千枝のスマホダイアリー

みすずメイリン

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甘酸っぱい恋の予感がする7月

7月7日(月)21:44

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 今日は七夕の日だから、私の家にお姉ちゃんを招き入れて、七夕をモチーフにしたケーキを買ってきて、2人で食べていた。
 「そういえば、最近、お姉ちゃんと会社で会ってないや。どうしたのー?」
「ごめんねー。守秘義務であんまり言えないんだけど、最近は、藤堂さんと近衛さんと百地さんと私の4人で仕事することになったの」
「そうなんだ。百地さんとも仕事をするなんて意外だなあ」

 そして、私達、2人で夜空を見上げた。
「近衛さんとは、順調なの?」
「何が?」
「何って、恋愛?」
「千枝は、余計なことを気にしなくても良いのよ」って、お姉ちゃんはいっていたけど、やはり気になる。よし、自分からふってみよう。
「私ね、好きな人がいるかもしれないんだけど、友達全員に止められていて……」
「あら? 藤堂さんなら、千枝の友達に誤解されているだけなんじゃないの?」
「ううん、藤堂さんじゃないの。百地さんもなんだか避けている人っぽくって」
「千枝の気持ちは、どうなの?」
 私はお姉ちゃんにそう聞かれた後、答えられずに、沈黙が少し続いた。
「私も正直、疑わしいけれど、何だか止められないというか」
 私がそういうと、お姉ちゃんは真剣な目をして、私にアイコンタクトを取るように語りかけた。
「その人に騙されても、後悔しないって、自分との約束できる?」とお姉ちゃんに聞かれちゃったけど、私は、黙りこむことしかできなかった。

 晴れた七夕の夜に、私は、何事も問題なく進みますようにと願った。

 あ、そういえば、また影山さんが、グラムインスターで私のミラーリングしている。
 お酒の写真、あ、ビールの缶を2つ並べている画像をグラムインスターで載せていたけど、鬼頭巡のグラムインスターを見に行ったら、影山さんが載せた2つのビールの缶と同じ写真を載せていた。
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