お化けの花子さんは、普通の女の子でした。

人体模型

花子さんが答えてくれた。

「多分！理科室の人体模型よ。
毒を取りに行った時に、佳くん会ってないの？」

「えっ！会って無いよ。」

「あら、そう･･･
なら、逃げましょう！」

「なんで！？倒そうよ。」

「多分！無理よ。」

「なんで･･･！？」

「人体模型さん･･･動きが早いうえに、動きがトリッキーなのよね。
関節とか逆にまで、曲がるし！
単純な戦闘力だけで言ったら。
間違いなく！最強よ。
いくら佳くんが、強くても今回は無理ゲーかもしれない･･･。」

「へぇ～･･･そんなに強いんだ！」

すると･･･足音が・・・

ガシャ‥…ガシャ‥‥ガシャ‥ガシャ･ガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャ！！！　

近づいて来たので！！！

走って逃げる事に･･･

「ヤバ！！！あんなに離れてたのに、追いついて来てる！！！」

「だから言ったでしょ！！！とにかく走って･･･」

「分かった！」

ガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャ！！！

「はぁ･･･はぁ･･･はぁ‥はぁ…！！！」

ガシャッ！ガシャガシャガシャガシャガシャガシャ！

必死に走ってはいたが･･･追いつかれた！

「追いつかれた！！！てか！！！アイツ何！！！
動きも形もキモッ！！！」

それは、人体模型が四つん這いになり！

蜘蛛のような動きで、追って来ていた！

「ヤバい！ヤバい！ヤバい！ヤバい！キモい！キモい･･･」

「やっぱり！逃げきれないわね。」

「どうする？花子さん･･･戦ってもいいの？」

「・・・。
仕方ない！私が、戻って来るまで･･･佳くん頑張って！！！」

「えっ！？何か策があるの？」

「ええ･･･だから私を信じて！！！」

「分かった！」

そう言うと･･･佳は、妖怪退治棒ー！を構え。

人体模型と向き合う。

佳が、足を止めたので！人体模型も足を止めた！

そして、人体模型は首を一回転させ！

襲いかかって来た！

佳は、何とか！妖怪退治棒ー！で、受け止めると･･･

人体模型が、首を曲げて！様子を伺う･･･

今度は、壁や天上を使い！トリッキーな動きで攻撃をして来た！！！

何とかガードしたが･･･吹き飛ばされ！すぐさま立ち上がったが･･･また！新たな攻撃が、繰り出されていた。

「うわっ！！！マジで！強い！！！」

佳は、何度も攻撃を喰らってしまった。

人体模型は、その柔らかい関節を生かして！二連三連と攻撃をしてくる。

佳は、初動は防げても

その後が、避けられない！ガードが遅れる！！！

「ヤバいなぁ！何か･･･策は‥！！！」

佳は準備室にが見えたので、そこに飛び込んだ！

そして、あるモノを見つけそれを構えた！

すると！またもや人体模型の攻撃が･･･

佳は、人体模型の二撃を受け止めた！

「よし！これならイケる！！！」

そして、花子さんが戻って来ると！

人体模型と佳は、ほぼ互角の攻防を繰り広げていた！

佳は、妖怪退治棒ー！と《先生が使う大きな分度器》を盾に使い。
人体模型のトリッキーな攻撃を避けて！ガードしていた。
しかし、全ては避けられない！何発か喰らうが･･･
佳も何発か、入れ返していた。

2人の激しい攻防は、火花を散らし！

だか…やはり！推されているのは･･･佳くんの方だった。

花子さんが、佳に呼びかけると･･･

「佳くん！大丈夫！？」

「あっ！！！・・・は・な・・・こ・さん！
ちょ･･･コイツ！
強い･･････！！！」

「ええ･･･…貴方も相当！強いわよ…」

「あ‥りがとう･･･。」

「ところで･･･佳くん！私、助けた方がいいかしら！？」

「ゔぅ～ん･･･
多分！勝てない･･･から･･･お願い‥します･･･」

「分かったわ！」

そう言うと・・・

花子さんは、あるモノをぶちまけた！！！