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第五章:「魏支国潜入」
第六十六話:「龍華会議」
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会議には、リンにとって懐かしい顔が並んでいた。
朱雀門では白蓮と首長となった蘭が軽く会釈を交わし、互いの無事を確かめるように微笑む。玄武門では玄潤老師と孟厳首長が穏やかに迎え、稽古の日々を思い返すように言葉を交わした。蒼龍門の蒼威老師と首長の彩琳も手を合わせ、再会の喜びを示す。白虎門の飛燕老師は思わず小さく拳を握り、隠しきれぬ笑みを浮かべた。
リンもまた自然に笑みをこぼし、短い抱擁や会釈で応える。言葉少なでも、長年の絆と信頼は十分に伝わった。
藍峯は控えめに立ち、影の存在としてその光景を見守る。だがリンの安堵に満ちた表情を見て、小さく頷いた。――この絆こそが帝国を守る力となるのだ。
束の間ながらも広間に温かな空気が流れ、戦いに臨む前の安息が生まれていた。
龍華帝国の武都・大広間。二重に張られた幕の奥には、帝国の要たる四老師、各門の首長、藩領を治める武人代表が列席している。先の第一回会議――藍峯による禁苑の調査報告は衝撃をもって受け止められ、今集う者たちの誰もが緊張を隠せずにいた。
しかし、その張り詰めた空気の中にも、再会を喜ぶ師と弟子、旧友たちの柔らかな笑みがわずかに灯っていた。
白蓮は蘭の肩に手を置き、蒼威老師はかつての教え子である彩琳を見やり「立派になったな」と短く頷く。玄潤老師は孟厳と共にリンの姿を確かめるように目を細め、飛燕老師は抑えきれぬ笑みを浮かべて「元気そうで何よりだ」と言葉をかけた。
リンもまた深く頭を下げ、胸の奥から再会の喜びを示す。その姿に、場に集った者たちはひととき厳しい現実を忘れ、温かな空気が広間を包んだ。
だが、それも長くは続かない。壇上に進み出た宰相の一声が、広間を再び静寂に包み込む。
「――諸君。帝国を覆う国難に対し、ここに二度目の会議を開く。魏支国はもはや隣国ではない。禁苑の実験場、夜ごと歩く死者……藍峯殿が持ち帰った報告は幻想などではない。我らが直面している現実だ」
重苦しい沈黙が場を支配する。四老師は黙して座し、首長たちも深い思慮を宿した顔で宰相の言葉を待つ。
宰相はさらに言葉を重ねた。
「龍華帝国はこの危機にどう立ち向かうのか。武を以て抗うのか、智を以て封じるのか。それとも――門派を超え、一つにまとまるべき時なのか。本日の会議はその答えを見出すためのものだ」
師弟たちの顔から笑みが消え、全員の眼差しが覚悟を帯びていく。
やがて、最初に口を開いたのは玄潤老師であった。
「……魏支国は、放置すれば帝国の喉元を食い破る獣となる。もはや各門の利害を論じている時ではあるまい」
低く重みのある声が、広間に響いた。
玄潤老師の言葉に、広間はざわめき立った。
「その通りだ!」と、白虎門の飛燕老師が声を上げる。
「死者を操るなど、人の道を踏み外した暴挙。魏支国を放置すれば、やがて帝国の都まで蝕まれる。我ら武人は、剣を執ってでも抗わねばならぬ!」
力強い言葉に、蒼龍門の首長・彩琳が一歩進み出る。
「けれど、ただ武で挑めば無謀です。禁苑は魏支国の奥深く、そこに至るまでの山々や関所もすでに厳重に固められているでしょう。まずは智を尽くし、敵の動きを封じる策を講じなければ……」
蒼威老師が頷き、低く言葉を添える。
「彩琳の言はもっともだ。魏支国は、ただの武力国家ではない。禁苑での研究が続けば、いずれ常識を超える兵が現れるだろう。武と智、その両輪がなければ抗えぬ」
朱雀門の白蓮は、静かな声で議論を収めるように口を開いた。
「皆が危機を認めているのは明らか。であれば、門派ごとに分かれている場合ではない。宰相殿の言う通り、我らは一つにまとまらねばならぬ時でしょう」
その言葉に、首長たちが互いを見やり、わずかに頷き合う。
広間の空気が、一歩、団結の方へと傾いた。
だがその時、黒鷹派の藍峯に宰相の視線が向けられる。
「――藍峯殿。貴殿は禁苑をこの目で見た。魏支国の内情を最も知る者として、この国難にどう立ち向かうべきと考えるか」
一斉に集まる視線。
表舞台に立つことを避け続けた藍峯にとって、その問いは重く響いた。
藍峯はしばし黙し、やがて静かに答えた。
「……魏支国は、ただの敵国ではない。禁苑はすでに兵のための実験場となり、そこに潜むのは死ではなく“終わりなき戦”です。武だけでは押し返せず、智だけでも封じられぬ。帝国が生き延びるには――門派を超え、ひとつの力となるしかありません」
その言葉に、四老師は深く頷き、広間を覆っていた緊張がさらに強い覚悟へと変わっていった。
「……決まったな」
玄潤老師の低い声が、広間に響いた。
「我らは共に立つ。龍華帝国のため、そして未来のために」
玄潤老師の言葉で「団結」の方針が定まると、広間に再び静寂が落ちた。だがそれは、先ほどまでの不安に満ちた沈黙ではなく、戦いの覚悟を共有した者たちの沈黙だった。
やがて、四老師が順に口を開いた。
朱雀門・白蓮は凛とした声音で言う。
「我ら朱雀門は、炎の如き気迫を鍛え、気功をもって心身を燃やす。前線に立ち、兵たちの士気を支える役を担おう」
玄武門・玄潤老師は低い声で続ける。
「我ら玄武は防御の術を極めてきた。禁苑から溢れる異形が押し寄せても、城壁を守る盾となろう。帝国の地を踏ませぬことこそ、我らの務めだ」
蒼龍門・蒼威老師は静かな眼差しで語る。
「蒼龍門は、武だけでなく智を重んじる。禁苑の実験の痕跡を解析し、敵の仕組みを暴こう。無謀な突撃ではなく、勝つための策を練る役目を果たす」
白虎門・飛燕老師は一歩前に出て、拳を握る。
「我ら白虎門は迅速な剣を信条とする。禁苑の深部に斬り込むなら、我らが先陣を切ろう。命を賭してでも、帝国に禍根を残さぬためにな」
四老師の声が重なり合い、広間に強い気迫が満ちる。
その時、リンが一歩進み出た。
懐かしい師の顔が並ぶ前で、彼は深く息を吸い込み、静かに言葉を紡ぐ。
「……師たちのもとで学んだ日々を、私は忘れていません。炎の気迫、堅牢な守り、智を尽くす冷静さ、そして剣に宿る迅速な決断。それらが私を形作ってきました」
視線を巡らせ、四老師と首長たちを見渡す。
「その教えを、この国難に捧げます。私は、龍華帝国の民を守るために剣を振るう。もはや一門の弟子としてではなく、帝国の武人のひとりとして――」
言葉は短く、しかし堂々とした声音だった。
その瞬間、広間の空気がひとつにまとまり、誰もがリンの決意に引き込まれていった。
白蓮が静かに目を細め、飛燕老師は隠しきれぬ誇らしさを浮かべ、蒼威老師は深く頷き、玄潤老師は「立派になったな」と低く呟いた。
藍峯は控えの位置からその光景を見つめ、胸の奥で小さく思う。
――この者たちが揃えば、きっと帝国は揺るがぬ。
やがて宰相が声を上げた。
「よかろう。諸君、帝国はもはや一つだ。次に問うはただひとつ――魏支国にどう挑むか。その策を練ろう」
第二回会議は、いよいよ作戦立案へと進んでいった。
朱雀門では白蓮と首長となった蘭が軽く会釈を交わし、互いの無事を確かめるように微笑む。玄武門では玄潤老師と孟厳首長が穏やかに迎え、稽古の日々を思い返すように言葉を交わした。蒼龍門の蒼威老師と首長の彩琳も手を合わせ、再会の喜びを示す。白虎門の飛燕老師は思わず小さく拳を握り、隠しきれぬ笑みを浮かべた。
リンもまた自然に笑みをこぼし、短い抱擁や会釈で応える。言葉少なでも、長年の絆と信頼は十分に伝わった。
藍峯は控えめに立ち、影の存在としてその光景を見守る。だがリンの安堵に満ちた表情を見て、小さく頷いた。――この絆こそが帝国を守る力となるのだ。
束の間ながらも広間に温かな空気が流れ、戦いに臨む前の安息が生まれていた。
龍華帝国の武都・大広間。二重に張られた幕の奥には、帝国の要たる四老師、各門の首長、藩領を治める武人代表が列席している。先の第一回会議――藍峯による禁苑の調査報告は衝撃をもって受け止められ、今集う者たちの誰もが緊張を隠せずにいた。
しかし、その張り詰めた空気の中にも、再会を喜ぶ師と弟子、旧友たちの柔らかな笑みがわずかに灯っていた。
白蓮は蘭の肩に手を置き、蒼威老師はかつての教え子である彩琳を見やり「立派になったな」と短く頷く。玄潤老師は孟厳と共にリンの姿を確かめるように目を細め、飛燕老師は抑えきれぬ笑みを浮かべて「元気そうで何よりだ」と言葉をかけた。
リンもまた深く頭を下げ、胸の奥から再会の喜びを示す。その姿に、場に集った者たちはひととき厳しい現実を忘れ、温かな空気が広間を包んだ。
だが、それも長くは続かない。壇上に進み出た宰相の一声が、広間を再び静寂に包み込む。
「――諸君。帝国を覆う国難に対し、ここに二度目の会議を開く。魏支国はもはや隣国ではない。禁苑の実験場、夜ごと歩く死者……藍峯殿が持ち帰った報告は幻想などではない。我らが直面している現実だ」
重苦しい沈黙が場を支配する。四老師は黙して座し、首長たちも深い思慮を宿した顔で宰相の言葉を待つ。
宰相はさらに言葉を重ねた。
「龍華帝国はこの危機にどう立ち向かうのか。武を以て抗うのか、智を以て封じるのか。それとも――門派を超え、一つにまとまるべき時なのか。本日の会議はその答えを見出すためのものだ」
師弟たちの顔から笑みが消え、全員の眼差しが覚悟を帯びていく。
やがて、最初に口を開いたのは玄潤老師であった。
「……魏支国は、放置すれば帝国の喉元を食い破る獣となる。もはや各門の利害を論じている時ではあるまい」
低く重みのある声が、広間に響いた。
玄潤老師の言葉に、広間はざわめき立った。
「その通りだ!」と、白虎門の飛燕老師が声を上げる。
「死者を操るなど、人の道を踏み外した暴挙。魏支国を放置すれば、やがて帝国の都まで蝕まれる。我ら武人は、剣を執ってでも抗わねばならぬ!」
力強い言葉に、蒼龍門の首長・彩琳が一歩進み出る。
「けれど、ただ武で挑めば無謀です。禁苑は魏支国の奥深く、そこに至るまでの山々や関所もすでに厳重に固められているでしょう。まずは智を尽くし、敵の動きを封じる策を講じなければ……」
蒼威老師が頷き、低く言葉を添える。
「彩琳の言はもっともだ。魏支国は、ただの武力国家ではない。禁苑での研究が続けば、いずれ常識を超える兵が現れるだろう。武と智、その両輪がなければ抗えぬ」
朱雀門の白蓮は、静かな声で議論を収めるように口を開いた。
「皆が危機を認めているのは明らか。であれば、門派ごとに分かれている場合ではない。宰相殿の言う通り、我らは一つにまとまらねばならぬ時でしょう」
その言葉に、首長たちが互いを見やり、わずかに頷き合う。
広間の空気が、一歩、団結の方へと傾いた。
だがその時、黒鷹派の藍峯に宰相の視線が向けられる。
「――藍峯殿。貴殿は禁苑をこの目で見た。魏支国の内情を最も知る者として、この国難にどう立ち向かうべきと考えるか」
一斉に集まる視線。
表舞台に立つことを避け続けた藍峯にとって、その問いは重く響いた。
藍峯はしばし黙し、やがて静かに答えた。
「……魏支国は、ただの敵国ではない。禁苑はすでに兵のための実験場となり、そこに潜むのは死ではなく“終わりなき戦”です。武だけでは押し返せず、智だけでも封じられぬ。帝国が生き延びるには――門派を超え、ひとつの力となるしかありません」
その言葉に、四老師は深く頷き、広間を覆っていた緊張がさらに強い覚悟へと変わっていった。
「……決まったな」
玄潤老師の低い声が、広間に響いた。
「我らは共に立つ。龍華帝国のため、そして未来のために」
玄潤老師の言葉で「団結」の方針が定まると、広間に再び静寂が落ちた。だがそれは、先ほどまでの不安に満ちた沈黙ではなく、戦いの覚悟を共有した者たちの沈黙だった。
やがて、四老師が順に口を開いた。
朱雀門・白蓮は凛とした声音で言う。
「我ら朱雀門は、炎の如き気迫を鍛え、気功をもって心身を燃やす。前線に立ち、兵たちの士気を支える役を担おう」
玄武門・玄潤老師は低い声で続ける。
「我ら玄武は防御の術を極めてきた。禁苑から溢れる異形が押し寄せても、城壁を守る盾となろう。帝国の地を踏ませぬことこそ、我らの務めだ」
蒼龍門・蒼威老師は静かな眼差しで語る。
「蒼龍門は、武だけでなく智を重んじる。禁苑の実験の痕跡を解析し、敵の仕組みを暴こう。無謀な突撃ではなく、勝つための策を練る役目を果たす」
白虎門・飛燕老師は一歩前に出て、拳を握る。
「我ら白虎門は迅速な剣を信条とする。禁苑の深部に斬り込むなら、我らが先陣を切ろう。命を賭してでも、帝国に禍根を残さぬためにな」
四老師の声が重なり合い、広間に強い気迫が満ちる。
その時、リンが一歩進み出た。
懐かしい師の顔が並ぶ前で、彼は深く息を吸い込み、静かに言葉を紡ぐ。
「……師たちのもとで学んだ日々を、私は忘れていません。炎の気迫、堅牢な守り、智を尽くす冷静さ、そして剣に宿る迅速な決断。それらが私を形作ってきました」
視線を巡らせ、四老師と首長たちを見渡す。
「その教えを、この国難に捧げます。私は、龍華帝国の民を守るために剣を振るう。もはや一門の弟子としてではなく、帝国の武人のひとりとして――」
言葉は短く、しかし堂々とした声音だった。
その瞬間、広間の空気がひとつにまとまり、誰もがリンの決意に引き込まれていった。
白蓮が静かに目を細め、飛燕老師は隠しきれぬ誇らしさを浮かべ、蒼威老師は深く頷き、玄潤老師は「立派になったな」と低く呟いた。
藍峯は控えの位置からその光景を見つめ、胸の奥で小さく思う。
――この者たちが揃えば、きっと帝国は揺るがぬ。
やがて宰相が声を上げた。
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