お化けの花子さんは、普通の女の子でした。

勝負

「お･･･お前・・・
俺の一族の事を知らないだと・・・
どう言う教育を受けて来たんだ！！！」

サスケくんは、怒ってしまった。

「若・・・！
仕方ありません。無鉄砲一族もまた異質･･･
他とあまり交流を持ちません。」

「･･･だとしてもだな！！！」

そんな事を話していてもらちが開かないので・・・

「で！　貴方は、何をされている方なの？」
と　少し関西弁混じりで聞くと・・・

「ふざけた奴だ！！！よく覚えておけ！」

大きな声で、話し始めた。

サスケくの一族である門外一族は、元々は

陰陽師の一族で、あったらしい。

しかし、歴史の中では陰陽師の中でも悪の道に進む者もいたらしく。

それを始末する為に、霊力の高い者や強い式神を支えている者で結束されたのが門外一族との事だ！！！

「ほへぇ～・・・」などと

気の抜けた返事をすると・・・

サスケくんは、また怒ってしまった。

「お前！！！分かっているのか！？
お前の一族も例外では無いのだぞ！！！」

「どぉ～言う事を？」

「お前の一族も悪さをすれば、俺が直々に始末しに行ってやる。」

「何言ってるの？そんな事をあるわけないじゃ無いか。」

「はぁ、そうか・・・
お前は、最近！！！
日本各地で、小物の妖怪を倒してはイキがって居たではないか！！！
たかだか小物を倒したくらいで、調子に乗っていると・・・
後で、痛い目を見るぞ！！！」

「痛い目とは？」

「小物を倒したくらいで、自分が強うなったと思い。
悪さをすれば、俺がお前を倒す！！！」

すると・・・

クラマが、話に割って入って来た。

「ほぉ・・・お主が、我が主人に勝てるだと！！！
やれる者ならやってみろ！！！」

「クラマ‥クラマ･･･頼むから煽らないで！」

「しかし、この者は我慢ならん。
たかだか獣の式神しか連れておらんくせに・・・
主人に喧嘩を売るなど・・・」

すると・・・サスケの後らから彼の式神が、姿を現した。

それは、メガネをかけた可愛らしい女の子だった。

よく見ると、頭に耳とお尻に尻尾があるので、この子がクラマの言うサスケくんの式神に違いないと思った。

その子の容姿からすると狸の妖では無いかと推測できる。

その子は、前に出てくると・・・

「貴方も獣のでは、ないですか。」

少し怒った口調で、話しかけてくる。

それにクラマが答える。

「はッ！お前などと、一緒にするな！！！」

何故かクラマは、その子に冷たい態度で
狸と狐は、仲が悪いのかと考えた。

すると、サスケくんが割って入ってくる。

「確かに・・・九尾とは、中々の妖だな！！！
どうだ！お前、俺の物にならないか！？」

「断る！！！」

クラマは、即答で答えた。

「惜しいなぁ・・・俺の元にくれば、お前をもっと鍛えてやれるのに・・・」

「はぁｯ！そんな狸なんぞと一緒に居られるか！！！」

「それは、こちらのセリフです。」

お互い嫌い同士の様だった。

「ふんｯ！獣の狸を式にして調子に乗っておる者などに、興味はない！！！」

「何度も言いますが・・・
貴方も獣の妖では、ないですか！！！」

「全く違うは、この阿呆が・・・
私は、神社の守り神として崇められそれが妖となった者だ！！！
元々、獣のお前などと一緒にするな！！！
尾も一本の分際で！！！」

「尻尾の数は、関係ありません！！！
それに・・・私は、貴方より強いです。」

「は！？一本の尻尾しか持たぬお主が、どうやって我に敵うと言うのじゃ！！！」

「試してみますか！？」

すると、サスケが・・・

「面白い！！！互いの従者を戦わせて勝負を決めよう！！！」