こんなはずじゃなかった

B介

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嫉妬男はおっかない4

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ハアハアハアハア   

ハアハアハアハア

2LDKの部屋に熱気がこもり、男達の荒い息遣いが響き渡る。


「ハアハア…睡蓮…。」

上着を脱ぎ捨てた汗の滴る男達を睨みつける睡蓮も息が荒い。


「そろそろ観念しろ…。」

「…誰がするか!!」


バキッ!


睡蓮の回し蹴りを兵藤が受け止める。

その瞬間を狙う様に圭介が飛びつくのを肘で払う。


何と、長身のマッチョ4人と狭い室内でファイトを繰り広げているのだ。

「大人しくやらせろ!!」

蹴りを受け止め、痺れる腕を振る兵藤。

ヒーロー枠の男のセリフとは程遠い。


「うるせー!!もうケツが裂けそうなんだよ!こんなに相手できるか!」


「ケツは最初から割れている。優しくしてやるよ。」


先程のパンチで切れた唇を拭う西園寺。


「詰まらない冗談言ってるんじゃねえ!!」


俺の隙をつき、背後から豪が抱きついた。

俺はその威力を使い、ソファに豪を背負い投げすると、ソファごと後ろに倒れる。


「チッ!!このじゃじゃ馬が!」


豪は頭をぶつけたらしく、後頭部を押さえながら立ち上がる。

「おまえ!柔道もできるのか!?」

驚いた様に睡蓮を見る兵藤。


「睡蓮ー!!傷ついた可愛い穴をちゃんと舐め舐めしてあげるからー!」


圭介がきしょい事を叫んでいる。

チラッと見るのは出口。

出口を塞ぐ西園寺をのさないと、出れない。


4人とも腕に自信はあるだろう、特に厄介なのは兵藤と圭介。


まだ、4人とも本気ではない。今のうちに逃げないと、マジでやばし。


目が怖いんだよ!


そして、俺は絶不調。

足がまだガクガクだから踏み込みが甘いのだ。


睡蓮は息を深く吐き、トントンと軽くジャンプして構えると、同じように構えを取る男達。

まさか、S○Xを賭けて、こんなにも身体を張るとは少し笑える。

俺は、倒れたソファとテーブルの間。
右手側…ソファ側に豪、左手のテーブル挟んで兵藤、背後に圭介、前の入り口前に西園寺。


まず、背後の圭介が動いた。圭介もリーチを使い蹴りが飛んでくる。その蹴りの威力を奪い、カウンターで、圭介の胸を蹴り、寝室に吹っ飛ばす。

蹴りの動作の隙をついた兵藤から死角に飛び込まれたが、大会じゃない!背後を見せて、あえて逃げ、先に豪の方へ飛ぶ。

兵藤の対応をすると、思ったいた豪は、自分の方に急に飛んできた睡蓮を咄嗟に捕まえようと単調な動きになった。

豪が前に重心をかけたのを見て、回し蹴りで豪の背中を蹴り、前に倒す。そして、自分を追った兵藤とぶつかった隙に、西園寺の方へ。

西園寺は混戦に気を取られ、少しずつ前に来ていた。

俺はそれを利用して、目の前に飛び込むと、より前にと、俺を捕まえにきた所をフェイントで抜き去る。


「にゃははは!俺の勝~利!!」

扉のドアノブに手をかけようとした瞬間、ここにきて、膝に限界がきたのか、カクンッと力が抜けて、ベシャッと転んでしまった。


「イテテテッ…」


鼻をぶつけた…


ハッ!!!!


ヒョイッと誰かに持ち上げられた。


「惜しかったな睡蓮。」

西園寺に背後から抱きしめらた。

もがくが、力では敵わない。


すると、目の前にピクピクと青筋を立てた野郎どもが、バキボキと指を鳴らして立っていた。

「よくもやってくれたな…このじゃじゃ馬~!!」

かなり皆傷だらけで、部屋もぐじゃぐじゃだ…。


やべえ、やりすぎた?

でも、自分。守るため!仕方なし!!


しかし、暴れ回った後に捕まるとこの後にくるお仕置きを考えると後悔ばかりだ。


そのままベッドに運ばれて、落とされた。

スプリングが軋み、痛くは無いが、恐ろしい顔で囲む男達の手前、少し弱って見せよう。


「…痛かった?…ごめんなさい…でも、俺…本当に身体中痛くて…出来れば、今度にしてもらえないかな?」


姉の少女漫画で見たヒロインの様に目を潤ませて見た。

か弱く、しなを意識して作ることも忘れずに。


「ほう…今度してくれると?」

西園寺は目を細めつつ、俺を見下ろす。


かかった!!さすが蓮華愛用の漫画!!

しかし、次の瞬間、西園寺に腕を押さえ込まれた。


へっ?


「身体中が痛い奴がここまで、男4人をボコボコにできるか!」


そして、次に足を圭介と豪に押さえ込まれた。

「2日続けてヤってあんだけ動けるなら、遠慮するんじゃなかった。」

「全くだ。」


おい!ふざけたこと抜かしてんじゃねえぞ!圭介!豪!


のしりと、兵藤が覆い被さってきた。


「今度は今度ヤルとして、今は今だ。暴れてくれた分、覚悟しろよ?睡蓮。」

舌舐めずりをして、いやらしく見下ろす兵藤に、身体がガタブルする。




いーやーだー!!


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