この距離まで気付けなかったのにも驚いた。
リリアと同じくして、アサギも一体何者だろうかと反射的に振り返る。するとそこには、王族としての品溢れる正装に身を包んだサイラスがいた。
アサギと共に会場を出てから、すぐそこの薔薇園へと下りた。
夜の王宮の庭園は、月明かりを眩しく映す仕様で素晴らしい。日中はよく色映えし、夜は月光で存在を主張する種類の薔薇も、とても美しかった。
ここは王宮で、リリアにとって唯一のお気に入りでもある。
お目付役として、会場横の通路からの段差にアサギが腰を落ち着けた。そんな中、リリアは溜め込んでいた妖力を解放して浮遊した。
今夜もドレスの下には、もちろんズボンを履いている。
リリアは形ばかりにドレスの尻部分を手で押さえると、真上から眺められる薔薇庭園の綺麗さを堪能した。
「姫様にも、そろそろ侍従となるお供狐が必要ですかねぇ」
薔薇園の上を、ふわふわと飛ぶリリアを眺めながら、ふとアサギが言った。
リリアは、月明かりの下で美しい薄金色の長い髪と、ふわふわとした獣耳を動かしてきょとんと彼を見つめ返した。
「なんのために付けるのよ。護衛がいらないのは、アサギもよく知ってるじゃない」
「暇潰しの相手にもなって、用件を言ってパシラせられて、時にはストレス発散にも律儀に付き合ってくれる、忠実でか弱くていじり甲斐もある、面白い下僕です」
……下僕って言い切った。
真面目な顔で『グッ』と親指を立ててきたアサギを見て、リリアはちょっと間を置く。
「なんだか、可哀そうにしか聞こえないんだけど……」
「外へ好奇心が向く頃の仔狐ですから、唐突に行動されないかと心配なんですよ。別の土地まで散歩に行かれるのであれば、お供狐がいた方が、俺としても安心出来ます」
遠くへの散歩――と、リリアは少し考えて首を捻る。
「そんなの、思ったこともないわ」
時間が許される限り父のそばにいたい。それに人間界で他に行きたいところなんて、父のいるところ以外に、考えたこともなかった。
薔薇園の上に浮いたまま、リリアは大きな金色の目を丸い月へ向けた。
こうして令嬢としての自由を得るために、第二王子サイラスの婚約者になった。
あの日、決めたことを屋敷の中に戻って父に知らされ、それでいい、とリリアも答えて了承した。
伯爵令嬢リリアとして、父と一緒にここで生きるために必要な処置だった。……おかげで令嬢達から勝手に嫉妬されて、根拠もない嫌味や噂もされているけれど。
でも、多くの人に奇異の目を向けられるのは、どちらであったとしても結局のところ、変わらないわけで。
半分あやかしだけど、もう半分は人間の血が流れている。
リリアだって、他の令嬢や人達と同じように生きているのだ。同じように物を考え、時には傷付く。
――でも、そう認められたいとは、もう望まない。
だって十二歳の頃に、無理だと悟ったから。
「…………人間なんて嫌いよ。嫌い、大嫌い」
嫌いだと口にすれば、自分から願い下げだと思って自己防衛すれば、心が軽くなると気付いてからずっと口癖だった。
だから、もう胸はちっとも痛くない。そう自分に言い聞かせる。
リリアは妖怪国からも見えるという、金色の輝きを放つ月を見上げた。
「ねぇ、アサギ。私もいつか、誰かと結婚しなければいけない?」
人間界で暮らし続けるとしたら、他の令嬢と同じように、その必要はあるのだろうか。もちろん、結婚相手は、あの第二王子サイラスではない。
「養子縁組があるけど、血は絶えてしまうわけでしょう?」
自由にしていいと、父のツヴァイツァーは言っていた。けれど家を継ぐとしたのなら、本当は婿を迎えた方がよかったりするのだろうか?
するとアサギが、狐っぽい笑顔をにこっと浮かべて言う。
「結婚は、姫様の自由ですよ。望むようにレイド伯爵家を継いで、ゆくゆく養子を取って、次の伯爵を育てるのでも全然オーケーです。俺達の時間は、とても長いですからね。姫様が『守れ』というのなら、姫様が去った後も、妖怪国の領地の者達が引き続き守るでしょう」
なるほど、未婚で爵位を継ぐのは問題ない、と。
リリアが今一度思い返していると、アサギが軽く笑った。
「領主になったら、そもそも結婚の義務から外れます」
「えっ、そうなの?」
「姫様が継ぐとしたら、外から婿入りしてもらうしか、選択肢がなくなりますからね」
「あ、そうか」
そうすると、とくに第二王子なんてもってのほかだ。王家を出て、伯爵一族に下るなんて、考えられないご身分の人である。他も同様だろう。
「先にも言いましたが、俺達の時間は長いんです。姫様は、望まれる方と沿い遂げればいいのだと思います。――俺も〝里の者達〟も反対しません、姫様にずっと付いていきます」
穏やかに告げたアサギが、途端にパッとひょうきんな笑顔を作る。
「もしかしたら、旦那様のような人間と巡り会うかもしれませんし? そのままスピード結婚、なんていう可能性もありますよね」
リリアは、ぐっと言葉を詰まらせた。やや動揺を見せたのち、どうにか持ち直して強気な態度で肩にかかった髪を払った。
「絶対にないわね。私、そんな子供みたいな夢なんて、見ないし」
その露骨な強がりを見て、アサギが「え~」と眉を寄せた。
「でも姫様、ロマンチックな小説にドハマりしているじゃないですか。正統派騎士様が、最近のツボなんですよね?」
「うっ……そういえばアサギには、つい熱く語っちゃっていたんだっけ」
心の声をぽろっと口にしたリリアは、そこでハッとする。
「ふ、ふん! いいのよ、どうせ似合わないって、自分でも分かっているんだから」
物語に出てくる女の子は、みんな守られるような可愛らしい子達だ。
まだ完璧にコントロールできてなくて、うっかりのレベルで雷撃を落とすような自分とは、真逆だと分かっている。
そもそも、とリリアは宙に浮いたまま悔しそうに拳を作った。
初めてお目にかけた絶世の美少年。なのに性格が最悪だった、あのクソ忌々しい第二王子サイラスと正反対の男であれば、どれも素敵に思えてもくるというもの。
「言っておくけど、物語としてちょっと面白そうだなって思って、読んでいるだけなんだからね。騎士様と運命的な恋に落ちてラブラブしたいなんて、私はぜんっぜん思ってないんだからね!」
ぷいっとリリアがそっぽを向く。
その様子を、段差の方からアサギがぼけーっと眺めつつ頷く。
「なるほど、なるほど。しかし先日も、『颯爽と連れ出す騎士様とか、最高にかっこいい』『現実に起こらないかしら』『きゃー』――とか言ってませんでしたっけ?」
「ちょッ、なんでそんなことまで知っているのよ!?」
嘘でしょ、リリアは思わず目を剥いた。
「嘘じゃないですよ。蔵書室での叫び声が大き過ぎて、使用人一同バッチリ聞こえていました」
「うっそぉおおおお!? ちょ、その時、父様も菜園のところにいた日じゃないのっ」
「ああ、ちなみに旦那様は、そういうのもオーケーだそうです」
「いいの!?」
「姫様が幸せならそれでオーケー。ひとまず全力で応援するので、その際には『愛の逃避行』はせず、一番に相談して欲しいとおっしゃっていました」
父様、よほどあの王子が嫌なのね……。
リリアは、日頃から『クソ王子』とも呼んでいる父のツヴァイツァーを思い返した。社交の場で、娘の婚約者、として顔を合わせるのも嫌であるらしい。
『俺とオウカの可愛いリリアを、ヤローに渡すのは嫌だ……くっ、しかし、あと約一年、周りから『あ、第二王子殿下の義理の父になる人だ』なんて言われるのが、もっと嫌!』
そう言っていたのを思い返すと、電撃恋愛でもして婚約者の位置からリリアを逃がしたい、という彼の気持ちもありありと分かった。
「まぁ、小説に出てくる騎士様みたいな、ああいう感じの人がいると素敵よね」
外では澄ましているけれど、恋愛小説を楽しく読んでいるのは認める。
リリアだって年頃の女の子だ。半分人間としての血が流れているせいか、他の令嬢と同じくらいには恋愛に興味があった。
……絶対に叶わないと分かっているから、興味がないふりをしてるけど。
だって、負けたみたいで悔しいのだ。他の女の子達は、異性に好きになってもらえるけど、リリアは違う。
自分のことを『好き』だと言ってくれる誰かが現れたのなら、リリアにとって一番の最高な贈りものだ。毎日がとても素敵になるだろう。
「剣一本ってところも男らしいし、軽々と抱き上げちゃうあたりもポイントよ」
「ははぁ、なるほど。姫様って、結局のところ強いオスが好きなのでは?」
「失礼しちゃうわね。別に、私より強くなくったっていいの。護衛してる騎士様とか、誠実で素敵な人だったら、貴族じゃなくても結婚しちゃうかも――」
不意に、カサリと衣擦れの音が聞こえて、リリアは言葉を切った。
殺気や敵意がなかったとはいえ、この距離まで気付けなかったのにも驚いた。
リリアと同じくして、アサギも一体何者だろうかと反射的に振り返る。するとそこには、王族としての品溢れる正装に身を包んだサイラスがいた。
53
あなたにおすすめの小説
「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します
スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」
眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。
隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。
エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。
しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。
彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。
「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」
裏切りへのカウントダウンが今、始まる。
スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!
<完結>溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
本編完結済み。
続きのお話を、掲載中です。
続きのお話も、完結しました。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
だってわたくし、悪女ですもの
さくたろう
恋愛
妹に毒を盛ったとして王子との婚約を破棄された令嬢メイベルは、あっさりとその罪を認め、罰として城を追放、おまけにこれ以上罪を犯さないように叔父の使用人である平民ウィリアムと結婚させられてしまった。
しかしメイベルは少しも落ち込んでいなかった。敵対視してくる妹も、婚約破棄後の傷心に言い寄ってくる男も華麗に躱しながら、のびやかに幸せを掴み取っていく。
小説家になろう様にも投稿しています。
モブ令嬢、当て馬の恋を応援する
みるくコーヒー
恋愛
侯爵令嬢であるレアルチアは、7歳のある日母に連れられたお茶会で前世の記憶を取り戻し、この世界が概要だけ見た少女マンガの世界であることに気づく。元々、当て馬キャラが大好きな彼女の野望はその瞬間から始まった。必ずや私が当て馬な彼の恋を応援し成就させてみせます!!!と、彼女が暴走する裏側で当て馬キャラのジゼルはレアルチアを囲っていく。ただしアプローチには微塵も気づかれない。噛み合わない2人のすれ違いな恋物語。
辺境伯夫人は領地を紡ぐ
やまだごんた
恋愛
王命によりヴァルデン辺境伯に嫁ぐことになった、前ベルンシュタイン公爵令嬢のマルグリット。
しかし、彼女を待っていたのは60年にも及ぶ戦争で荒廃し、冬を越す薪すら足りない現実だった。
物資も人手も足りない中、マルグリットは領地の立て直しに乗り出す。
戦しか知らなかったと自省する夫と向き合いながら、少しずつ築かれていく夫婦の距離。
これは、1人の女性が領地を紡ぎ、夫と共に未来を作る「内政×溺愛」の物語です。
全50話の予定です
※表紙はイメージです
※アルファポリス先行公開(なろうにも転載予定です)
酔っぱらい令嬢の英雄譚 ~チョコレートを食べていたら、いつの間にか第三王子を救っていたようです!~
ゆずこしょう
恋愛
婚約者と共に参加するはずだった、
夜会当日──
婚約者は「馬車の予約ができなかった」という理由で、
迎えに来ることはなかった。
そして王宮で彼女が目にしたのは、
婚約者と、見知らぬ女性が寄り添う姿。
領地存続のために婿が必要だったエヴァンジェリンは、
感情に流されることもなく、
淡々と婚約破棄の算段を立て始める。
目の前にあった美味しいチョコレートをつまみながら、
頭の中で、今後の算段を考えていると
別の修羅場が始まって──!?
その夜、ほんの少しお酒を口にしたことで、
エヴァンジェリンの評価と人生は、
思いもよらぬ方向へ転がり始める──
2月11日 第一章完結
2月15日 第二章スタート予定
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる