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第103話 真城さんの兄登場!
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コンコン
とドアを叩く音が聞こえてきた。そしてドアは開かれて男の人が入ってきた。
その男の人は部屋の中にいる僕たち2人がいることを確認すると僕の方に近づいてきた。
「こんにちは、みゆきの友達だよね? 僕は兄の智です。よろしくね」
と丸メガネをかけ、長身の男が真城さんの兄と名乗って入ってきた。
僕は突然の真城さんのお兄さんの登場でビックリしながらも立って挨拶を交わした。
「あ、はい、こちらこそよろしくお願いします!」
「よろしくね。えっと、名前を教えてもらってもいいかな?」
あ、忘れてた…
きょどりすぎて名前を言うのを忘れてしまうという失態を犯してしまったようだ。僕は、改めて自己紹介をする。
「花園みくりです」
「そうかみくりちゃんというのか」
「は、はい…」
顔が近づいてくる。真城さんのお兄さんは僕の顔をじっくり見て僕の顔を脳に覚えこませるかのように見ている。
僕は、その行為が嫌ですぐにお兄さんと距離をとった。なぜなら、顔を見られるという恥ずかしさと女装しているのがバレる恐れがあるからだ。それだけは避けなくてはいけない。
僕が距離をとったのがおかしいのか、お兄さんは驚いた顔をした。
しかし、僕の行動を見ていた真城さんが驚いた顔をしているお兄さんに向かってこう言った。
「女の子にそれをやったらダメだって前言ったじゃん!」
と怒って注意をする。
この発言でいつもやってしまっていることなんだということを僕は知った。
「そ、そうだったな… すまないついつい女の子に興味がないから顔を覚えようとするとこうやって顔のパーツを覚えてないとわからないんだ。ははは」
なんだろう。この発言からは変態な気配しかしない。というか女の子に興味がない…って?
きょとんとした顔をしてみているとこちらに気づいたようで教えてくれた。
「あぁ、女の子に興味がないんじゃなくて、僕は男が好きなんだよ」
とすがすがしい顔をで答えてくれた。ほんとやめてほしい。だって僕は男なんだから…
「そ、そうなんですか…」
とバレないように女の子っぽく答える。しかし、それでは意味がなかったようだ。
「うん、でもね君のことは少し気になるんだよね~。どうしてだろう、女の子がきになるなんて初めてだよ」
ゾクッ!
僕は背中に嫌な汗が流れる。エアコンも効いていた涼しいはずの部屋なのに背中が濡れる。
僕は、ゾットした顔をして立ち尽くしていると、なぜか真城さんも恐ろしいことを見てしまったような顔をしていた。もしかして、今の発言で僕が男だということに感づいたのではないかと思った…でも、そうではなかった。驚いたのはお兄さんのことのようだ。お兄さんの方を見ている。
「お、お兄ちゃんが女の子に目覚めた…そんなバカな…」
僕と真城さんは2人してお兄さんの発言に驚いしまっていた…
とドアを叩く音が聞こえてきた。そしてドアは開かれて男の人が入ってきた。
その男の人は部屋の中にいる僕たち2人がいることを確認すると僕の方に近づいてきた。
「こんにちは、みゆきの友達だよね? 僕は兄の智です。よろしくね」
と丸メガネをかけ、長身の男が真城さんの兄と名乗って入ってきた。
僕は突然の真城さんのお兄さんの登場でビックリしながらも立って挨拶を交わした。
「あ、はい、こちらこそよろしくお願いします!」
「よろしくね。えっと、名前を教えてもらってもいいかな?」
あ、忘れてた…
きょどりすぎて名前を言うのを忘れてしまうという失態を犯してしまったようだ。僕は、改めて自己紹介をする。
「花園みくりです」
「そうかみくりちゃんというのか」
「は、はい…」
顔が近づいてくる。真城さんのお兄さんは僕の顔をじっくり見て僕の顔を脳に覚えこませるかのように見ている。
僕は、その行為が嫌ですぐにお兄さんと距離をとった。なぜなら、顔を見られるという恥ずかしさと女装しているのがバレる恐れがあるからだ。それだけは避けなくてはいけない。
僕が距離をとったのがおかしいのか、お兄さんは驚いた顔をした。
しかし、僕の行動を見ていた真城さんが驚いた顔をしているお兄さんに向かってこう言った。
「女の子にそれをやったらダメだって前言ったじゃん!」
と怒って注意をする。
この発言でいつもやってしまっていることなんだということを僕は知った。
「そ、そうだったな… すまないついつい女の子に興味がないから顔を覚えようとするとこうやって顔のパーツを覚えてないとわからないんだ。ははは」
なんだろう。この発言からは変態な気配しかしない。というか女の子に興味がない…って?
きょとんとした顔をしてみているとこちらに気づいたようで教えてくれた。
「あぁ、女の子に興味がないんじゃなくて、僕は男が好きなんだよ」
とすがすがしい顔をで答えてくれた。ほんとやめてほしい。だって僕は男なんだから…
「そ、そうなんですか…」
とバレないように女の子っぽく答える。しかし、それでは意味がなかったようだ。
「うん、でもね君のことは少し気になるんだよね~。どうしてだろう、女の子がきになるなんて初めてだよ」
ゾクッ!
僕は背中に嫌な汗が流れる。エアコンも効いていた涼しいはずの部屋なのに背中が濡れる。
僕は、ゾットした顔をして立ち尽くしていると、なぜか真城さんも恐ろしいことを見てしまったような顔をしていた。もしかして、今の発言で僕が男だということに感づいたのではないかと思った…でも、そうではなかった。驚いたのはお兄さんのことのようだ。お兄さんの方を見ている。
「お、お兄ちゃんが女の子に目覚めた…そんなバカな…」
僕と真城さんは2人してお兄さんの発言に驚いしまっていた…
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