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90年後の世界
11,最終話?
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私達は訓練場を元に戻し、家に帰った。
「1週間後がこの世界の別れみたいだよ?」
「「「「「かしこまりました」」」」」
「「「はーい」」」
夕食時に皆に声をかけると何ともあっさりとした返答がきた。
「そんなにあっさり……この世界に思い入れとかない?」
「思いやりって言っても……100年もこの世界で生きてる私からしたらもう十分よ。」
「そうそう♪逆にやっとか~って思いの方が強いよね~」
へ~
そう言うもんかな?
「発展が少ないここよりも地球だったらまた違ったかもだけど……」
私はその言葉で思い出した。
「あ~そう言えば地球大変なことになってるらしいよ。」
「?」
私は、シュヌさんに聞いた話を話す。
「え?!地球にダンジョンって……え?!」
「私達その暇つぶしの為に転生するらしいよ~」
「え?!私達は?!」
「……まず、天使になるんじゃない?そこからだと思うよ~?」
「「「「「「「そうですか……」」」」」」」
あれ?落胆しちゃった……
それから1週間後
「この際だから言うけど、ルーデリア嬢!あなたが好きです、この世界に残ってくれませんか?」
「ごめんなさい」
え?!まだ告白してなかったの?!
陛下……随分と奥手に……
「し、シン!私もあなたの事が好きよ!この世界に残って私と付き合って!」
お~リリアさんだったっけ?
「申し訳ございません。私はご主人様に一生ついて行くと決めているので……」
こちらもあっさりと振っちゃうのね。
私達は今、城門の前でお別れの挨拶中です。
そして何故か、告白大会になっていました。
「おーおー……若いのか若くないのか分からんがいいねえ~」
「カルドさん……」
何か……
「おっさん臭いぞ?」
「は?!」
カイルー!!
思ってしまったけど言っちゃダメなやつだよ!
それ!
「……そりゃあな……俺も100年以上生きてるわけだし……この中で1番年上だし……」
ほら、いじけちゃったじゃん……
「カルドさん……今までありがとな。いい嫁さん見つかるといいな。」
「おぅ。元気でな、お前ら。」
そしてタイミング良くお兄ちゃんが登場。
「あれ?何時もならお姉ちゃんが来るのに……どうしたの?」
「いやな?恋愛神だからもあって、この場の恋を叶えちゃいそうだから行ってこいって言われてな。」
「義兄さん、お久しぶりです。」
「あ?あぁ。これから、この程度の間はつい昨日のように感じるからそこまで気にしなくてもいいぞ?」
「そうなんだ。もう、行く感じ?」
「あぁ。挨拶も一通り終わっただろ?」
「うん。」
私は、この世界の人たちの方へ向き言った。
「今まで私達がお世話になりました。これからの人生を普通に楽しんでください。」
「「「「「「「「「(ぺこり)」」」」」」」」」
私達が頭を下げた時、お兄ちゃんがタイミング良く転移した。
「ほんと、お兄ちゃんってタイミング良いよね。お姉ちゃんは誰彼構わずすぐ来ちゃうけど……」
「兄としてのプライドがな。妻を支えることも出来るようにならないとやってられないぞ?」
「……なるほど」
カイルが何かを理解している。
あれ?私何かしたかな?
「大丈夫だ。これからあった時のための参考にと……」
「……それ、人の事言えないからね……」
そんなことを話していると、シュヌさんが話しかけてくれた。
「さて、これからのことじゃが……天使として生まれ変わる奴らはこれからこの2人のように卵となって眠ってもらう。」
「「「「「「「はい」」」」」」」
あれ?シュヌさんの事紹介してないけど?
「期間はお前達人それぞれだ。早くて10年長くて100年。そして天使にも2種類ある。生と従だ。死んだ者を生まれ変わらせる者と我ら神に使え、過ごす者。」
へ~……まぁ、ある程度聞いていたけど、そう言うもんなんだ~
「もしあの2人の役に立ちたいのなら、どちらともいいと思うぞ。生は彼奴らの死なせてしまったもの、転生させたい者を手助けしたり出来る。従はこいつらの転生先に近しいものとして変装してもらう。」
……え?
転生先にも来てくれるの?
……そう言えばモナは?
「あの、質問なのですけど……」
「なんじゃ?」
「モナは、どうなるんです?」
「モナはそのまま鳥として、向こうに行ってもらうぞ。ナバルトーシャの従魔として。」
「当たり前でございます。」
わお……モナ、休んだ方がいいんじゃないかな?
大丈夫?
「さて、その2つの選択肢だが、目覚める時にどちらになりたいかを強く望んでいろ。そして、そこの夫婦じゃが……人間に転生してもらう。お前さん達が向こうでも夫婦出いられるよう別々の家庭に生まれてもらう。そこは良いな?」
「「はい。」」
逆にありがたいぐらい。
「……で、だ。2人には人間として最初過ごしてもらう為、2人が出会うまで記憶が目覚めないようにしようと思う。」
「「え?!」」
「……そこはもう、愛のなんちゃらやな。」
うそん……
例えば大人になるまでに出会わなかったら私は誰かと付き合ってるかもしれないの?
え?いやだ。
「まぁ、近い所に転生させてやるからそう考え込まなくても良い。」
「シュヌさん……」
ほんとにお願いしますね!
「では、ここに居るものは全員転生させる。なに、目覚めたら力は使える様になる。困った事があったら会いに来るがいい。」
私達は急にふっと意識が遠くなった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
はい!これがこの作品の最終話でございます!
皆さんどうも!チレムです!(๑•̀ㅁ•́ฅ✧
いや~変な終わり方だな~と思う人や薄々感ずいちゃってる人居るんじゃないでしょうか?
続編の作品もいつか公開致します!
その名も
『神様になった私。また人間から始まりますか?』
デス!
あらすじを言いますと、転生した2人は○○○で出会い、どんどん他の人を置いていき強くなり、地球の神達を振り回していくお話です!
もし、その作品も読みたいなって言う人がいらっしゃったらぜひ読んでくださると嬉しいです!
では、またその作品でお会いしましょう!
(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪
……って言っても、ある程度話が出来上がってからだから、公開されるのがいつになるか分かりません……すみません……<(_ _)>
番外編も度々上げていくので……90年前のヒロイン達とか……なので!よろしくお願いします!!
「1週間後がこの世界の別れみたいだよ?」
「「「「「かしこまりました」」」」」
「「「はーい」」」
夕食時に皆に声をかけると何ともあっさりとした返答がきた。
「そんなにあっさり……この世界に思い入れとかない?」
「思いやりって言っても……100年もこの世界で生きてる私からしたらもう十分よ。」
「そうそう♪逆にやっとか~って思いの方が強いよね~」
へ~
そう言うもんかな?
「発展が少ないここよりも地球だったらまた違ったかもだけど……」
私はその言葉で思い出した。
「あ~そう言えば地球大変なことになってるらしいよ。」
「?」
私は、シュヌさんに聞いた話を話す。
「え?!地球にダンジョンって……え?!」
「私達その暇つぶしの為に転生するらしいよ~」
「え?!私達は?!」
「……まず、天使になるんじゃない?そこからだと思うよ~?」
「「「「「「「そうですか……」」」」」」」
あれ?落胆しちゃった……
それから1週間後
「この際だから言うけど、ルーデリア嬢!あなたが好きです、この世界に残ってくれませんか?」
「ごめんなさい」
え?!まだ告白してなかったの?!
陛下……随分と奥手に……
「し、シン!私もあなたの事が好きよ!この世界に残って私と付き合って!」
お~リリアさんだったっけ?
「申し訳ございません。私はご主人様に一生ついて行くと決めているので……」
こちらもあっさりと振っちゃうのね。
私達は今、城門の前でお別れの挨拶中です。
そして何故か、告白大会になっていました。
「おーおー……若いのか若くないのか分からんがいいねえ~」
「カルドさん……」
何か……
「おっさん臭いぞ?」
「は?!」
カイルー!!
思ってしまったけど言っちゃダメなやつだよ!
それ!
「……そりゃあな……俺も100年以上生きてるわけだし……この中で1番年上だし……」
ほら、いじけちゃったじゃん……
「カルドさん……今までありがとな。いい嫁さん見つかるといいな。」
「おぅ。元気でな、お前ら。」
そしてタイミング良くお兄ちゃんが登場。
「あれ?何時もならお姉ちゃんが来るのに……どうしたの?」
「いやな?恋愛神だからもあって、この場の恋を叶えちゃいそうだから行ってこいって言われてな。」
「義兄さん、お久しぶりです。」
「あ?あぁ。これから、この程度の間はつい昨日のように感じるからそこまで気にしなくてもいいぞ?」
「そうなんだ。もう、行く感じ?」
「あぁ。挨拶も一通り終わっただろ?」
「うん。」
私は、この世界の人たちの方へ向き言った。
「今まで私達がお世話になりました。これからの人生を普通に楽しんでください。」
「「「「「「「「「(ぺこり)」」」」」」」」」
私達が頭を下げた時、お兄ちゃんがタイミング良く転移した。
「ほんと、お兄ちゃんってタイミング良いよね。お姉ちゃんは誰彼構わずすぐ来ちゃうけど……」
「兄としてのプライドがな。妻を支えることも出来るようにならないとやってられないぞ?」
「……なるほど」
カイルが何かを理解している。
あれ?私何かしたかな?
「大丈夫だ。これからあった時のための参考にと……」
「……それ、人の事言えないからね……」
そんなことを話していると、シュヌさんが話しかけてくれた。
「さて、これからのことじゃが……天使として生まれ変わる奴らはこれからこの2人のように卵となって眠ってもらう。」
「「「「「「「はい」」」」」」」
あれ?シュヌさんの事紹介してないけど?
「期間はお前達人それぞれだ。早くて10年長くて100年。そして天使にも2種類ある。生と従だ。死んだ者を生まれ変わらせる者と我ら神に使え、過ごす者。」
へ~……まぁ、ある程度聞いていたけど、そう言うもんなんだ~
「もしあの2人の役に立ちたいのなら、どちらともいいと思うぞ。生は彼奴らの死なせてしまったもの、転生させたい者を手助けしたり出来る。従はこいつらの転生先に近しいものとして変装してもらう。」
……え?
転生先にも来てくれるの?
……そう言えばモナは?
「あの、質問なのですけど……」
「なんじゃ?」
「モナは、どうなるんです?」
「モナはそのまま鳥として、向こうに行ってもらうぞ。ナバルトーシャの従魔として。」
「当たり前でございます。」
わお……モナ、休んだ方がいいんじゃないかな?
大丈夫?
「さて、その2つの選択肢だが、目覚める時にどちらになりたいかを強く望んでいろ。そして、そこの夫婦じゃが……人間に転生してもらう。お前さん達が向こうでも夫婦出いられるよう別々の家庭に生まれてもらう。そこは良いな?」
「「はい。」」
逆にありがたいぐらい。
「……で、だ。2人には人間として最初過ごしてもらう為、2人が出会うまで記憶が目覚めないようにしようと思う。」
「「え?!」」
「……そこはもう、愛のなんちゃらやな。」
うそん……
例えば大人になるまでに出会わなかったら私は誰かと付き合ってるかもしれないの?
え?いやだ。
「まぁ、近い所に転生させてやるからそう考え込まなくても良い。」
「シュヌさん……」
ほんとにお願いしますね!
「では、ここに居るものは全員転生させる。なに、目覚めたら力は使える様になる。困った事があったら会いに来るがいい。」
私達は急にふっと意識が遠くなった。
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はい!これがこの作品の最終話でございます!
皆さんどうも!チレムです!(๑•̀ㅁ•́ฅ✧
いや~変な終わり方だな~と思う人や薄々感ずいちゃってる人居るんじゃないでしょうか?
続編の作品もいつか公開致します!
その名も
『神様になった私。また人間から始まりますか?』
デス!
あらすじを言いますと、転生した2人は○○○で出会い、どんどん他の人を置いていき強くなり、地球の神達を振り回していくお話です!
もし、その作品も読みたいなって言う人がいらっしゃったらぜひ読んでくださると嬉しいです!
では、またその作品でお会いしましょう!
(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪
……って言っても、ある程度話が出来上がってからだから、公開されるのがいつになるか分かりません……すみません……<(_ _)>
番外編も度々上げていくので……90年前のヒロイン達とか……なので!よろしくお願いします!!
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みんなの感想(6件)
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最近読み始めて凄く面白いです!
最終話に書いてあった続編はお書きになられないのでしょうか?されることを切に願ってます!
楽しみにしていてもいいのでしょうか?
感想ありがとうございます!
書いてはいたのですが、なかなか投稿していませんでした…( ̄▽ ̄;)
ぜひ、投稿してみたので読んで見てほしいなと思います…
「愛」じゃあなくて「会」じゃあないの?
ありがとうございます。
直させて頂きました。
こんにちは!
最近読み始めたのですが、とても面白いです!
この先の展開が速く知りたくて二時間ぶっ続けで読んでしまいました!
少し気になったのですが、今私が読んでいる神になることを決めた主人公が国王さんに100年ぐらい眠ることを伝えに行く話で、最初の方の一文に書いてある「神」という漢字が「髪」になっているのですが、、、。
余計な言葉でしたらすみません!
これからも応援しています!!
ありがとうございます。
誤字報告はとても助かります。
1度見返して、間違えちゃったなと思うところは直したのですが、まだありましたら教えて下さるとありがたいです!!