20 / 30
柏木マオの場合
side:柏木マオ 文化祭②
しおりを挟む
1年生のクラスにつき、クレープを受け取る。
私はチョコバナナクレープにした。
3人で教室の椅子に座ってクレープを食べる。
うん、美味しい。
なんとも女子高生している感じ。楽しい♪
「美味しいね、マオちゃん♪」
「クレープの焼き方スゴいわねぇ。あの子とかメチャクチャ上手よぉ」
「確かに!あの手捌きは絶対バイトしてるわ……!」
3人でモグモグと食べながらそんな話をしていた。
「んっ!ヤバ!そろそろ教室戻る!私の担当の時間になる!」
そう言ってボタンちゃんは席を立った。
「じゃ!マオちゃんは後夜祭で!モミジさんは発表でまた会おうッ」
「ご馳走様ー」と叫びながら1年生の教室を出て行くボタンちゃん。
モミジさんはニコニコしながら手を振っていた。
「マオさん、私たちも移動しようか」
「うん。そうだね」
1年生の教室を後にするとモミジさんは猪狩さんの話をしてくれた。
猪狩さんはお兄ちゃんと同じ中学だったらしく、
その時からお兄ちゃんのことが好きで高校生卒業したら
遠くに行っちゃうかもしれないから告白したいと思っているそうだ。
今まで部活以外の女子と話していることがなかったらしく
最近、話をしていることが多い私に対して敵意を持っている、ということらしい。
猪狩さんがお兄ちゃんのことを好き、という事実は部活内では有名で応援している人も多いとか。
ただ、当人であるお兄ちゃんは気付いていないらしい。
「マオさんは気にしなくていいと思うわよ。猪狩さんが来たことはびっくりしたけど」
「あはは……そうだね。……モミジさん、教えてくれてありがとう」
私は委員会の仕事に戻るため、モミジさんと別れて放送室に向かった。
私はチョコバナナクレープにした。
3人で教室の椅子に座ってクレープを食べる。
うん、美味しい。
なんとも女子高生している感じ。楽しい♪
「美味しいね、マオちゃん♪」
「クレープの焼き方スゴいわねぇ。あの子とかメチャクチャ上手よぉ」
「確かに!あの手捌きは絶対バイトしてるわ……!」
3人でモグモグと食べながらそんな話をしていた。
「んっ!ヤバ!そろそろ教室戻る!私の担当の時間になる!」
そう言ってボタンちゃんは席を立った。
「じゃ!マオちゃんは後夜祭で!モミジさんは発表でまた会おうッ」
「ご馳走様ー」と叫びながら1年生の教室を出て行くボタンちゃん。
モミジさんはニコニコしながら手を振っていた。
「マオさん、私たちも移動しようか」
「うん。そうだね」
1年生の教室を後にするとモミジさんは猪狩さんの話をしてくれた。
猪狩さんはお兄ちゃんと同じ中学だったらしく、
その時からお兄ちゃんのことが好きで高校生卒業したら
遠くに行っちゃうかもしれないから告白したいと思っているそうだ。
今まで部活以外の女子と話していることがなかったらしく
最近、話をしていることが多い私に対して敵意を持っている、ということらしい。
猪狩さんがお兄ちゃんのことを好き、という事実は部活内では有名で応援している人も多いとか。
ただ、当人であるお兄ちゃんは気付いていないらしい。
「マオさんは気にしなくていいと思うわよ。猪狩さんが来たことはびっくりしたけど」
「あはは……そうだね。……モミジさん、教えてくれてありがとう」
私は委員会の仕事に戻るため、モミジさんと別れて放送室に向かった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる