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60.カロリナ、言ってみたかったのですわ!
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ギシン、振り降ろされた剣をルドヴィクの剣が受ける。
みすぼらしいローブをばさっと外し、ラファウがあらん限りの声を張り上げて吠えた。
「えぇぇぃ、控えおろう、このお方をどなたと心得る!」
嫌がっていた割にノリノリだった。
◇◇◇
まぁ、まさかの足止め?
あり得ませんわ!
帆船から降りて馬を取りにゆくと、馬が行方不明?
泥棒の詰所に殴り込んだ。
「どういうことだ?」
馬を奪った町の衛兵であった。
ルドヴィクは下士官の兵長の胸倉を掴んで怒鳴った。
そのあまりの迫力にガタガタと今にも失禁しそうな顔で震えている。
なぜか、強制接収で馬を取られた。
判っておるの?
ラーコーツィ家ご令嬢一同の馬を奪ったのよ。
正式に手続きを取れば、この人達は皆死ぬ。
ここの代官の命も危ない。
駆けつけて来たミクル商会の会長以下、職員も青ざめている。
「こちらにおわすはカロリナ・ファン・ラーコーツィ侯爵令嬢ですよ。なんてことをしてくれたのです」
「お許し下さい。こちらも命じられてやっただけです。そのような馬とは露知らず」
うん、ただのレンタル馬だ。
間違うのも無理はない。
途中で預ける予定だったので愛馬は用意してこなかった。
だから、愛着も何もない。
その馬が徴収されたのは昨日の事らしい。
「ルドヴィク、その手を離して上げなさい。馬が返ってくるなら、荒立てるつもりはありません」
「ありがとうございます」
会長が礼を言う。
会長以下、職員はその場で土下座して感謝する。
領兵長も頭を下げたが言葉が出ない。
「私が説明してもよろしいでしょうか?」
「許します。説明しなさい」
このレェィクベィ男爵領は領民の数が限りなく少ない。
街道沿いにいくつ村があるが、正確には牧場と呼ばれる。
住んでいるのは農奴だ。
ミクル商会の牧場もいくつか持っているらしい。
「隣の中央領の村人を怪我させられたので慰謝料を払えと言ってきたのです」
「隣の村人を傷つけたのですか?」
「はい、小麦を盗みに来た連中を追い返した時に怪我をしたそうです」
はぁ~???
カロリナは令嬢らしからぬ間抜けな声を上げてしまった。
泥棒に慰謝料って信じられない。
「泥棒たちは夜な夜な出没し、背負子にはみ出るほどの小麦を積んで村に持ち帰っておりました。泥棒達が言うますには、領主の許可を得て小麦を調べていると言っております。そこで怪我を負ったので慰謝料として、14トンの小麦を渡せと言ってきております」
カロリナは目眩を覚えた。
小麦14トン!?
300坪から取れる小麦の量が300キロだ。
つまり、その約46倍。
13,800坪に相当する広大な小麦畑の収穫を寄越せと言っている。
13,800坪と言ってもピンと来ないよね。
例えるならテニスコート約180面分、よく言われる東京ドーム1個分だ。
「何、滅茶苦茶な慰謝料は!」
「あちらは農民、こちらは農奴でございます。身分が違います。調査を許可したのは伯爵様であり、伯爵様の命を邪魔した罰も含んでいるそうです。こちらの領主様は男爵様、苦情を申したくとも直接に苦情を申し上げることもできません」
「ラファウ、そうなのですか?」
「そうなります。ですから、南方大臣の治安局に訴え、そちらから苦情を申し上げるしかございません」
「それでは間に合いません。その間に畑の小麦をすべて刈り取られて奪われてしまいます」
レェィクベィ男爵は王都におり、指揮を取っているのは弟らしい。
王都から中央領を抜けて南領まで続く中央街道を領兵で封鎖し、領兵同士を睨ませていると言う。
反逆罪だ。
「もちろん、領兵同士が争うのが反逆罪と承知しております。ですから、剣を抜かず、肩を組み合って肉の壁を作っております。見届け人に治安局から子爵様を一名、領主代行の弟男爵様が監視を続けております」
切実な対処方だった。
それでも挑発的な諍いが何度か起こっている。
レェィクベィ男爵の領兵を怒らせて、先に剣を抜かせようとしているらしい。
領兵の誰か切れて剣を抜いた瞬間にレェィクベィ男爵家は終わってしまう。
時間を稼いでいる間に刈り入れを終えて町に籠城するらしいが、刈り入れが1~2日で終わる訳もない。
南領都から援軍が来るのは早くても7~8日掛かる。
それ以前に来るかどうかも判らない。
「カロリナ様、どうかお助け下さい。お前らも頭を下げよ」
「はい、お願います」
会長が頭を下げ、兵達も頭を下げる。
カロリナは頼られると弱いのだ。
「ラーコーツィ家庇護下の商店が困っているのです。何とかなりませんか?」
「カロリナ様、他領のことで口出しするのは越権行為に当たります」
「査察官としてはどうですか?」
「財政と関係ございません」
駄目らしい。
そこでカロリナは奇妙な事に気が付いた。
兵長より会長の方が偉いの?
「ねぇ、ラファウ。どうして兵長は会長の命令の聞くのかしら?」
「簡単です。ここの領兵が傭兵であり、傭兵を雇っているのが48商店組合だからです」
傭兵を商店組合が雇い、領主に貸し出しているらしい。
雇い主の馬を盗むなど出来ない。
ラーコーツィ家の馬を徴収したのは、本当に手違いだったみたいだ。
「我々にできるのは、中央領の大領主であるセンテ侯爵にお伝えするだけだ」
「十分でございます。ありがとうございます」
中央領都まで馬で2日、往復で4日掛かる。
それまで何事も起こらない?
無理だ。
カロリナはそう思った。
「私は峠でしばらく合宿の続きをしようと思うのだけれどいいかしら?」
「いけません。ご当主に叱られます。ルドヴィクを名代として残し、カロリナ様は一刻も早く王都に戻って頂きます」
「それでは面白くありません。私も裁きを見てみたいのです」
「なりません」
「ラファウは融通が利かな過ぎるよ。お父様のようにズバリと言えいい…………そうですわ。いい事を思い付きました。会長、みすぼらしいローブを人数分用意しなさい」
「はい?」
「カロリナ様?」
「他領のことだから口出しできないのよね。ならば、私の事にすればいいのです」
◇◇◇
領境の峠で領兵が睨み合いを続けていた。
レェィクベィ男爵の領兵が二つに分かれて、みすぼらしいローブを纏った一団が出てきた。
「センテ侯爵の領都に向かいます。通して下さい」
カロリナが弱々しい声で伯爵の領兵にそう言った。
ローブの間からレェィクベィ男爵の紋章がちらちらと見える。
「ここは通行禁止だ!」
「中央街道は大通りです。誰も通行を妨げることはできません」
「先に向こうの道を開かせろ!」
「それは私の権限ではありません」
「おい、舐めているのか!」
兵長らしい男がカロリナを掴もうとした。
ラファウが差し出してきた手を弾いた。
「下手に出ればつけあがりやがって! いい事を教えてやろう。紋章という奴な、見えるようにしていないと効果はない。ローブの下に紋章を隠した奴の首を取っても罪にならない。知らなかったのか?」
兵長は剣を振り上げ、叫びながら振り降ろした。
ギシン、その剣をルドヴィクの剣が受ける。
ラファウがローブを外して叫んだ!
『大蔵大臣、ラースロー・ファン・ラーコーツィ侯爵の御令嬢カロリナ・ファン・ラーコーツィ名誉侯爵であられる』
カロリナは国王陛下より騎士の称号を頂いたので、一代限り名誉侯爵に昇格していた。
つまり、伯爵家の兵が名誉侯爵当主の剣を向けた。
「何を勘違いしたのか知りませんが、この紋章入りの風呂敷はレェィクベィ男爵の弟殿がお土産に持たせてくれたものです」
「お許し下さい。私は知らなかったのです」
「そんな言い訳が通じると思っているのですか」
「どうか、どうか、お許し下さい」
「ええぃ、黙れ! 追って沙汰する。自宅にて謹慎しておれ!」
きゃぁ~、興奮した。
お父様が言ったカッコいいセリフNo.3だ。
カロリナは一度言ってみたかった。
もう伯爵側は小麦を奪うとか奪えないとかの問題ではない。
隊長は青ざめた。
剣を抜いた兵長の死罪は決定だ。
自分はどうだ?
家族は?
真っ暗だった。
皆、カロリナの前に平伏して許しを請う。
カロリナはまったく取り合わない。
すでに自宅に帰れと言った。
従わない者に関わるつもりはない。
カロリナは馬に乗ると中央領に入っていった。
みすぼらしいローブをばさっと外し、ラファウがあらん限りの声を張り上げて吠えた。
「えぇぇぃ、控えおろう、このお方をどなたと心得る!」
嫌がっていた割にノリノリだった。
◇◇◇
まぁ、まさかの足止め?
あり得ませんわ!
帆船から降りて馬を取りにゆくと、馬が行方不明?
泥棒の詰所に殴り込んだ。
「どういうことだ?」
馬を奪った町の衛兵であった。
ルドヴィクは下士官の兵長の胸倉を掴んで怒鳴った。
そのあまりの迫力にガタガタと今にも失禁しそうな顔で震えている。
なぜか、強制接収で馬を取られた。
判っておるの?
ラーコーツィ家ご令嬢一同の馬を奪ったのよ。
正式に手続きを取れば、この人達は皆死ぬ。
ここの代官の命も危ない。
駆けつけて来たミクル商会の会長以下、職員も青ざめている。
「こちらにおわすはカロリナ・ファン・ラーコーツィ侯爵令嬢ですよ。なんてことをしてくれたのです」
「お許し下さい。こちらも命じられてやっただけです。そのような馬とは露知らず」
うん、ただのレンタル馬だ。
間違うのも無理はない。
途中で預ける予定だったので愛馬は用意してこなかった。
だから、愛着も何もない。
その馬が徴収されたのは昨日の事らしい。
「ルドヴィク、その手を離して上げなさい。馬が返ってくるなら、荒立てるつもりはありません」
「ありがとうございます」
会長が礼を言う。
会長以下、職員はその場で土下座して感謝する。
領兵長も頭を下げたが言葉が出ない。
「私が説明してもよろしいでしょうか?」
「許します。説明しなさい」
このレェィクベィ男爵領は領民の数が限りなく少ない。
街道沿いにいくつ村があるが、正確には牧場と呼ばれる。
住んでいるのは農奴だ。
ミクル商会の牧場もいくつか持っているらしい。
「隣の中央領の村人を怪我させられたので慰謝料を払えと言ってきたのです」
「隣の村人を傷つけたのですか?」
「はい、小麦を盗みに来た連中を追い返した時に怪我をしたそうです」
はぁ~???
カロリナは令嬢らしからぬ間抜けな声を上げてしまった。
泥棒に慰謝料って信じられない。
「泥棒たちは夜な夜な出没し、背負子にはみ出るほどの小麦を積んで村に持ち帰っておりました。泥棒達が言うますには、領主の許可を得て小麦を調べていると言っております。そこで怪我を負ったので慰謝料として、14トンの小麦を渡せと言ってきております」
カロリナは目眩を覚えた。
小麦14トン!?
300坪から取れる小麦の量が300キロだ。
つまり、その約46倍。
13,800坪に相当する広大な小麦畑の収穫を寄越せと言っている。
13,800坪と言ってもピンと来ないよね。
例えるならテニスコート約180面分、よく言われる東京ドーム1個分だ。
「何、滅茶苦茶な慰謝料は!」
「あちらは農民、こちらは農奴でございます。身分が違います。調査を許可したのは伯爵様であり、伯爵様の命を邪魔した罰も含んでいるそうです。こちらの領主様は男爵様、苦情を申したくとも直接に苦情を申し上げることもできません」
「ラファウ、そうなのですか?」
「そうなります。ですから、南方大臣の治安局に訴え、そちらから苦情を申し上げるしかございません」
「それでは間に合いません。その間に畑の小麦をすべて刈り取られて奪われてしまいます」
レェィクベィ男爵は王都におり、指揮を取っているのは弟らしい。
王都から中央領を抜けて南領まで続く中央街道を領兵で封鎖し、領兵同士を睨ませていると言う。
反逆罪だ。
「もちろん、領兵同士が争うのが反逆罪と承知しております。ですから、剣を抜かず、肩を組み合って肉の壁を作っております。見届け人に治安局から子爵様を一名、領主代行の弟男爵様が監視を続けております」
切実な対処方だった。
それでも挑発的な諍いが何度か起こっている。
レェィクベィ男爵の領兵を怒らせて、先に剣を抜かせようとしているらしい。
領兵の誰か切れて剣を抜いた瞬間にレェィクベィ男爵家は終わってしまう。
時間を稼いでいる間に刈り入れを終えて町に籠城するらしいが、刈り入れが1~2日で終わる訳もない。
南領都から援軍が来るのは早くても7~8日掛かる。
それ以前に来るかどうかも判らない。
「カロリナ様、どうかお助け下さい。お前らも頭を下げよ」
「はい、お願います」
会長が頭を下げ、兵達も頭を下げる。
カロリナは頼られると弱いのだ。
「ラーコーツィ家庇護下の商店が困っているのです。何とかなりませんか?」
「カロリナ様、他領のことで口出しするのは越権行為に当たります」
「査察官としてはどうですか?」
「財政と関係ございません」
駄目らしい。
そこでカロリナは奇妙な事に気が付いた。
兵長より会長の方が偉いの?
「ねぇ、ラファウ。どうして兵長は会長の命令の聞くのかしら?」
「簡単です。ここの領兵が傭兵であり、傭兵を雇っているのが48商店組合だからです」
傭兵を商店組合が雇い、領主に貸し出しているらしい。
雇い主の馬を盗むなど出来ない。
ラーコーツィ家の馬を徴収したのは、本当に手違いだったみたいだ。
「我々にできるのは、中央領の大領主であるセンテ侯爵にお伝えするだけだ」
「十分でございます。ありがとうございます」
中央領都まで馬で2日、往復で4日掛かる。
それまで何事も起こらない?
無理だ。
カロリナはそう思った。
「私は峠でしばらく合宿の続きをしようと思うのだけれどいいかしら?」
「いけません。ご当主に叱られます。ルドヴィクを名代として残し、カロリナ様は一刻も早く王都に戻って頂きます」
「それでは面白くありません。私も裁きを見てみたいのです」
「なりません」
「ラファウは融通が利かな過ぎるよ。お父様のようにズバリと言えいい…………そうですわ。いい事を思い付きました。会長、みすぼらしいローブを人数分用意しなさい」
「はい?」
「カロリナ様?」
「他領のことだから口出しできないのよね。ならば、私の事にすればいいのです」
◇◇◇
領境の峠で領兵が睨み合いを続けていた。
レェィクベィ男爵の領兵が二つに分かれて、みすぼらしいローブを纏った一団が出てきた。
「センテ侯爵の領都に向かいます。通して下さい」
カロリナが弱々しい声で伯爵の領兵にそう言った。
ローブの間からレェィクベィ男爵の紋章がちらちらと見える。
「ここは通行禁止だ!」
「中央街道は大通りです。誰も通行を妨げることはできません」
「先に向こうの道を開かせろ!」
「それは私の権限ではありません」
「おい、舐めているのか!」
兵長らしい男がカロリナを掴もうとした。
ラファウが差し出してきた手を弾いた。
「下手に出ればつけあがりやがって! いい事を教えてやろう。紋章という奴な、見えるようにしていないと効果はない。ローブの下に紋章を隠した奴の首を取っても罪にならない。知らなかったのか?」
兵長は剣を振り上げ、叫びながら振り降ろした。
ギシン、その剣をルドヴィクの剣が受ける。
ラファウがローブを外して叫んだ!
『大蔵大臣、ラースロー・ファン・ラーコーツィ侯爵の御令嬢カロリナ・ファン・ラーコーツィ名誉侯爵であられる』
カロリナは国王陛下より騎士の称号を頂いたので、一代限り名誉侯爵に昇格していた。
つまり、伯爵家の兵が名誉侯爵当主の剣を向けた。
「何を勘違いしたのか知りませんが、この紋章入りの風呂敷はレェィクベィ男爵の弟殿がお土産に持たせてくれたものです」
「お許し下さい。私は知らなかったのです」
「そんな言い訳が通じると思っているのですか」
「どうか、どうか、お許し下さい」
「ええぃ、黙れ! 追って沙汰する。自宅にて謹慎しておれ!」
きゃぁ~、興奮した。
お父様が言ったカッコいいセリフNo.3だ。
カロリナは一度言ってみたかった。
もう伯爵側は小麦を奪うとか奪えないとかの問題ではない。
隊長は青ざめた。
剣を抜いた兵長の死罪は決定だ。
自分はどうだ?
家族は?
真っ暗だった。
皆、カロリナの前に平伏して許しを請う。
カロリナはまったく取り合わない。
すでに自宅に帰れと言った。
従わない者に関わるつもりはない。
カロリナは馬に乗ると中央領に入っていった。
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