モンスター討伐しか取り柄のない馬鹿婚約者に聖女のお前が結界を張りモンスターが侵入してこないと俺様が活躍できないと言われ望み通りにしてみました

甘いからあげ

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2話  そうやって逃げ続けてきたから今のお父様があるわけですよ

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 「お父様、私は馬鹿になんかしていませんよ」
 お父様は怒ってふーふー言っています。みっともない。
 「35歳も過ぎて5級聖男子補佐(笑)というのをお父様自身が馬鹿な事だと思っているんじゃないですか?」
 私はそれを侮辱なんてしていませんよ。
お父様が自身で気にしているから役職と年齢を言われて馬鹿にされたと思っているのでしょう。
 「3歳で5級聖男子補佐なら十分誇らしいことよお父様」
 3歳ならですけどね。
 「あ、でもお父様はもう35歳も過ぎて聖5級男子補佐(笑)ですものね。誇らしい事ではありませんよね」
 「ふざけるなよ、いい加減にしろよ。僕はもう怒ったぞ」
 あらあら、何やら勝手に怒ってますよ。怖いですねぇ。
 突如きれだす中年男性。その理由は仕事が上手く行っていないストレスとかでしょうか。
身なりも汚らしく体系は努力で変えられるのに変えようとしない。
 何故お父様や世のだらしない体系の中年男性は体系だけでも変えようとしないんでしょうか。
 お父様のように顔が欠陥品でも体は鍛える事が出来るというのに。
 「お父様、お父様って体を鍛える事はできるじゃないですか。なんで、体を鍛えないのかしら」
 「話を逸らすな。僕はもう怒ったぞと言っているんだ」
 あ、そうやって都合の悪いことを言われたら逃げるんですか。
 そうやって逃げ続けてきたから今のお父様があるわけです。
 「怒ったぞと言われましても、私は事実を言っただけですよ」
 事実を指摘されて怒るのは逆ぎれでしょう。
私は何も悪くなくお父様が悪いのですが、それでなんで
わざわざ『怒っているんだ』なんて言われなければならないのでしょうか。
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