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第五十四話 昼食の時間
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「じゃあ、行こうか!」
「うん…」
と僕は真城さんを連れて、屋上に向かった。しかし、真城さんはあまり乗り気ではなかった。僕は考えた。あまり仲良くない人を交えて、昼食を食うのは神経を使う。誘った僕は問題なくても真城さんには嫌なことなのかもしれない。ここは、あの手しかないな。いや、それしか思い浮かばない。
僕は真城さんと一緒に教室を出たところで、こう言った。
「真城さん、少し待ってて」
「え、忘れ物?」
「うーん、まぁ、そんな所」
と言って、僕は教室に戻った。そして…
みさきのもとに向かった。みさきは仲良しの女の子2人と一緒に昼飯を食べ始めるところだった。僕は思ったグットタイミング!と。
「みさきさん?」
と、ここに来てコミ障が少し発動してしまった。
「なんだ?」
「実は…一緒に昼飯どうかと思って…」
「え、あんた最近みゆきと食ってるだろ!」
「あ、ああ、そうなんだけど…頼む!今日だけでもいいから、ちょっと付き合ってくれ」
「お前みてわかると思うが、私は今から3人で昼飯を食うところなんだけど…」
そんなことくらい僕でもわかる。
でも、ここは引くわけにはいかない。
僕は、みさきに向かって頭を下げる。
「頼む!」
僕は誠意を込めてお願いした。
すると、みさきはその行動にびっくりしたらしく。
「お、おい、そこまでするのか!」
「ああ、そこまでする事なんだ!だから、今日だけでも!」
「……」
みさきは少し考えていた。
みさきはこう見えて優しいから、ここまでされたら断れないはずだ。
と僕は予想していた。これも計画の内である。
少ししてから、みさきは仕方ねぇな~と言う顔になった。
「悪いけど、今日はこいつと食うわ」
そう言って席を立った。そして
「行くぞ」
と言って教室の出口に向かった。僕よりも先に…
「ありがとう!てか、どこ行くのか知ってるのか?」
「あ、そういや分からん」
「おいおい」
「まぁ、案内してくれよ!」
「ああそのつもりだから、僕より先に行かないでくれるか」
僕はそう言った。
そして、僕はみさきという忘れ物?を連れて来ることに成功した。
教室を出ると、廊下で真城さんが待っていた。
「お待たせ」
「うんうん…って、みさき!」
「よう!ってあれ?話してなかったのか?」
「そうだけど、僕の独断で決めたことだからな」
「あんた、何がしたいんだ…」
「それは、決まってる!昼飯を食いに行くんだ!」
僕はそう言って、二人を連れて、先生が待っているだろう屋上に向かって、歩き始めた。
でも、なぜか2人は不安そうに僕の後をついてきたが…まぁ、計算通りかな?
「うん…」
と僕は真城さんを連れて、屋上に向かった。しかし、真城さんはあまり乗り気ではなかった。僕は考えた。あまり仲良くない人を交えて、昼食を食うのは神経を使う。誘った僕は問題なくても真城さんには嫌なことなのかもしれない。ここは、あの手しかないな。いや、それしか思い浮かばない。
僕は真城さんと一緒に教室を出たところで、こう言った。
「真城さん、少し待ってて」
「え、忘れ物?」
「うーん、まぁ、そんな所」
と言って、僕は教室に戻った。そして…
みさきのもとに向かった。みさきは仲良しの女の子2人と一緒に昼飯を食べ始めるところだった。僕は思ったグットタイミング!と。
「みさきさん?」
と、ここに来てコミ障が少し発動してしまった。
「なんだ?」
「実は…一緒に昼飯どうかと思って…」
「え、あんた最近みゆきと食ってるだろ!」
「あ、ああ、そうなんだけど…頼む!今日だけでもいいから、ちょっと付き合ってくれ」
「お前みてわかると思うが、私は今から3人で昼飯を食うところなんだけど…」
そんなことくらい僕でもわかる。
でも、ここは引くわけにはいかない。
僕は、みさきに向かって頭を下げる。
「頼む!」
僕は誠意を込めてお願いした。
すると、みさきはその行動にびっくりしたらしく。
「お、おい、そこまでするのか!」
「ああ、そこまでする事なんだ!だから、今日だけでも!」
「……」
みさきは少し考えていた。
みさきはこう見えて優しいから、ここまでされたら断れないはずだ。
と僕は予想していた。これも計画の内である。
少ししてから、みさきは仕方ねぇな~と言う顔になった。
「悪いけど、今日はこいつと食うわ」
そう言って席を立った。そして
「行くぞ」
と言って教室の出口に向かった。僕よりも先に…
「ありがとう!てか、どこ行くのか知ってるのか?」
「あ、そういや分からん」
「おいおい」
「まぁ、案内してくれよ!」
「ああそのつもりだから、僕より先に行かないでくれるか」
僕はそう言った。
そして、僕はみさきという忘れ物?を連れて来ることに成功した。
教室を出ると、廊下で真城さんが待っていた。
「お待たせ」
「うんうん…って、みさき!」
「よう!ってあれ?話してなかったのか?」
「そうだけど、僕の独断で決めたことだからな」
「あんた、何がしたいんだ…」
「それは、決まってる!昼飯を食いに行くんだ!」
僕はそう言って、二人を連れて、先生が待っているだろう屋上に向かって、歩き始めた。
でも、なぜか2人は不安そうに僕の後をついてきたが…まぁ、計算通りかな?
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