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第138話 テスト当日2

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僕は別に動揺している訳では無い。でも、これほどテストに意気込んで挑むことがなかっただけだ。だから、何の問題もないと言えばない。ただ不安なだけ…
「では、開始してください」
先生の掛け声のもとテストが開始した。
僕は裏返しになっているテスト用紙を表返す。

と、解けるぞ…!

問題の意味が理解できることに感動してしまった。前までは分からずテストをやっていたが今回は1問目から解けていた。これはいける…
スラスラと問題を解いていき見直しまですることができた。当然わからない問題もあったので満点とまではいかないが、赤点ではないことがすでに確定できる出来だった。


そしてその日のテストが次々と終わっていった。
その日のテストの手応えは云うまでもなかった。

次の日のテストも1日目と変わらず出来た。満点と思えるテストはなかったが赤点の可能性も低かった。テスト終わりはクラスの女子たちが疲れきっていた。2日間あったテストも無事に終わった。その事に開放感を得ていた。当然クラスの皆そう思っていただろう。

そしてテスト終わりの次の日…
この日は、真城さんと遊ぶ約束をしていた。
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