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48.隠し事反対
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3人の話し合いから数十日がたった。
ジョセフの計らいで、話し合いの時のように部屋を借りてジョセフ同伴のもと俺は豊に勉強を教えてもらって何とか試験をこなした。
因みに対抗したジョセフも教えてくれたが豊の方が俺には分かりやすかった。そこは付き合いの長さだと言ったら、それだけでジョセフは嫉妬するのだからしょうがない奴だ。
それでもジョセフも一緒とはいえ豊と一緒に勉強会するのは許してくれたんだから、寛大になったもんだ。
学力試験の結果は、入学試験は俺じゃなくアンジェリカだったから不安は大きかったのだが、頑張りは報われて試験は良い点数を残せた。
これで冬季のテストで今の成績を維持すればソールクラス昇格も夢ではない!と浮かれかけたが、それ以上の衝撃により喜び損ねた。
張り出された順位みて令嬢にはあるまじき、はしたなく口をポカンと開けて見上げてしまった。
だってさ!我が友人グレイシア様が学年2位なんですよ!?俺はギリギリソールクラスの2、3人越えた程度なのに……俺みたいに必死に勉強してたわけではないのに……。
一緒に順位表を見ていたシアを見ると、彼女はたった一言「公爵令嬢として当然ですわ」と言った。
後からジョセフに聞いてみたら、ソールに入る頭脳は持ってるはずなのに、おかしいとは思ってたと言われた。
問い詰めてみたら、国からこの学院を任されてるのが実の姉の夫の父親らしく、ジョセフの婚約者に接触したかったから、頼んでルナクラスにしてもらったのだと……。席も偶然でなかったそうです。
「殿下の婚約者が変な人だと困りますから。でもアンジェと会ってそんな風に疑ってしまっていた事を後悔いたしました。こんな私でもこれからも仲良くしてくださいますか?」
「当たり前です!最初はどうあれ、ちゃんと私を見て認めてくれたんから……それで十分です!これからもお友だちです」
「っ……アンジェ……!ありがとう……ございますわ」
ぶっちゃけシアに認めてもらえなかったらと思うと背筋がゾッとしたが、今は大事な友達には違いないのだから大丈夫……でも怒らせないようにしようと誓った。
まあそんな事もありつつ、すぐに暑気休暇……つまり夏休みが迫ってきた。夏休みに暑気休暇、冬休みが寒気休暇、春休みが暖気休暇……と言うらしい。
テストが終わってからジョセフは忙しいのか、朝の通学時間以外、前なら昼休みにも一緒に食事をとろうとしていたのに、ここ数日は顔も出さないのだ。
シアも不思議そうにしていたが、俺を取られなくてすむと逆に喜んでいた。
俺はというと、せっかく思いが通じ合ったのに朝以外会わなくなって恋人と言うより保育園に送り届ける親みたいに思えてきて最近は少しご立腹だった。
せめて理由を教えて欲しいものだが、聞いても教えてくれないし、帰りの馬車の中でお兄様に何かあるのかと聞いても何故か似た反応が帰ってくるのだ。
二人で何か隠してやがる。
男同士の秘密かなんかか?俺には言えないと?
俺も(心は)男だぞ!だから俺にも教えろやー!!と思ったが、お兄様にそんな事言えるわけもなく……。
結局、休暇前日まで理由は分からなくて、溜め息をついた。
ジョセフにセッティングしてもらった勉強会以外、マトモに豊と話す機会がなくて、今日なんて暫く会えなくなるのに挨拶すら出来なかった。
前世なら会えなくともスマートフォンと言う便利な文明機器があったが、ここでは直接会えないのなら手紙を出すぐらいしか出来ない。
しかし、俺がジョセフ以外の男に手紙を出すのは世間体的によろしくない。直接会うのはもっての他だ。シア達とはお茶会の約束はしたけど、豊とは次はいつ会えるのか……
ハァーと溜め息を着いていると、目の前に座っていたお兄様は少し心配そうに俺を見てきた。
「アンジェ……最近ずっと溜め息をついているね」
「……理由は分かってるんでしょう?」
俺がお兄様を半目で見るとお兄様は苦笑した。
妹が思い悩んでるんですよ!お兄様!いつものシスコン魂はどうした!?
俺が頬を膨らませると、申し訳なさそうに「直に分かるよ」とだけ言われた。今知りたいんだっての!
こうなったらお兄様とは暫く口を利かない。それが一番効果的だからな。
プイッと視線を外すと悲しそうな顔されたが隠し事されてる俺だって悲しいのだから自業自得だー!
ジョセフの計らいで、話し合いの時のように部屋を借りてジョセフ同伴のもと俺は豊に勉強を教えてもらって何とか試験をこなした。
因みに対抗したジョセフも教えてくれたが豊の方が俺には分かりやすかった。そこは付き合いの長さだと言ったら、それだけでジョセフは嫉妬するのだからしょうがない奴だ。
それでもジョセフも一緒とはいえ豊と一緒に勉強会するのは許してくれたんだから、寛大になったもんだ。
学力試験の結果は、入学試験は俺じゃなくアンジェリカだったから不安は大きかったのだが、頑張りは報われて試験は良い点数を残せた。
これで冬季のテストで今の成績を維持すればソールクラス昇格も夢ではない!と浮かれかけたが、それ以上の衝撃により喜び損ねた。
張り出された順位みて令嬢にはあるまじき、はしたなく口をポカンと開けて見上げてしまった。
だってさ!我が友人グレイシア様が学年2位なんですよ!?俺はギリギリソールクラスの2、3人越えた程度なのに……俺みたいに必死に勉強してたわけではないのに……。
一緒に順位表を見ていたシアを見ると、彼女はたった一言「公爵令嬢として当然ですわ」と言った。
後からジョセフに聞いてみたら、ソールに入る頭脳は持ってるはずなのに、おかしいとは思ってたと言われた。
問い詰めてみたら、国からこの学院を任されてるのが実の姉の夫の父親らしく、ジョセフの婚約者に接触したかったから、頼んでルナクラスにしてもらったのだと……。席も偶然でなかったそうです。
「殿下の婚約者が変な人だと困りますから。でもアンジェと会ってそんな風に疑ってしまっていた事を後悔いたしました。こんな私でもこれからも仲良くしてくださいますか?」
「当たり前です!最初はどうあれ、ちゃんと私を見て認めてくれたんから……それで十分です!これからもお友だちです」
「っ……アンジェ……!ありがとう……ございますわ」
ぶっちゃけシアに認めてもらえなかったらと思うと背筋がゾッとしたが、今は大事な友達には違いないのだから大丈夫……でも怒らせないようにしようと誓った。
まあそんな事もありつつ、すぐに暑気休暇……つまり夏休みが迫ってきた。夏休みに暑気休暇、冬休みが寒気休暇、春休みが暖気休暇……と言うらしい。
テストが終わってからジョセフは忙しいのか、朝の通学時間以外、前なら昼休みにも一緒に食事をとろうとしていたのに、ここ数日は顔も出さないのだ。
シアも不思議そうにしていたが、俺を取られなくてすむと逆に喜んでいた。
俺はというと、せっかく思いが通じ合ったのに朝以外会わなくなって恋人と言うより保育園に送り届ける親みたいに思えてきて最近は少しご立腹だった。
せめて理由を教えて欲しいものだが、聞いても教えてくれないし、帰りの馬車の中でお兄様に何かあるのかと聞いても何故か似た反応が帰ってくるのだ。
二人で何か隠してやがる。
男同士の秘密かなんかか?俺には言えないと?
俺も(心は)男だぞ!だから俺にも教えろやー!!と思ったが、お兄様にそんな事言えるわけもなく……。
結局、休暇前日まで理由は分からなくて、溜め息をついた。
ジョセフにセッティングしてもらった勉強会以外、マトモに豊と話す機会がなくて、今日なんて暫く会えなくなるのに挨拶すら出来なかった。
前世なら会えなくともスマートフォンと言う便利な文明機器があったが、ここでは直接会えないのなら手紙を出すぐらいしか出来ない。
しかし、俺がジョセフ以外の男に手紙を出すのは世間体的によろしくない。直接会うのはもっての他だ。シア達とはお茶会の約束はしたけど、豊とは次はいつ会えるのか……
ハァーと溜め息を着いていると、目の前に座っていたお兄様は少し心配そうに俺を見てきた。
「アンジェ……最近ずっと溜め息をついているね」
「……理由は分かってるんでしょう?」
俺がお兄様を半目で見るとお兄様は苦笑した。
妹が思い悩んでるんですよ!お兄様!いつものシスコン魂はどうした!?
俺が頬を膨らませると、申し訳なさそうに「直に分かるよ」とだけ言われた。今知りたいんだっての!
こうなったらお兄様とは暫く口を利かない。それが一番効果的だからな。
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