7 / 146
第一章:「龍門」
第八話:「炎の試練、朱雀流にて」
しおりを挟む
朝の道場には、張り詰めた空気が漂っていた。
木製の柱や床は磨き上げられ、窓から差し込む陽光が、まるで炎のように朱色の反射を生んでいる。
昨日、玄武門首長との会談で、自らの出生の一端を知ったリンは、なお胸の中に整理できない感情を抱えていた。
しかし、白蓮はあえてそれに触れず、道場の中央に立って告げる。
「今日は、朱雀流内で試合を行う。
リン、お前がどの程度の実力を持ち、何が足りないのかを知るためだ。
それは、これからどこへ向かうにせよ必要なことだ」
リンは静かに頷いた。
白蓮の声には押し付けではなく、選択を尊重する意思があった。
だが、その瞳は鋭く、試練の意味を悟らせるだけの熱を宿していた。
やがて、朱雀流の門下生たちが半円を描くようにして集まり、その中央に対戦者として名乗り出たのは、若き精鋭の一人、朱音だった。
年はリンより二つほど上だが、体格は引き締まり、構えに一切の隙がない。
彼女は一礼し、挑むような笑みを浮かべる。
「噂の新入り、玄武の血を引くというのは本当か。
でも、ここは朱雀流。口先や血筋では勝てないわ」
周囲がざわめく中、リンは深く息を吸った。
「……わかっている。ここで通じなければ、俺……いや、私は先へ進めない」
掛け声とともに木刀が交わる。
最初の衝突で腕に痺れる衝撃が走り、朱音の技量と鍛錬の差が明らかになる。
踏み込みの速さ、体重の乗せ方、間合いの読み——どれもリンより数段上だった。
だが、リンは必死に食らいついた。
足運びは粗くとも、一撃ごとに相手の動きを観察し、僅かな癖を探る。
白蓮はその様子を黙って見つめ、門下生たちの中には驚きの表情を浮かべる者もいた。
数合の後、朱音の一撃がリンの肩を打ち、木刀が落ちる。
勝敗は決した。
しかし、朱音は木刀を下ろしながら小さく呟く。
「悪くない。まだ形になってないけど……目がいい。動きを読む目をしてる」
次に進み出たのは蘭。
背は低いが柔らかい動きと素早さで、朱雀流の中でも手数の多さは随一。
「さっきの試合、観てたよ。次は速さについてこられる?」
開始と同時に、蘭は四方八方から打ち込む。
木刀の連打、足払い、体捌き……リンは視線では追えるが、身体がついていかない。
一撃を受けた瞬間、床が近づき、息が詰まった。
立ち上がると、蘭は笑って手を差し伸べた。
「反応は悪くない。でも今は、全身が重いね」
最後に現れたのは朱雀流の古参、楊烈。
無駄のない立ち姿に圧がある。彼は無言で構えた。
最初の一合、打ち合うだけで腕が痺れる。
楊烈は力任せではなく、重さを制御し、間合いを自在に操っていた。
リンは一歩踏み込むたび、逆に間合いを外され、空を切る。
やがて楊烈の突きが喉元寸前で止まり、試合は終わった。
⸻
白蓮は三人との試合を終えたリンを見下ろし、静かに言った。
「これが今の力だ。足りぬものは多いが、火種はある。
燃え広がるか、消えるかは……お前次第だ」
リンは悔しさを噛み締めながらも、その言葉を胸に刻んだ。
炎はまだ小さいが、確かに心の奥で灯っていた。
三試合を終えたリンは、全身に鉛を仕込まれたような疲労を感じていた。
呼吸は荒く、手の中の木刀は汗で滑る。
しかし白蓮は休ませなかった。
「立て、リン。試合は終わったが稽古はこれからだ」
白蓮は淡々と告げ、試合を終えたリンに向き直る。
「朱音との試合――お前は相手の間合いを見極めきれず、先手を取られた。
蘭との試合――速さに対応する反射と柔軟な体捌きが足りなかった。
楊烈との試合――間合いの制御と打撃の重さに翻弄された」
視線をリンに戻す。
「これら三つ、今日から一つずつ叩き込む」
白蓮は朱音を呼び寄せ、木刀を構えた。
「朱音、お前は普通に構えろ。リン、お前はただ立って相手の動きだけを読む」
動くことを許されず、ただ相手の呼吸、重心、視線を観察する。
一瞬でも見誤れば木刀が肩を叩く。
痛みが間違いを教えてくれた。
次は蘭が相手。
木刀を使わず、布玉を何十個も投げつけてくる。
それを避け、受け、落とさぬよう拾い返す。
速さと方向が読めず、何度も頬や肩に当たりながらも、リンは次第に目でなく身体で反応できるようになっていった。
最後は白蓮自身が立つ。
「一撃で構わん。私に届かせろ」
木刀を握る手に力を込め、全身を連動させて踏み込むリン。
しかし白蓮は半歩引き、あるいは半歩踏み込み、絶妙な距離で攻撃を外す。
何度繰り返しても届かない。
だが十数合目、わずかに白蓮の眉が動いた。
「……今の半歩、忘れるな」
夕暮れ、稽古が終わる頃にはリンの体は限界に近かったが、胸の奥で灯った炎は強さを増していた。
白蓮はその背を見送りながら、誰にも聞こえぬほどの声で呟いた。
「この火種……消させはせぬ」
夕暮れの稽古場は、朱に染まった光の中で静まり返っていた。
白蓮が最後の指導を終えると、リンは木刀を膝に置き、膝から崩れるように座り込んだ。
全身は悲鳴を上げ、呼吸は焼けるように苦しい。
だが、その奥に確かに何かが芽生えている――燃え立つ火種のような感覚だった。
白蓮は言葉少なに背を向け、道場の奥へ歩き去る。
残されたリンは、しばらく天井を見つめ、静かに息を整えた。
(玄武門……俺の生まれた場所。
そこへ行けば、自分の本当の過去も知れるだろう。
けど……あそこに入るってことは、景嵐って男や、その取り巻きと向き合うことになる)
稽古で学んだ三つの課題――間合い、速度、重さ。
それは単なる技の不足ではない。
自分が、まだ「何者にもなりきれていない」という事実を突きつけていた。
(白蓮師は私に道を選べと言ったわけじゃない。
けど、あの目……きっと、何かを託そうとしてる)
道場の外から、夕風が吹き込む。
その風は、遠く北方――玄武門のある方角から来ているような気がした。
リンは汗に濡れた額を拭い、ゆっくりと立ち上がった。
(行くべきなのか……行かないべきなのか……
答えは、まだ……出せない)
その背に、沈みゆく陽の光が赤く差し込んでいた。
まるで、彼の選択の時が近づいていることを告げるかのように。
夜更け、朱雀流道場の書院。
昼間の熱気が嘘のように、虫の声と筆先の擦れる音だけが響く。
白蓮は一枚の和紙を前に、墨を含ませた筆をゆるりと運んでいた。
その文面は、玄武門首長・孟厳へ宛てられたものだった。
「貴殿の血を引く少年、リンの件につき、ここに私見を記す。
技量は未だ未熟にして、心身の鍛錬も道半ば。しかし、その眼差しと気魄には、
必ずや大成に至る芽があると私は見る。
されど現状のまま、玄武門の渦中へ投ずるは時期尚早。
よって、朱雀流の外弟子としての立場を保ちつつ、修行の名の下、貴門に送り、
武の奥義と一族の流儀を学ばせることを提案する。」
白蓮は一度筆を止め、微かに息を吐く。
墨の香りと共に、リンの今日の姿が脳裏に浮かんだ。
朱音との間合いの駆け引き、蘭との速度競争、楊烈との重さをぶつけ合う試合——
どれも未熟だが、確かな伸びしろがあった。
再び筆が動く。
「私がこの子を守りきることはできよう。
しかし、守るばかりでは何も得られぬ。
武の道は、己で立ち、歩み、倒れ、再び立ち上がることでしか開かれぬもの。
どうか貴殿におかれても、修行の場を与え、力を試す機会をお作り願いたい。」
最後に白蓮は筆を置き、封を閉じた。
手紙を届ける使者を呼ぶと、静かに言い含める。
「これは玄武門首長、孟厳殿に直接。途中で誰にも渡すな。」
使者が深く頭を下げ、夜の闇へ消えていく。
白蓮は窓辺に立ち、遠くの山影を見やった。
その眼差しには、師としての覚悟と、友としての願いが混じっていた。
木製の柱や床は磨き上げられ、窓から差し込む陽光が、まるで炎のように朱色の反射を生んでいる。
昨日、玄武門首長との会談で、自らの出生の一端を知ったリンは、なお胸の中に整理できない感情を抱えていた。
しかし、白蓮はあえてそれに触れず、道場の中央に立って告げる。
「今日は、朱雀流内で試合を行う。
リン、お前がどの程度の実力を持ち、何が足りないのかを知るためだ。
それは、これからどこへ向かうにせよ必要なことだ」
リンは静かに頷いた。
白蓮の声には押し付けではなく、選択を尊重する意思があった。
だが、その瞳は鋭く、試練の意味を悟らせるだけの熱を宿していた。
やがて、朱雀流の門下生たちが半円を描くようにして集まり、その中央に対戦者として名乗り出たのは、若き精鋭の一人、朱音だった。
年はリンより二つほど上だが、体格は引き締まり、構えに一切の隙がない。
彼女は一礼し、挑むような笑みを浮かべる。
「噂の新入り、玄武の血を引くというのは本当か。
でも、ここは朱雀流。口先や血筋では勝てないわ」
周囲がざわめく中、リンは深く息を吸った。
「……わかっている。ここで通じなければ、俺……いや、私は先へ進めない」
掛け声とともに木刀が交わる。
最初の衝突で腕に痺れる衝撃が走り、朱音の技量と鍛錬の差が明らかになる。
踏み込みの速さ、体重の乗せ方、間合いの読み——どれもリンより数段上だった。
だが、リンは必死に食らいついた。
足運びは粗くとも、一撃ごとに相手の動きを観察し、僅かな癖を探る。
白蓮はその様子を黙って見つめ、門下生たちの中には驚きの表情を浮かべる者もいた。
数合の後、朱音の一撃がリンの肩を打ち、木刀が落ちる。
勝敗は決した。
しかし、朱音は木刀を下ろしながら小さく呟く。
「悪くない。まだ形になってないけど……目がいい。動きを読む目をしてる」
次に進み出たのは蘭。
背は低いが柔らかい動きと素早さで、朱雀流の中でも手数の多さは随一。
「さっきの試合、観てたよ。次は速さについてこられる?」
開始と同時に、蘭は四方八方から打ち込む。
木刀の連打、足払い、体捌き……リンは視線では追えるが、身体がついていかない。
一撃を受けた瞬間、床が近づき、息が詰まった。
立ち上がると、蘭は笑って手を差し伸べた。
「反応は悪くない。でも今は、全身が重いね」
最後に現れたのは朱雀流の古参、楊烈。
無駄のない立ち姿に圧がある。彼は無言で構えた。
最初の一合、打ち合うだけで腕が痺れる。
楊烈は力任せではなく、重さを制御し、間合いを自在に操っていた。
リンは一歩踏み込むたび、逆に間合いを外され、空を切る。
やがて楊烈の突きが喉元寸前で止まり、試合は終わった。
⸻
白蓮は三人との試合を終えたリンを見下ろし、静かに言った。
「これが今の力だ。足りぬものは多いが、火種はある。
燃え広がるか、消えるかは……お前次第だ」
リンは悔しさを噛み締めながらも、その言葉を胸に刻んだ。
炎はまだ小さいが、確かに心の奥で灯っていた。
三試合を終えたリンは、全身に鉛を仕込まれたような疲労を感じていた。
呼吸は荒く、手の中の木刀は汗で滑る。
しかし白蓮は休ませなかった。
「立て、リン。試合は終わったが稽古はこれからだ」
白蓮は淡々と告げ、試合を終えたリンに向き直る。
「朱音との試合――お前は相手の間合いを見極めきれず、先手を取られた。
蘭との試合――速さに対応する反射と柔軟な体捌きが足りなかった。
楊烈との試合――間合いの制御と打撃の重さに翻弄された」
視線をリンに戻す。
「これら三つ、今日から一つずつ叩き込む」
白蓮は朱音を呼び寄せ、木刀を構えた。
「朱音、お前は普通に構えろ。リン、お前はただ立って相手の動きだけを読む」
動くことを許されず、ただ相手の呼吸、重心、視線を観察する。
一瞬でも見誤れば木刀が肩を叩く。
痛みが間違いを教えてくれた。
次は蘭が相手。
木刀を使わず、布玉を何十個も投げつけてくる。
それを避け、受け、落とさぬよう拾い返す。
速さと方向が読めず、何度も頬や肩に当たりながらも、リンは次第に目でなく身体で反応できるようになっていった。
最後は白蓮自身が立つ。
「一撃で構わん。私に届かせろ」
木刀を握る手に力を込め、全身を連動させて踏み込むリン。
しかし白蓮は半歩引き、あるいは半歩踏み込み、絶妙な距離で攻撃を外す。
何度繰り返しても届かない。
だが十数合目、わずかに白蓮の眉が動いた。
「……今の半歩、忘れるな」
夕暮れ、稽古が終わる頃にはリンの体は限界に近かったが、胸の奥で灯った炎は強さを増していた。
白蓮はその背を見送りながら、誰にも聞こえぬほどの声で呟いた。
「この火種……消させはせぬ」
夕暮れの稽古場は、朱に染まった光の中で静まり返っていた。
白蓮が最後の指導を終えると、リンは木刀を膝に置き、膝から崩れるように座り込んだ。
全身は悲鳴を上げ、呼吸は焼けるように苦しい。
だが、その奥に確かに何かが芽生えている――燃え立つ火種のような感覚だった。
白蓮は言葉少なに背を向け、道場の奥へ歩き去る。
残されたリンは、しばらく天井を見つめ、静かに息を整えた。
(玄武門……俺の生まれた場所。
そこへ行けば、自分の本当の過去も知れるだろう。
けど……あそこに入るってことは、景嵐って男や、その取り巻きと向き合うことになる)
稽古で学んだ三つの課題――間合い、速度、重さ。
それは単なる技の不足ではない。
自分が、まだ「何者にもなりきれていない」という事実を突きつけていた。
(白蓮師は私に道を選べと言ったわけじゃない。
けど、あの目……きっと、何かを託そうとしてる)
道場の外から、夕風が吹き込む。
その風は、遠く北方――玄武門のある方角から来ているような気がした。
リンは汗に濡れた額を拭い、ゆっくりと立ち上がった。
(行くべきなのか……行かないべきなのか……
答えは、まだ……出せない)
その背に、沈みゆく陽の光が赤く差し込んでいた。
まるで、彼の選択の時が近づいていることを告げるかのように。
夜更け、朱雀流道場の書院。
昼間の熱気が嘘のように、虫の声と筆先の擦れる音だけが響く。
白蓮は一枚の和紙を前に、墨を含ませた筆をゆるりと運んでいた。
その文面は、玄武門首長・孟厳へ宛てられたものだった。
「貴殿の血を引く少年、リンの件につき、ここに私見を記す。
技量は未だ未熟にして、心身の鍛錬も道半ば。しかし、その眼差しと気魄には、
必ずや大成に至る芽があると私は見る。
されど現状のまま、玄武門の渦中へ投ずるは時期尚早。
よって、朱雀流の外弟子としての立場を保ちつつ、修行の名の下、貴門に送り、
武の奥義と一族の流儀を学ばせることを提案する。」
白蓮は一度筆を止め、微かに息を吐く。
墨の香りと共に、リンの今日の姿が脳裏に浮かんだ。
朱音との間合いの駆け引き、蘭との速度競争、楊烈との重さをぶつけ合う試合——
どれも未熟だが、確かな伸びしろがあった。
再び筆が動く。
「私がこの子を守りきることはできよう。
しかし、守るばかりでは何も得られぬ。
武の道は、己で立ち、歩み、倒れ、再び立ち上がることでしか開かれぬもの。
どうか貴殿におかれても、修行の場を与え、力を試す機会をお作り願いたい。」
最後に白蓮は筆を置き、封を閉じた。
手紙を届ける使者を呼ぶと、静かに言い含める。
「これは玄武門首長、孟厳殿に直接。途中で誰にも渡すな。」
使者が深く頭を下げ、夜の闇へ消えていく。
白蓮は窓辺に立ち、遠くの山影を見やった。
その眼差しには、師としての覚悟と、友としての願いが混じっていた。
10
あなたにおすすめの小説
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる