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新章
第96話 レッドキングゴブリン
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人攫いの正体は、ユウェンスの部下『フランツ』だった。彼は、イニティウムの住人であり、ユウェンスの部下でもあった。
この普通の男が……裏切者。
「お前……フランツだよな」
「……ク、クソォ! アウルム、よく俺を見つけ出せたな!!」
「フランツ、赤い色をした怪物は嘘だったのか」
「嘘じゃないさ。俺は怪物だからなァ!!」
フランツの肉体がモリモリと盛り上がる。……まてまて、普通の人間じゃないぞ、コイツ。魔物だ……!
「フルクは俺が抱える。カルニは、マルガを頼む!!」
「承知しました」
俺はフルクを小脇に抱えて距離を取った。
「ア……アウルムさん、わ、わたし……そ、その……嬉しいです」
「今は我慢しろ、フルク!」
なんだか顔を真っ赤にしているが、後だ。フランツの体が変貌を遂げると、彼の言っていた通りの赤色の怪物となった。
そうか、コイツは巧妙な人間に化けていたんだ。どんな方法か分からないけど、恐らくはルードスの秘術か何かだろう。とすれば、内部から“闇ギルド”なんてものが出現した理由も頷ける。
『グハハハハハ……! 驚いたか、勇者よ。我は“レッドキングゴブリン”である』
道理で醜い姿をしていると思ったよ。てか、ゴブリンが人間に化けていたとはな。これは驚いた。モンスターが人間に化けられるなんて……どんな魔法だ?
「教えてくれ、フランツ。お前は俺の敵で間違いないよな」
「そうだ! お前のこのくだらない国を滅ぼすためにルードス様から送られてきたのだよ。だが、それよりも美しい娘が多くてなァ……。先に俺の子供を増やすことにした」
「おまえ……そんな事の為に」
「もう三十人は集まった。どいつもこいつも特上の女! 中にはエルフやドワーフもいる。最高のハーレムだ!!」
なにがハーレムだ。ふざけんな。
コイツは魔王・ルードスの生み出した怪物だったわけだ。それを見抜けず、内部でコソコソされていたとはな。
「レッドキングゴブリン……そうか、アウルム様!」
「どうした、カルニ」
「あのゴブリンは、性欲魔獣です。若くて美人な女性を狙い、子を増やすと聞いております。しかも、寄生したゴブリンはお腹を突き破って何匹も出てくるそうです。このままでは国中がゴブリンだらけになってしまいますよ!!」
「なんだって……」
なにげにグロいな。聞いただけでゾッとしたわ。てか、そんなバケモノを放置しておくわけにはいかない。性質が悪いってレベルじゃねーぞ。
「ひ、ひどいです……」
純情なフルクが青ざめて、今にも倒れそうだった。いかん、フルクには刺激が強すぎたな。一方、マルガは――あぁ、だめだ。コイツは特殊性癖の持ち主で、もう手遅れだった。
「……主様ぁ」
「こっち見んな!」
ヘンタイメイドは放置し、俺は構えた。
「やる気か、アウルム!」
「てめーを倒して女の子達を救出する」
「そうはさせない。今夜、三十人の女共全員を犯――ぶふぁあああぁああぁッ!!!」
それ以上を言う前に、俺は【レベル投げ】でヤツの口元に攻撃した。ああ、もういい。こいつは裏切り者以前に、最悪な敵だ。絶対にぶっ倒す。
俺は、ゆっくりと右手を掲げ――
「聖槍・プリムスウィクトール!!!」
怒りのまま銀の槍を穿った――。
この普通の男が……裏切者。
「お前……フランツだよな」
「……ク、クソォ! アウルム、よく俺を見つけ出せたな!!」
「フランツ、赤い色をした怪物は嘘だったのか」
「嘘じゃないさ。俺は怪物だからなァ!!」
フランツの肉体がモリモリと盛り上がる。……まてまて、普通の人間じゃないぞ、コイツ。魔物だ……!
「フルクは俺が抱える。カルニは、マルガを頼む!!」
「承知しました」
俺はフルクを小脇に抱えて距離を取った。
「ア……アウルムさん、わ、わたし……そ、その……嬉しいです」
「今は我慢しろ、フルク!」
なんだか顔を真っ赤にしているが、後だ。フランツの体が変貌を遂げると、彼の言っていた通りの赤色の怪物となった。
そうか、コイツは巧妙な人間に化けていたんだ。どんな方法か分からないけど、恐らくはルードスの秘術か何かだろう。とすれば、内部から“闇ギルド”なんてものが出現した理由も頷ける。
『グハハハハハ……! 驚いたか、勇者よ。我は“レッドキングゴブリン”である』
道理で醜い姿をしていると思ったよ。てか、ゴブリンが人間に化けていたとはな。これは驚いた。モンスターが人間に化けられるなんて……どんな魔法だ?
「教えてくれ、フランツ。お前は俺の敵で間違いないよな」
「そうだ! お前のこのくだらない国を滅ぼすためにルードス様から送られてきたのだよ。だが、それよりも美しい娘が多くてなァ……。先に俺の子供を増やすことにした」
「おまえ……そんな事の為に」
「もう三十人は集まった。どいつもこいつも特上の女! 中にはエルフやドワーフもいる。最高のハーレムだ!!」
なにがハーレムだ。ふざけんな。
コイツは魔王・ルードスの生み出した怪物だったわけだ。それを見抜けず、内部でコソコソされていたとはな。
「レッドキングゴブリン……そうか、アウルム様!」
「どうした、カルニ」
「あのゴブリンは、性欲魔獣です。若くて美人な女性を狙い、子を増やすと聞いております。しかも、寄生したゴブリンはお腹を突き破って何匹も出てくるそうです。このままでは国中がゴブリンだらけになってしまいますよ!!」
「なんだって……」
なにげにグロいな。聞いただけでゾッとしたわ。てか、そんなバケモノを放置しておくわけにはいかない。性質が悪いってレベルじゃねーぞ。
「ひ、ひどいです……」
純情なフルクが青ざめて、今にも倒れそうだった。いかん、フルクには刺激が強すぎたな。一方、マルガは――あぁ、だめだ。コイツは特殊性癖の持ち主で、もう手遅れだった。
「……主様ぁ」
「こっち見んな!」
ヘンタイメイドは放置し、俺は構えた。
「やる気か、アウルム!」
「てめーを倒して女の子達を救出する」
「そうはさせない。今夜、三十人の女共全員を犯――ぶふぁあああぁああぁッ!!!」
それ以上を言う前に、俺は【レベル投げ】でヤツの口元に攻撃した。ああ、もういい。こいつは裏切り者以前に、最悪な敵だ。絶対にぶっ倒す。
俺は、ゆっくりと右手を掲げ――
「聖槍・プリムスウィクトール!!!」
怒りのまま銀の槍を穿った――。
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