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眠れる獅子ども
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睡蓮は起きて早々に、ベッドに寝転ぶ獣2匹を蹴り、ベッドから落とす。
「いてっ!」
ぶつけた腰をさすりながら裸体の男が起き上がる。
もう1人の裸体は頭をさすりつつ、ボーッとしている。
「お前らのおかげで、腰が痛えし、ベッドが狭くて身体がバキバキだ!!せめて自分とこで寝ろよ!」
首をゴキゴキ鳴らしながら、お怒りの睡蓮さん。
自分の身体を鏡で見て、跡を確認する。
薄ら残っているが、これならバレないだろう。
すると、後ろから頸にキスをしながら抱きつく兵藤。
睡蓮は鏡越しに睨みつけるが、全く効果が無い。身体を撫でながら、元気に朝立ちしたモノをグイグイ押し付けてくる。
「やめろよ!」
肘で鳩尾をつくと、グエッと前のめりに蹲る。
欠伸をしながら床に座り込む西園寺は寝起きが悪いらしい。
身体はベタ付きも無い。多分また綺麗にしてくれたんだろう。
昨日の事を思い出すと死にたくなる程恥ずかしい。
2回目にして、抵抗感が無くなってきている。
ハァァと蹲み込んで大きくため息をつくと後ろから抱き上げられる。
うわっ!なんだ?
西園寺が俺を抱えてベッドに戻り、また眠ろうと俺を抱きしめたまま倒れ込んだ。
確かにまだ早朝だ。
「ってか、寝るなら自分のとこ戻れよ!」
苛つきながら頭を叩くが離れない。
しかも兵藤も隣に寝転んできやがった。
「睡蓮、朝の運動しようぜ!」
「運動?」
諦めて、ベッドに横になると、ニヤニヤしながら兵藤が提案してきた。
「エロい運動するか、サーフィンするかどっちがいい?」
そんなの1択だろ!?
「俺、サーフィンしたことないぞ?」
「じゃあ、エロいことする?」
俺の上で眠りにつこうとする西園寺を足蹴にして、兵藤が覆い被さってきた。
「そういう意味じゃねえ!教えろ!」
ムッ!と眉を寄せるて、おでこにチュッとキス。
「了解。お姫様。」
なんだよ姫って!なんだよこの甘々感!!
「くっ!痛えな…兵藤!」
やっと完全に覚醒した西園寺に、俺は兵藤と笑った。
サーフィンの道具は倉庫にあるらしく、選び、早朝のプライベートビーチへと向かった。
波のことはよくわからないが、いい感じらしい。
まず浜辺でやり方を2人に教わる。
そして、見本とばかりに兵藤のを見せてもらった。
パドリングというボートの上にうつ伏せで手で漕ぎ、波を待つ。
波が来るとタイミングを見て、ボートの上に立つ。これをテイクオフというらしい。
兵藤はバランスを保ちながら上手く波に乗っていて、めちゃくちゃカッコ良かった。
海から上がる姿も前髪を掻き上げ、朝日に照らされる姿はまさにワイルド。
男から惚れられる男とはこんな感じかな?
「後は実戦だ。」
俺はパドリングは完璧だった。
…何とか立つことも出来たが…
絶対生まれたての小鹿だったと思う!!
めっちゃプルプルしたもん!!
それを見て浜辺で笑う2人に中指を立ててやる。
西園寺の波乗りは迫力が半端なかった。それもカッコ良いがムカつくから行ってやらねぇ。
何とか形になったところで、皆が起きる時間だ。
なんとなく、まだやりたい気持ちだったが、背中を押されてシャワーを浴びに向かった。
なんだろうな。
昨日から触れ合い、近くにいたせいか、これでおしまいだと思うと寒い気がした。
まあ、気のせいなんだろうけど。
「いてっ!」
ぶつけた腰をさすりながら裸体の男が起き上がる。
もう1人の裸体は頭をさすりつつ、ボーッとしている。
「お前らのおかげで、腰が痛えし、ベッドが狭くて身体がバキバキだ!!せめて自分とこで寝ろよ!」
首をゴキゴキ鳴らしながら、お怒りの睡蓮さん。
自分の身体を鏡で見て、跡を確認する。
薄ら残っているが、これならバレないだろう。
すると、後ろから頸にキスをしながら抱きつく兵藤。
睡蓮は鏡越しに睨みつけるが、全く効果が無い。身体を撫でながら、元気に朝立ちしたモノをグイグイ押し付けてくる。
「やめろよ!」
肘で鳩尾をつくと、グエッと前のめりに蹲る。
欠伸をしながら床に座り込む西園寺は寝起きが悪いらしい。
身体はベタ付きも無い。多分また綺麗にしてくれたんだろう。
昨日の事を思い出すと死にたくなる程恥ずかしい。
2回目にして、抵抗感が無くなってきている。
ハァァと蹲み込んで大きくため息をつくと後ろから抱き上げられる。
うわっ!なんだ?
西園寺が俺を抱えてベッドに戻り、また眠ろうと俺を抱きしめたまま倒れ込んだ。
確かにまだ早朝だ。
「ってか、寝るなら自分のとこ戻れよ!」
苛つきながら頭を叩くが離れない。
しかも兵藤も隣に寝転んできやがった。
「睡蓮、朝の運動しようぜ!」
「運動?」
諦めて、ベッドに横になると、ニヤニヤしながら兵藤が提案してきた。
「エロい運動するか、サーフィンするかどっちがいい?」
そんなの1択だろ!?
「俺、サーフィンしたことないぞ?」
「じゃあ、エロいことする?」
俺の上で眠りにつこうとする西園寺を足蹴にして、兵藤が覆い被さってきた。
「そういう意味じゃねえ!教えろ!」
ムッ!と眉を寄せるて、おでこにチュッとキス。
「了解。お姫様。」
なんだよ姫って!なんだよこの甘々感!!
「くっ!痛えな…兵藤!」
やっと完全に覚醒した西園寺に、俺は兵藤と笑った。
サーフィンの道具は倉庫にあるらしく、選び、早朝のプライベートビーチへと向かった。
波のことはよくわからないが、いい感じらしい。
まず浜辺でやり方を2人に教わる。
そして、見本とばかりに兵藤のを見せてもらった。
パドリングというボートの上にうつ伏せで手で漕ぎ、波を待つ。
波が来るとタイミングを見て、ボートの上に立つ。これをテイクオフというらしい。
兵藤はバランスを保ちながら上手く波に乗っていて、めちゃくちゃカッコ良かった。
海から上がる姿も前髪を掻き上げ、朝日に照らされる姿はまさにワイルド。
男から惚れられる男とはこんな感じかな?
「後は実戦だ。」
俺はパドリングは完璧だった。
…何とか立つことも出来たが…
絶対生まれたての小鹿だったと思う!!
めっちゃプルプルしたもん!!
それを見て浜辺で笑う2人に中指を立ててやる。
西園寺の波乗りは迫力が半端なかった。それもカッコ良いがムカつくから行ってやらねぇ。
何とか形になったところで、皆が起きる時間だ。
なんとなく、まだやりたい気持ちだったが、背中を押されてシャワーを浴びに向かった。
なんだろうな。
昨日から触れ合い、近くにいたせいか、これでおしまいだと思うと寒い気がした。
まあ、気のせいなんだろうけど。
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