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1話  婚約者は毎日延々気持ち悪いアニソンを大音量で流し続ける騒音ゴミクソ野郎なので 聖女の私ももう我慢の限界です

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 「ヘルトス、うるさいわよ。アニソンを大音量で流すのは辞めなさい」
同棲している婚約者のへルトスが毎日延々アニソンを流し続けアニソンを聞きながら寝て深夜でもアニソンが流れっぱなしで
もう私も我慢の限界なので注意してあげました。
 「うるさいっ!黙れっ!これぐらいでうるさいなんてお前が神経質なんじゃないかっ!」
 はぁ?逆ギレですか。貴方が延々大音量でアニソンを聴いているから耳がおかしくなっているだけでしょう。
うるさすぎますよ。
 「頭と容姿だけでなく耳まで悪いのね。うるさくて近所迷惑よ」
 「ふんっ!俺様の部屋は防音なうえ家の近くには誰も住んでいないっ!近所迷惑なわけがないっ!」
はぁ、騒音婚約者は馬鹿で常識がないので近所迷惑なわけがないと思い込んでいるようです。
近所迷惑ですよ。分からせてあげましょうかね。
 「そう、そこまで言うのなら近所の人達に聞いてみましょうか。
もし、うるさいだの騒音だの言われれば、責任は取ってもらうけれどそれでもいいかしら。
非を認めて謝るなら今のうちよ」
 私はタポンリス王国第一聖女なので当然慈悲深いのです。
今なら許してあげますが、まぁこの手のクズは自らの非を認めないのでしょうね。
 「いいだろうっ!もし騒音だのうるさいだの言われなければお前、どうなるか分かっているんだろうなっ!」
あらあら、最低ですね。どうなるか分かっているのかは貴方が言われる台詞ですよ。
本当にどうなっても構わないようですね。
仕方ありませんね。

---外---
 困りましたね。まずうるさいかどうか聞く相手がいません。
 「ははははっ!どうだ、俺様の言う通りだろうっ!これでどうしてうるさいと言う者がいるというのだっ!」
 騒音婚約者は馬鹿なので大きい声で騒ぎます。うるさいのよ。
 「私が迷惑なのよ。毎日気持ち悪いアニソン聞いて不愉快なのよ」
 本当に気持ち悪いわ。少しは自覚したらどうなのかしら。できないんでしょうね。
 「はぁっ!勝負は俺様の勝ちだぞっ!どうなるか分かっているんだろうなっ!」
 どうなるか分かっているのかと言われましても、ずいぶん余裕ですね。
そんなこと言っていないで逃げればいいものを。
危機管理能力が欠陥しているようですね。
 「馬鹿ねぇ。そんなのここで貴方が消えればなんの問題もないわ」
 「ふんっ!いいだろうっ!消してやる!闘技っ!」
 「闘技」

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