121 / 131
それでも続く3月
3月3日(火)20:41
しおりを挟む
今日は、ひな祭りだけど、祝われる年齢でもないし、一人で、ちょびちょびひな祭りに使われる和菓子を買って、食べていた。
いやー、昨日の朝のミーティングはすごかったなぁ。
編集部の部長が直々に、朝のミーティングに来て、朝のミーティングが始まる前に、社内ルールの変更を伝えに来ていた。
「今日から、君たち我が社の社員には、LIME以外のSNSを、私的な目的で使用することを禁ずる。それを守れない社員は、退社することを願う。以上」と、鬼頭巡と影山さんのインシデント以来で見た部長からの言葉だった。
その状況に、百地さんと私は、驚いた顔をして見合わせるだけだった。
その後は、二人でコソコソと、「グラムインスターのアカウントを削除して良かったね」とクスクス笑いながら話し合った。
そして、今日は、朝のミーティングがすぐに終わってから、私は、藤堂さんに会議室に呼ばれて、そこに向かうと、人事部の社員の人と近衛さんが待っていた。
私は、人事部の人に、編集部から近衛さんがいる、広報担当部に部署を異動したい旨を伝えた。
藤堂さんは、「私は篠田さんの意志を尊重したいです。今回、彼女は、インシデントについて迅速な対応をいたしましたので」といい、近衛さんは、「篠田さんならば、私どもの部署には大歓迎ですよ」と、私と人事部の人に伝え、来月4月の新年度から、私の部署異動が正式に決まった。
会議室から出て、編集部の部署に戻ると、百地さんが、若干しゃがんで、顔を傾かせながら、私の顔を覗き込んできた。
あー、百地さんの香水のいい匂いがするなあー、じゃなくて、百地さんはつかさず私に、部署異動について聞いてきた。
「やっぱり、広報担当部へ部署異動することになったの?」
「うん。そうだよ」
「なんだか、篠田ちゃんがいないと、寂しくなるね。あ、そうだ、せっかくだし、LIMEを交換しない?!」と百地さんに聞かれたので、私は、「うん、いいよ。LIME交換しよっ! 百地さん!」というと、百地さんは、笑顔で、「篠田ちゃん、今度から私の下の名前の瑠璃って呼んでよ。私も篠田ちゃんの下の名前、知りたいなあ」と聞いてきた。
だから、私は、「私の下の名前は、千枝っていうの。よろしくね、瑠璃ちゃん!」と返事をして、無事にLIMEを交換できた。
あー、来月から正式に、部署異動にするのかあー。楽しみだなー。
ネットの炎上も、やっと鎮火してきて良かったみたい。
……ちょっと、鬼頭巡がどうなっているのか、見てみようかしら? と思い、チラッと彼女のグラムインスターのアカウントを覗いてみたけど、相変わらず、キラキラ投稿のブランドもののバッグや高そうなスイーツの写真の投稿や、影山さんとのツーショット自撮りが投稿されていて、正直、引いた。
何も変わっていないんだ、あの人。
ま、まあ、気分を変えて、ホワイトデーのことを考えようっと。
いやー、昨日の朝のミーティングはすごかったなぁ。
編集部の部長が直々に、朝のミーティングに来て、朝のミーティングが始まる前に、社内ルールの変更を伝えに来ていた。
「今日から、君たち我が社の社員には、LIME以外のSNSを、私的な目的で使用することを禁ずる。それを守れない社員は、退社することを願う。以上」と、鬼頭巡と影山さんのインシデント以来で見た部長からの言葉だった。
その状況に、百地さんと私は、驚いた顔をして見合わせるだけだった。
その後は、二人でコソコソと、「グラムインスターのアカウントを削除して良かったね」とクスクス笑いながら話し合った。
そして、今日は、朝のミーティングがすぐに終わってから、私は、藤堂さんに会議室に呼ばれて、そこに向かうと、人事部の社員の人と近衛さんが待っていた。
私は、人事部の人に、編集部から近衛さんがいる、広報担当部に部署を異動したい旨を伝えた。
藤堂さんは、「私は篠田さんの意志を尊重したいです。今回、彼女は、インシデントについて迅速な対応をいたしましたので」といい、近衛さんは、「篠田さんならば、私どもの部署には大歓迎ですよ」と、私と人事部の人に伝え、来月4月の新年度から、私の部署異動が正式に決まった。
会議室から出て、編集部の部署に戻ると、百地さんが、若干しゃがんで、顔を傾かせながら、私の顔を覗き込んできた。
あー、百地さんの香水のいい匂いがするなあー、じゃなくて、百地さんはつかさず私に、部署異動について聞いてきた。
「やっぱり、広報担当部へ部署異動することになったの?」
「うん。そうだよ」
「なんだか、篠田ちゃんがいないと、寂しくなるね。あ、そうだ、せっかくだし、LIMEを交換しない?!」と百地さんに聞かれたので、私は、「うん、いいよ。LIME交換しよっ! 百地さん!」というと、百地さんは、笑顔で、「篠田ちゃん、今度から私の下の名前の瑠璃って呼んでよ。私も篠田ちゃんの下の名前、知りたいなあ」と聞いてきた。
だから、私は、「私の下の名前は、千枝っていうの。よろしくね、瑠璃ちゃん!」と返事をして、無事にLIMEを交換できた。
あー、来月から正式に、部署異動にするのかあー。楽しみだなー。
ネットの炎上も、やっと鎮火してきて良かったみたい。
……ちょっと、鬼頭巡がどうなっているのか、見てみようかしら? と思い、チラッと彼女のグラムインスターのアカウントを覗いてみたけど、相変わらず、キラキラ投稿のブランドもののバッグや高そうなスイーツの写真の投稿や、影山さんとのツーショット自撮りが投稿されていて、正直、引いた。
何も変わっていないんだ、あの人。
ま、まあ、気分を変えて、ホワイトデーのことを考えようっと。
0
あなたにおすすめの小説
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です!
https://estar.jp/novels/26513389
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
距離感ゼロ〜副社長と私の恋の攻防戦〜
葉月 まい
恋愛
「どうするつもりだ?」
そう言ってグッと肩を抱いてくる
「人肌が心地良くてよく眠れた」
いやいや、私は抱き枕ですか!?
近い、とにかく近いんですって!
グイグイ迫ってくる副社長と
仕事一筋の秘書の
恋の攻防戦、スタート!
✼••┈•• ♡ 登場人物 ♡••┈••✼
里見 芹奈(27歳) …神蔵不動産 社長秘書
神蔵 翔(32歳) …神蔵不動産 副社長
社長秘書の芹奈は、パーティーで社長をかばい
ドレスにワインをかけられる。
それに気づいた副社長の翔は
芹奈の肩を抱き寄せてホテルの部屋へ。
海外から帰国したばかりの翔は
何をするにもとにかく近い!
仕事一筋の芹奈は
そんな翔に戸惑うばかりで……
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる