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第二章【仲間】

【12】変わらない事……

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そして、最後にお爺さんは猿魔について教えてくれた。

「この猿魔は、ずっとワシに使えてくれておる……
ワシが老いて他の魔物が離れていく中、コイツだけは残ってワシの世話をしてくれている」

猿魔は、とても知能が高く! 団体行動を取る為に仲間意識が強い為。
長く居れば、力の無くなったテイマーにも従ってくれるらしい。

僕は急いで猿魔を仲間にしなくては、そう思った。

そして、僕はライムを肩に乗せて!
雛とウルフ達の元へと急いだ……

アイツらのいる森に着いたが、姿が見えない……

僕は、少し不安になると離れた位置から大きな木が倒れるような音が聞こえて来た!

メキメキッ……バリバリ! ドゴーン!!!

急いで音の方へと向かうと……

3匹は、モヒカンベアーを倒し食していた。

……僕が守るとか言ったが、僕に守られなくともコイツらは自分達の力で生き抜いて行けるとも思った。

しかし、念のためにテイムを試してみる。

僕より強ければテイム出来ないだろうし……

何より僕は、この子達を仲間だと思っている。
もし、テイム出来ないと! かなりデカいショックを受けると思うけどテイムを試してみた。

まずは、1番付き合いの長いアルゲンの雛から……

【テイム】発動!!!

魔法陣が現れ! アルゲンの雛が了承してくれたので、僕は雛に【アル】と言う名前を付けた。

テイム完了!!!

そして、次はインフェルノウルフ……

【フェル】と名付けた!

最後に、スノーウルフ……

スノーウルフの方は女の子だったので
【ユキ】と名づける事にした。

最後にステータスを確認すると……

テイムモンスター!!!

ライム【スライム】
アル【アルゲンタビス】
フェル【インフェルノウルフ】
ユキ【スノーウルフ】

と表示されていた。

そして、僕達は【仲間パーティー】となった。

パーティーとなった僕達の最初のミッションは街で、モンスターも泊まれる。
宿屋を見つける事だ!!!

そして、門番にテイムした事を伝えると……
テイムしたモンスターのステータスを見せろと言われたので見せると……

「……ばッ! ふざけるな!!!
スノーウルフにインフェルノウルフ、おまけにアルゲンタビスだと!!!」

そんな危険なモンスター街に入れられる訳ないだろ!!!

そう言われて、その場を追い返された。

僕達は、途方に暮れて……

森で野宿をする事にした。

皆んなで固まって休んでいると、死の森の事を思い出した!!!

僕達は街に戻って来たが……遭難していた時と何も変わらなかった。
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