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57.カロリナ、カレーのレシピもゲットだぜ!
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きゃぁぁぁぁ、カロリナは心の中で幸せの悲鳴を上げた。
カレーです。夢に見たカレーですわ!
町を食べ歩きながらカレーを食べに王都から来たと騒いだ甲斐がありました。
クレタ子爵との面会し、あいさつを交わした。
その日の晩餐会に招かれて、山海の珍味の後に出てきたのがカレーだった。
独特な香り、黄色いスープ。
これが至高の料理ですか!?
カロリナは有頂天であった。
一口食べれば、幸せの絶頂に誘ってくれる。
これは素晴らしい。
他の貴族達が騒ぐのも頷ける。
「気に入って頂けたようですな!」
「クレタ子爵に感謝致します。最高のおもてなしでございます。カロリナ、感動致しました」
「それはよかった」
「レシピを王都に持ち帰り、毎日食したいほどですわ」
「持ち帰られますか!」
「よろしいのですか?」
「もちろん、幾つか条件は付けさせて頂きます」
クレタ子爵は秘匿を条件にレシピを公開してくれた。
しかも南方交易所の食堂への招待状、珍しい食材や品評会のレシピも譲ってもいい。
さらに、次の品評会で発表された新レシピなども(南方交易所)王都支店の支店長が持って行かせると言う。
これほどの好条件はない。
「よろしいのですか? お望みとあれば、それ相応のお礼もご用意させます」
「その必要はございません。クレタ家を何卒よしなに!」
「もちろんですわ」
レシピの公開には支店長と要協議という条件が付いた。
晩餐会やお茶会で使えない。
その都度、支店長に相談する必要がある。
カロリナは断る理由がない。
クレタ子爵も満足であった。
侯爵家と繋がりを持て、ラーコーツィ家という猛獣にレシピという名の首輪を付けることに成功した。
カロリナは王妃候補だ。
仲良くして損はない。
9年前からエリザベートという臣下を得て、クレタ子爵家は運が巡ってきた。
南方交易所が落とす税で町は活性化し、旧王家が存続していた頃のような賑わいになっている。
贅を尽くしても金が尽きることがない。
カロリナと親身にしておけば、王家の姫を迎える日が来るかもしれない。
エリザベートが言っていた夢のような話に一歩近づいた。
だが、そう巧くは進まない。
クレタ子爵の思惑通りに終わらせるほどラファウは優しくない。
「ところでクレタ子爵」
「何ですか、ウッチ子爵殿」
ラファウは国王から騎士の称号を頂いた名誉子爵となっていた。
子爵と名誉子爵なら子爵の方が上位だ。
だが、あいさつでラファウ・ファン・ウッチ・ラーコーツィ子爵を名乗っている。
ラーコーツィ侯爵家の分家であることを強調していた。
地方の子爵に上位を譲るつもりはないという意味だ。
それを察せないクレタ子爵ではない。
心の中では若造の癖に!
そんな罵りを上げていたとしても顔に出さない。
「我々はここの来る前に新造艦の帆船から大砲を撃っている所を目撃致しました。王都に報告もなく、新兵器を配備するとは反逆の意志があると思われても仕方ありませんな」
クレタ子爵のワインを持っていた手が止まった。
もちろん、反逆の意図などない。
だが、問題はそこではない。
いつでも告発できると脅してであった。
「はて、何のことでしょうか。政は疎く、料理にしか興味がございません」
「申し訳ございません。少しお借りさせて頂きました」
ラファウが出したのはクレタ子爵が新造艦の試験を許可する書簡であった。
どうしてこれが?
クレタ子爵の額から汗が流れる。
証拠を出された。
これで知る、知らないですまない。
当主の責任は明らかだ。
ヤラレタ!
影が南方交易所の地下金庫からお借りして物だ。
「ラファウ、虐めるのはおよしなさい。レシピを無償で頂けるという御厚意が無になってしまうわ」
「申し訳ございません」
「カロリナ様、信じて下さいませ! 私は反逆など考えておりません」
「ご安心下さい。このカロリナはクレタ子爵を信じております」
「ありがとうございます」
「訴えるようなことはさせません。私が誓いましょう」
「感謝致します。この書簡はエリザベートから王宮に献上する前に試射の試験をさせて欲しいという要望があり、許可しただけでございます」
予想通りに答えが返ってきた。
ラファウの調査では海賊が過激になっているらしい。
鉄砲や爆薬で追い払っていたが海賊も爆薬を使うようになり、長い棒の先に爆薬を付けて船体の横腹に押し付けくる。
一隻の帆船の横腹に穴が空いたらしい。
沈没しなかったのが幸いだ。
場所が悪ければ、沈没するか、座礁覚悟で陸に上がるしかない。
そう、船乗り達が言っていた。
「あいつらは船を沈めにきているのさ!」
「沈めてしまって宝を手にできない。旨みがないでしょう」
「最初はそうだった。あいつらは違う。海賊を名乗っているが、イースラ諸王国連合の回し者。香辛料の交易を止めたい。そうすれば、西周りルートで売れる」
「我が国から西側諸国へ輸出を止めたい訳ですね」
「その通りさ!」
鉄砲だけでは対応が難しくなっていると言う。
大砲の配備が急務なのは判った。
だが、クレタ港の船乗り達は大砲の事を知らなかった。
知っていたのは南方交易所の職員だった。
「私は来る途中で、その船を見たのだが、貴方は知らないと言うのだな!」
「あぁ、知らない」
「そうか、それは残念だ。本当に知らないのならば問題ない。脅すような真似をしてすまない。私はこういう者だ」
「査察官様!」
「協力に感謝する。念の為に言っておくが、虚偽の証言はその有無に問わず、死罪と決まっている。あぁ、言い過ぎた。忘れてくれ、真実を話しているなら関係ない。では…………」
「待ってくれ!」
「何か思い出しましたか?」
「うっかり忘れていた。ただ、俺が証言したことは黙っていて欲しい」
「もちろんです」
財務官は領主が不正に税を偽っていないか査察する権利を有していた。
ラファウが査察官メダルを見せれば、職員も慌てた。
要するに、GPU か、ゲシュタポのような危険な秘密警察だ。
関わったら命がない。
最後に影に証拠の確保を頼んだ。
クレタ子爵を弄るラファウの顔が楽しいそうだった。
「クレタ子爵、妖しい物ではないなら大砲の購入に口利きをお願いしたい。海賊も重要でしょうが、我が領地も敵国と接しております。至急、お願いできますか?」
「もちろんだ。可能な限り協力させて貰う」
大砲の購入を斡旋して貰う。
南方交易所の母港がクレタ港である以上、クレタ子爵の口添えは大きな発言力になる。
エリザベートが断り辛い状況を作ったのだ。
クレタ子爵とラファウが打ち合わせしている間、カロリナはカレーを満喫した。
美味しかった。
明日、食堂で様々なカレーを用意してくれる。
チキンカレー、キーマカレー、グリーンカレー等々、沢山の種類があると聞いて、さらに夢が広がった。
「カロリナ様、太りますよ」
「私は太らない体質です」
後悔先に立たず!
カレーです。夢に見たカレーですわ!
町を食べ歩きながらカレーを食べに王都から来たと騒いだ甲斐がありました。
クレタ子爵との面会し、あいさつを交わした。
その日の晩餐会に招かれて、山海の珍味の後に出てきたのがカレーだった。
独特な香り、黄色いスープ。
これが至高の料理ですか!?
カロリナは有頂天であった。
一口食べれば、幸せの絶頂に誘ってくれる。
これは素晴らしい。
他の貴族達が騒ぐのも頷ける。
「気に入って頂けたようですな!」
「クレタ子爵に感謝致します。最高のおもてなしでございます。カロリナ、感動致しました」
「それはよかった」
「レシピを王都に持ち帰り、毎日食したいほどですわ」
「持ち帰られますか!」
「よろしいのですか?」
「もちろん、幾つか条件は付けさせて頂きます」
クレタ子爵は秘匿を条件にレシピを公開してくれた。
しかも南方交易所の食堂への招待状、珍しい食材や品評会のレシピも譲ってもいい。
さらに、次の品評会で発表された新レシピなども(南方交易所)王都支店の支店長が持って行かせると言う。
これほどの好条件はない。
「よろしいのですか? お望みとあれば、それ相応のお礼もご用意させます」
「その必要はございません。クレタ家を何卒よしなに!」
「もちろんですわ」
レシピの公開には支店長と要協議という条件が付いた。
晩餐会やお茶会で使えない。
その都度、支店長に相談する必要がある。
カロリナは断る理由がない。
クレタ子爵も満足であった。
侯爵家と繋がりを持て、ラーコーツィ家という猛獣にレシピという名の首輪を付けることに成功した。
カロリナは王妃候補だ。
仲良くして損はない。
9年前からエリザベートという臣下を得て、クレタ子爵家は運が巡ってきた。
南方交易所が落とす税で町は活性化し、旧王家が存続していた頃のような賑わいになっている。
贅を尽くしても金が尽きることがない。
カロリナと親身にしておけば、王家の姫を迎える日が来るかもしれない。
エリザベートが言っていた夢のような話に一歩近づいた。
だが、そう巧くは進まない。
クレタ子爵の思惑通りに終わらせるほどラファウは優しくない。
「ところでクレタ子爵」
「何ですか、ウッチ子爵殿」
ラファウは国王から騎士の称号を頂いた名誉子爵となっていた。
子爵と名誉子爵なら子爵の方が上位だ。
だが、あいさつでラファウ・ファン・ウッチ・ラーコーツィ子爵を名乗っている。
ラーコーツィ侯爵家の分家であることを強調していた。
地方の子爵に上位を譲るつもりはないという意味だ。
それを察せないクレタ子爵ではない。
心の中では若造の癖に!
そんな罵りを上げていたとしても顔に出さない。
「我々はここの来る前に新造艦の帆船から大砲を撃っている所を目撃致しました。王都に報告もなく、新兵器を配備するとは反逆の意志があると思われても仕方ありませんな」
クレタ子爵のワインを持っていた手が止まった。
もちろん、反逆の意図などない。
だが、問題はそこではない。
いつでも告発できると脅してであった。
「はて、何のことでしょうか。政は疎く、料理にしか興味がございません」
「申し訳ございません。少しお借りさせて頂きました」
ラファウが出したのはクレタ子爵が新造艦の試験を許可する書簡であった。
どうしてこれが?
クレタ子爵の額から汗が流れる。
証拠を出された。
これで知る、知らないですまない。
当主の責任は明らかだ。
ヤラレタ!
影が南方交易所の地下金庫からお借りして物だ。
「ラファウ、虐めるのはおよしなさい。レシピを無償で頂けるという御厚意が無になってしまうわ」
「申し訳ございません」
「カロリナ様、信じて下さいませ! 私は反逆など考えておりません」
「ご安心下さい。このカロリナはクレタ子爵を信じております」
「ありがとうございます」
「訴えるようなことはさせません。私が誓いましょう」
「感謝致します。この書簡はエリザベートから王宮に献上する前に試射の試験をさせて欲しいという要望があり、許可しただけでございます」
予想通りに答えが返ってきた。
ラファウの調査では海賊が過激になっているらしい。
鉄砲や爆薬で追い払っていたが海賊も爆薬を使うようになり、長い棒の先に爆薬を付けて船体の横腹に押し付けくる。
一隻の帆船の横腹に穴が空いたらしい。
沈没しなかったのが幸いだ。
場所が悪ければ、沈没するか、座礁覚悟で陸に上がるしかない。
そう、船乗り達が言っていた。
「あいつらは船を沈めにきているのさ!」
「沈めてしまって宝を手にできない。旨みがないでしょう」
「最初はそうだった。あいつらは違う。海賊を名乗っているが、イースラ諸王国連合の回し者。香辛料の交易を止めたい。そうすれば、西周りルートで売れる」
「我が国から西側諸国へ輸出を止めたい訳ですね」
「その通りさ!」
鉄砲だけでは対応が難しくなっていると言う。
大砲の配備が急務なのは判った。
だが、クレタ港の船乗り達は大砲の事を知らなかった。
知っていたのは南方交易所の職員だった。
「私は来る途中で、その船を見たのだが、貴方は知らないと言うのだな!」
「あぁ、知らない」
「そうか、それは残念だ。本当に知らないのならば問題ない。脅すような真似をしてすまない。私はこういう者だ」
「査察官様!」
「協力に感謝する。念の為に言っておくが、虚偽の証言はその有無に問わず、死罪と決まっている。あぁ、言い過ぎた。忘れてくれ、真実を話しているなら関係ない。では…………」
「待ってくれ!」
「何か思い出しましたか?」
「うっかり忘れていた。ただ、俺が証言したことは黙っていて欲しい」
「もちろんです」
財務官は領主が不正に税を偽っていないか査察する権利を有していた。
ラファウが査察官メダルを見せれば、職員も慌てた。
要するに、GPU か、ゲシュタポのような危険な秘密警察だ。
関わったら命がない。
最後に影に証拠の確保を頼んだ。
クレタ子爵を弄るラファウの顔が楽しいそうだった。
「クレタ子爵、妖しい物ではないなら大砲の購入に口利きをお願いしたい。海賊も重要でしょうが、我が領地も敵国と接しております。至急、お願いできますか?」
「もちろんだ。可能な限り協力させて貰う」
大砲の購入を斡旋して貰う。
南方交易所の母港がクレタ港である以上、クレタ子爵の口添えは大きな発言力になる。
エリザベートが断り辛い状況を作ったのだ。
クレタ子爵とラファウが打ち合わせしている間、カロリナはカレーを満喫した。
美味しかった。
明日、食堂で様々なカレーを用意してくれる。
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