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90年後の世界
誰かのside
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「本当だったのか……」
事は急に現れた。
俺らはいつも通り仕事をしていると、冒険者ギルドのドアを開けた2人の恋人達が居た。
その恋人達はどちらもこの世のものとは思えない程の美男美女で、服装も露出が高く色気も凄いのに何故か性欲よりも敬意を表したくなるような上を立つような不思議な雰囲気を持つ2人だった。
その2人は、まっすぐ目の前の受け付けに行き何かを話してる。
「いきなりごめんなさいね。シン達居る?」
「シン達……ってシン様を率いるあの4人パーティーの事ですか?!」
あの4人組の何か関係者か?
「し、シン様達パーティーは今ドラゴン狩りをしに朝に出かけて行ったので何時戻るか分かりません。」
「あら?そうなの?」
「ドラゴン狩り……何で急に?クエストにそんなんあったのか?」
「いえ……何でもパーティー勧誘をされた時にイラついたらしく、1人1匹ずつ倒してくるっと朝に出かけて行ったので……」
「そうなの?あの子達がイラつくって……」
不思議そうに女の方が何かを言いかけると、いきなりドアが勢いよくバンッっと開いた。
開けたのは、噂をすれば……シン達だった。
「あ、久しぶり~」
「……勢い強くね?」
いや、なんでそんなに気軽なんだよ。
そんな言葉を聞いたシン達は、その場に崩れ落ちた。
!?
「え?!大丈夫??」
「ドラゴン狩り……神子になったお前らなら余裕だと思ったんだが……?」
恋人達がシン達に駆け寄ると、シン達は涙を流し出した。
「こ、この時をずっとお待ちしてました……」
「お綺麗になられて……」
「うっうぅ……」
「うわ~ん!」
は?!いきなりどういう事だ?
誰か説明できるものは居ないのか?
「もう、泣くのはいいけど邪魔になるからほら立って。」
「「「「かしこまりました。」」」」
言う事を聞いた!?
彼奴らは、この国の王とその護衛達と古くとの付き合いでその方達以外には、言う事を聞かない奴らだったのに……?
「すいません、騒がしくて。会えたので、ありがとうございました。」
「い、いえ。それは良いのですが……シン様達とのご関係は?」
女はぱちくりとして言った。
「主従関係?……今もまだ健在かな?」
女はシン達に聞いた。
「「「「はい!勿論でございます!!」」」」
即答
は?
「ご主人様がお目覚めになられて、今日は皆さんを集めてお祝いですね。」
は?
「おいおい、俺は?」
は?
「旦那様~旦那様はあくまでもついでなのです!」
は?
「ん……ご主人様が目覚めた事が大事。」
は?
「こうしちゃ居られません!俺モナさん達に伝えて来ます!」
は??
「気を付けてねー。」
は???
パンッ
何処からかそんな音が聞こえてハッとする。
「…………えええええええええええええ!!!」
「どうしました?そんな大声を出して。」
「あ、あの、シン様達のご主人様って……?」
「私ですね」
「ええええええええええええええええええええええええ!!!」
ほんとに居たのか?!
存在したのか?!
いや、今ならこのタイミングで出ていける。
「おい、どうした?そんな大声を出して……」
「こ、この方達が……シン様達のご主人様と旦那様らしいのです。」
「は?冗談か?」
お願いだから冗談だと言ってくれ。
「「「あ"??」」」
「……本当なんだな……」
伝説の長年生きてきた冒険者たちの主人は本当に居たようだ。
旦那様という事は、恋人ではなく夫婦だったか……
「シン、この方は?」
「今のギルドマスターです。」
「へ~、うちの子達がお世話になっています。迷惑をおかけしませんでしたか?」
「め、迷惑だなんて……数十年前の魔物の大軍が来た時も討伐して下さりました。」
「そうなの?私達が寝てる時に活躍したんだね~。」
寝ている……??その話も本当だったのか!?
もう訳が分からん。
女はハルミとネルトの頭を撫で始めた。
「「えへへ……懐かしいです……」」
「ご褒美に何か作ろうか。何がいい?」
「オムライスが良いです~!!」
「ん……トンカツ!」
「僭越ながら私はハンバーグが良いです。」
主人……なんだよな?母親か?
聞いた事のない料理名だが……?
「良いけど、また女子メンバーで協力して貰うよ?結構時間かかっちゃうから。」
「「かしこまりました!」」
「では、今日は帰りますね。久しぶりにうちの子たちにご褒美をあげなければ行けないので。後日、また挨拶にこさせていただきます。」
「あ、はい……」
そう言って彼奴らは冒険者ギルドを出た。
嵐の様な奴らだったな……
これは国王に報告か?
……だが今の国王の護衛2人はこいつらの主人の妹だって話だったが……まさか……
……うん。考えるのをやめよう。俺は考えるより体を動かす方が得意だしな。
うん。
事は急に現れた。
俺らはいつも通り仕事をしていると、冒険者ギルドのドアを開けた2人の恋人達が居た。
その恋人達はどちらもこの世のものとは思えない程の美男美女で、服装も露出が高く色気も凄いのに何故か性欲よりも敬意を表したくなるような上を立つような不思議な雰囲気を持つ2人だった。
その2人は、まっすぐ目の前の受け付けに行き何かを話してる。
「いきなりごめんなさいね。シン達居る?」
「シン達……ってシン様を率いるあの4人パーティーの事ですか?!」
あの4人組の何か関係者か?
「し、シン様達パーティーは今ドラゴン狩りをしに朝に出かけて行ったので何時戻るか分かりません。」
「あら?そうなの?」
「ドラゴン狩り……何で急に?クエストにそんなんあったのか?」
「いえ……何でもパーティー勧誘をされた時にイラついたらしく、1人1匹ずつ倒してくるっと朝に出かけて行ったので……」
「そうなの?あの子達がイラつくって……」
不思議そうに女の方が何かを言いかけると、いきなりドアが勢いよくバンッっと開いた。
開けたのは、噂をすれば……シン達だった。
「あ、久しぶり~」
「……勢い強くね?」
いや、なんでそんなに気軽なんだよ。
そんな言葉を聞いたシン達は、その場に崩れ落ちた。
!?
「え?!大丈夫??」
「ドラゴン狩り……神子になったお前らなら余裕だと思ったんだが……?」
恋人達がシン達に駆け寄ると、シン達は涙を流し出した。
「こ、この時をずっとお待ちしてました……」
「お綺麗になられて……」
「うっうぅ……」
「うわ~ん!」
は?!いきなりどういう事だ?
誰か説明できるものは居ないのか?
「もう、泣くのはいいけど邪魔になるからほら立って。」
「「「「かしこまりました。」」」」
言う事を聞いた!?
彼奴らは、この国の王とその護衛達と古くとの付き合いでその方達以外には、言う事を聞かない奴らだったのに……?
「すいません、騒がしくて。会えたので、ありがとうございました。」
「い、いえ。それは良いのですが……シン様達とのご関係は?」
女はぱちくりとして言った。
「主従関係?……今もまだ健在かな?」
女はシン達に聞いた。
「「「「はい!勿論でございます!!」」」」
即答
は?
「ご主人様がお目覚めになられて、今日は皆さんを集めてお祝いですね。」
は?
「おいおい、俺は?」
は?
「旦那様~旦那様はあくまでもついでなのです!」
は?
「ん……ご主人様が目覚めた事が大事。」
は?
「こうしちゃ居られません!俺モナさん達に伝えて来ます!」
は??
「気を付けてねー。」
は???
パンッ
何処からかそんな音が聞こえてハッとする。
「…………えええええええええええええ!!!」
「どうしました?そんな大声を出して。」
「あ、あの、シン様達のご主人様って……?」
「私ですね」
「ええええええええええええええええええええええええ!!!」
ほんとに居たのか?!
存在したのか?!
いや、今ならこのタイミングで出ていける。
「おい、どうした?そんな大声を出して……」
「こ、この方達が……シン様達のご主人様と旦那様らしいのです。」
「は?冗談か?」
お願いだから冗談だと言ってくれ。
「「「あ"??」」」
「……本当なんだな……」
伝説の長年生きてきた冒険者たちの主人は本当に居たようだ。
旦那様という事は、恋人ではなく夫婦だったか……
「シン、この方は?」
「今のギルドマスターです。」
「へ~、うちの子達がお世話になっています。迷惑をおかけしませんでしたか?」
「め、迷惑だなんて……数十年前の魔物の大軍が来た時も討伐して下さりました。」
「そうなの?私達が寝てる時に活躍したんだね~。」
寝ている……??その話も本当だったのか!?
もう訳が分からん。
女はハルミとネルトの頭を撫で始めた。
「「えへへ……懐かしいです……」」
「ご褒美に何か作ろうか。何がいい?」
「オムライスが良いです~!!」
「ん……トンカツ!」
「僭越ながら私はハンバーグが良いです。」
主人……なんだよな?母親か?
聞いた事のない料理名だが……?
「良いけど、また女子メンバーで協力して貰うよ?結構時間かかっちゃうから。」
「「かしこまりました!」」
「では、今日は帰りますね。久しぶりにうちの子たちにご褒美をあげなければ行けないので。後日、また挨拶にこさせていただきます。」
「あ、はい……」
そう言って彼奴らは冒険者ギルドを出た。
嵐の様な奴らだったな……
これは国王に報告か?
……だが今の国王の護衛2人はこいつらの主人の妹だって話だったが……まさか……
……うん。考えるのをやめよう。俺は考えるより体を動かす方が得意だしな。
うん。
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