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61.カロリナ、私だけが食いしん坊じゃなかったのね?
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カロリナ一同は山を下って林を抜けると小麦畑を見つけた。
あぁ~~~、納得だ。
歴史がらみの因縁や貧民意識から来る差別と思っていたが、どうやらそうではないようだ。
何故、そう思えたかと言えば、目の前に小麦畑が余りにも悲惨であったからだ。
赤茶けた元気のない色で辛うじて枯れていない感じの弱々しい小麦が揺れていた。
「エル、一株取って下さい」
「はい、お嬢様」
小麦は一房に35粒の実がなっている。
でも、この穂には空粒が多く、30粒に達していない。
しかも株分かれも少ない。
「ラファウ、この畑の収穫量はいくらと推測しますか?」
「おそらく、5割以下と思われます」
「私もそう思います」
山の向こうは大豊作なのにここは大不作。
不条理だ。
盗みを働きたくなる気持ちが理解できた。
「どうして、これほど違うのでしょうか?」
カロリナはラファウに問い掛けた。
ラファウは秘匿されるべき情報であり、無闇に公開できないと言ってから説明してくれた。
「農法が全く違うのです。中央領は従来型のゴブリン肥料を使っておりますが、南領・南方諸領は肥溜め肥料を使っております」
ゴブリン肥料はゴブリンなどの魔物を粉々に潰して日干しした粉肥料だ。
これを撒くだけで小麦などの作物の収穫量が増える。
畑1反(300坪)にゴブリン1匹が目安で3~5月の3回に分けて撒く。
「先日倒したゴブリンを引き取ってくれば、農家の方は助かったのですね!」
「確かにそうですが、持ち帰るだけの人員がありません。それにゴブリンなどを討伐している初級冒険者達が困ることになります」
王国にはダンジョンがあり、浅い階層ではゴブリンなどが出現する。
レベル1のゴブリンは初心者でも討伐できる。
討伐部位を持ちかえれば、銅貨3枚が貰え、死体を持ち帰ると大銅貨3枚で引き取ってくれる。
1日3往復すれば、小銀貨1枚相当でその日の日当になる。
ダンジョンの入口には買い取り所と無料の休憩所があり、ダンジョンに1週間ほど籠れば、最低の装備が買えるくらいは儲けることができる。
ゴブリンの引取り価格が下がると、初級冒険者は生きてゆくのが大変になってしまうのだ。
「それは駄目ですわ!」
「ですから、持ち帰る必要はなかったのです」
「難しいものですね」
南領や南方諸領ではゴブリン肥料を使わない。
肥溜め肥料と言って、人・家畜の排出物と魔物や木葉などを一緒に入れる肥溜めを作る。
しかし、ゴブリンなどの魔物の買い取りはする。
潰した魔物を落ち葉や藁などと一緒に一度焼いてから肥溜めに入れる。
それを一年寝かして、この肥料を種を植える前の畑に混ぜる。
時間と手間が掛かる。
「手間は掛かりますが効果は10倍以上あり、種植え前に一度だけ土に混ぜるだけで済みます」
「農家の人が楽になるのね!」
「いいえ、毎朝、水車を回して畑に水を与える仕事が増えます」
肥溜め農法は畑の周囲に水路を引いて畑に水をやる。
日も昇らない早朝に水をやる。
雑草もよく育つようで手間は減ることはない。
しかし、日照りに強く、排水路を引いているので大雨でも土が流れず、収穫量が落ちないらしい。
まぁ、日照不足はどうしようもならないらしい。
「流石、ラファウです」
「クレタ子爵が進んで教えてくれました」
「では、クレタ子爵に感謝です」
カロリナはクレタ子爵に感謝した。
そのクレタ子爵はラファウがねちねちと脅迫して聞いてくるので早々に王都に逃げている。
南方交易所も査察官の権限で相当数の秘匿文書を開示させたれた。
少なくとも財務内容は把握した。
財源となる金貨は王宮の10分の一にも満たない。
しかし、総取引額は100倍を超える。
南方交易所の純利益は王宮の税収の10倍だ。
その利益のほとんどが教会への寄付になり、手元に残る資金はほとんどない。
南方交易所に儲けらしい儲けはほとんどない。
教会は新規の神殿などを建て、同時に王国中で炊き出しをやっているので、寄付の相当額が消えているだろうと予測される。
つまり、教会も大量のお金を吐き出していると予想される。
教会や大商人に支払う利子は、香辛料の儲けで何とか払っているように思えた。
何故、これほどの借財を抱えて破綻しないのか?
ラファウはずっと考えていた。
転生者であるエリザベートからすれば、銀行業をしているだけであった。
預かった金に利子を付けて貸す。
預かった金と貸している金の総額が同じになる。
そして、貸した金が大きくなるほど利子も大きくなる。
お金を右から左に動かしているだけだ。
A氏が銀行に100万円を預ける。
銀行はその100万円をB氏に貸す。
B氏は借りた100万円でC氏に支払う。
C氏は儲けた100万円を銀行に預ける。
銀行はその100万円をD氏に貸す。
・
・
・
以下、同じことが繰り返されると、最初に預かった100万円が、200万円、300万円と増えてゆくのだ。
原資100万円は変わらないが、預り金と貸出金が増えてゆく。
南方交易所の原資に対して、あり得ない事業規模の活動をしていた。
王宮と比較するなら、
王宮では南領や南方諸領の農地改革の費用を捻出できない。
なぜならば、税収を遥かに超えているからだ。
それを南方交易所だけで成し遂げてしまっている?
ラファウは理解もできなかった。
はっきり言える事が1つあった。
教会や大商人が南方交易所に金を貸す限り、ほぼ無限に事業を拡大できる。
何故、教会や大商人は金を南方交易所に貸すのだ?
ラファウは悩む。
ラファウは考える。
ラファウは行き詰っていた。
答えが見つからない。
答え:利子が貰え、便利だからだ。
金貨を持ち歩かず、手形で取引をすると荷物が嵩張らず、盗賊などに襲われる心配がない。
民・職人も家に現金を持たなければ、泥棒の心配もない。
しかも預けているだけで金利が貰える。
大金は持ち歩けない。
だから、お金は商人や名主、領主に預ける。
お金を預けると管理費が取られる。
泥棒除けなどの対策費の金庫代だ。
それが嫌な者は自宅の金庫で仕舞っておく。
あるいは床を掘って壺に入れて隠しておく。
金庫代は馬鹿にならなし、床の下に埋めていても安心ができない。
ところが南方交易所は預けると管理費を取られない。
逆に金利が貰える。
画期的だった。
高利貸しが余っている金を預けるくらいだ。
こうして南領・南方諸領では金貨に代わって手形という紙幣が流通してゆく。
町が発展してゆくと、
預け手が教会や大商人だけでなくなっていった。
無辜の民が増えた。
一人一人の預け金は小さいが、それも集まると大商人の預け金を軽く凌駕する。
景気が良くなれば、良くなるほど、民の懐が温かくなり、南方交易所への預け金も増えていった。
そうだ!
南領・南方諸領はバブル経済に突入していた。
中世に近い貨幣経済だ。
その末端で突然に起こったバブル経済なんて、ラファウは気づいていなかった。
否、気づく訳もなかった。
話を戻そう。
「ラーコーツィ領も不作なのでしょうか?」
「おそらく、そうかと思います」
「領民が飢えるのですね? 私は民が飢える姿を見たくありません。笑顔の方がいいのです」
「お嬢様」、「カロリナ様」、「お優しい」、「おいたわしや」、「カロリナ様」
エル達が寂しそうな顔が見えた。
えっ、みなさんも見返りが楽しみだったのですか?
勘違いだ。
魔物の肉を村に持ち返ると色々な歓迎をしてくれる。
美味しい果実や秘蔵の加工食品を出してくれる。
これが村に行く楽しみだった。
しかし、不作の年は魔物の肉も持ち帰っても、返ってくるのは感謝だけ。
感謝でお腹は膨れない。
がっかりだ。
皆ががっかりしているのを見て、カロリナはちょっとびっくりだ。
みなさんも楽しみだったのね!
私の事を食いしん坊とか言うくせに!
自分達も楽しみだったなんて!
許せませんわ!
カロリナはちょっと怒った。
それを見たラファウはカロリナがトンでもない事を言う前に言葉を添えた。
「安心して下さい。民が飢えることはございません」
「でも、不作なのですよね!」
「教会が備蓄小麦を放出する約束になっております」
「それは素敵です」
「素敵がどうかは判りません。10年分割の年利10%です」
無償ではなかった。
でも、税を払えるし、飢える心配がない。
カロリナは胸を撫で降ろす。
あれ?
ふと、可笑しなことに気づいた。
「ラファウ、備蓄小麦は我が領地のみの政策なのですか?」
「いいえ、6年前に新規開拓事業の一環として進められました。すべての領地に備蓄倉が建っております」
「では、何故、この村の方々は山を越えて、小麦を襲ったのでしょう?」
飢えているから隣村を襲うのは理解できる。
今日を生きる為に食糧を盗むのは仕方ない。
例え、法を破って死罪になろうと!
今日、飢えて死んでしまっては意味のないことだ。
でも、飢える心配がないのに危険を冒して襲うの?
「ラファウ」
カロリナはそのことが気になってしまった。
「承知しました。近くの村に寄ってみましょう」
あぁ~~~、納得だ。
歴史がらみの因縁や貧民意識から来る差別と思っていたが、どうやらそうではないようだ。
何故、そう思えたかと言えば、目の前に小麦畑が余りにも悲惨であったからだ。
赤茶けた元気のない色で辛うじて枯れていない感じの弱々しい小麦が揺れていた。
「エル、一株取って下さい」
「はい、お嬢様」
小麦は一房に35粒の実がなっている。
でも、この穂には空粒が多く、30粒に達していない。
しかも株分かれも少ない。
「ラファウ、この畑の収穫量はいくらと推測しますか?」
「おそらく、5割以下と思われます」
「私もそう思います」
山の向こうは大豊作なのにここは大不作。
不条理だ。
盗みを働きたくなる気持ちが理解できた。
「どうして、これほど違うのでしょうか?」
カロリナはラファウに問い掛けた。
ラファウは秘匿されるべき情報であり、無闇に公開できないと言ってから説明してくれた。
「農法が全く違うのです。中央領は従来型のゴブリン肥料を使っておりますが、南領・南方諸領は肥溜め肥料を使っております」
ゴブリン肥料はゴブリンなどの魔物を粉々に潰して日干しした粉肥料だ。
これを撒くだけで小麦などの作物の収穫量が増える。
畑1反(300坪)にゴブリン1匹が目安で3~5月の3回に分けて撒く。
「先日倒したゴブリンを引き取ってくれば、農家の方は助かったのですね!」
「確かにそうですが、持ち帰るだけの人員がありません。それにゴブリンなどを討伐している初級冒険者達が困ることになります」
王国にはダンジョンがあり、浅い階層ではゴブリンなどが出現する。
レベル1のゴブリンは初心者でも討伐できる。
討伐部位を持ちかえれば、銅貨3枚が貰え、死体を持ち帰ると大銅貨3枚で引き取ってくれる。
1日3往復すれば、小銀貨1枚相当でその日の日当になる。
ダンジョンの入口には買い取り所と無料の休憩所があり、ダンジョンに1週間ほど籠れば、最低の装備が買えるくらいは儲けることができる。
ゴブリンの引取り価格が下がると、初級冒険者は生きてゆくのが大変になってしまうのだ。
「それは駄目ですわ!」
「ですから、持ち帰る必要はなかったのです」
「難しいものですね」
南領や南方諸領ではゴブリン肥料を使わない。
肥溜め肥料と言って、人・家畜の排出物と魔物や木葉などを一緒に入れる肥溜めを作る。
しかし、ゴブリンなどの魔物の買い取りはする。
潰した魔物を落ち葉や藁などと一緒に一度焼いてから肥溜めに入れる。
それを一年寝かして、この肥料を種を植える前の畑に混ぜる。
時間と手間が掛かる。
「手間は掛かりますが効果は10倍以上あり、種植え前に一度だけ土に混ぜるだけで済みます」
「農家の人が楽になるのね!」
「いいえ、毎朝、水車を回して畑に水を与える仕事が増えます」
肥溜め農法は畑の周囲に水路を引いて畑に水をやる。
日も昇らない早朝に水をやる。
雑草もよく育つようで手間は減ることはない。
しかし、日照りに強く、排水路を引いているので大雨でも土が流れず、収穫量が落ちないらしい。
まぁ、日照不足はどうしようもならないらしい。
「流石、ラファウです」
「クレタ子爵が進んで教えてくれました」
「では、クレタ子爵に感謝です」
カロリナはクレタ子爵に感謝した。
そのクレタ子爵はラファウがねちねちと脅迫して聞いてくるので早々に王都に逃げている。
南方交易所も査察官の権限で相当数の秘匿文書を開示させたれた。
少なくとも財務内容は把握した。
財源となる金貨は王宮の10分の一にも満たない。
しかし、総取引額は100倍を超える。
南方交易所の純利益は王宮の税収の10倍だ。
その利益のほとんどが教会への寄付になり、手元に残る資金はほとんどない。
南方交易所に儲けらしい儲けはほとんどない。
教会は新規の神殿などを建て、同時に王国中で炊き出しをやっているので、寄付の相当額が消えているだろうと予測される。
つまり、教会も大量のお金を吐き出していると予想される。
教会や大商人に支払う利子は、香辛料の儲けで何とか払っているように思えた。
何故、これほどの借財を抱えて破綻しないのか?
ラファウはずっと考えていた。
転生者であるエリザベートからすれば、銀行業をしているだけであった。
預かった金に利子を付けて貸す。
預かった金と貸している金の総額が同じになる。
そして、貸した金が大きくなるほど利子も大きくなる。
お金を右から左に動かしているだけだ。
A氏が銀行に100万円を預ける。
銀行はその100万円をB氏に貸す。
B氏は借りた100万円でC氏に支払う。
C氏は儲けた100万円を銀行に預ける。
銀行はその100万円をD氏に貸す。
・
・
・
以下、同じことが繰り返されると、最初に預かった100万円が、200万円、300万円と増えてゆくのだ。
原資100万円は変わらないが、預り金と貸出金が増えてゆく。
南方交易所の原資に対して、あり得ない事業規模の活動をしていた。
王宮と比較するなら、
王宮では南領や南方諸領の農地改革の費用を捻出できない。
なぜならば、税収を遥かに超えているからだ。
それを南方交易所だけで成し遂げてしまっている?
ラファウは理解もできなかった。
はっきり言える事が1つあった。
教会や大商人が南方交易所に金を貸す限り、ほぼ無限に事業を拡大できる。
何故、教会や大商人は金を南方交易所に貸すのだ?
ラファウは悩む。
ラファウは考える。
ラファウは行き詰っていた。
答えが見つからない。
答え:利子が貰え、便利だからだ。
金貨を持ち歩かず、手形で取引をすると荷物が嵩張らず、盗賊などに襲われる心配がない。
民・職人も家に現金を持たなければ、泥棒の心配もない。
しかも預けているだけで金利が貰える。
大金は持ち歩けない。
だから、お金は商人や名主、領主に預ける。
お金を預けると管理費が取られる。
泥棒除けなどの対策費の金庫代だ。
それが嫌な者は自宅の金庫で仕舞っておく。
あるいは床を掘って壺に入れて隠しておく。
金庫代は馬鹿にならなし、床の下に埋めていても安心ができない。
ところが南方交易所は預けると管理費を取られない。
逆に金利が貰える。
画期的だった。
高利貸しが余っている金を預けるくらいだ。
こうして南領・南方諸領では金貨に代わって手形という紙幣が流通してゆく。
町が発展してゆくと、
預け手が教会や大商人だけでなくなっていった。
無辜の民が増えた。
一人一人の預け金は小さいが、それも集まると大商人の預け金を軽く凌駕する。
景気が良くなれば、良くなるほど、民の懐が温かくなり、南方交易所への預け金も増えていった。
そうだ!
南領・南方諸領はバブル経済に突入していた。
中世に近い貨幣経済だ。
その末端で突然に起こったバブル経済なんて、ラファウは気づいていなかった。
否、気づく訳もなかった。
話を戻そう。
「ラーコーツィ領も不作なのでしょうか?」
「おそらく、そうかと思います」
「領民が飢えるのですね? 私は民が飢える姿を見たくありません。笑顔の方がいいのです」
「お嬢様」、「カロリナ様」、「お優しい」、「おいたわしや」、「カロリナ様」
エル達が寂しそうな顔が見えた。
えっ、みなさんも見返りが楽しみだったのですか?
勘違いだ。
魔物の肉を村に持ち返ると色々な歓迎をしてくれる。
美味しい果実や秘蔵の加工食品を出してくれる。
これが村に行く楽しみだった。
しかし、不作の年は魔物の肉も持ち帰っても、返ってくるのは感謝だけ。
感謝でお腹は膨れない。
がっかりだ。
皆ががっかりしているのを見て、カロリナはちょっとびっくりだ。
みなさんも楽しみだったのね!
私の事を食いしん坊とか言うくせに!
自分達も楽しみだったなんて!
許せませんわ!
カロリナはちょっと怒った。
それを見たラファウはカロリナがトンでもない事を言う前に言葉を添えた。
「安心して下さい。民が飢えることはございません」
「でも、不作なのですよね!」
「教会が備蓄小麦を放出する約束になっております」
「それは素敵です」
「素敵がどうかは判りません。10年分割の年利10%です」
無償ではなかった。
でも、税を払えるし、飢える心配がない。
カロリナは胸を撫で降ろす。
あれ?
ふと、可笑しなことに気づいた。
「ラファウ、備蓄小麦は我が領地のみの政策なのですか?」
「いいえ、6年前に新規開拓事業の一環として進められました。すべての領地に備蓄倉が建っております」
「では、何故、この村の方々は山を越えて、小麦を襲ったのでしょう?」
飢えているから隣村を襲うのは理解できる。
今日を生きる為に食糧を盗むのは仕方ない。
例え、法を破って死罪になろうと!
今日、飢えて死んでしまっては意味のないことだ。
でも、飢える心配がないのに危険を冒して襲うの?
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カロリナはそのことが気になってしまった。
「承知しました。近くの村に寄ってみましょう」
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