婚約破棄聖女資格剥奪されました。聖女の私がいなくなればこの国滅びますよ。滅ぶ前に私が滅ぼします。元婚約者は殺します。命乞いしてももう遅い

甘いからあげ

文字の大きさ
1 / 1

婚約破棄ですか。慰謝料3億カッパー払って貰いますよ。聖女資格剥奪もいいんですが退職金1億カッパー払って下さいね。そして死んで下さい

しおりを挟む

 「エリザベル、お前とは婚約破棄だ」
 はぁー、婚約破棄ですか。はい分かりましたと伯爵令嬢が言っていいわけがないのだが
相手はルルポル王国王太子ルドウェル・ムイヤール。伯爵令嬢が叶う相手ではありません。従うしかないでしょう。
慰謝料がっぽり貰えればそれで良しとするしかありません。
 「慰謝料は3億カッパー貰えればそれで婚約破棄を受け付けるわよ」
 「ふん、誰がお前なんかに3億カッパーも払うか。100万カッパー恵んでやるからそれを卑しく拾え乞食が」
 馬鹿が、100万カッパーは頂くわ。
 「誰が乞食よ。とりあえずこの100万カッパーは今回の無礼の詫び料として受け取ってあげるわ。
慰謝料はちゃんと3億カッパー払いなさい」

---
拾った。この少女この状況で100万カッパーを拾うか、普通。
完全卑しく100万カッパー拾った乞食だったけど君本当にそれでいいの?
しかもかってに条件変えてるし。こんな図々しい乞食が婚約者だったなんてなんか俺まで恥ずかしくなってきた。
まさか100万カッパー拾うとは思わなかったもん。あぁ、涙が抑えられないぜ。
---

 「聖女の資格も剥奪だ。お前は聖女にふさわしくない」
 えっ。私が聖女の仕事辞めればルルポル王国は滅びますよ。
まぁ聖女の資格剥奪と言ってきてるのだ。民が幾ら死のうが私が悪いわけではない。
皆死ねばいいよ。ばいばーい。
 「退職金1億カッパー出しなさいよ」
 「退職金などださん。今月分の給料は出すからそれで納得しろ、うるさい乞食が」
 また乞食扱い。私は当然の事を主張してるだけなのだけれど。
そうやって逃げるんでしょうね。相手を乞食とか言っておけばそれで勝ったつもりになって逃げるんでしょうね。
 「退職金1億カッパー、出しなさいって言ってるの。勝手に条件決めて逃げるなんて許されないわよ」

---
 かってに条件変えて100万カッパー拾ったやつがよく言えるな。
こいつ、恥も知らないんだろうな。
100万カッパーはまぁ俺の金だからいいとしても、退職金1億カッパーなんて税金で出していいわけがない。
大体聖女の仕事も月給制で当月分の給料さえ払えば違約金なく契約解消できるという契約をしているのだ。
退職金など出すわけがない。
---
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

聖女追放 ~私が去ったあとは病で国は大変なことになっているでしょう~

白横町ねる
ファンタジー
聖女エリスは民の幸福を日々祈っていたが、ある日突然、王子から解任を告げられる。 王子の説得もままならないまま、国を追い出されてしまうエリス。 彼女は亡命のため、鞄一つで遠い隣国へ向かうのだった……。 #表紙絵は、もふ様に描いていただきました。 #エブリスタにて連載しました。

強制力がなくなった世界に残されたものは

りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った 令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達 世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか その世界を狂わせたものは

「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます

七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。 「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」 そう言われて、ミュゼは城を追い出された。 しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。 そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……

宮廷から追放された聖女の回復魔法は最強でした。後から戻って来いと言われても今更遅いです

ダイナイ
ファンタジー
「お前が聖女だな、お前はいらないからクビだ」 宮廷に派遣されていた聖女メアリーは、お金の無駄だお前の代わりはいくらでもいるから、と宮廷を追放されてしまった。 聖国から王国に派遣されていた聖女は、この先どうしようか迷ってしまう。とりあえず、冒険者が集まる都市に行って仕事をしようと考えた。 しかし聖女は自分の回復魔法が異常であることを知らなかった。 冒険者都市に行った聖女は、自分の回復魔法が周囲に知られて大変なことになってしまう。

婚約破棄……そちらの方が新しい聖女……ですか。ところで殿下、その方は聖女検定をお持ちで?

Ryo-k
ファンタジー
「アイリス・フローリア! 貴様との婚約を破棄する!」 私の婚約者のレオナルド・シュワルツ王太子殿下から、突然婚約破棄されてしまいました。 さらには隣の男爵令嬢が新しい聖女……ですか。 ところでその男爵令嬢……聖女検定はお持ちで?

私はもう必要ないらしいので、国を護る秘術を解くことにした〜気づいた頃には、もう遅いですよ?〜

AK
ファンタジー
ランドロール公爵家は、数百年前に王国を大地震の脅威から護った『要の巫女』の子孫として王国に名を残している。 そして15歳になったリシア・ランドロールも一族の慣しに従って『要の巫女』の座を受け継ぐこととなる。 さらに王太子がリシアを婚約者に選んだことで二人は婚約を結ぶことが決定した。 しかし本物の巫女としての力を持っていたのは初代のみで、それ以降はただ形式上の祈りを捧げる名ばかりの巫女ばかりであった。 それ故に時代とともにランドロール公爵家を敬う者は減っていき、遂に王太子アストラはリシアとの婚約破棄を宣言すると共にランドロール家の爵位を剥奪する事を決定してしまう。 だが彼らは知らなかった。リシアこそが初代『要の巫女』の生まれ変わりであり、これから王国で発生する大地震を予兆し鎮めていたと言う事実を。 そして「もう私は必要ないんですよね?」と、そっと術を解き、リシアは国を後にする決意をするのだった。 ※小説家になろう・カクヨムにも同タイトルで投稿しています。

悪意のパーティー《完結》

アーエル
ファンタジー
私が目を覚ましたのは王城で行われたパーティーで毒を盛られてから1年になろうかという時期でした。 ある意味でダークな内容です ‪☆他社でも公開

【完結】義姉上が悪役令嬢だと!?ふざけるな!姉を貶めたお前達を絶対に許さない!!

つくも茄子
ファンタジー
義姉は王家とこの国に殺された。 冤罪に末に毒杯だ。公爵令嬢である義姉上に対してこの仕打ち。笑顔の王太子夫妻が憎い。嘘の供述をした連中を許さない。我が子可愛さに隠蔽した国王。実の娘を信じなかった義父。 全ての復讐を終えたミゲルは義姉の墓前で報告をした直後に世界が歪む。目を覚ますとそこには亡くなった義姉の姿があった。過去に巻き戻った事を知ったミゲルは今度こそ義姉を守るために行動する。 巻き戻った世界は同じようで違う。その違いは吉とでるか凶とでるか……。

処理中です...