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第104話 変態
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「ほんとどうしてだろう… こんなに女の子が気になることないのに…どうしちゃったんだろう…」
「知りませんよ」
「花園さん、相手しなくていいから…」
と言って真城さんは僕をお兄さんから守るかのように、僕を隣に座らせお兄さんと距離を取らせる。真横にいる真城さんは、どことなくいい香りがした…
「なるほどね…」
突然僕のことを見ていたお兄さんがしゃべり出した。何が「なるほど」と思ったのか疑問だった。
「まさか君はそっち系とは思わなかったよ! どおりでこの僕に気になると言われても喜ばないわけだ! 」
なんて言い始める。何を言っているのかわからなかった。僕は何言ってるのお兄さん…と真城さんの方を見たが、真城さんも首を傾げてわからないと目が語っていた。仕方がないので自分で本人に聞くことにした。
「何のことですか?」
と聞くとお兄さんはニヤニヤと気持ちが悪いが、僕の質問に答えてくれた。
「それは君がみゆきのことが好きだってことさ」
「……!?」
はぁ! 何言ってくれてるのこの人!!
少し動揺しながらもまずは誤解だと言わないと!
「ま、真城さん気にしないでね! お兄さんが勝手に言ってるだけだから…」
とお兄さんに誤解だと言う前に真城さんに向かって言った。しかし、時すでに遅し…
真城さんはお兄さんがこの部屋にくる少し前のことを思い出しているようだった。
「やっぱり、そういう事だったの…」
と誤解はエスカレートして言っているようだ。くそっ、余計なこといいやがって! このホモ野郎!!
とお兄さんに怒りを覚えながら真城さんに必死に誤解だと伝える。
しかし、僕の努力も虚しく真城さんは誤解を受け入れてしまう。
「……いいよ、私も花園さんのこと好きだし……」
「…え? ちょっと待って、何がいいのかわからないんだけど……」
と言ったのはいいが、分かるのも困る。今後が…
そんな真城さんのことを嬉しそうに見ている変態がいた。そうホモなお兄さんです。
「いやーよかったよかった!」
なんも良くないぞ!
「みゆきは今まで他人に恋したことなかったから、心配だったけどこれでひと安心だよ」
そうだったのか…でも、女装している僕に恋されても困る。てか、なんだこの兄妹は…ホモとレズしかいないのか!普通の恋愛しようよ… とけなげに思う僕だった…
「知りませんよ」
「花園さん、相手しなくていいから…」
と言って真城さんは僕をお兄さんから守るかのように、僕を隣に座らせお兄さんと距離を取らせる。真横にいる真城さんは、どことなくいい香りがした…
「なるほどね…」
突然僕のことを見ていたお兄さんがしゃべり出した。何が「なるほど」と思ったのか疑問だった。
「まさか君はそっち系とは思わなかったよ! どおりでこの僕に気になると言われても喜ばないわけだ! 」
なんて言い始める。何を言っているのかわからなかった。僕は何言ってるのお兄さん…と真城さんの方を見たが、真城さんも首を傾げてわからないと目が語っていた。仕方がないので自分で本人に聞くことにした。
「何のことですか?」
と聞くとお兄さんはニヤニヤと気持ちが悪いが、僕の質問に答えてくれた。
「それは君がみゆきのことが好きだってことさ」
「……!?」
はぁ! 何言ってくれてるのこの人!!
少し動揺しながらもまずは誤解だと言わないと!
「ま、真城さん気にしないでね! お兄さんが勝手に言ってるだけだから…」
とお兄さんに誤解だと言う前に真城さんに向かって言った。しかし、時すでに遅し…
真城さんはお兄さんがこの部屋にくる少し前のことを思い出しているようだった。
「やっぱり、そういう事だったの…」
と誤解はエスカレートして言っているようだ。くそっ、余計なこといいやがって! このホモ野郎!!
とお兄さんに怒りを覚えながら真城さんに必死に誤解だと伝える。
しかし、僕の努力も虚しく真城さんは誤解を受け入れてしまう。
「……いいよ、私も花園さんのこと好きだし……」
「…え? ちょっと待って、何がいいのかわからないんだけど……」
と言ったのはいいが、分かるのも困る。今後が…
そんな真城さんのことを嬉しそうに見ている変態がいた。そうホモなお兄さんです。
「いやーよかったよかった!」
なんも良くないぞ!
「みゆきは今まで他人に恋したことなかったから、心配だったけどこれでひと安心だよ」
そうだったのか…でも、女装している僕に恋されても困る。てか、なんだこの兄妹は…ホモとレズしかいないのか!普通の恋愛しようよ… とけなげに思う僕だった…
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