43 / 131
甘酸っぱい恋の予感がする7月
7月11日(金)22:36
しおりを挟む
んー、日記を綴る気がしない。やっぱり、私は、影山さんのことが好きじゃないのかな? LIMEの交換をしちゃったけど。
というか、藤堂さんにあんな一面があったとは……。
昨日、初めて、影山さんとオフィスの休憩室で二人きりで話しちゃった。
前々から、影山さんはどこかしら、藤堂さんに苦手意識があるのかな? と思っていたんだけど、それが、確信に変わった理由を、影山さんは、教えてくれた。
「近衛さんと藤堂さんと僕は、同じ大学で、あ、僕は大学からの編入生だったんだけど、その大学のサークルかな? 当時の彼女と付き合っているとき、その彼女の部屋に行ったら……、藤堂さんがその……。と、とりあえず、大学で元カノを藤堂さんに寝取られて以来、女性不信なんだ」と教えてくれた。
そして、影山さんとLIMEを交換して、鬼頭巡だと思われるLIMEアカウントをブロックをした。
りっちゃん(今はブルーローズ)が、ピシャッと割り込むように、上の空な私を見て話しかけてきた。
「こらっ! 千枝! 舞い戻って来なさいっ! 地に足をつけなさいっ!」
「あ、ああ……、ごめん、りっちゃん」
「今は、りっちゃんじゃなくてブルーローズよ」
「ごめん、ブルーローズ。あのね、影山さんと藤堂さんのことなんだけど……」
私は、藤堂さんが影山さんにした仕打ちを話した。
「でも、藤堂さんって、アンタの話を聞く割には、カタブツだと思っていたんだけど、そんな一面もあるのねえ。大胆……っていうとでもおもったの?! このすっとこどっこい! アンタ、それ、嘘なんじゃないの?」
私は首を捻って、「そうなのかなー?」と生ぬるい返事をしといた。
ブルーローズは覇気を持って、「とりあえず、アンタは、今は仕事や私達とのお遊びに集中しなさいよ! 藤堂さんに認められるようになりなさいよ! ほら、アンタが好きそうな、この前、仕事で一緒だったイケメンの俳優を紹介してあげるから!」と言われたけど、「ああ、ブルーローズちゃん、気を使わせてごめん。私、大丈夫だから」と断ってしまった。
続きも飲むかあー……。
というか、藤堂さんにあんな一面があったとは……。
昨日、初めて、影山さんとオフィスの休憩室で二人きりで話しちゃった。
前々から、影山さんはどこかしら、藤堂さんに苦手意識があるのかな? と思っていたんだけど、それが、確信に変わった理由を、影山さんは、教えてくれた。
「近衛さんと藤堂さんと僕は、同じ大学で、あ、僕は大学からの編入生だったんだけど、その大学のサークルかな? 当時の彼女と付き合っているとき、その彼女の部屋に行ったら……、藤堂さんがその……。と、とりあえず、大学で元カノを藤堂さんに寝取られて以来、女性不信なんだ」と教えてくれた。
そして、影山さんとLIMEを交換して、鬼頭巡だと思われるLIMEアカウントをブロックをした。
りっちゃん(今はブルーローズ)が、ピシャッと割り込むように、上の空な私を見て話しかけてきた。
「こらっ! 千枝! 舞い戻って来なさいっ! 地に足をつけなさいっ!」
「あ、ああ……、ごめん、りっちゃん」
「今は、りっちゃんじゃなくてブルーローズよ」
「ごめん、ブルーローズ。あのね、影山さんと藤堂さんのことなんだけど……」
私は、藤堂さんが影山さんにした仕打ちを話した。
「でも、藤堂さんって、アンタの話を聞く割には、カタブツだと思っていたんだけど、そんな一面もあるのねえ。大胆……っていうとでもおもったの?! このすっとこどっこい! アンタ、それ、嘘なんじゃないの?」
私は首を捻って、「そうなのかなー?」と生ぬるい返事をしといた。
ブルーローズは覇気を持って、「とりあえず、アンタは、今は仕事や私達とのお遊びに集中しなさいよ! 藤堂さんに認められるようになりなさいよ! ほら、アンタが好きそうな、この前、仕事で一緒だったイケメンの俳優を紹介してあげるから!」と言われたけど、「ああ、ブルーローズちゃん、気を使わせてごめん。私、大丈夫だから」と断ってしまった。
続きも飲むかあー……。
0
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
好きの手前と、さよならの向こう
茶ノ畑おーど
恋愛
数年前の失恋の痛みを抱えたまま、淡々と日々を過ごしていた社会人・中町ヒロト。
そんな彼の前に、不器用ながら真っすぐな後輩・明坂キリカが配属される。
小悪魔的な新人女子や、忘れられない元恋人も現れ、
ヒロトの平穏な日常は静かに崩れ、やがて過去と心の傷が再び揺らぎ始める――。
仕事と恋、すれ違いと再生。
交錯する想いの中で、彼は“本当に守りたいもの”を選び取れるのか。
――――――
※【20:30】の毎日更新になります。
ストーリーや展開等、色々と試行錯誤しながら執筆していますが、楽しんでいただけると嬉しいです。
不器用な大人たちに行く末を、温かく見守ってあげてください。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
27歳女子が婚活してみたけど何か質問ある?
藍沢咲良
恋愛
一色唯(Ishiki Yui )、最近ちょっと苛々しがちの27歳。
結婚適齢期だなんて言葉、誰が作った?彼氏がいなきゃ寂しい女確定なの?
もう、みんな、うるさい!
私は私。好きに生きさせてよね。
この世のしがらみというものは、20代後半女子であっても放っておいてはくれないものだ。
彼氏なんていなくても。結婚なんてしてなくても。楽しければいいじゃない。仕事が楽しくて趣味も充実してればそれで私の人生は満足だった。
私の人生に彩りをくれる、その人。
その人に、私はどうやら巡り合わないといけないらしい。
⭐︎素敵な表紙は仲良しの漫画家さんに描いて頂きました。著作権保護の為、無断転載はご遠慮ください。
⭐︎この作品はエブリスタでも投稿しています。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる