クラス転移で召喚された虐められている私。新しい仲間とざまぁしちゃうかも?

チレム

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依頼ならば、仕事でも守る物の為にやります。

7,この世界の学力って低過ぎない?

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 あれから、皆にちょっとお話(お説教)をして、新しく作ってくれた家に皆を連れて帰った。

 目覚めた皆に謝罪し、そのあとはのんびりして過ごした。

そして翌日。

カルドさんとの約束の日です。

私達皆パーカーを着て、隠密をかけて向かう。

 隠密をとくと、いつものように見張りの人に声を掛ける。

ちゃんと切り替えも使うのも忘れない。

「おはようございます。通して頂きませんか?」

「いや、お前ら増え過ぎだろ……倍になっているじゃねーか。」

「そこは気にせず……」

「はぁ……いいぞ。通れ。どうせお前らに勝てる奴なんてここには居ないんだ。」

「どうも~♪」

ルルーが楽しそう。どうしたのかな?

 私達は、いつものようにベットの下の階段を降りた。

すると中はざわめき、興味を持った目で見てくる。

やっぱり数が増えた事が気になるのかな? 

私は、奥のカルドさんの部屋にノックをする。


コンコン


「どうぞ」

「失礼しますね。」


 私達は、ゾロゾロと入るとカルドさんは、めっちゃびっくりしていた。

「な、な、な、な……」

「ちょっと増えました。まぁ、気にせず私の使用人ですから。」

「いや、増えすぎだろーーーーーー!!」

うん、相変わらずの元気の良さ。

こちらも元気がでるね!

「どうしたんだ?!こいつら」

「こいつとは、ちょっと嫌ですね……自己紹介をしなさい。」

「「「「かしこまりました。」」」」

「改めまして、ナナ様につかえさせて頂きますシンです。モナ様のような従魔で無いですがナナ様を慕う気持ちは人一倍あります。」

わお……嬉しい事言ってくれるね……

「ネルト……他は言う事無い……」

あれ?

ネルト私達の前と他の人の前じゃ違うのかな?

あ、シャイって言う奴?

「トリスです。」

……え?それだけ?!

トリス……君もか……

「はいはーい!私ハルミっていいまーす。ナナ様を困らせない為に、他のふたりとは違ってちゃんと自己紹介します!使用人として使えていますけど……お金よりもナナ様の近くにいる事が趣味でーす!」

「な!?」

「……ずるい!」

……ん~?

……忘れよう。

なんか凄い事になりそうだから忘れよう。


「いや、お前ら濃すぎだろ……ナナ……お前も大変だな……」

「……ノーコメントで」


「ねーねー姉ね。」

「うん?」

「なにか用があって来たんじゃないの?」

「おっと……忘れていたぜ……お前ら勉学は、出来るか?使用人の奴らはともかく、通うお前らは必要な事だぞ。」

「勉学……ですか……」

「勉強……うぅ……出来なくないけど嫌い……」

「あまり好きでは無いですが、姉様の為ならば、喜んでやります。」

「あ!ルルーも!」

「……って事で、多分出来ますよ。」

「そうか?貴族の奴らは、家庭教師で事前に勉強して行くんだが……とりあえず、この3年間で必要な事を本に書いてあるんだが……解けるか?お前ら。」



 私は、1番上の本を手に取り中をパラッとめくる。




……ま?




いや、よく良く考えれば分かるはずだったわ……

 貴族達にとって15歳辺りから入る学園が……学び舎が初めてということを……

小学校も、中学校も行っていないんだよね……



いやね?

 はっきり言うと、1番上の本は、数学の本だった訳なんですが、足し算引き算、掛け算割り算、分数と小数……円周率とか……他にもあるけどまぁ、中学校卒業まで習う内容を3年でやるって形だね。

いやね?

確かに中学生まで出来れば、何とかなりますよ?

ただ、現役中学生の私には最初ら簡単ですね……



手に持っている本を置いて、次の本を読む。

……理科

『問題1    水を熱している鍋に入れ、3分したらまた器に入れた。その時、最初の水の量から少し減っていた。何故だろうか?』

って問題が最後の方に習うみたい。

しかも、元素は、ここには乗っていない。

いや、簡単すぎでしょー!?水が蒸発したから、水が減った。ただそれだけでしょ?え?違うの?

……あってました。


「カルドさん」

「ん?やっぱりわからなかったか?」

「いえ、それは余裕なんですけども……18で卒業したら、その後の学び舎ってあるんですか?」

「?  あぁ、王立大学で4年間過ごす者もいるが、過ごさない物もいるな……」

……この国大丈夫か?いや、でも、ベンナイト王国は、学び舎さえもないそうだ……

この世界がおかしいんだ。

はぁ……

「あ、後は制服を用意したんだが……」

あ、制服……忘れてたわ……

「3枚で良かったよな?」

「はい。大丈夫ですよ。使用人達の服って決まっていたりしますか?」

「いや?基本メイド服や、執事服だが……」

「モナ」

「かしこまりました。」

私は、モナに頼んでメイド服姿になってもらう。

「この服はどうですか?」

「ちょっと、違うな……」

「………ちょっと調べて作っておきましょう。」

私達は、制服を広げた。

 白いワイシャツに水色のネクタイと水色の袖、水色のウエストとスカート……えりには金色の刺繍がしてある。


私は、身体に当ててスカートの丈を確かめる。

膝上……

「どうしてこんなに短いんですか?貴族って言ったら膝下位までありそうなのに……」

「あ~……各家でひと手間加えることがあるんだよ。だからやりやすい様に短いんだ。」

「なるほど……ひと手間加えない人も居ますか?」

「あぁ、居るにはいるぞ。」

「じゃあ、私達は、やらなくていいですかね。」

なんて話をしていた私達だった。
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