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終章 おわりは、胸のトキメキとこれからの予感と共に
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リリアは、森の中へと降り立った。
そのままサイラスに誘われて、大きな木の根に並んで腰掛ける
まるで本当に『話をしよう』と態度でも示されているように感じて、リリアは今更ながら緊張してきた。
「手紙の件だが、なんで送ってきたんだ? アグスティーナ嬢にきついことか、ありもしないことを言われて無理やり……だけの方が、俺には有り難い返事なんだが」
ぎこちなく切り出したサイラスが、ためらって言葉を詰まらせる。
「心底嫌になって、俺が相手だから破棄したかったのか?」
それは、とても弱った声に聞こえた。
先程、大きな妖狐姿で暴れていたリリアや、巨大なあやかしであるタヌマヌシを一喝して、色々言ってきた時の調子はどうしたのか。
リリアは、サイラスから真剣さを感じて、自分もきちんとじっくり考えた。
――そして、やがて、ふるふると小さく首を振った。
「ずっと迷惑かけていたんなら、今すぐ、破棄しなくちゃって」
なぜか、答える声が震えた。手紙を書いていた時みたいに、涙が溢れそうになる気配がして、リリアは唇をきゅっとした。
気付いたサイラスが、心配そうにそっとリリアの顔を覗き込む。
「悲しかったのか?」
「……あれで、全部終わるんだなと思ったら、胸がきゅっとしたの」
「終わらせない。悪かった、その話はもうしなくていい」
不意に、サイラスに手を取られた。
気遣わしげな仕草だった。リリアが目を向けると、そこには本当に心配している様子の彼の顔があった。
「俺は、婚約を迷惑に思っていない」
理解させるように聞き取りやすく、そう言われた。
ゆっくり思い返してみると、先程全く落ち着いてくれなかった彼が、それほどまでに破棄されまいと必死になっていたのに気付く。
「私との婚約を、破棄したくなかったの……?」
互いに利害が一致して、仕方なく結んだ契約的な婚約だったのに?
そう思っていると、きゅっと手を握られた。
「婚約を続けたかったから、説得や根回しにも駆け回っていたんだ」
そんなこと、知らない。
リリアは、じわじわと顔が熱くなるのを感じた。
忙しくしていたのも、全部この婚約を続行させるためだったの? それでずっと多忙でやっていたとか……真っすぐ好かれてない?
思えば、この温かい感じの穏やかな空気はなんだろう。
森の外には、アサギ達がいる。それなのに、まるで二人だけの世界みたいに、リリアもまた彼のことしか考えられないだなんて。
「……私のこと、嫌ってないの?」
ドキドキしすぎて、気付いたらリリアは、打ち明けてきたサイラスの視線にたえきれず、そんなとんでもない直球を自分から尋ねていた。
――なんだ、これ。
自分が言ったことなのに、リリアはまたしても体温が急上昇してしまった。
まるで小説の〝恋したヒロイン〟みたいじゃないか!
え、嘘、違うでしょ。まさか。そう思っているのに、サイラスを意識しまくって目を合わせていられなくなっていた。
「なんのために、俺が『最強の魔法使い』になったと思っているんだ」
不意に、そんなサイラスの声が聞こえて、リリアは顔を上げた。
心まで見透かすような森色の瞳とぶつかって、途端に視線をそらせなくなった。彼はリリアだけを、真っすぐ、そして深く見つめていた。
「なんのためにって……昔から期待されていて、自分でも目指していたんでしょ?」
出会った時の彼は、誰にも負かされたことがないとかで、怒っていた。
するとサイラスが、強く手を引き寄せて否定した。
「違う。そのためだけに、最強の魔法使いの座を勝ち取り続けようなんて、思わない」
「でも、今だって色々と研究とかやって、魔法の技だって磨き続けていて」
その時、肩を抱き寄せられ、続く言葉を遮られた。
リリアは、そのたくましい腕にドキドキした。強引だとか、そんな風には思わなかった。サイラスの目は真剣で、彼が言おうとしている言葉を待った。
「好きだからに決まっているだろ」
「え……?」
「だから強くなった」
そう彼が言ったかと思ったら、唇を重ねられていた。
物語の姫と王子様みたいな、優しいキスだった。それだけで心を固くしていた色々な何かが、一気に解けていくのを感じた。
一度軽く唇を押し当てたサイラスが、一旦ほんの少し離れる。そして、近くから熱くリリアを見据えた。
「リリア」
名前を呼ばれただけで、リリアは胸が高鳴って体温も上がった。そのまま近くから見つめ合っていると、またサイラスの顔が近づいてくる。
リリアは、自然と目を閉じた。
再び唇が重なると、先程よりも少しだけ深く口付けられた。彼のキスはうっとりとするくらいに甘くて、まるで想像していた『騎士様』みたいにロマンチックで。
ふっと口を離したサイラスが、すぐそこからほぅっと見つめ返すリリアを見て、我に返ったみたいに頬を少し染めた。
「好きだよ、リリア。どうか嫁いできて欲しい」
そっと解放されたリリアは、実感が遅れて込み上げてきて唇を指先で押さえた。そんなことを言われたら、もう意識せずにはいられない。
「俺は、お前以外に妻なんていらないんだ」
そこに座っているのは、本当にあのサイラスなのだろうか。拒絶もなかったのを見た彼の顔には、とても柔らかな笑みが浮かんでいて――。
体が熱い。見守るように見つめられている視線だけで、リリアは胸に火が灯って、ドキドキが全身まで広がっていくみたいに感じた。
「で、答えは?」
不意に、サイラスの微笑が、普段の勝ち気さを滲ませた。
「い、意地悪っ。いきなりで胸がバクバクして落ち着かないのに、すぐ言わせる気なのっ?」
「少しくらい、これまでの仕返しぐらいさせてくれてもいいだろう。騎士が好きだとかいうくだりで、本気で悩んだんだぞ。それに今、聞き届けないと安心できない」
これまで、互いに本心なんて言い合う仲でもなかったのに。
リリアは、まだ熱い顔でチラリとサイラスを睨んだ。
「いきなり素直になるだなんて、ずるいわ」
「実のところ、これでもギリギリだ」
先程はキスまでしてきて、その途中、大丈夫かどうか確認するみたいな余裕もあった癖に、照れ隠しなのか、サイラスが咳払いのようなことをする。
ああ、そうか。勇気を出してくれているんだ。
こうして二人きりになってから、ずっと、サイラスは苦手なのに素直になろうとしてくれているのだ。
そう思ったら、先程のプロポーズの言葉にますます胸がトキメいてしまった。
「好きになってくれた人を、嫌いになるわけないじゃない……その、昔のことだって、もうとっくに許しているんだもの」
手紙で別れを書いた時、離れるのを悲しんだのもそうだ。
もじもじと切り出したリリアは、小説でも味わったことがない胸のドキドキに観念した。とても恥ずかしいけれど、今の彼に対する気持ちを伝える。
「……私も、好きよ」
でも、やっぱり恥ずかしいので、こっそり囁いた。
今は、これで勘弁してくれるらしい。サイラスが立ち上がったので、リリアはホッとした。これから、みんなと合流するのだろう、父にも説明しなければ――。
そう思っていると、サイラスが数歩進んだところで立ち止まった。
「何?」
振り返ったかと思ったら、ちょっと恥ずかしそうな顔をした彼が、何やら伝えるようにぎこちなく仕草で伝えてきた。
まるで、抱き上げる動きのような……と考えていたリリアは、サイラスの次の言葉で、推測が当たっていることに気付いた。
「お前、こういうの好きなんだろう?」
抱っこされるのが癖みたいになっていたこと、やっぱり知られていたんだ。
リリアは、そう察してぶわぁっと再び赤面した。
でも、それを分かったうえで、彼は子供だのなんだの言わずに、甘やかしてくれるみたいだ。
自分のことを好きであるという人に、そんな恋人みたいなことを提案されたら、今度は恥じらいというより、リリアは期待感でドキドキしてしまう。
「いいの……?」
おずおずと確認してみる。
するとサイラスが、一度目をそらして、少し赤くなった頬をぐいっとやった。それから覚悟でも決まったみたいに、目を戻してきて腕を広げてみせる。
「お、――おいで」
ぎこちなく、サイラスがそう言った。
彼が『おいで』と言うなんて、聞き慣れない台詞だ。本人も全く言われ慣れないようなぎこちなさが全開だったけれど、それでも早速試してみてくれたのが嬉しくて。
リリアは浮かぶと、そのまま飛んで、ふわりと彼の腕の中に収まった。
ゆっくりと体重をかけてみたけれど、彼の腕は意外と鍛えられてたくましく、しっかり乗ってもビクともしなかった。
「物語の騎士様より、こっちの方が好きかも」
父みたいにムキムキっとした感じではなく、引き締まって細いのに安心感がある。なんだか抱き上げられた心地も、自分にフィットしているように感じて、リリアは上機嫌になった。
サイラスが、顔の下半分を手で隠して、ゆっくりとそむけた。
「癖になりそうだ」
そう小さな声で言葉をもらした彼は、もう耳まで真っ赤になっていた。人にキスをしておいて、なんでそこで一番恥ずかしがるのかと、リリアは少しおかしくなって笑った。
今日は、一気に急がしくなりそうだ。
でも、きっとサイラスは一緒に頑張ってくれるだろう。リリアは、これからの素敵な予感で胸がいっぱいで、彼を更に赤面させ続ける可愛い笑顔を浮かべていた。
そのままサイラスに誘われて、大きな木の根に並んで腰掛ける
まるで本当に『話をしよう』と態度でも示されているように感じて、リリアは今更ながら緊張してきた。
「手紙の件だが、なんで送ってきたんだ? アグスティーナ嬢にきついことか、ありもしないことを言われて無理やり……だけの方が、俺には有り難い返事なんだが」
ぎこちなく切り出したサイラスが、ためらって言葉を詰まらせる。
「心底嫌になって、俺が相手だから破棄したかったのか?」
それは、とても弱った声に聞こえた。
先程、大きな妖狐姿で暴れていたリリアや、巨大なあやかしであるタヌマヌシを一喝して、色々言ってきた時の調子はどうしたのか。
リリアは、サイラスから真剣さを感じて、自分もきちんとじっくり考えた。
――そして、やがて、ふるふると小さく首を振った。
「ずっと迷惑かけていたんなら、今すぐ、破棄しなくちゃって」
なぜか、答える声が震えた。手紙を書いていた時みたいに、涙が溢れそうになる気配がして、リリアは唇をきゅっとした。
気付いたサイラスが、心配そうにそっとリリアの顔を覗き込む。
「悲しかったのか?」
「……あれで、全部終わるんだなと思ったら、胸がきゅっとしたの」
「終わらせない。悪かった、その話はもうしなくていい」
不意に、サイラスに手を取られた。
気遣わしげな仕草だった。リリアが目を向けると、そこには本当に心配している様子の彼の顔があった。
「俺は、婚約を迷惑に思っていない」
理解させるように聞き取りやすく、そう言われた。
ゆっくり思い返してみると、先程全く落ち着いてくれなかった彼が、それほどまでに破棄されまいと必死になっていたのに気付く。
「私との婚約を、破棄したくなかったの……?」
互いに利害が一致して、仕方なく結んだ契約的な婚約だったのに?
そう思っていると、きゅっと手を握られた。
「婚約を続けたかったから、説得や根回しにも駆け回っていたんだ」
そんなこと、知らない。
リリアは、じわじわと顔が熱くなるのを感じた。
忙しくしていたのも、全部この婚約を続行させるためだったの? それでずっと多忙でやっていたとか……真っすぐ好かれてない?
思えば、この温かい感じの穏やかな空気はなんだろう。
森の外には、アサギ達がいる。それなのに、まるで二人だけの世界みたいに、リリアもまた彼のことしか考えられないだなんて。
「……私のこと、嫌ってないの?」
ドキドキしすぎて、気付いたらリリアは、打ち明けてきたサイラスの視線にたえきれず、そんなとんでもない直球を自分から尋ねていた。
――なんだ、これ。
自分が言ったことなのに、リリアはまたしても体温が急上昇してしまった。
まるで小説の〝恋したヒロイン〟みたいじゃないか!
え、嘘、違うでしょ。まさか。そう思っているのに、サイラスを意識しまくって目を合わせていられなくなっていた。
「なんのために、俺が『最強の魔法使い』になったと思っているんだ」
不意に、そんなサイラスの声が聞こえて、リリアは顔を上げた。
心まで見透かすような森色の瞳とぶつかって、途端に視線をそらせなくなった。彼はリリアだけを、真っすぐ、そして深く見つめていた。
「なんのためにって……昔から期待されていて、自分でも目指していたんでしょ?」
出会った時の彼は、誰にも負かされたことがないとかで、怒っていた。
するとサイラスが、強く手を引き寄せて否定した。
「違う。そのためだけに、最強の魔法使いの座を勝ち取り続けようなんて、思わない」
「でも、今だって色々と研究とかやって、魔法の技だって磨き続けていて」
その時、肩を抱き寄せられ、続く言葉を遮られた。
リリアは、そのたくましい腕にドキドキした。強引だとか、そんな風には思わなかった。サイラスの目は真剣で、彼が言おうとしている言葉を待った。
「好きだからに決まっているだろ」
「え……?」
「だから強くなった」
そう彼が言ったかと思ったら、唇を重ねられていた。
物語の姫と王子様みたいな、優しいキスだった。それだけで心を固くしていた色々な何かが、一気に解けていくのを感じた。
一度軽く唇を押し当てたサイラスが、一旦ほんの少し離れる。そして、近くから熱くリリアを見据えた。
「リリア」
名前を呼ばれただけで、リリアは胸が高鳴って体温も上がった。そのまま近くから見つめ合っていると、またサイラスの顔が近づいてくる。
リリアは、自然と目を閉じた。
再び唇が重なると、先程よりも少しだけ深く口付けられた。彼のキスはうっとりとするくらいに甘くて、まるで想像していた『騎士様』みたいにロマンチックで。
ふっと口を離したサイラスが、すぐそこからほぅっと見つめ返すリリアを見て、我に返ったみたいに頬を少し染めた。
「好きだよ、リリア。どうか嫁いできて欲しい」
そっと解放されたリリアは、実感が遅れて込み上げてきて唇を指先で押さえた。そんなことを言われたら、もう意識せずにはいられない。
「俺は、お前以外に妻なんていらないんだ」
そこに座っているのは、本当にあのサイラスなのだろうか。拒絶もなかったのを見た彼の顔には、とても柔らかな笑みが浮かんでいて――。
体が熱い。見守るように見つめられている視線だけで、リリアは胸に火が灯って、ドキドキが全身まで広がっていくみたいに感じた。
「で、答えは?」
不意に、サイラスの微笑が、普段の勝ち気さを滲ませた。
「い、意地悪っ。いきなりで胸がバクバクして落ち着かないのに、すぐ言わせる気なのっ?」
「少しくらい、これまでの仕返しぐらいさせてくれてもいいだろう。騎士が好きだとかいうくだりで、本気で悩んだんだぞ。それに今、聞き届けないと安心できない」
これまで、互いに本心なんて言い合う仲でもなかったのに。
リリアは、まだ熱い顔でチラリとサイラスを睨んだ。
「いきなり素直になるだなんて、ずるいわ」
「実のところ、これでもギリギリだ」
先程はキスまでしてきて、その途中、大丈夫かどうか確認するみたいな余裕もあった癖に、照れ隠しなのか、サイラスが咳払いのようなことをする。
ああ、そうか。勇気を出してくれているんだ。
こうして二人きりになってから、ずっと、サイラスは苦手なのに素直になろうとしてくれているのだ。
そう思ったら、先程のプロポーズの言葉にますます胸がトキメいてしまった。
「好きになってくれた人を、嫌いになるわけないじゃない……その、昔のことだって、もうとっくに許しているんだもの」
手紙で別れを書いた時、離れるのを悲しんだのもそうだ。
もじもじと切り出したリリアは、小説でも味わったことがない胸のドキドキに観念した。とても恥ずかしいけれど、今の彼に対する気持ちを伝える。
「……私も、好きよ」
でも、やっぱり恥ずかしいので、こっそり囁いた。
今は、これで勘弁してくれるらしい。サイラスが立ち上がったので、リリアはホッとした。これから、みんなと合流するのだろう、父にも説明しなければ――。
そう思っていると、サイラスが数歩進んだところで立ち止まった。
「何?」
振り返ったかと思ったら、ちょっと恥ずかしそうな顔をした彼が、何やら伝えるようにぎこちなく仕草で伝えてきた。
まるで、抱き上げる動きのような……と考えていたリリアは、サイラスの次の言葉で、推測が当たっていることに気付いた。
「お前、こういうの好きなんだろう?」
抱っこされるのが癖みたいになっていたこと、やっぱり知られていたんだ。
リリアは、そう察してぶわぁっと再び赤面した。
でも、それを分かったうえで、彼は子供だのなんだの言わずに、甘やかしてくれるみたいだ。
自分のことを好きであるという人に、そんな恋人みたいなことを提案されたら、今度は恥じらいというより、リリアは期待感でドキドキしてしまう。
「いいの……?」
おずおずと確認してみる。
するとサイラスが、一度目をそらして、少し赤くなった頬をぐいっとやった。それから覚悟でも決まったみたいに、目を戻してきて腕を広げてみせる。
「お、――おいで」
ぎこちなく、サイラスがそう言った。
彼が『おいで』と言うなんて、聞き慣れない台詞だ。本人も全く言われ慣れないようなぎこちなさが全開だったけれど、それでも早速試してみてくれたのが嬉しくて。
リリアは浮かぶと、そのまま飛んで、ふわりと彼の腕の中に収まった。
ゆっくりと体重をかけてみたけれど、彼の腕は意外と鍛えられてたくましく、しっかり乗ってもビクともしなかった。
「物語の騎士様より、こっちの方が好きかも」
父みたいにムキムキっとした感じではなく、引き締まって細いのに安心感がある。なんだか抱き上げられた心地も、自分にフィットしているように感じて、リリアは上機嫌になった。
サイラスが、顔の下半分を手で隠して、ゆっくりとそむけた。
「癖になりそうだ」
そう小さな声で言葉をもらした彼は、もう耳まで真っ赤になっていた。人にキスをしておいて、なんでそこで一番恥ずかしがるのかと、リリアは少しおかしくなって笑った。
今日は、一気に急がしくなりそうだ。
でも、きっとサイラスは一緒に頑張ってくれるだろう。リリアは、これからの素敵な予感で胸がいっぱいで、彼を更に赤面させ続ける可愛い笑顔を浮かべていた。
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