お化けの花子さんは、普通の女の子でした。

漫点

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体探し

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「じゃー・・・
クラマ!これで、契約成立ね。」

「ああ・・・
新たな我が主人!何かあれば、わたしを頼れ!力になろう。」

「うん、よろしくね~!
・・・で!花子さん!全ての呪いが解かれたけど・・・どう?」

「・・・どう?と言われても・・・
とくに変わりは、無いわね。」

「う~ん・・・
じゃー!記憶とかは・・・体の封印場所とか・・・!?」

「・・・全然!分からないわ。」

「・・・呪いを解く意味って、合ったのかな・・・!?」

「それは、もちろん!あるぞ・・・!」

「えっ!そうなのクラマ・・・」

「ああ・・・呪いを解かなければ!体を見つけても戻れんし!
それに、我らを倒す前に体を探しては・・・
妨害にあって探しにくいであろう。」

「まぁ~・・・確かに・・・・・・。
所で、クラマは花子さんの体の封印場所知らないの?」

「知らん。
人間など興味無い!
こやつの体は、リーダーである。
鏡じじいが、知っておるぞ・・・」

「えっ!アイツ・・・リーダーだったの!?」

「ああ・・・あやつの提案じゃからのぉ・・・」

「マジか・・・!
アイツ!花子さんの体の封印場所!教えてくれるかなぁ~・・・?」

「とりあえず・・・ダメもとでも、行ってみましょう。」

「そうだね。」

そうして、3人は教室を出て!廊下を進むと・・・

大きな鏡がかけられてる階段の中間へと
やって来た。

「おぉーい!鏡じじい~・・・いるかぁ~・・・」

「・・・」

無反応・・・

なので・・・佳は、鏡を叩き!

ダンッ‥ダンッ・・・ダン!

「おぉーい!居るんだろ!出て来いよ!」

「佳くん!そんなに強く叩いたら鏡が割れてしまうわ・・・。」

「確かに・・・くそ~!アイツ・・・居留守なんて使いやがって!」

すると・・・クラスが、鏡に手を入れ!鏡じじいを引っ張り出した。

「何をする・・・!やめてくれ!
もう・・・そのカギとは・・・関わりたく無い・・・!!!」

姿を現した!鏡じじいは、両手が折れ!

なんとも痛々しい!

「おい、どうしたんじゃ?鏡じじい・・・!?
その腕は・・・?」

「あっ!それは・・・その・・・
実は、僕が・・・
負けたのに!何度も、しつこいから・・・両腕折った。」

「・・・・・・・・・さすがじゃな・・・。
どうりで、鏡じじいが出て来ない訳じゃ・・・」

「まぁネェ~・・・」

そう言って、後ろ髪をかき上げた。

「所で、何のようだ!?」

「あっ!そうだ・・・
鏡じじい!花子さんの体の場所を教えておくれよ。」

「ほぉ・・・お主ら!
まだ、見つけておらんか・・・」

「そうなんだよ!だから・・・鏡じじいが、知ってるなら教えてよ。」

「そうだなぁ・・・
誰が、教えるもんか!バカが・・・」

その言葉を残して!鏡じじいは、鏡の中に消えていった。

「あっ!」「あれ!」「・・・」

「逃げられた!クラマ・・・また!引きずり出して・・・」

クラマが、鏡に手を入れようとすると・・・

「無理じゃ!ロックがかかっておる!」

「うわ・・・最悪…
自力で探すしか無いか・・・」

「そうじゃな・・・まぁ、3人探せば!
すぐに見つかるじゃろう。」

「それも・・・そうだね。
じゃー!花子さんの体探しは、明日からで良い・・・?花子さん!?」

「ええ・・・勿論よ。」

「じゃ~・・・僕は、そろそろ帰るね。」

「分かったわ!」

そうして、学校を出て!

3人は、校庭まで移動をすると・・・

「またね・・・2人とも!」

そう言うと・・・

「何を言っとるんじゃ・・・!?
私も着いていくぞ!」
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