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婚約破棄ですか。慰謝料3億カッパー払って貰いますよ。聖女資格剥奪もいいんですが退職金1億カッパー払って下さいね。そして死んで下さい
しおりを挟む「エリザベル、お前とは婚約破棄だ」
はぁー、婚約破棄ですか。はい分かりましたと伯爵令嬢が言っていいわけがないのだが
相手はルルポル王国王太子ルドウェル・ムイヤール。伯爵令嬢が叶う相手ではありません。従うしかないでしょう。
慰謝料がっぽり貰えればそれで良しとするしかありません。
「慰謝料は3億カッパー貰えればそれで婚約破棄を受け付けるわよ」
「ふん、誰がお前なんかに3億カッパーも払うか。100万カッパー恵んでやるからそれを卑しく拾え乞食が」
馬鹿が、100万カッパーは頂くわ。
「誰が乞食よ。とりあえずこの100万カッパーは今回の無礼の詫び料として受け取ってあげるわ。
慰謝料はちゃんと3億カッパー払いなさい」
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拾った。この少女この状況で100万カッパーを拾うか、普通。
完全卑しく100万カッパー拾った乞食だったけど君本当にそれでいいの?
しかもかってに条件変えてるし。こんな図々しい乞食が婚約者だったなんてなんか俺まで恥ずかしくなってきた。
まさか100万カッパー拾うとは思わなかったもん。あぁ、涙が抑えられないぜ。
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「聖女の資格も剥奪だ。お前は聖女にふさわしくない」
えっ。私が聖女の仕事辞めればルルポル王国は滅びますよ。
まぁ聖女の資格剥奪と言ってきてるのだ。民が幾ら死のうが私が悪いわけではない。
皆死ねばいいよ。ばいばーい。
「退職金1億カッパー出しなさいよ」
「退職金などださん。今月分の給料は出すからそれで納得しろ、うるさい乞食が」
また乞食扱い。私は当然の事を主張してるだけなのだけれど。
そうやって逃げるんでしょうね。相手を乞食とか言っておけばそれで勝ったつもりになって逃げるんでしょうね。
「退職金1億カッパー、出しなさいって言ってるの。勝手に条件決めて逃げるなんて許されないわよ」
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かってに条件変えて100万カッパー拾ったやつがよく言えるな。
こいつ、恥も知らないんだろうな。
100万カッパーはまぁ俺の金だからいいとしても、退職金1億カッパーなんて税金で出していいわけがない。
大体聖女の仕事も月給制で当月分の給料さえ払えば違約金なく契約解消できるという契約をしているのだ。
退職金など出すわけがない。
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