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初のご対面
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昨日のせいで顎がおかしくなったと思ったが、さすが神の御加護。そんな事はなかった。
本日は王宮にて説明と報酬を受け取る予定!
国王様とか、俺の世界からしたらやべえ人物…作法もわからないけど大丈夫なのかな??
し・か・も、宿を出ると王宮まで、ちょっとの距離なのに、馬車のお迎えが!!
王族の馬車やべえ!何かド派手な細工が金キラですよ!騎士付きだし。
昨日も思ったんだけど、初めて見る騎士、かっこいいんだよね。
ギルドって皆、自分で鎧やら、簡易な防御具など良いするから、キッチリしてないんだよね!
騎士はピシッと制服を着ていたり、鎧もカッコよくていいな。
ジッと騎士を見つめていると、何故かポッと赤くなった。
「ヒヨリ…。」
アルのジト目が恐ろしい。
なんですか?俺は何もしてませーん!
あっ!ガルは?って?
ガルは国王が怖がって来て欲しくないらしく、お留守…だったはずが、駄々をコネて、今俺の影に潜んでる。
闇魔法にはこういう魔法もあるんだと知り、ゾッとした。
ストーカーし放題じゃねえか!ホラーじゃねえか!!
多分、俺はこれから一生自分の影にガルがいるのでは?と、思いながら生きていかなきゃいけないんだと恐怖を感じた。
まあ、国境や王都などの場合、巨大なバリアが張られているらしく、魔法がかかったまま、入ると無効や弾かれるらしいから、不審に思ったら王都に来よう。
なんか、変装など悪人を入れない為だとさ。一度許可通るか、中に入っちゃえば、バリアも無効になるって穴はあるみたいだけどね。
ああ、ドキドキする。
「着いたようだ。」
ティーンの声に、ドキドキしながら馬車を降りると、すげ~城!!
遠目からは見えてたけどさ、それどころじゃ無かったし。
目をキラキラしながら真っ白で金細工の城を眺めながら歩いた。
「上見て歩くと転ぶぞ。」
ウランに頭を軽く叩かれる。
赤い絨毯の上を騎士についていくと、大きな扉の前にきた。
ここに国王様が……
ゴクリと唾を飲み込む。
ガチャっと扉が開き、たくさんの騎士が並ぶ中を進み、中央で跪くらしい。
俺は真似をするが、不安でチラチラアルを見た。
すると、国王様がいらしたようで、見たいが顔を上げないらしく、皆のタイミングを待つ。
「この度は良い働きをしてくれたな、黒竜の牙よ。面を上げなさい。」
おもて?
チラッとアルを見ると顔を上げた。
俺も前を見ると、階段の少し上に国王らしき人が……
えー!!かっこいー!!
俺の想像した国王と違う…ヒゲもじゃもじゃじゃない!!
ダンディなおじ様的な?金髪の短髪で、髭は綺麗に剃られていた。骨格もしっかりして、少し目尻が下がった優しい紫の瞳だ。
ぼへーっと見つめていると、国王様とぱちっと目が合った。
「其方もギルドなのか?」
其方…?
「はい、黒竜の牙所属のヒヨリと申します。」
ティーンが代わりに答えてくれた。
「なんと可愛いらしい。こんな小柄な子が、ギルド、しかもあのガルディアの下にいるとは!!」
国王は身を乗り出しながら繁々と俺を見つめた。
「……本当に可愛いな。爵位は持っているのか?魔法属性は?何歳だ?」
爵位?えっとえっと…汗
チラッと仲間に助けを求める。
「…私が代わりにお答えします。ヒヨリは最近この世界に来た異世界人です。なので爵位はございません。魔法属性は光、17歳だと本人から聞いています。」
ウランが助けてくれたけど、異世界人って言っていいの?
「なんと!異世界人だと!?それに成人しているのか!!」
むっ!!もう、この話題何度目だよ。
「文献では読んだことあるが、本当に異世界があるとは!!しかも、可愛らしい……。ヒヨリ、側に来なさい。」
えっと…キョロキョロ
アルが頷くのを確認して、立ち上がり、ゆっくりと歩きだした。
すると騎士に途中で止められ、今度は国王を降りて来た。
でけえ……やはり皆でかいな。
国王は俺の顎を指で掴み、ジッと見つめた。
「黒髪、黒曜石のような瞳、白い肌…美しいな。」
うっとりと見つめられ、俺はどうすることも出来ず固まる。
「父上…。」
すると、国王のいた場所に、また金髪青年が立っていた。
これまた美形。
「ああ来たか?見ろ、ジグナス。ヒヨリだ。可愛らしいだろう。」
金髪、紫色の瞳、国王様にそっくりな青年も、側までやってきた。
「本当ですね、綺麗な瞳だ。」
いやいや、貴方様の方が綺麗で嫌味にしか聞こえませんが。
「私の側室に迎えようと思う。」
はい?側室??
「父上より、私の正妃に迎えましょう。」
正妃??
「あの、ちょっと、何を??」
俺は訳がわからず、声をやっと発した。
「おお!声も透き通るようで良いな。鳴かせてみたい。」
「肌も白く、赤く染まったらさぞかし綺麗でしょう。」
何かセクハラうけてます?
俺は不敬かもしれないが、後退りをして、ティーン達の方へ逃げてしまった。
「おや、逃げてしまったか…。」
「ヒヨリはギルドの大切な戦力です。失う訳にはいきませんので、ご冗談は程々に。」
ウランがキッパリ断ってくれた。
ウラン!戦力なんて!めちゃんこ嬉しいんですが!!
「それに、黒竜の牙のギルドマスターのガルディアがヒヨリに執着しております。ヒヨリを奪ったとしれたら、何をするか。」
ティーンが続けてたたみかけた。
「な、何!?奴が?あの、何にも関心の無い、奴がか?」
国王はギョッと顔を青ざめさせる。
あっ、本当にガルが怖いんだ。
本日は王宮にて説明と報酬を受け取る予定!
国王様とか、俺の世界からしたらやべえ人物…作法もわからないけど大丈夫なのかな??
し・か・も、宿を出ると王宮まで、ちょっとの距離なのに、馬車のお迎えが!!
王族の馬車やべえ!何かド派手な細工が金キラですよ!騎士付きだし。
昨日も思ったんだけど、初めて見る騎士、かっこいいんだよね。
ギルドって皆、自分で鎧やら、簡易な防御具など良いするから、キッチリしてないんだよね!
騎士はピシッと制服を着ていたり、鎧もカッコよくていいな。
ジッと騎士を見つめていると、何故かポッと赤くなった。
「ヒヨリ…。」
アルのジト目が恐ろしい。
なんですか?俺は何もしてませーん!
あっ!ガルは?って?
ガルは国王が怖がって来て欲しくないらしく、お留守…だったはずが、駄々をコネて、今俺の影に潜んでる。
闇魔法にはこういう魔法もあるんだと知り、ゾッとした。
ストーカーし放題じゃねえか!ホラーじゃねえか!!
多分、俺はこれから一生自分の影にガルがいるのでは?と、思いながら生きていかなきゃいけないんだと恐怖を感じた。
まあ、国境や王都などの場合、巨大なバリアが張られているらしく、魔法がかかったまま、入ると無効や弾かれるらしいから、不審に思ったら王都に来よう。
なんか、変装など悪人を入れない為だとさ。一度許可通るか、中に入っちゃえば、バリアも無効になるって穴はあるみたいだけどね。
ああ、ドキドキする。
「着いたようだ。」
ティーンの声に、ドキドキしながら馬車を降りると、すげ~城!!
遠目からは見えてたけどさ、それどころじゃ無かったし。
目をキラキラしながら真っ白で金細工の城を眺めながら歩いた。
「上見て歩くと転ぶぞ。」
ウランに頭を軽く叩かれる。
赤い絨毯の上を騎士についていくと、大きな扉の前にきた。
ここに国王様が……
ゴクリと唾を飲み込む。
ガチャっと扉が開き、たくさんの騎士が並ぶ中を進み、中央で跪くらしい。
俺は真似をするが、不安でチラチラアルを見た。
すると、国王様がいらしたようで、見たいが顔を上げないらしく、皆のタイミングを待つ。
「この度は良い働きをしてくれたな、黒竜の牙よ。面を上げなさい。」
おもて?
チラッとアルを見ると顔を上げた。
俺も前を見ると、階段の少し上に国王らしき人が……
えー!!かっこいー!!
俺の想像した国王と違う…ヒゲもじゃもじゃじゃない!!
ダンディなおじ様的な?金髪の短髪で、髭は綺麗に剃られていた。骨格もしっかりして、少し目尻が下がった優しい紫の瞳だ。
ぼへーっと見つめていると、国王様とぱちっと目が合った。
「其方もギルドなのか?」
其方…?
「はい、黒竜の牙所属のヒヨリと申します。」
ティーンが代わりに答えてくれた。
「なんと可愛いらしい。こんな小柄な子が、ギルド、しかもあのガルディアの下にいるとは!!」
国王は身を乗り出しながら繁々と俺を見つめた。
「……本当に可愛いな。爵位は持っているのか?魔法属性は?何歳だ?」
爵位?えっとえっと…汗
チラッと仲間に助けを求める。
「…私が代わりにお答えします。ヒヨリは最近この世界に来た異世界人です。なので爵位はございません。魔法属性は光、17歳だと本人から聞いています。」
ウランが助けてくれたけど、異世界人って言っていいの?
「なんと!異世界人だと!?それに成人しているのか!!」
むっ!!もう、この話題何度目だよ。
「文献では読んだことあるが、本当に異世界があるとは!!しかも、可愛らしい……。ヒヨリ、側に来なさい。」
えっと…キョロキョロ
アルが頷くのを確認して、立ち上がり、ゆっくりと歩きだした。
すると騎士に途中で止められ、今度は国王を降りて来た。
でけえ……やはり皆でかいな。
国王は俺の顎を指で掴み、ジッと見つめた。
「黒髪、黒曜石のような瞳、白い肌…美しいな。」
うっとりと見つめられ、俺はどうすることも出来ず固まる。
「父上…。」
すると、国王のいた場所に、また金髪青年が立っていた。
これまた美形。
「ああ来たか?見ろ、ジグナス。ヒヨリだ。可愛らしいだろう。」
金髪、紫色の瞳、国王様にそっくりな青年も、側までやってきた。
「本当ですね、綺麗な瞳だ。」
いやいや、貴方様の方が綺麗で嫌味にしか聞こえませんが。
「私の側室に迎えようと思う。」
はい?側室??
「父上より、私の正妃に迎えましょう。」
正妃??
「あの、ちょっと、何を??」
俺は訳がわからず、声をやっと発した。
「おお!声も透き通るようで良いな。鳴かせてみたい。」
「肌も白く、赤く染まったらさぞかし綺麗でしょう。」
何かセクハラうけてます?
俺は不敬かもしれないが、後退りをして、ティーン達の方へ逃げてしまった。
「おや、逃げてしまったか…。」
「ヒヨリはギルドの大切な戦力です。失う訳にはいきませんので、ご冗談は程々に。」
ウランがキッパリ断ってくれた。
ウラン!戦力なんて!めちゃんこ嬉しいんですが!!
「それに、黒竜の牙のギルドマスターのガルディアがヒヨリに執着しております。ヒヨリを奪ったとしれたら、何をするか。」
ティーンが続けてたたみかけた。
「な、何!?奴が?あの、何にも関心の無い、奴がか?」
国王はギョッと顔を青ざめさせる。
あっ、本当にガルが怖いんだ。
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