結界魔法も張れない落ちこぼれは必要ないと家族に追放された私は聖女になり御膳上等王太子に溺愛され幸せに暮らしてます。助けてくれ?今更もう遅い

甘いからあげ

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2話  荷物を纏めて旅立とうとするも妹になんでも奪われてきたので私の部屋には武器と武具しかありませんでした

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 「何を言うのかと思ったら、馬鹿馬鹿しい」
 馬鹿は貴方ですよお父様。
 「貴方に助けを求めるなんてあるわけないじゃない」
 そうですか。そこまで言って貰えて嬉しいです。
 「お姉様なんてとっとと出て行っちゃえ」
 はい、そうしますね。
 もう別れの挨拶は済ませたのですから、そのまま席を立ち部屋に戻りました。
 部屋には武器と武具ぐらいしかありません。
 妹がなんでも私の物を欲しがり奪っていったのですから。
 そもそも私は妹のようにお父様お母様からたくさん服も装飾品も貰っていませんがね。
 武器だけを持ち部屋をあとにします。
 なんで私は今までこんな家に居たんでしょうか。
 家族に虐められていた事も腹立たしいですが、それなのに今まで家を出なかった私が許せません。
 強く生きましょう、これからは。
 モルクンダ街へ行ってみようと歩いていると野盗に襲われている荷馬車集団がいます。
まぁ、見るからに野盗に襲われている商人ですね。
商人とは身を守り荷を守るのも仕事の内ですからね。
野盗に襲われ逃げ出す荷を差し出すようでは商人とは言えません。
逞しい商人が槍で荷馬車から野盗どもを近づかせようとしません。
他にも応戦している者がいますが、逞しく槍を持った青年の後には引かぬ意気込みは他の者より際立っています、
彼が他の商人達の雇い主でしょうね。
 「商人デュドルフ・チッコリーニ様を舐めてんじゃねぇぞチンピラども」
 デュドルフと名乗る逞しい青年は荷馬車を守りながらも隙を見つけ野盗の喉を貫く。
 へぇ。なんだか彼に興味を持ってしまったわ。
 
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