泥棒冒険者！恵まれなスキルですが勇者目指して頑張ります。

第二章【仲間】

【28】久しぶりのダンジョン……

僕達は職人さん達に感謝されると、また仕事を手伝って欲しい！　
そう頼まれたので、その時は是非と言って心良く引き受けると……
これにて、今回のクエストはクリアとなった。

そして、ギルドに報告をすると職人さん達からの報酬は倍支払われていたので、僕達はありがたく受け取った。

それから僕達は、いくつかのクエストをこなすと……

久しぶりに、アクアの待つダンジョンルームに行く事にした。
アル、フェル、ユキはよく戻っているが、僕とサスケ、ライムは久しぶり！
紅姫に関しては初めて行く！　そんな感じでダンジョンルームに転送すると……

いきなりアクアに泣き付かれ……僕は、困ってしまった。

「……グスｯ……なんで……全く来てくれなかったのですか……マスター…………」

「ごめん、色々と忙しくて……」

「寂しかった……ですよ…………！！！」

「ごめん！　ごめん……」

そう言って僕はアクアを宥めると……

初めて来た紅姫が

「ここは何？　この女だれ！？」

そう聞いて来たので、僕はダンジョンルームとアクアについて話すと……

アクアも紅姫について聞いてくる。

「何ですか？　この女！？　マスターの眷属では無い者をここに入れるのは、私は反対ですよ！！！　しかも、女だし……」

アクアは、何故か紅姫に少し厳しかった。

なので、僕がアクアを宥めようとすると……

「はぁｯ！　別に良いじゃない！　減るもんでもないんだし。ケチ臭い女ね！！！」

「……はぁ？　何なのですか？？？
マスターこの女！　殺して良いですよね」

「……ダメだよ。」

「はぁｯ！？　ヤレるもんならやってみなさいよ！！！　返り討ちにしてやるわ！」

「……止めて！」

そう言って、僕は2人の間に入って喧嘩を止めるが、2人は睨み合い！　目から火花を散らした！！！

僕は、フェル達に助けを求めるが……

彼らは自分の定位置に落ち着くと、くつろいでいた。

それから何とかその場を収めると……
アクアから提案を受けた。

それは、もっとダンジョンルームに戻って来て欲しい！　と言うものであった。

しかし、一度僕がダンジョンルームに戻るとスタートが死の森からになってしまう為に
街に戻るのに少し時間が、かかってしまう。

その事を伝えると……
アクアが一つ提案をしてくる。

それは、もう一つのダンジョンをクリアしてダンジョンコアを手に入れる事！

そして、ダンジョンコア同士を融合させて！　
もう一つのダンジョンにも飛べる様にすると言う方法を提案して来た。

それを聞いて、僕はとても便利だと思った。

離れた場所をダンジョンをとうして行ったり来たり！！！
そんな便利な方法があるなら、もっと早く！
教えて欲しいと思った。

まぁ……しかし、ダンジョンをクリアするのは、そう簡単な事では無い。

皆んなにも相談をしてみる事にした。

すると、案外皆んなはやる気だった！！！

そして、次はどのダンジョンにするかを決めようとすると……

紅姫が「炎のダンジョンにしなさいよ！」

そう言って来た。

少し疑問に思ったので、一様！　理由を聞いてみる事にした。

すると、案外！　普通の答えが返って来た。