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第八十四話 下校
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いつもの4人で食べた昼ごはんが終わって、残りの授業も終わりを迎えた。
「それでは帰りのHRを終わります」
その掛け声で、クラスのみんなが立ち上がり、そして
「さようならー」
と言って放課後を迎えた。
さて僕は、とっとと帰りの準備を始める。
「急いでるの?」
と真城さんが話しかけてきた。
「そうなんだ~」
「?」
「それじゃー、また明日~」
「うん、また明日」
そう言って、僕は学校をあとにした。
「はぁ、はぁ、はぁ」
僕は少し走って来たため、息切れを起こしていた。
しかし、そのお陰もあり何とか間に合ったようだ。
そう妹たちの下校に…
この前僕も一緒に帰ると言って断られたが、1度で諦める僕ではない。
だから、無理矢理にでも一緒に帰ってやろうと思ってこうやって急いできたのだ。ふ、抜かりないだろ。
「はぁはぁ、何であんたもここに来てるの?」
と突然、佐奈が現れた。
そう言えばこいつも、一緒に帰るメンバーに入ってたな。
「お前も走ってきたのか? さては、置いていかれると思ったんだろ?」
「!? 」
この反応は合ってたかな?
「そ、そんな訳ないでしょ! それはあんたの事じゃないんですの!!」
お、鋭いな。
「そうだけど、よく分かったな」
「ふん、余裕ですわ」
と胸をはる。もういいよ、いちいちない胸を張ったりしなくて…
すると、学校の方から知らない女の人が出てきた。
「あのー、何されてるんですか?」
と話しかけてきた。
「あ、妹を待ってるんです」
「あ、そうなんですか」
と納得してくれた。しかし、僕は彼女が誰なのか気になった。まぁ、聞くまでもなく、先生だろうけどな。でも、今まで校門で先生が立っているのを見たことがないし、何かあったのかな?
「あのー、今まで校門で立ったりしてなかったですよね?」
と聞いた。
「はい、今日から立つようにと言うことになってね。実は最近不審者が出るって噂がありまして…」
「あ、そうだったんですか?」
そんなこと聞いたことないぞ。妹もいってなかったし…
「どんな不審者が出てるんですか?」
「えっとー、確かですね、女装した変質者がいるとかいないとか…」
ビクッ!
もしかして、僕のことなのか?いや、そんな分けないよ…ね。
「もしかして、あなたの事じゃないの」
と佐奈ちゃんが小声で、話しかけてくる。
「そんな訳ない…はず」
と否定するが、特徴がどう考えても僕だった。
「それでは帰りのHRを終わります」
その掛け声で、クラスのみんなが立ち上がり、そして
「さようならー」
と言って放課後を迎えた。
さて僕は、とっとと帰りの準備を始める。
「急いでるの?」
と真城さんが話しかけてきた。
「そうなんだ~」
「?」
「それじゃー、また明日~」
「うん、また明日」
そう言って、僕は学校をあとにした。
「はぁ、はぁ、はぁ」
僕は少し走って来たため、息切れを起こしていた。
しかし、そのお陰もあり何とか間に合ったようだ。
そう妹たちの下校に…
この前僕も一緒に帰ると言って断られたが、1度で諦める僕ではない。
だから、無理矢理にでも一緒に帰ってやろうと思ってこうやって急いできたのだ。ふ、抜かりないだろ。
「はぁはぁ、何であんたもここに来てるの?」
と突然、佐奈が現れた。
そう言えばこいつも、一緒に帰るメンバーに入ってたな。
「お前も走ってきたのか? さては、置いていかれると思ったんだろ?」
「!? 」
この反応は合ってたかな?
「そ、そんな訳ないでしょ! それはあんたの事じゃないんですの!!」
お、鋭いな。
「そうだけど、よく分かったな」
「ふん、余裕ですわ」
と胸をはる。もういいよ、いちいちない胸を張ったりしなくて…
すると、学校の方から知らない女の人が出てきた。
「あのー、何されてるんですか?」
と話しかけてきた。
「あ、妹を待ってるんです」
「あ、そうなんですか」
と納得してくれた。しかし、僕は彼女が誰なのか気になった。まぁ、聞くまでもなく、先生だろうけどな。でも、今まで校門で先生が立っているのを見たことがないし、何かあったのかな?
「あのー、今まで校門で立ったりしてなかったですよね?」
と聞いた。
「はい、今日から立つようにと言うことになってね。実は最近不審者が出るって噂がありまして…」
「あ、そうだったんですか?」
そんなこと聞いたことないぞ。妹もいってなかったし…
「どんな不審者が出てるんですか?」
「えっとー、確かですね、女装した変質者がいるとかいないとか…」
ビクッ!
もしかして、僕のことなのか?いや、そんな分けないよ…ね。
「もしかして、あなたの事じゃないの」
と佐奈ちゃんが小声で、話しかけてくる。
「そんな訳ない…はず」
と否定するが、特徴がどう考えても僕だった。
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