異世界道中記(仮)

牛一/冬星明

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第4話 私の出番、今、必殺の・・・・・・・・・・・・。

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えぃ、やぁ、とぉ。
首狩り村を出発して5日余り、私は旅団にすっかり和んだ。
今は魔法使いのルイと剣術の稽古だ。
商人オプスが地図を確認している。
このオプスは中々に話の判る奴だった。
元の世界の話を根掘り葉掘り興味深そうに聞いてくる。
自動車や飛行機の食い付きが凄かった。
そして、私がエンジンを作れないかと聞いてくる。

「そんな事を私に聞かないでよ」
「何でもいい。何が思い出せないか」
「無理、無理、私は使えるだけで乗るオンリーよ」
「役に立たないな」
「私は小学5年生だ。普通に無理です」
「幼い事は言い訳にならん」

そんな難しい事を言われても判る訳がない。
紙飛行機や模型のグライダーなら図工で作った事があるが、エンジンの仕組みなんて知らない。
ゴムエンジンなら教えて上げられると言うと頭を抱えられた。
何故だ?

番組『やってみよう』でパラグライダーや珊瑚礁鑑賞のダイビングをやった事がある。
こちらの食い付きも良かった。
念の為にその道具をどうやって作るとか知らないよと答えた。
商人オプスはもう承知していると言った。
他にもよく利用したお店や食べ物の話を聞かれた。
マヨネーズ、ケチャップのような調味料はすでにあったが、たこ焼きやカレーライスやアイスクリームは存在しない。
王都に到着すれば、それに近いモノに挑戦させられそうだ。

「料理は無理ですよ。私、オムライスしか作れません」
「何となく承知している。料理人はこちらで用意する。出来るだけ詳しく思い出すだけで良い」
「それくらいなら出来ると思うけど・・・・・・・・・・・・?」
「交渉成立だ」

最終的には、異世界の話を面白がる貴族も多く、興味を持った貴族に売るらしい。
私はどこに売られるのかな?
しかし、ガタガタとバウンドして尻が痛い。
馬車の揺れで何度も舌を噛んだ。
この大きな馬車は丈夫に造られており、バトルホースという魔獣が四頭立てで引っ張っている。
兎に角、上下の揺れが酷く、一時間も乗るとぐったりとなる。
一時間毎に休憩が入れられる。

まず、護衛のアルツゥク団が周囲を確認し、安全を確保からだ。
その間に斥候の虎獣人メルルが先行して道中の安全を確認に行った。
次の休憩所まで進んで戻ってくる。
休憩を終えた私らと途中で合流する。
斥候が出ると休憩の開始だ。
もし、予定より早く戻ってくる時は魔物を発見した時だ。
何度か魔物との交戦を見たが余裕でアルツゥク団が圧勝していた。
アルツゥク団が数少ないA級ランクの冒険者パーティーらしい。
 
休息地の近くには小川などが流れており、私らは桶に水を入れてバトルホースの所に持って行くのが仕事だ。
バトルホースは暢気に道端の草を食べていた。
馬の馬車より速いらしいが、そう言っても時速20kmくらいだ。
ノロノロ運転に感じられる。
普通の馬車なら時速4kmから14kmであり、バトルホースはこの悪路をその倍以上の速度で移動してくれる。
1日の走行時間は6時間だ。
野営地は100km毎に決めており、レンガで覆ったような安全地帯を設けていた。
屋根もなく、夜空の下で雑魚寝だ。
雨が降るとギュウギュウ詰めの馬車の中で小さくなって寝るらしい。
移動中の馬車の中は狭い。
その狭さに負けて御者台でオプスとお話しするのが日課になっていた。
一通りの作業が終わると訓練だ。
私は剣を教わっていた。
やぁ~~~!

「参った」
「やった。初めてルイさんに勝った」
「忍ちゃんは上達が早いわ」
「でしょ、でしょう、これで私も名剣士ね」
「そんな訳ないでしょう」

ルイは魔法使いだ。
杖の護身術が仕えるが剣の腕は巧くない。
そのルイに剣の基本を教わった。

「でも、5日で追い付かれるとは思っていなかったわ」
「凄いでしょう。私は天才だからね」
「次から杖を使わせて貰うわよ」
「ドンと来なさい」

あっさりと負けた。
魔法使いのルイは剣術を持っていないが、杖術のスキルを習得していた。
私の攻撃がまったく利かない。

「どうして、どうして?」
「当然でしょう。私も冒険者を10年もやっているのよ。5日で追い付かれた私の立場がないでしょう。忍ちゃんのステータスから考えれば、凄い成長よ」
「もう一本。次は必殺剣で勝負よ」
「受けて上げましょう」

当然だが、ルイはまだ本気ではない。
接近戦も得意でない。
補助魔法の肉体強化や速度上昇を使っていない。
その補助魔法を使っていないルイに負けるのは凄く悔しい。
でも、また負けた。
3度目に敗退で、このパーティーの癒し手であるティアがお水を持って来てくれた。

「忍ちゃん。お水は如何?」
「頂きます」
「はい。ルイの分」
「ありがとう」
「忍ちゃんは頑張るわね」
「本当。奴隷とは思えない元気さだよ」
「私は元気だけが取り柄ですから・・・・・・・・・・・・」
「そういう意味じゃないわ」

私が付けられた首輪は魔法具らしく、主人の命令を強制する魔法が掛けられており、それが肉体に影響する。
簡単に言えば、目が虚ろになって人形みたいな反応になってしまう。
奴隷らが無機質な表情になるのは、冥界の神スデーハーの影響を受ける為らしい。

「忍ちゃんは目がキラキラで、サファイアちゃんの目はギラギラだもんね」
「どちらにしても奴隷の目じゃないわ」
「リーダーも王都に着く頃にはサファイアちゃんに負けていたりして」
「まさか?」
「そうとも言えんぞ」

話に加わって来たのは、ドワーフで斧使いのバルトだった。
このパーティーの最大の戦力だ。
防御が苦手なので、攻守供に熟すユーティリティさでリーダーのベルカが一番強い。
このパーティーは、リーダーで戦士のベルカを中心に、右に盾戦士のイール、左にバルトが控えて前線を作る。
魔法使いのルイが先制の一撃と周囲の警戒を担当し、癒し手のティアが回復を担当するが、ティアはハーフエルフなので精霊魔法で援護射撃する事もある。
斥候のメルルは獣人の機動力を生かして中堅でサポートに徹する。

この旅団では、護衛のメルルはバトルホースに乗って先行して安全を確認する。
予定地より早く戻って来た時は魔物を発見した場合だ。
アルツゥク団は先行して魔物を討伐し、馬車の守りは雑用を行なう商会の者で守る。
商会の人はオプスを含めて三人しかいない。
その三人を守るように買われた奴隷である私ら6人が肉の壁にされた。

商人オプスの馬車は二台だが、馬車は五台もある。
三台は男爵家が用意した。
ボアズ団という傭兵が男爵家の馬車を守る。
男爵の家臣は一人だけ随行し、傭兵ボスのヘグニが一団を指揮していた。
傭兵らは寄生しているのに態度が不遜だった。
ヘグニは奴隷戦士の獣人を使って馬車を守る。
奴隷の首輪で強制しているのに命令に従う。
しかし、結果が気に入らないと鞭で叩く。
見ていて気持ち良いモノではない。
オプスが従者などにする高級奴隷を買うのに対して、男爵は獣人などの労働奴隷を20人も買っていた。
かなり大きい馬車だが、荷物の他に傭兵10人、奴隷20人も乗れば、ギュウギュウ詰めだ。
食事も少なく、あちらに買われなくて良かったと思った。
サファイアの主人でなければ、ステータスの低すぎる私は間違いなく、あちらだったとオプスに言われた。

ナビちゃん、彼奴らに買われて本当に大丈夫だったの?
“問題ありません。忍さんは首輪の支配を受けません。逃げ出しても首輪で殺して終りですから追っ手も送られません”
殺すのは拙いでしょう。
“逃がすよりマシと考えます。彼らにとって奴隷は消耗品です。子供は安いので簡単に殺して終りでしょう。支配の首輪で死んだと思われます。しかし、首輪如きで忍さんを殺せません”
町まで連れて行って貰った後は逃げれば良いのか。
ナビちゃんも悪どい事を考えていた。
しかし、サファイアは拾い物だ。

「もう疲れて来たか?」
「まだ、まだにゃ」
「ならば、続けるぞ」
「願う所にゃ」

ベルカとサファイアも模擬戦をしていた。
目にも止まらない攻防の応酬だ。
鍛錬は他のメンバーで出来るが、速度重視の訓練は出来ない。
サファイアの速度、すばやさ58は魔獣のウルフ並に速かった。
ベルカも同じ位だった。
攻撃力では20倍ほど差はあり、技と経験でまったく歯が立たない。
それでも練習相手には最適だった。
だがしかし、サファイアは毎日のように成長しており、すばやさが15も上昇した。
数字の上では、ベルカを追い越した。
技術もドンドンと吸収している。
昨日辺りから練習台ではなく、模擬戦の対戦相手に昇格したようだった。
サファイアの成長が凄い。

「ふにゃ、参った」
「ふふふ、今の動きは良かったぞ。だが、その後が駄目だ。ワザと作った隙に飛び込んでくれば、折角の速度も意味が無くなる」
「もう騙されないにゃ」

単純で馬鹿なサファイアは何度も同じ罠に掛かっていた。
騙されないって、何度目の台詞だ?
私の成長も凄いらしく、5日でHPが10も上昇した。
元に戻っただけだよ。
でも、それを皆が驚いている。
何でもHP、MP,SPは成長と共に徐々にしか上がらない。
それを覆すのがレベルアップだ。
レベルアップは無条件ですべての数値が2割近く上昇する。
職業でそのアップ率が少しずつ違って、戦士系はHPが一番高く上昇し、魔法系はMPが上昇する。
武闘系はSPだ。
レベルアップもなしで急激にHP、MP,SPが上がらないのが常識だ。
成長期の少年少女でも1ヶ月で1つ上がれば上等であり、2つ上がれば優秀らしい。
5日でHPが2も上がったサファイアも異常だそうだ。
私に至ってはあり得ないレベルらしい。

「忍ちゃん。5日でHPは10も上がらないのよ」
「余程良い成長の神の加護を受けているのね」
「はい。牛頭天王ごずてんのう(スサノオ)、玉依姫命たまよりひめのみこと豊玉姫命とよたまひめのみこと等々と沢山の加護を貰っています」
「それは凄いわね」
「でも、どうして凄い加護を貰っていたのに、ステータスが低かったの?」
「1つは転生して間もない事です。それとステータスが下がる呪いのような加護もありまして・・・・・・・・・・・・あははは」
「それは大変ね」

私には怠惰神ベルフェゴールの加護もあり、怠惰に過ごすとステータスが下がる。
これは加護じゃなく呪いだ。
加えて、サファイアに生血を与えるという無茶をしたのでステータスが下がった。
これは説明出来ない。

ダダダっと大きな蹄の音が聞こえた。
斥候のメルルが戻って来たって、敵が近い?
ナビちゃん。
“忍さん。この旅団から逃げる事を推奨します”
ナビちゃんは知っていたの?
“当然です。私の索敵距離は半端ありません。近付いているのははぐれオーガの一団です”
オーガなら楽勝でしょう。
先日もベルカらはオーガを簡単に退治していた。
このパーティーならオーガは敵ではない。
“オーガの数は20頭です。数のみならば問題ありません。しかし、その中にジェネラル(将軍)が混じっております。ジェネラルのステータスはベルカの倍近く、スキルの『不倒の鎧』は物理攻撃を無効化する効果があります”
無効と言っても圧倒的な物理攻撃であれば、通用するらしい。
だが、この冒険者パーティーでは、炎の属性剣を持つベルカと魔法が使えるルイとティアの攻撃しか効かない。
最強の斧使いの一撃が使えない。
“上位魔法を連発すれば、他のオーガの対処が出来ません。ベルカ一人でジェネラルを倒す事も出来ません。この旅団が崩壊する可能性が高いと思われます”
最悪だ。
ちょっと待て、ナビちゃんは推奨と言った。
推奨という事は他の手もあるのね。
“当然あります。忍さんが痛い目に耐えれば、強力な助っ人が登場します”
一応、聞きましょう。
“スキル『バーサーカー』を持つサファイアは忍さんが危機ピンチに瀕すると発動します。本来ならMPとSPを消費するので短時間しか活動出来ませんが、忍さんが危機ピンチだと護符から力が補充される為に活動時間は無限となります。さらにHP、MP,SPを除く、すべてのステータスが10倍に跳ね上がれば、サファイアの速度に追いつけるオーガはいないでしょう”
つまり、どういう事よ。
“忍さんが単騎でオーガの群れに突っ込み、袋叩きに合えば、この旅団が勝利する確率が上がります”
袋叩き?
“忍さんが痛みを堪えて立ち上がれば、オーガはムキになって襲ってくるでしょう。常時、加護が発動すれば、サファイアのスキル『バーサーカー』が解放されます。痛みに耐えるのと、逃げるのと、どちらを選択しますか?”
どっちも嫌だよ。

斥候の後ろから追い掛けてくるオーガの群れが目に入った。
メルルが「ヤバい。逃げろ」と叫んでいる。
馬車にバトルホースを繋ぎ直す暇はない。
助かる道は放してあるバトルホースに飛び乗って逃げる?
ベルカが「戦闘準備」と叫んだ。
オーガ如きで退く訳がない。
メルルがもう一度叫んだ。

「違う。逃げろ!」

その声を聞いて、ベルカが戸惑っている。
戸惑っている内にメルルが合流して、ベルカの判断ミスを責めていた。
もう逃げるタイミングを逸した。
岩陰からジェネラルが見えると全員が死を覚悟した。
どうせ、痛いだけだ。
女は度胸と私は走り出した。

「忍。気が触れたか?」
「忍ちゃん、駄目よ」
「オーガの強さは昨日も見たでしょう」

ベルカを追い越した瞬間にあり得ない言葉を掛けられた。
ルイとティアが気遣いの言葉が飛んだ。
これも一食一飯いっしゅくいっぱんの恩義からとか考えながら走って行く。

「転生者の本気を見せて上げましょう」
「転生者の本気だと?」
「大人しく見ていて下さい」
「やはり、何かあったのか?」

追い掛けて来ていたベルカの足が止まった。
私は一人でオーガの群れに突っ込んだ。
正義のヒーロー者に呼ばれた時に、男の子が叫んでいたセルフをコピーして叫んだ。

『天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ! 
悪を倒せと俺を呼ぶ! 
烈火抜刀れっかばっとう!』

ジャンプ一番で私の剣がオーガに当たる。
ペコン。
何とも頼りない音だ。
ペコ、ペコ、ペコ。
ちょっと利いてよ。
硬いオーガの皮膚に私の鉄剣は傷すら付けられない。
余りのノーダメージにオーガも動きが止まっていた。
オーガだけじゃない。
ベルカ達も呆れるように固まった。
気を取り直したオーガが大きく拳を振り上げて私を叩き付けた。
やっぱり痛い。
でも、森の魔物ほどではない。
痛みに耐えて立ち上がる。

うふふふ、「来いよ」と手を寄せ、私は無理に笑みを作った。
怒ったオーガが飛び掛かって来て、両手で連打が炸裂する。
痛い、痛い、痛い。
連打が止まって、「俺の勝ちだ」と勝利の雄叫びを上げた。
でも、まだ耐えられる。
私は再び立ち上がって笑みを浮かべた。

「そんなモノか。蚊が刺した程度しか感じないぞ」

スキル『理解、翻訳』が作動して、私は自然とオーガ語で喋っていた。
それ言葉を聞いたオーガが激怒する。
周り5頭も集まって、6頭で袋叩きだ。
痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い・・・・・・・・・・・・今度はエンドレスでたこ殴りだ。
うにゃぁぁぁぁぁ!
遠くでサファイアの雄叫びが聞こえた。

「忍、忍、忍が大変にゃ。忍を助けるにゃ」

サファイアの綺麗な深緑の目が赤色に変化すると、体中から赤い闘気のもやが立ち上り、サファイアの中で何かがパンっと弾けた。
バシュと足場を蹴ると、急加速で私に近付いてくる。

「忍を苛めるにゃ!」

6頭の懐に入ると剣を横に一回転した。
スラッシュのような闘気の斬撃ざんげきが横から飛び出し、一瞬で6頭が胴と腰が引き裂かれた。
サファイアはスキル『回転斬り』を体得する。
6頭の上半身がドサっと落ちた。
だが、サファイアの闘気は衰えない。 
地面に手を付け、顔を上げると全身の毛を逆立てて、ジェネラルを睨んだ。
私の危機はまだ終わっていないらしい。
痛みで意識を手放したくなる気持ちを抑えて、私は目を開け、サファイアに指示する。

「サファイア。行け」

うにゃぁぁぁぁぁ!
ロケット弾のように飛んで行く。
ジェネラルの前を守っているような2頭のオーガにスラッシュをお見舞いして沈黙させ、さらに2頭とすれ違い様に一刀両断にして、ジェネラルを攻撃し始めた。
闘気を纏った剣は鋼鉄のような皮膚を引き裂いてダメージを与える。
闘気が物理攻撃無効を突き破る。
だがしかし、サファイアの攻撃力は護符で2倍、バーサーカーで10倍に跳ね上がっても、こうげきは800でしかない。
攻撃を飛躍的に高める必殺の技がなった。
ジェネラルの皮膚の引き裂くに留まる。
否、HPを確実に削っている。
ジェネラルの反撃を高速移動で掻い潜って 斬撃ざんげきを繰り出した。
魔物の緑の血が体中から吹き出している。
バーサーカー状態のサファイアに疲れもなく、スピードは落ちない。

金剛牙突こんごうがとつ!』

サファイアに気を取られている間にアルツゥク団が参戦しており、棒立ちのオーガを攻撃して3頭を倒していた。
そして、リーダーのベルカが美味しい所も持って行く。
弱っているジェネラルに留めに一撃を繰り出した。
読んで字の如く、どんな硬いモノも貫く牙の一撃だ。
スキル『弱点看破』でジェネラルの魔石を一撃で貫いた。
必殺技ほど予備動作と貯めがいるので一人では使えず、サファイアがジェネラルの気を逸らしていたので撃てた一撃だ。
ボスを倒されたオーガが逃げて行き、ベルカ達が追撃を行なう。
やっと終わった。
私は痛みから逃れる為に意識を手放した。

名前:佐々木 忍 (11歳)
種族:人種。
職業:未定。
レベル1
HP:12⇒22
MP:7⇒13
SP:3⇒12
ごうげき:3⇒7
しゅび:2⇒7
まりょく:3⇒5
ちから:2⇒7
みのまもり:2⇒7
すばやさ:9⇒16
きようさ:8⇒8
みりょく:20⇒20
うん:4⇒4
特殊能力:八百万の神々の加護。
称号:転移者。神々に毛嫌いされし者。悪食。獣人を救いし者、商人オプスの奴隷
スキル:理解、翻訳。眷属召喚〔使用不可能状態〕。

名前:サファイア(クンチ) (8歳)
種族:猫獣人種。
職業:猫戦士。
レベル5
HP:70⇒72
MP:10⇒10
SP:60⇒61
ごうげき:30⇒40
しゅび:20⇒22
まりょく:18⇒18
ちから:24⇒27
みのまもり:36⇒38
すばやさ:58⇒73
きようさ:16⇒17
みりょく:40⇒41
うん:4⇒4
特殊能力:八百万の神々の護符。
消えた特殊能力:ケット・シーの加護。
称号:奴隷猫騎士、忍の眷属。
隠蔽されている称号:猫獣人イーハトーブ国の王女 (王子)、猫勇者、国を滅ぼされし者。
消えた称号:ケット・シーの祝福。
スキル:剣術Ⅰ(スラッシュ、(新)回転斬り)、格闘術Ⅰ(猫パンチ)、気合い、猫の礼儀作法、バーサーカー。
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