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第八十三話 次の日
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「いや~、昨日は酷い目にあったな~」
「そうなんだ」
「そうそう、でもそのおかげでさ、何か妹が増えたよ!」
「!?」
「ん? どうかした真城さん?」
「うんうん、何でもないよ」
「そう?」
明らかに真城さんの様子は、途中からおかしかった。そう、妹が増えたって、言った時くらいから…
僕は、隣に座っていた、みさきに耳打ちした。
「あのさぁ、真城さんって、妹好きだったりする?」
「ん? いや~、みゆきに妹がいるなんて聞いた事ねぇよ?」
「そうなのか…」
ということは、勘違いだったのかな。ただ単に妹が増えたって言ったことに、何か疑問を持たられのかな? そういうことにしとこう。
「でも、妹はいないけど、兄がいるって言ってたぞ」
「え、真城さんって兄がいるの!」
「おん、ちょっと以外だろ」
「うん、意外。てっきり、いても弟とかかと思ってた」
「まぁ、そうだよな」
「みさきは、その兄には会ったことあるのか?」
「あ、あぁ、ちょっとだけな…」
と急に視線をそらし始めた。なんだ、過去に何かあったのか?
しかし、僕は深堀せず会話を進めることにした。
すると、先生が僕達の会話に入ってきた。
「あれ? もしかして、真城くんの兄って、健吾の事?」
「え、あ、はい」
と真城さんが驚いたかのように、答えた。実際はこの場にいた、僕とみさきも驚いてしまっていた。世間って狭いなぁ、と思った。
「先生、兄のこと知ってたんですね」
「うん、高校の同級生だからね」
「そうだったですね」
「先生って、確か24歳でしたよね」
と僕は聞いた。
「そうだよ」
と言うことは…
「真城さんのお兄さんも24歳ってことか…結構離れてるんだね」
「そう、結構離れてる」
と真城さんは言った。なぜだろう、もっと楽しくお兄さんの話すると思ってたんだけど…いつもと変わらんな。
「まぁ、仕方ねぇよ、ちょっと変わってるから、みゆきの兄わな」
とみさきが僕に囁いてくる。…って、心を読んできただと!!
「そう、健吾はちょっと癖があるからね、仕方ないよ」
と反対からは先生が僕に囁いてきた。
てか、あんたもか!!
僕は2人になぜか心を読まれたが、もしかしたら、真城さんも僕の心を読んでくるのではと、目線真城さんに向けてみた。
しかし、真城さんは僕に気づいてないようで、お弁当を食べていた。それも黙々と食べ進めめいた。てか、気づいてくれよ!
僕はそれがとても寂しかった。
まぁ、心を読むというのが、おかしいことなんだけどな。
「まぁ、いつか真城さんの兄にも会ってみたいな~」
と僕は呟いた。
しかし、それを聞いたみんなからは
「「「それは絶対にやめといた方がいい!!!」」」
と全力で止められた。そんなにみんなに止められたら、逆にどんな人なのか会ってみたくなった。
「そうなんだ」
「そうそう、でもそのおかげでさ、何か妹が増えたよ!」
「!?」
「ん? どうかした真城さん?」
「うんうん、何でもないよ」
「そう?」
明らかに真城さんの様子は、途中からおかしかった。そう、妹が増えたって、言った時くらいから…
僕は、隣に座っていた、みさきに耳打ちした。
「あのさぁ、真城さんって、妹好きだったりする?」
「ん? いや~、みゆきに妹がいるなんて聞いた事ねぇよ?」
「そうなのか…」
ということは、勘違いだったのかな。ただ単に妹が増えたって言ったことに、何か疑問を持たられのかな? そういうことにしとこう。
「でも、妹はいないけど、兄がいるって言ってたぞ」
「え、真城さんって兄がいるの!」
「おん、ちょっと以外だろ」
「うん、意外。てっきり、いても弟とかかと思ってた」
「まぁ、そうだよな」
「みさきは、その兄には会ったことあるのか?」
「あ、あぁ、ちょっとだけな…」
と急に視線をそらし始めた。なんだ、過去に何かあったのか?
しかし、僕は深堀せず会話を進めることにした。
すると、先生が僕達の会話に入ってきた。
「あれ? もしかして、真城くんの兄って、健吾の事?」
「え、あ、はい」
と真城さんが驚いたかのように、答えた。実際はこの場にいた、僕とみさきも驚いてしまっていた。世間って狭いなぁ、と思った。
「先生、兄のこと知ってたんですね」
「うん、高校の同級生だからね」
「そうだったですね」
「先生って、確か24歳でしたよね」
と僕は聞いた。
「そうだよ」
と言うことは…
「真城さんのお兄さんも24歳ってことか…結構離れてるんだね」
「そう、結構離れてる」
と真城さんは言った。なぜだろう、もっと楽しくお兄さんの話すると思ってたんだけど…いつもと変わらんな。
「まぁ、仕方ねぇよ、ちょっと変わってるから、みゆきの兄わな」
とみさきが僕に囁いてくる。…って、心を読んできただと!!
「そう、健吾はちょっと癖があるからね、仕方ないよ」
と反対からは先生が僕に囁いてきた。
てか、あんたもか!!
僕は2人になぜか心を読まれたが、もしかしたら、真城さんも僕の心を読んでくるのではと、目線真城さんに向けてみた。
しかし、真城さんは僕に気づいてないようで、お弁当を食べていた。それも黙々と食べ進めめいた。てか、気づいてくれよ!
僕はそれがとても寂しかった。
まぁ、心を読むというのが、おかしいことなんだけどな。
「まぁ、いつか真城さんの兄にも会ってみたいな~」
と僕は呟いた。
しかし、それを聞いたみんなからは
「「「それは絶対にやめといた方がいい!!!」」」
と全力で止められた。そんなにみんなに止められたら、逆にどんな人なのか会ってみたくなった。
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