47 / 85
第8章 敵の陽動作戦、台湾進撃を止めろ!(敵視点ver)
第2話 そのオートマの名はエイジャックス。
しおりを挟む
正面の人工砂浜から緩やか丘が続いている。
奥にはくぼ地が点々と広がっていた。そのくぼ地に設置された無人兵器群。
シーラスでは、「オートマ」と呼称している。
その各オートマからステルス塗料で、丁寧に迷彩色に塗られた偵察・照準誘導用のシュノーケルが長く伸びていた。
一番海岸線に近いオートマのシュノーケルが上陸する敵モービルを索敵、発見した。
発見したのは英国陸軍が誇る無人偵察装甲車「エイジャックス」。
複数装填可能な6連基ミサイル仕様の「エイジャックス・オートマ」だった。
新型対戦車・対モービル用・スウィングファイア・ミサイルが搭載されているのだ。
そのエイジャックス・オートマの一輌が反応して、先頭から敵、AXIS・HARMORの5機と大型揚陸艦の援護用50ミリ速射2連砲へ、一気にまとめて狙いをつけた。
( ピーン……、ギュィーン。 )
エイジャックスが目を覚ましたのだ。
装甲車内のオート・レジュームシステムが全てのシステムを起動した。
火が入る無人装甲車。
その一輌が目覚めると、30輌以上に及ぶ設置されたオートマ全車両が、連続して目覚めたのだ。
( エネミー、ロックオン、オールコンバット・システム・イネーブル。 )
無人の装甲車のメインモニターに浮かび、無人の全車両のモニターに点滅するイネーブルの文字。
身を隠す様に、車体にピッタリくっついているミサイル発射基。
それが間髪入れず、開き始める。
丘からギリギリの高さに発射基を素早く持ち上げ、敵モービルがいる砂浜へミサイルを向けた。
( シュキィーン、ガシャガシャ。ウィーン、ガシャ。 )
そして、同時に狙いを付けられた敵、HARMORのコクピット内に警報が鳴る。
(( ビビビーッ!ビビビーッ!本機はロックオンされています。 ))
(( ビビビーッ!ビビビーッ!本機はロックオンされています。 ))
静かな海岸で緊張が解け始めたパイロットたちに、一気に緊張が走った。
パニックになる実戦未経験者のパロットたち。
「何っ!待ち伏せか!」
「うかつだった。上陸させて、一機にロックオンなんて!やられましたっ!」
「うわーっ!小隊長、ロックオンされました。」
「もう大金門島は無人なんだろ!無人機が設置されてるのか?どこにいるんですか。どこから、ロックオンされているんですか小隊長!」
完全にパニック状態になってしまった、HARMORの先頭集団パイロットたちだった。
「しゃべる前に、フレアー放出しろっ。馬鹿者っ!張四級軍士長、陳上等兵、列兵ども!早くしろ!」
「李少尉!敵はどこですか?」
5機のHARMORの通信を無視して、指示を出す李少尉。
「早くフレアーを発射せっ!」
小隊の一番後ろ、ようやく浜辺に降り立った李隊長機のHARMOR。
小隊副長の張四級軍士長の後ろでサッと、しゃがんだ。
部下を盾にしたのだ。
5機の小隊機と、揚陸艇の2連装砲にロックオンしたのと同時にエイジャックスがスウィングファイア・ミサイルを射出した。
(( シュ、シュ!シュ、シュ!シュ!))
時すでに遅し。
小隊を襲う5発のスウィングファイアミサイル。
むなしく空を舞う赤外線追尾ミサイル防護用のフレア。
(( バリバリバリッ! ))
(( バリバリバリッ! ))
残念ながらスウィングファイアは誘導ミサイルなのだ。
敵モービルは砂浜に伏せるか、アクティブアーマーを起動して防ぐしかなかったのだ。
謝った判断の李小隊長。
李本人は、それに気が付きアクティブアーマーを前面強化にしたまま、味方の後ろにしゃがんだのであった。
奥にはくぼ地が点々と広がっていた。そのくぼ地に設置された無人兵器群。
シーラスでは、「オートマ」と呼称している。
その各オートマからステルス塗料で、丁寧に迷彩色に塗られた偵察・照準誘導用のシュノーケルが長く伸びていた。
一番海岸線に近いオートマのシュノーケルが上陸する敵モービルを索敵、発見した。
発見したのは英国陸軍が誇る無人偵察装甲車「エイジャックス」。
複数装填可能な6連基ミサイル仕様の「エイジャックス・オートマ」だった。
新型対戦車・対モービル用・スウィングファイア・ミサイルが搭載されているのだ。
そのエイジャックス・オートマの一輌が反応して、先頭から敵、AXIS・HARMORの5機と大型揚陸艦の援護用50ミリ速射2連砲へ、一気にまとめて狙いをつけた。
( ピーン……、ギュィーン。 )
エイジャックスが目を覚ましたのだ。
装甲車内のオート・レジュームシステムが全てのシステムを起動した。
火が入る無人装甲車。
その一輌が目覚めると、30輌以上に及ぶ設置されたオートマ全車両が、連続して目覚めたのだ。
( エネミー、ロックオン、オールコンバット・システム・イネーブル。 )
無人の装甲車のメインモニターに浮かび、無人の全車両のモニターに点滅するイネーブルの文字。
身を隠す様に、車体にピッタリくっついているミサイル発射基。
それが間髪入れず、開き始める。
丘からギリギリの高さに発射基を素早く持ち上げ、敵モービルがいる砂浜へミサイルを向けた。
( シュキィーン、ガシャガシャ。ウィーン、ガシャ。 )
そして、同時に狙いを付けられた敵、HARMORのコクピット内に警報が鳴る。
(( ビビビーッ!ビビビーッ!本機はロックオンされています。 ))
(( ビビビーッ!ビビビーッ!本機はロックオンされています。 ))
静かな海岸で緊張が解け始めたパイロットたちに、一気に緊張が走った。
パニックになる実戦未経験者のパロットたち。
「何っ!待ち伏せか!」
「うかつだった。上陸させて、一機にロックオンなんて!やられましたっ!」
「うわーっ!小隊長、ロックオンされました。」
「もう大金門島は無人なんだろ!無人機が設置されてるのか?どこにいるんですか。どこから、ロックオンされているんですか小隊長!」
完全にパニック状態になってしまった、HARMORの先頭集団パイロットたちだった。
「しゃべる前に、フレアー放出しろっ。馬鹿者っ!張四級軍士長、陳上等兵、列兵ども!早くしろ!」
「李少尉!敵はどこですか?」
5機のHARMORの通信を無視して、指示を出す李少尉。
「早くフレアーを発射せっ!」
小隊の一番後ろ、ようやく浜辺に降り立った李隊長機のHARMOR。
小隊副長の張四級軍士長の後ろでサッと、しゃがんだ。
部下を盾にしたのだ。
5機の小隊機と、揚陸艇の2連装砲にロックオンしたのと同時にエイジャックスがスウィングファイア・ミサイルを射出した。
(( シュ、シュ!シュ、シュ!シュ!))
時すでに遅し。
小隊を襲う5発のスウィングファイアミサイル。
むなしく空を舞う赤外線追尾ミサイル防護用のフレア。
(( バリバリバリッ! ))
(( バリバリバリッ! ))
残念ながらスウィングファイアは誘導ミサイルなのだ。
敵モービルは砂浜に伏せるか、アクティブアーマーを起動して防ぐしかなかったのだ。
謝った判断の李小隊長。
李本人は、それに気が付きアクティブアーマーを前面強化にしたまま、味方の後ろにしゃがんだのであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
大東亜戦争を有利に
ゆみすけ
歴史・時代
日本は大東亜戦争に負けた、完敗であった。 そこから架空戦記なるものが増殖する。 しかしおもしろくない、つまらない。 であるから自分なりに無双日本軍を架空戦記に参戦させました。 主観満載のラノベ戦記ですから、ご感弁を
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
本能寺からの決死の脱出 ~尾張の大うつけ 織田信長 天下を統一す~
bekichi
歴史・時代
戦国時代の日本を背景に、織田信長の若き日の物語を語る。荒れ狂う風が尾張の大地を駆け巡る中、夜空の星々はこれから繰り広げられる壮絶な戦いの予兆のように輝いている。この混沌とした時代において、信長はまだ無名であったが、彼の野望はやがて天下を揺るがすことになる。信長は、父・信秀の治世に疑問を持ちながらも、独自の力を蓄え、異なる理想を追求し、反逆者とみなされることもあれば期待の星と讃えられることもあった。彼の目標は、乱世を統一し平和な時代を創ることにあった。物語は信長の足跡を追い、若き日の友情、父との確執、大名との駆け引きを描く。信長の人生は、斎藤道三、明智光秀、羽柴秀吉、徳川家康、伊達政宗といった時代の英傑たちとの交流とともに、一つの大きな物語を形成する。この物語は、信長の未知なる野望の軌跡を描くものである。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる