裏切りメイドの甘い贖罪

のじか

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 顔を離すと、ミルルの瞳にはありありと困惑の色が浮かんでいた。自分が手酷く扱わなかったことがそんなにも意外なのだろうか、とクロードはひとりごちる。

 ──どうやら、自分はまだまだ信頼されていなかったらしい。

 苦笑して、今度は強引に貪るようなキスをする。驚いて後ろに逃げようとしたミルルを椅子に押さえつけ、舌を絡める。

「んっ……ふうっ……」

 甘い吐息が執務室に溢れる。窓の外から演習のかけ声が聞こえ、ミルルの羞恥心を煽った。

「はあ……っ、クロード、さま……」

「男爵の顔がちらつくのは不愉快だが、なるほど彼は僕の好みを把握しているらしい」
「……」

 クロードはミルルに、自分に尻を向けて立ち上がるよう命令した。

 震えながらもミルルは立ち上がり、執務机に手をついた。

 ジッと音がして、ミルルのスカートはぱさりと床に滑り落ちる。あらわになったミルルの細い腰を、クロードは撫で回した。

「足を開いて。もっとこっちにお尻を突き出すんだ。よく見えるようにね」

 クロードが下着の紐を引っ張ると、ミルルの秘部があらわになる。

「糸を引いているよ」
「ひゃあんっ」

「中には何も隠していないのかな?」

 クロードはミルルの中に指を挿し入れた。かたく閉ざされたはずのそこは、蜜が溢れ出しており、あっさりと男の太い指を受け入れた。

 にちにちといやらしい音が、ミルルの耳の中で響く。

「あ、や、あああ……」

 自分の中にクロードの指が入っている。そう思うだけで、ミルルの足はガクガクと震え、彼女は机の上に倒れこんでしまう。

「きついね。自分ではしないの?」
「……中では……しません……」

 普段の状況であればどのように自分を慰めているのか、など問われても答えるはずがない。しかし、ミルルは完全に混乱状態に陥っていた。

「ならこっちでするわけだ」

 クロードは指をミルルの中に残したまま、花芯を責め立てる。

 中と外を同時に愛撫され、ミルルの快感は高まっていく。

「や、ああ、あっ……」
「尋問なんだから、気持ちよくなっちゃダメだよ?」

 クロードはミルルが達しそうになるのを見計らい、指を抜いた。充血して妖しい色に染まった秘部は、ひくひくと物欲しげに動いている。

「ほら、ミルル。こちらを向いて、ブラウスを脱いでごらん」
「……はい……」

 甘い疼きを抱えたまま、ミルルは机の上で体を起こし、クロードに向き直った。はだけたブラウスのボタンを自ら外していく。

手にすっぽりと収まるぐらいの、形の良い乳房の間に細い金のネックレスがあった。クロードがこの前のミルルの誕生日にプレゼントしたものだ。

 クロードはそれをそっと指で掬い上げた。

「これは男爵に報告した?」

 ミルルは必死に首を振った。その様子をクロードは愛おしく思い、ネックレスの上からミルルの胸元に口づけを落とした。

「全部見せてごらん」

 クロードの命令通りにミルルはブラウスと下着を脱ぎ、身につけているものは金のハートのネックレスと、白いタイツだけになった。
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