上 下
97 / 98

95

しおりを挟む
アンデットの殲滅に成功したリオン達は、魔王の城の中へと入って行った。

大きな扉を開けて入った中は、薄暗く
大きな柱と真っ赤な絨毯が引かれていた。

そのお城の中をリオン達は、警戒しながら奥へと進むと、、、

大きな扉が現れた!

その扉を開き!中に入ると、、、

「わしの城に何の様じゃ、貴様ら!」

見るとそこには、大きな椅子に座りこちらを見下ろす。

魔王の姿があった。

そして、リオンが、、、

「魔王って、女なのか、、、!?」

「そうみたいですわね。」

誰も魔王の姿は、知らなかったらしい。

そして、リオン達は魔王に近づくと、、、

魔王が魔王覇気を放って来た!

すると、騎士達は皆んな倒れた!

残ったのは、リオンとアリスとマット、スライム、ドンキーの3人と2匹。

スライムとドンキーに騎士達を任せ!

3人は、魔王に近づくと、、、

「魔王様!お話があります。」

アリスが話し始めると、魔王は魔法を放って来た。

リオンが避けると、マットに直撃してマットが吹っ飛び部屋の壁へと叩きつけられた!

そして、アリスを見ると片腕を失っていた!

「わしは、話などない。」

アリスは、膝を突き何事も無かったかの様に話を続けた。

「魔王様!私に、お力をお貸し下さい。」

魔王は、また魔法を放って来た!

それをリオンが受け止め!相殺した。

すると、、、

「お主は、なかなかやる様じゃのう、、、
ならば我を倒してみよ!
さすれば、力を貸してやろう!」

「お、お前!ふざけんな!!!」

「何がじゃ?」

「アリス、大丈夫か?」

「ええ、、、大丈夫ですわ。でも、魔王様の事は、お願いします。」

「わかった。」

「お主は、何を怒っているのじゃ?」

「うるせー!速攻で殺す。」

「お!やる気になったなら、、、
わしは、かまわん。死ぬ気で、かかって来い!」

「行くぞー!オラー!!!」

リオンが突っ込んで行くと!

魔王は、距離を取った。

そして、魔法を撃ちまくって来た!

それを相殺させながら魔王に近づくと全力の炎魔法で吹き飛ばした。

城の壁を壊し魔王は、中庭へと投げ出された!

リオンは、すぐに追いかけ。

魔王に近づくと、、、

魔王の体が少しづつ再生し回復していた。

すくさま魔王の首元に剣を突き立て!

「俺の勝ちだ!」と宣言した。


バゴーーン!!!

大きな物音を立てながらアリスの元へ1人の人物が戻って来た!

片手には、ボロボロの者を引きずりながら、、、

「黒騎士様!」

アリスが声をかけると、、、

手に持っていた者を投げつけて来た。

アリスが見ると、それは

血を流しボロボロになった、リオンだった。

アリスが声をかける。

「黒騎士様!大丈夫ですか!?」

「、く、そッ、、、!」

「期待はずれもいいとこじゃ!!!」

魔王が怒りながら発言する。

すると、、、

チェシャが現れた!

「本当に、バカね。」

「なんじゃ、貴様は?」

「リオン!ちゃんと本気で、戦いなさい!」

「チェシャ、、、俺は、本気で戦ったぞ。」

「本気じゃないわ。貴方が本気なら負けないわ!」

「なんじゃ、負け惜しみか?」

「違うわ!貴方が女性だからリオンは、本気で戦えないのよ!」

「なんじゃそれは、
そんな事は理由には、ならん!」

「仕方ないでしょ!そう言う人なんだから。
口では、殺す!だの言っても結局手加減するのよ。
特に女性には、、、
それで自分が傷ついているのだから、本当に仕方ない人だわ。」

「しかし、その者の魔法の威力は人間物を超えておったぞ!」

「リオンが本気なら、この城は跡形もなく無くなってるわ。」

「なら、わしが男ならその者は本気を出すのか!?」

「そうね。」

「なら、男になろう!」

そう言うと姿が変わっていった。

リオンは、、、

「はぁ?
お前は、男なのか!?」

「私に、性別など無い!!!
お主が勝手に女と認識しているだけだ!」

「、だ、騙しやがったな、、!!!」

「騙した訳では、無いが、、、
まぁ、そう言うことだな!」

それを聞くとリオンは、ワナワナと怒り始めた。

「もう、手加減してわ駄目よ。」

「分かってる!!!」

「相手は、不死身なのだから本気でやりなさい!」

「分かった。行ってくる!!!」

血だらけでボロボロの体で、立ち上がり!
魔王へと向かって行った。

その姿は、ボロボロであったが、、、

体から魔力と闘気が大量に溢れ出し。

もの凄い熱気を放っていた!

「これが、こやつの本気か!?」

「まだまだ、こんなもんじゃないわ。」

「ほう、それは楽しめそうだ!
本気で!かかって来い!!!」

その言葉を聞くとリオンが飛びかかって行った!

リオンの攻撃を魔王が両手で受け!受け流す!

しかし、リオンは止まらない!

殴って!殴って!殴り続けた!!!

すると、、、

余裕をかましていた魔王が、少し焦り始めた!

リオンの攻撃が1発!また1発と当たり始める。

「まだだ!!!もっと早く!もっと早く!もっと早く!!!」

リオンのラッシュがどんどん加速していく!

魔王が受け流す事が出来なくなり!

受ける攻撃が増え始めた!

ドン!

「うッ!」

ドン!ドン!

「がはッ!」

ドン!ドン!ドン!ドン!

「うぉ、ち、ちょ、、と!まっ、、、」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!

リオンこの攻撃が無限ヒットし続ける!

「ま、、ま、て、!、、!
か、いふく、、、が、お、いつ、、か、、、ん、、、」

リオンの攻撃で、魔王の体がどんどん削がれでいった。

そして、肉が剥がれ!

体の大半を失う魔王!

しかし、リオンは止まらない!

魔王に頭部はなく言葉も出せない!

リオンが、無我夢中で殴り続けると、、、

スカッ、、、

拳に伝わる感触が無くなると。

リオンは、止まった!

見ると魔王は、スライムぐらいの肉の塊へと姿を変えていた。

リオンは、それを捕まえて皆んなの元へと戻ると、、、

地面に倒れた!

「、、、はぁ、、、はぁ、、、、はぁ、、!
チェシャ!、、、コイツ、、は、、、本当に、、、死んで無いのか、、、!?」

「死んで無いわよ。多分、、、」

見ると鼓動を打っているので死んで無い事が分かった。

「アリスは、大丈夫か、、、」

「とりあえず止血は、したわ。
でも、早く治療した方がいいわ!」

「わかった。」

リオンは、立ち上がり!騎士達皆にエリアヒールをかけ回復した。

そして、肉の塊を結界に閉じ込め!
騎士達に見晴らした。

そして、ルームに入ると、、、

アリスの治療をするための部屋へと向かった!


あとがき

他にも【読み切り作品】を投稿しております。

【お気に入り登録】の多い物を長編で、連載しようと思っています。

是非!読んで投票をして頂けると凄く嬉しいく。

次の作品の参考になります。

何卒よろしくお願いいたします。
しおりを挟む
1 / 4

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

神の手違い転生。悪と理不尽と運命を無双します!

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:213pt お気に入り:1,139

生まれる世界を間違えた俺は女神様に異世界召喚されました

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:35pt お気に入り:1,623

余りモノ異世界人の自由生活~勇者じゃないので勝手にやらせてもらいます~

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:36,373pt お気に入り:29,938

異世界で新生活〜スローライフ?は精霊と本当は優しいエルフと共に〜

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:22,160pt お気に入り:803

【第一部】異世界を先に生きる ~先輩転移者先生との異世界生活記!~

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:106

聖戦記

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:14pt お気に入り:20

処理中です...