クラス転移で召喚された虐められている私。新しい仲間とざまぁしちゃうかも?

チレム

文字の大きさ
111 / 111
90年後の世界

11,最終話?

しおりを挟む
私達は訓練場を元に戻し、家に帰った。

「1週間後がこの世界の別れみたいだよ?」

「「「「「かしこまりました」」」」」

「「「はーい」」」

 夕食時に皆に声をかけると何ともあっさりとした返答がきた。

「そんなにあっさり……この世界に思い入れとかない?」

「思いやりって言っても……100年もこの世界で生きてる私からしたらもう十分よ。」

「そうそう♪逆にやっとか~って思いの方が強いよね~」

へ~

そう言うもんかな?

「発展が少ないここよりも地球だったらまた違ったかもだけど……」

私はその言葉で思い出した。

「あ~そう言えば地球大変なことになってるらしいよ。」

「?」

私は、シュヌさんに聞いた話を話す。

「え?!地球にダンジョンって……え?!」

「私達その暇つぶしの為に転生するらしいよ~」

「え?!私達は?!」

「……まず、天使になるんじゃない?そこからだと思うよ~?」

「「「「「「「そうですか……」」」」」」」

あれ?落胆しちゃった……


それから1週間後

「この際だから言うけど、ルーデリア嬢!あなたが好きです、この世界に残ってくれませんか?」

「ごめんなさい」

え?!まだ告白してなかったの?!

陛下……随分と奥手に……

「し、シン!私もあなたの事が好きよ!この世界に残って私と付き合って!」

お~リリアさんだったっけ? 

「申し訳ございません。私はご主人様に一生ついて行くと決めているので……」

こちらもあっさりと振っちゃうのね。

私達は今、城門の前でお別れの挨拶中です。

そして何故か、告白大会になっていました。

「おーおー……若いのか若くないのか分からんがいいねえ~」

「カルドさん……」

何か……

「おっさん臭いぞ?」

「は?!」

カイルー!!

思ってしまったけど言っちゃダメなやつだよ!

それ!

「……そりゃあな……俺も100年以上生きてるわけだし……この中で1番年上だし……」

ほら、いじけちゃったじゃん……

「カルドさん……今までありがとな。いい嫁さん見つかるといいな。」

「おぅ。元気でな、お前ら。」

そしてタイミング良くお兄ちゃんが登場。

「あれ?何時もならお姉ちゃんが来るのに……どうしたの?」

「いやな?恋愛神だからもあって、この場の恋を叶えちゃいそうだから行ってこいって言われてな。」

「義兄さん、お久しぶりです。」

「あ?あぁ。これから、この程度の間はつい昨日のように感じるからそこまで気にしなくてもいいぞ?」

「そうなんだ。もう、行く感じ?」

「あぁ。挨拶も一通り終わっただろ?」

「うん。」

私は、この世界の人たちの方へ向き言った。

「今まで私達がお世話になりました。これからの人生を普通に楽しんでください。」

「「「「「「「「「(ぺこり)」」」」」」」」」

 私達が頭を下げた時、お兄ちゃんがタイミング良く転移した。

「ほんと、お兄ちゃんってタイミング良いよね。お姉ちゃんは誰彼構わずすぐ来ちゃうけど……」

「兄としてのプライドがな。妻を支えることも出来るようにならないとやってられないぞ?」

「……なるほど」

カイルが何かを理解している。

あれ?私何かしたかな?

「大丈夫だ。これからあった時のための参考にと……」

「……それ、人の事言えないからね……」

 そんなことを話していると、シュヌさんが話しかけてくれた。

「さて、これからのことじゃが……天使として生まれ変わる奴らはこれからこの2人のように卵となって眠ってもらう。」

「「「「「「「はい」」」」」」」

あれ?シュヌさんの事紹介してないけど?

「期間はお前達人それぞれだ。早くて10年長くて100年。そして天使にも2種類ある。生と従だ。死んだ者を生まれ変わらせる者と我ら神に使え、過ごす者。」

へ~……まぁ、ある程度聞いていたけど、そう言うもんなんだ~

「もしあの2人の役に立ちたいのなら、どちらともいいと思うぞ。生は彼奴らの死なせてしまったもの、転生させたい者を手助けしたり出来る。従はこいつらの転生先に近しいものとして変装してもらう。」

……え?

転生先にも来てくれるの?

……そう言えばモナは?

「あの、質問なのですけど……」

「なんじゃ?」

「モナは、どうなるんです?」

「モナはそのまま鳥として、向こうに行ってもらうぞ。ナバルトーシャの従魔として。」

「当たり前でございます。」

わお……モナ、休んだ方がいいんじゃないかな?

大丈夫?

「さて、その2つの選択肢だが、目覚める時にどちらになりたいかを強く望んでいろ。そして、そこの夫婦じゃが……人間に転生してもらう。お前さん達が向こうでも夫婦出いられるよう別々の家庭に生まれてもらう。そこは良いな?」

「「はい。」」

逆にありがたいぐらい。

「……で、だ。2人には人間として最初過ごしてもらう為、2人が出会うまで記憶が目覚めないようにしようと思う。」

「「え?!」」

「……そこはもう、愛のなんちゃらやな。」

うそん……

 例えば大人になるまでに出会わなかったら私は誰かと付き合ってるかもしれないの?

え?いやだ。

「まぁ、近い所に転生させてやるからそう考え込まなくても良い。」

「シュヌさん……」

ほんとにお願いしますね!


「では、ここに居るものは全員転生させる。なに、目覚めたら力は使える様になる。困った事があったら会いに来るがいい。」

私達は急にふっと意識が遠くなった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

はい!これがこの作品の最終話でございます!

皆さんどうも!チレムです!(๑•̀ㅁ•́ฅ✧

 いや~変な終わり方だな~と思う人や薄々感ずいちゃってる人居るんじゃないでしょうか?

続編の作品もいつか公開致します!

その名も

『神様になった私。また人間から始まりますか?』
 
デス!

 あらすじを言いますと、転生した2人は○○○で出会い、どんどん他の人を置いていき強くなり、地球の神達を振り回していくお話です!

 もし、その作品も読みたいなって言う人がいらっしゃったらぜひ読んでくださると嬉しいです!

では、またその作品でお会いしましょう!

(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪



……って言っても、ある程度話が出来上がってからだから、公開されるのがいつになるか分かりません……すみません……<(_ _)>

 番外編も度々上げていくので……90年前のヒロイン達とか……なので!よろしくお願いします!!
しおりを挟む
感想 6

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(6件)

マリア
2023.04.16 マリア

最近読み始めて凄く面白いです!
最終話に書いてあった続編はお書きになられないのでしょうか?されることを切に願ってます!
楽しみにしていてもいいのでしょうか?

2023.05.02 チレム

感想ありがとうございます!
書いてはいたのですが、なかなか投稿していませんでした…( ̄▽ ̄;)
ぜひ、投稿してみたので読んで見てほしいなと思います…

解除
ミリム
2022.01.26 ミリム

「愛」じゃあなくて「会」じゃあないの?

2022.09.25 チレム

ありがとうございます。

直させて頂きました。

解除
プレセア
2021.09.17 プレセア

こんにちは!
最近読み始めたのですが、とても面白いです!
この先の展開が速く知りたくて二時間ぶっ続けで読んでしまいました!
少し気になったのですが、今私が読んでいる神になることを決めた主人公が国王さんに100年ぐらい眠ることを伝えに行く話で、最初の方の一文に書いてある「神」という漢字が「髪」になっているのですが、、、。
余計な言葉でしたらすみません!
これからも応援しています!!

2022.09.25 チレム

ありがとうございます。
誤字報告はとても助かります。

1度見返して、間違えちゃったなと思うところは直したのですが、まだありましたら教えて下さるとありがたいです!!

解除

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪

naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。 「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」 まっ、いいかっ! 持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!

勇者のハーレムパーティー抜けさせてもらいます!〜やけになってワンナイトしたら溺愛されました〜

犬の下僕
恋愛
勇者に裏切られた主人公がワンナイトしたら溺愛される話です。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。