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第3章 太陽の塔との別れ
第22話 太陽の塔の不思議?問題
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太陽の塔——。遥か昔。星の船で救われた人間が、神への感謝の意を表するために作り始めたという。
人間たちは、何世代にもわたって、その塔を築き上げてきた。
教科書に絵が描かれていたから、なんとなくはわかっていたけれど、こうして目の前に立つと、それはまるで天上にまで届くのではないかと思われるくらい、遥かに高い塔だった。
おれのからだよりも大きい石が積みあげられている。石は苔が生え、ツタで覆われていた。
「神はこの塔の存在を快く思っていなかったそうだ。塔を建造している間、幾度となく天災に見舞われ、作業は中断し、時には破壊された。ここまでたどり着くまでには、随分と長い年月がかかったそうだ。歴代の王たちは、神への信仰心を示すため、次々に塔を高く作り替えていったが、父の代で中断したままだ」
馬から降り立ち、そこに待機していると、「お待ちしておりました」 と低く、それでいて腹の底まで響くようなしっかりとした声が聞こえた。
視線を上げるとそこには、太陽の塔の守護者ラリがいた。彼は胸の前に手を当てて、深々と頭を下げている。
「思った以上に早いご決断でした。太陽の塔を守る一族の生き残りとして、深く感謝申しあげます」
彼は司祭と同じ聖職者であるはずなのに。なぜかこの男が好きになれなかった。どこか気味が悪く感じられるのは、見た目のせいではない。なんとなく、彼の周囲を取り巻く雰囲気が好きになれなかったのだ。
「ここまでよく塔を守った。ラリよ。お前たち一族の無念もやっと晴らされる時がきたな。共にカースを打ち破ろうではないか」
サブライムの言葉に、ラリは再び深々と頭を下げた。
「王、こちらです」
おれは思わずサブライムの腕を握った。
「大丈夫だ。おれがいる」
「でも——」
今更、怖いわけではない。もうここまで来たのだから、それはいいのだ。けれど、心の中が理由もなくざわざわと波打っていた。なにかよくないことが起こりそうな……そんな気がして。
ラリに案内をされて塔の中に足を踏み入れる。天井が高くて広い空間だった。
なんの飾り気もない直線の細長い石の柱に支えられた天球のような天井には、空が描かれていた。その空は、長い年月の経過により、色褪せくすんでいる。
「祭壇は上階に準備できてございます。さあ、こちらに」
上と言われてもきりがなさそうだ。一体、どこまで登らされるのか、と心配になりながら、ラリの後をついていくと、目の前にまばゆい光に包まれた大きな箱が見えた。
硝子の壁でできている箱は、中がそっくりと見通せる。箱の上には、何本も頑丈な縄が括りつけられていている。
ラリが箱に触れると扉が両脇に動き、その口を開いた。びっくりした。どういう仕組みになっているというのだろうか。ラリは慣れた様子で、その箱に足を踏み入れる。
「どうぞ、こちらに。一度にお運びできる人数に限りがあります故——いかがいたしましょう」
それに答えたのはエピタフだ。
「まずは隊が先行すること。私たちは後から追いかけます。騎士団長——わかっていますね?」
エピタフの言葉に、アフェクションが頷いた。
「お前たちは先に。いいな。祭壇の周囲などの警戒を怠るな」
彼の指示に、三十名ほどいた騎士や魔法使いたちが次々に箱に入ると、扉がきっちりと閉まった。それからその箱は、ゆっくりと上昇していった。
「すごい——」
箱は縄に引っ張られて、どんどんと上昇し、あっという間にその姿が見えなくなった。
「驚いたか? おれも初めて来た時は、それはそれは驚いたものだ」
サブライムはそう言って笑った。後ろに立っていたエピタフが「これは箱舟以前に活用されていた技術を用いた移動装置です」と言った。
「箱舟以前?」
「そうです。神の粛清が行われる以前。人間たちは魔法などを使わずに、便利な技術を使いこなしていたそうです。——それが神の怒りを買うことになったそうですが……」
エピタフはどことなしか顔色が悪かった。
「エピタフ。大丈夫?」
彼はおれの問いには答えず、ラリを見ていた。
「この塔には奇妙な空気が漂っているように感じられるが——。ラリ。貴方は感じないのでしょうか」
「そうでございますか? 私にはなにも感じられませぬ。歌姫の儀式の準備で施している魔術の影響でしょうか」
「本気で言っているのですか」
「なんと。エピタフ様は、以前より私に辛く当たられます。私がなにかしたとでも言うのでしょうか」
悲し気な表情を見せるラリに、エピタフは眉間に皺を寄せた。
「そもそも私はお前を信用していません。——しかし。残念ながら、歌姫の覚醒の儀は貴方に頼るしかない」
「エピタフ」
そこでサブライムが口をはさんだ。どうやらラリとエピタフはあまり仲が良くないみたい。
「ここで言い争いをしても致し方ない。今はラリを信じて前に進もう」
エピタフは無言で頭を下げた。そのうちに、空になったガラスの箱が、音もなく頭上から降りてきた。
「それでは王よ」
ラリの促しに、アフェクションが先に足を踏み入れる。箱の中を素早く観察した彼は、サブライムに頷いて見せる。サブライムはおれの肩を抱き寄せながら、箱の中に足を踏み入れた。それからエピタフ、ラリが続く。
硝子の箱は、おれたち五人を吸い込むと、ぴったりと扉を閉ざし、静かに上昇し始めた。まるでからだが浮いているようなおかしな感覚に、サブライムにしがみつく。
ブルブルと震えると、しっぽがくるりんとまるまってお尻にくっついた。
ふと視線を上げると、サブライムはにやにやと笑みを浮かべている。なんだか恥ずかしい気持ちになったが、怖いものは怖いのだ。
広間があっという間に見えなくなると、周囲は闇夜のように暗くなった。その中を硝子の箱だけが七色に輝きながら上昇していく。
地上からどのくらい上までやってきたのかわからないが、しばらくして、箱は小さな音を立てて静止した。
硝子越しに見えるそこには、純白の花が咲き誇る草原が見えた。天には青空が広がっている。入り口のところにあった、作り物の空ではない。白い雲が流れている。おれたちはいつのまに外に出てしまったようだ。
箱から足を踏み出すと、風が吹いていた。花々は何処からともなく吹いてくる風に揺られて咲き誇っていた。先に到着していた騎士団は、周囲の様子を警戒していたようだ。その中の一人が、アフェクションの元に膝をつき、「問題ありませんでした」と報告した。
アフェクションの隣にいるエピタフは、先ほどよりも、ますます顔色が蒼白だった。なんだか心配になった。おれはそっとエピタフに声をかけた。
「エピタフ。やっぱり、体調が優れないんじゃ——」
「人の心配より、これからご自分がなされることに集中しなさい」
エピタフはそう言い捨てると、口を閉ざす。
(なんだよ……。せっかく心配してあげているのに。かわいくないんだから)
むっとした気持ちになった時、ラリの声が聞こえた。
「歌姫——。さあ、こちらに」
一気に緊張した。
「凛空。ここからはラリの言う通りにすればいい」
「うん」
サブライムに背中を押されて、ゆっくりとその草原に足を踏み入れた。初めて見る花だ。いや、嘘だ。どこかで見た。そしてこの匂い。この匂いはどこかで嗅いだことがある匂い——。 その瞬間。じりじりと視界が霞んだ。
人間たちは、何世代にもわたって、その塔を築き上げてきた。
教科書に絵が描かれていたから、なんとなくはわかっていたけれど、こうして目の前に立つと、それはまるで天上にまで届くのではないかと思われるくらい、遥かに高い塔だった。
おれのからだよりも大きい石が積みあげられている。石は苔が生え、ツタで覆われていた。
「神はこの塔の存在を快く思っていなかったそうだ。塔を建造している間、幾度となく天災に見舞われ、作業は中断し、時には破壊された。ここまでたどり着くまでには、随分と長い年月がかかったそうだ。歴代の王たちは、神への信仰心を示すため、次々に塔を高く作り替えていったが、父の代で中断したままだ」
馬から降り立ち、そこに待機していると、「お待ちしておりました」 と低く、それでいて腹の底まで響くようなしっかりとした声が聞こえた。
視線を上げるとそこには、太陽の塔の守護者ラリがいた。彼は胸の前に手を当てて、深々と頭を下げている。
「思った以上に早いご決断でした。太陽の塔を守る一族の生き残りとして、深く感謝申しあげます」
彼は司祭と同じ聖職者であるはずなのに。なぜかこの男が好きになれなかった。どこか気味が悪く感じられるのは、見た目のせいではない。なんとなく、彼の周囲を取り巻く雰囲気が好きになれなかったのだ。
「ここまでよく塔を守った。ラリよ。お前たち一族の無念もやっと晴らされる時がきたな。共にカースを打ち破ろうではないか」
サブライムの言葉に、ラリは再び深々と頭を下げた。
「王、こちらです」
おれは思わずサブライムの腕を握った。
「大丈夫だ。おれがいる」
「でも——」
今更、怖いわけではない。もうここまで来たのだから、それはいいのだ。けれど、心の中が理由もなくざわざわと波打っていた。なにかよくないことが起こりそうな……そんな気がして。
ラリに案内をされて塔の中に足を踏み入れる。天井が高くて広い空間だった。
なんの飾り気もない直線の細長い石の柱に支えられた天球のような天井には、空が描かれていた。その空は、長い年月の経過により、色褪せくすんでいる。
「祭壇は上階に準備できてございます。さあ、こちらに」
上と言われてもきりがなさそうだ。一体、どこまで登らされるのか、と心配になりながら、ラリの後をついていくと、目の前にまばゆい光に包まれた大きな箱が見えた。
硝子の壁でできている箱は、中がそっくりと見通せる。箱の上には、何本も頑丈な縄が括りつけられていている。
ラリが箱に触れると扉が両脇に動き、その口を開いた。びっくりした。どういう仕組みになっているというのだろうか。ラリは慣れた様子で、その箱に足を踏み入れる。
「どうぞ、こちらに。一度にお運びできる人数に限りがあります故——いかがいたしましょう」
それに答えたのはエピタフだ。
「まずは隊が先行すること。私たちは後から追いかけます。騎士団長——わかっていますね?」
エピタフの言葉に、アフェクションが頷いた。
「お前たちは先に。いいな。祭壇の周囲などの警戒を怠るな」
彼の指示に、三十名ほどいた騎士や魔法使いたちが次々に箱に入ると、扉がきっちりと閉まった。それからその箱は、ゆっくりと上昇していった。
「すごい——」
箱は縄に引っ張られて、どんどんと上昇し、あっという間にその姿が見えなくなった。
「驚いたか? おれも初めて来た時は、それはそれは驚いたものだ」
サブライムはそう言って笑った。後ろに立っていたエピタフが「これは箱舟以前に活用されていた技術を用いた移動装置です」と言った。
「箱舟以前?」
「そうです。神の粛清が行われる以前。人間たちは魔法などを使わずに、便利な技術を使いこなしていたそうです。——それが神の怒りを買うことになったそうですが……」
エピタフはどことなしか顔色が悪かった。
「エピタフ。大丈夫?」
彼はおれの問いには答えず、ラリを見ていた。
「この塔には奇妙な空気が漂っているように感じられるが——。ラリ。貴方は感じないのでしょうか」
「そうでございますか? 私にはなにも感じられませぬ。歌姫の儀式の準備で施している魔術の影響でしょうか」
「本気で言っているのですか」
「なんと。エピタフ様は、以前より私に辛く当たられます。私がなにかしたとでも言うのでしょうか」
悲し気な表情を見せるラリに、エピタフは眉間に皺を寄せた。
「そもそも私はお前を信用していません。——しかし。残念ながら、歌姫の覚醒の儀は貴方に頼るしかない」
「エピタフ」
そこでサブライムが口をはさんだ。どうやらラリとエピタフはあまり仲が良くないみたい。
「ここで言い争いをしても致し方ない。今はラリを信じて前に進もう」
エピタフは無言で頭を下げた。そのうちに、空になったガラスの箱が、音もなく頭上から降りてきた。
「それでは王よ」
ラリの促しに、アフェクションが先に足を踏み入れる。箱の中を素早く観察した彼は、サブライムに頷いて見せる。サブライムはおれの肩を抱き寄せながら、箱の中に足を踏み入れた。それからエピタフ、ラリが続く。
硝子の箱は、おれたち五人を吸い込むと、ぴったりと扉を閉ざし、静かに上昇し始めた。まるでからだが浮いているようなおかしな感覚に、サブライムにしがみつく。
ブルブルと震えると、しっぽがくるりんとまるまってお尻にくっついた。
ふと視線を上げると、サブライムはにやにやと笑みを浮かべている。なんだか恥ずかしい気持ちになったが、怖いものは怖いのだ。
広間があっという間に見えなくなると、周囲は闇夜のように暗くなった。その中を硝子の箱だけが七色に輝きながら上昇していく。
地上からどのくらい上までやってきたのかわからないが、しばらくして、箱は小さな音を立てて静止した。
硝子越しに見えるそこには、純白の花が咲き誇る草原が見えた。天には青空が広がっている。入り口のところにあった、作り物の空ではない。白い雲が流れている。おれたちはいつのまに外に出てしまったようだ。
箱から足を踏み出すと、風が吹いていた。花々は何処からともなく吹いてくる風に揺られて咲き誇っていた。先に到着していた騎士団は、周囲の様子を警戒していたようだ。その中の一人が、アフェクションの元に膝をつき、「問題ありませんでした」と報告した。
アフェクションの隣にいるエピタフは、先ほどよりも、ますます顔色が蒼白だった。なんだか心配になった。おれはそっとエピタフに声をかけた。
「エピタフ。やっぱり、体調が優れないんじゃ——」
「人の心配より、これからご自分がなされることに集中しなさい」
エピタフはそう言い捨てると、口を閉ざす。
(なんだよ……。せっかく心配してあげているのに。かわいくないんだから)
むっとした気持ちになった時、ラリの声が聞こえた。
「歌姫——。さあ、こちらに」
一気に緊張した。
「凛空。ここからはラリの言う通りにすればいい」
「うん」
サブライムに背中を押されて、ゆっくりとその草原に足を踏み入れた。初めて見る花だ。いや、嘘だ。どこかで見た。そしてこの匂い。この匂いはどこかで嗅いだことがある匂い——。 その瞬間。じりじりと視界が霞んだ。
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