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第101話 真城さん家を探索?
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「……」
「……」
気まずい。
真城さんに案内されて部屋についたのはいいが、特に用事があっておとずれたのではないのでやることがなかった。
折りたたみテーブルを挟み僕と真城さんは向かい合ったまま何も話もせずに座っている。部屋にはエアコンの起動音のみが聞こえる。
僕は沈黙が辛くなって真城さんの顔を見る。向こうもこちらを見ており一瞬視線が合うがすぐにお互いが目をそらしてしまう。まるで付き合いたてのカップルのようだ…なんて思いながら頭をフル回転させて話題を考える。しかし、考えても考えても逆に何も浮かばない。2人っきりになって何を話せばいいのかさえ思い浮かばない。
僕は、この場にいづらくなったというのと尿意が上がってきたことを理由に部屋を出ることにした。
「ご、ごめん真城さんトイレいってもいい?」
と静寂を断ち切るように僕は声を出した。
「うん、トイレは2階にあるから」
「わかった」
と言って僕は真城さんを部屋の中に残し、部屋を出た。
部屋を出るとそこには左には長い廊下、右には2階に降りるための階段があった。
今僕が向かおうとしているトイレは2階にあるということで、僕は右に行き階段を下りていく。
2階に下りたった僕は2階の長い廊下についた。さて、トイレはどのドアの先にあるんだ?
ここに来て、トイレの詳しい位置まで聞いておけばよかったと後悔した。
僕は、トイレのドアらしきものを探した。多分だけどトイレは他のと少し作りが違うはずだ。
そうだ、トイレには鍵が付いているはずだ!
僕は、とっさのひらめきでドアに鍵が付いているものを探し始めた。まずは、階段を降りてすぐのドアを見る。そこには鍵穴が付いていた。まじか… その隣もその隣もその前の部屋のドアにも鍵穴が付いているではないか!まさかどの部屋も鍵ができる仕様になっていた。そして長い廊下の中央あたりまでくると鍵穴が付いていない部屋を発見した。しかし、そこは他とは違う部屋なのは見るからにわかった。何と言っても扉がふすまだったからだ。多分ここは和室で、広いと思う。大宴会場とかだろう。この部屋だけ、左右の部屋のドアの感覚が広かった。開けて人がいたら困るので僕はトイレ探しを続行した。
しかし、そのすぐ後トイレを発見した。なんたって大きなふすまの部屋の斜め前にあったからだ。ご丁寧にトイレとローマ字で書いてドアに張っつけてあった。僕は、そのトイレに入って、尿をたすとトイレを出た。トイレも綺麗な上に無駄に広かった。あすこで寝れるくらいの余裕がるトイレだった。すえおそろしい、金持ちの家であることはもう疑いようのないものとなった。
「……」
気まずい。
真城さんに案内されて部屋についたのはいいが、特に用事があっておとずれたのではないのでやることがなかった。
折りたたみテーブルを挟み僕と真城さんは向かい合ったまま何も話もせずに座っている。部屋にはエアコンの起動音のみが聞こえる。
僕は沈黙が辛くなって真城さんの顔を見る。向こうもこちらを見ており一瞬視線が合うがすぐにお互いが目をそらしてしまう。まるで付き合いたてのカップルのようだ…なんて思いながら頭をフル回転させて話題を考える。しかし、考えても考えても逆に何も浮かばない。2人っきりになって何を話せばいいのかさえ思い浮かばない。
僕は、この場にいづらくなったというのと尿意が上がってきたことを理由に部屋を出ることにした。
「ご、ごめん真城さんトイレいってもいい?」
と静寂を断ち切るように僕は声を出した。
「うん、トイレは2階にあるから」
「わかった」
と言って僕は真城さんを部屋の中に残し、部屋を出た。
部屋を出るとそこには左には長い廊下、右には2階に降りるための階段があった。
今僕が向かおうとしているトイレは2階にあるということで、僕は右に行き階段を下りていく。
2階に下りたった僕は2階の長い廊下についた。さて、トイレはどのドアの先にあるんだ?
ここに来て、トイレの詳しい位置まで聞いておけばよかったと後悔した。
僕は、トイレのドアらしきものを探した。多分だけどトイレは他のと少し作りが違うはずだ。
そうだ、トイレには鍵が付いているはずだ!
僕は、とっさのひらめきでドアに鍵が付いているものを探し始めた。まずは、階段を降りてすぐのドアを見る。そこには鍵穴が付いていた。まじか… その隣もその隣もその前の部屋のドアにも鍵穴が付いているではないか!まさかどの部屋も鍵ができる仕様になっていた。そして長い廊下の中央あたりまでくると鍵穴が付いていない部屋を発見した。しかし、そこは他とは違う部屋なのは見るからにわかった。何と言っても扉がふすまだったからだ。多分ここは和室で、広いと思う。大宴会場とかだろう。この部屋だけ、左右の部屋のドアの感覚が広かった。開けて人がいたら困るので僕はトイレ探しを続行した。
しかし、そのすぐ後トイレを発見した。なんたって大きなふすまの部屋の斜め前にあったからだ。ご丁寧にトイレとローマ字で書いてドアに張っつけてあった。僕は、そのトイレに入って、尿をたすとトイレを出た。トイレも綺麗な上に無駄に広かった。あすこで寝れるくらいの余裕がるトイレだった。すえおそろしい、金持ちの家であることはもう疑いようのないものとなった。
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