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第二章【仲間】
【79】対話
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「…………。」
「君は、まだ若い! 子供だからやり直せる。
だから、盗賊なんて辞めて普通に生きた方が僕は良いと思うんだ……」
「……………………。」
僕が話しかけ続けると……彼が僕を睨む目がドンドン鋭さを増していくのが分かったので、彼と対話をする為に言葉を投げ続けた。
「きっと、親御さんも心配してると思う!
親の為にも、今からでも遅くない盗賊なんて辞めるんだ!!!」
すると、彼は僕の言葉を聞いて笑い出した。
「……ハハハッ! 本当に、お気楽な奴だなお前は!!!
親が心配している……?
お前みたいな何不自由のない! 恵まれた!
お坊ちゃんには、俺みたいな奴の気持ちなんて、分かるわけないだろ!!!」
「……僕が、何! 不自由ない。
恵まれた……!? お坊ちゃん……
君から見たら、そう見えるのか……?」
「当たり前だろ!!! 仲間にも恵まれ!
俺達、盗賊団を追い込むだけの力も持っている。
自分が危険な目に合うかも知れないのに盗賊退治なんてクエストを人の為に受ける。
そんな、クソ! 偽善者野郎!!!
そんな奴は、良い親に育てられたクソ野郎に決まってる!!!」
「確かに、良い人達には育ててもらった。
しかし、僕は親なんて生まれた時から居なかった。
きっと! 生まれてすぐに、捨てられたのだと思う。
そんな僕が、育ちの良いお坊ちゃんな訳あるか!!!
僕だって……僕だって……色々、苦労してきたんだ!!!
お前だって、僕の気持ちなんて分からないだろ!!!」
「……ハッ! 自由なだけマシだろ!!!
「……自由……?」
「そうだよ……自由だ!!!
俺の親は、盗賊だ……しかも、この茨の盗賊団の頭のガイアだ!!!」
「……でも、いくら盗賊団の頭だとしても子供と言う理由だけで、盗賊になる必要なんてない!」
「お前は、父様! ガイアの事を何も分かってない。
茨の盗賊団は、頭である父様が絶対だ!
それは、他の盗賊もその息子達も実の息子である俺も全て同じだ!
あの人のコマでしかない……必要がなくなれば、捨てられる。
だから、皆んな死にたくないから必死で手柄を立てるんだ!」
「……そんな状況なら逃げれば……」
「それは、出来ない……誰もあの人には逆らえない。
それが、ガイアの能力で……俺は、そのガイアの最高のコマとして作られたはずだった。
それ以上でも、それ以下でもない……
その為、俺の名は【ステル】と名付けられた。
役に立たなければ、いつでも捨てると言う思いの現れ……」
そこまで聞いて……
僕は、この子【ステル】の気持ちを少しだけ理解し……昔の自分と重ねた。
そして、改めてガイア……茨の盗賊団の頭は、甘い気持ちでは倒せない! そう思った。
僕は、ステルに何でガイアの事を教えてくれたのかと聞くと……
「……何となく、お前に話したくなった。
それに、どうせ俺はこの後! 殺される。
だけど、別にお前の事を恨んじゃいないから気にするな!
俺は、元々妹にも勝てない! 欠陥品……役立たずだ! 物心ついた時からこうなる事は、何となく分かっていた。」
「……そんな悲しい事を言うなよ。
僕が何とかするから……」
「止めておけ! 父様に勝てたとしても妹には絶対に敵わない。
お前達も相当強いが……あれは、次元が違う!!!
1人で、この国……いやッ! この世界を滅ぼすだけの力を秘めている。」
「君の言ってる事が、嘘でない事は分かるが……僕にも引けない理由がある。
大事な仲間を助けたいんだ!!!」
「よく分からないが、なら速攻で決着を決めろ!!! 妹が出て来たら、おしまいだと思え!」
「分かった! 忠告ありがとう。」
そう言って、僕はステルを縛っていた粘糸を解くと……
「……お前は、本当にお人好しだな……そんなんじゃ! ガイアは、おろか付人達にも勝てやしないぞ!」
そう叱られたが……僕はステルに自由に生きて欲しかったので、そうした。
そして、ステルはガイアの居場所を教えてくれると……
「お前に言われたからじゃないが……どうせ殺されるんだ!
なら、最後まで足掻いてみるよ」
そう言い残しその場を後にした。
そして、僕はガイアが待つと言う本当のアジトへと向かった。
「君は、まだ若い! 子供だからやり直せる。
だから、盗賊なんて辞めて普通に生きた方が僕は良いと思うんだ……」
「……………………。」
僕が話しかけ続けると……彼が僕を睨む目がドンドン鋭さを増していくのが分かったので、彼と対話をする為に言葉を投げ続けた。
「きっと、親御さんも心配してると思う!
親の為にも、今からでも遅くない盗賊なんて辞めるんだ!!!」
すると、彼は僕の言葉を聞いて笑い出した。
「……ハハハッ! 本当に、お気楽な奴だなお前は!!!
親が心配している……?
お前みたいな何不自由のない! 恵まれた!
お坊ちゃんには、俺みたいな奴の気持ちなんて、分かるわけないだろ!!!」
「……僕が、何! 不自由ない。
恵まれた……!? お坊ちゃん……
君から見たら、そう見えるのか……?」
「当たり前だろ!!! 仲間にも恵まれ!
俺達、盗賊団を追い込むだけの力も持っている。
自分が危険な目に合うかも知れないのに盗賊退治なんてクエストを人の為に受ける。
そんな、クソ! 偽善者野郎!!!
そんな奴は、良い親に育てられたクソ野郎に決まってる!!!」
「確かに、良い人達には育ててもらった。
しかし、僕は親なんて生まれた時から居なかった。
きっと! 生まれてすぐに、捨てられたのだと思う。
そんな僕が、育ちの良いお坊ちゃんな訳あるか!!!
僕だって……僕だって……色々、苦労してきたんだ!!!
お前だって、僕の気持ちなんて分からないだろ!!!」
「……ハッ! 自由なだけマシだろ!!!
「……自由……?」
「そうだよ……自由だ!!!
俺の親は、盗賊だ……しかも、この茨の盗賊団の頭のガイアだ!!!」
「……でも、いくら盗賊団の頭だとしても子供と言う理由だけで、盗賊になる必要なんてない!」
「お前は、父様! ガイアの事を何も分かってない。
茨の盗賊団は、頭である父様が絶対だ!
それは、他の盗賊もその息子達も実の息子である俺も全て同じだ!
あの人のコマでしかない……必要がなくなれば、捨てられる。
だから、皆んな死にたくないから必死で手柄を立てるんだ!」
「……そんな状況なら逃げれば……」
「それは、出来ない……誰もあの人には逆らえない。
それが、ガイアの能力で……俺は、そのガイアの最高のコマとして作られたはずだった。
それ以上でも、それ以下でもない……
その為、俺の名は【ステル】と名付けられた。
役に立たなければ、いつでも捨てると言う思いの現れ……」
そこまで聞いて……
僕は、この子【ステル】の気持ちを少しだけ理解し……昔の自分と重ねた。
そして、改めてガイア……茨の盗賊団の頭は、甘い気持ちでは倒せない! そう思った。
僕は、ステルに何でガイアの事を教えてくれたのかと聞くと……
「……何となく、お前に話したくなった。
それに、どうせ俺はこの後! 殺される。
だけど、別にお前の事を恨んじゃいないから気にするな!
俺は、元々妹にも勝てない! 欠陥品……役立たずだ! 物心ついた時からこうなる事は、何となく分かっていた。」
「……そんな悲しい事を言うなよ。
僕が何とかするから……」
「止めておけ! 父様に勝てたとしても妹には絶対に敵わない。
お前達も相当強いが……あれは、次元が違う!!!
1人で、この国……いやッ! この世界を滅ぼすだけの力を秘めている。」
「君の言ってる事が、嘘でない事は分かるが……僕にも引けない理由がある。
大事な仲間を助けたいんだ!!!」
「よく分からないが、なら速攻で決着を決めろ!!! 妹が出て来たら、おしまいだと思え!」
「分かった! 忠告ありがとう。」
そう言って、僕はステルを縛っていた粘糸を解くと……
「……お前は、本当にお人好しだな……そんなんじゃ! ガイアは、おろか付人達にも勝てやしないぞ!」
そう叱られたが……僕はステルに自由に生きて欲しかったので、そうした。
そして、ステルはガイアの居場所を教えてくれると……
「お前に言われたからじゃないが……どうせ殺されるんだ!
なら、最後まで足掻いてみるよ」
そう言い残しその場を後にした。
そして、僕はガイアが待つと言う本当のアジトへと向かった。
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