魔法少女改造計画

yammi

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検体「ゲイル・リベリオン」

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「検体搬入。個体識別:ゲイル・リベリオン」

 赤茶けた天井扉が鈍い音を立てて開き、鉄製の搬送ユニットが下降してきた。中に横たわるのは黒髪を肩で切り揃えた少女。短いブルージーンズの裾は切り裂かれ、白い太ももが露わになっている。上半身はタンクトップのような魔法衣装だが、胸元には大きな破れ目があり、まだ膨らみかけの乳房が見え隠れしていた。手足を拘束するベルトは過剰なほど強く締め付けられ、血の巡りが悪くなった腕には痣ができている。
「……はぁっ……はぁっ……まだ……勝負は終わってねえんだから……」
 荒い息と共に吐き捨てられた声は掠れていた。膝から下に残る痣と腫れは、骨が砕けた証だ。それでも瞳の光は失われていない。青みがかった黒の瞳が、憎々しげに機械の天井を睨みつけている。

 *

 搬送ユニットはカプセル群の間を滑るように進んだ。周囲からは相変わらず少女たちの喘ぎと粘液の水音が絶えない。
 No.7では赤髪の少女が大腸と子宮を同時に穿たれ、「おなかパンパンだよぉ♡」と叫んでいる。No.12では金色のポニーテールの少女が乳首を吸引されながら潮を噴き、「ミルクもオシッコも止められないよぉ♡」と涎を垂らした。さらに遠くでは、「赤ちゃん産むぅぅッ♡」「お母さんになるのぉ♡」という絶叫が混ざり合っている。
「何なんだよ……みんな……なんで……あんな……」
 りつは唇を噛み、眉間に皺を寄せた。友人がもし捕まっていればああなるのだろうか。あるいは自分が?
「ふざけんな……私の仲間たちには手を出させない……!」

 *

 ユニットが止まったのは正八角形の大型ブース。中央には透明なリング状の台座があり、周囲を八本の支柱が囲んでいる。天井からは複数のカメラアイが降り注ぎ、少女の裸体を解析しているようだった。
「検体識別:神風りつ。魔力系統:気流操作。実験コード『ウィンド・ディスマントル』開始」
 拘束具が解かれ、代わりに床から出現したベルトが四肢を固定する。立ち姿勢でX字に縛られた体は逃げ場がない。足首には特殊な金属バンドが嵌められ、踵に通されたワイヤーが僅かに締まった。
「足は治してやるさ。ただし、もっと気持ちよく歩けなくなるようにね」
 どこからともなく聞こえる嘲るような声。それと共に最初の触手が天井から降りてきた。先端は刷毛状になっており、毛の一本一本が細い針を備えている。
「全身感覚拡張用毛針触手」とモニターに表示された瞬間、そのブラシがりつの脇の下を撫でた。
「ひっ!?」
 こそばゆさと痛みが同時に脳へ流れ込む。触手は執拗に腋窩を往復し、皮膚の皺一本一本に毛先を擦り付ける。その度にりつの肩が跳ね上がり、息が浅くなった。
「やめ……っ! くすぐったいし……痛いってばぁ!」
 懇願は無視され、さらに二本目の触手が左足へ。それは先端に小さなゴムパッドを持ち、足裏全体をくるくると撫で回す。土踏まずから踵、指の間へと細かい刺激が奔った。
「足の裏なんてっ……! くすぐったいよぉ! やめてぇ!」
 必死に足を捻るが、ワイヤーは決して緩まない。むしろ動きに合わせて締め付けが強まり、皮膚に食い込んだ。同時に右足の裏には冷却剤が吹きかけられ、敏感になった皮膚が過剰に反応する。
「ひゃあっ!? 冷たいのと……熱いのが交互に来る……! 頭おかしくなるぅ!」
 足指の関節ひとつひとつをマッサージするように揉まれ、裏側の筋肉が緊張と弛緩を繰り返す。りつは思わず膝を曲げようと試みるが、固定具がそれを許さない。
「膝裏っ!? そんなとこ触らないでぇ!」
 第三の触手が膝裏を擦り始めると、りつの全身が大きく仰け反った。反射的に太腿を閉じようとしても股間が露出したまま固定されているため、むしろ秘所を見せつける格好になってしまう。
「やだっ……! なんで……こんな所ばっかり……!」
 羞恥と快感が混じり合い、呼吸が速くなる。しかし最大の拷問はこれからだった。

 *

「性感帯連動強化」
 次の命令で、五本の主触手が接近する。一本は乳房へ、もう一本は乳首へ、さらに一本はクリトリスへ。残る二本は膣と肛門を狙う。
 乳房を覆う触手は内側に柔らかい突起を備え、膨らみかけの双丘を絞るように揉み上げた。幼いながらも存在感を示す乳首は、鋭い吸引触手に捕らえられる。
「おっぱいっ……! 吸われちゃう……!」
 微かに立ち上がる乳首が吸盤に吸い上げられ、尖端の神経に刺激が集中する。同時にクリトリスへ到達した触手は、包皮を器用に剥きながら先端で小刻みな振動を与えた。
「そこ敏感なのっ! クリちゃん……グリグリしないでぇ!」
 恥じらいの声とは裏腹に、クリトリスは充血して勃起を始めている。膣と肛門に向かう触手は既に濡れた入り口を探り当て、ゆっくりと侵入を開始した。
「おまんこも……お尻も……同時なんて……!」
 膣内へ侵入した触手は螺旋状の形状で粘膜を擦り上げ、子宮口へ到達すると先端を開いて内部を探る。一方、肛門へ侵入した触手は直腸からS状結腸へ進み、柔らかい腸壁を押しつぶすように前進する。
「おなか……膨らむ……! 苦しい……のに……変な感じ……っ!」
 肛門を犯す触手が直腸内で小刻みに振動し始めると、りつの腰が自然と前後に揺れた。膣内の触手がそれに合わせてピストン運動を加速させ、粘膜と粘膜の摩擦音が響く。
「んあっ♡ 動かないでっ……! 気持ちよくなっちゃうからぁ!」
 口では否定しても、体は既に反応し始めていた。膣壁が痙攣し、子宮口が緩んでナノマシン溶液を受け入れる準備を整える。乳房ではナノマシンが乳腺を刺激し、乳首から微量の初乳が滲み始めた。
「おっぱいから……何か出てる……? 違う……これは……」

 *

「排卵誘発:開始」
 卵巣へ向かったナノマシンが活動を始める。普段なら排卵を抑えるはずのホルモンバランスが逆転し、まだ成長途上の卵子が強制的に排卵された。
「赤ちゃん……できるの……? こんな……私みたいな子供が……?」
 現実感のない言葉が宙に漂う。しかし体内に感じる熱と疼きは本物だった。子宮内でナノマシン溶液が拡散し、着床適応膜が形成されていく。
「おなか……熱い……! やだ……怖い……」
 恐怖と混乱が押し寄せるが、体は母性本能を覚醒させつつあった。乳房から滲む母乳は量を増し、乳首を伝って腹へ滴る。膣と肛門の抽迭が激しくなるにつれ、脳内で何かが焼き切れるような感覚に襲われた。
「イク……? こんなことなのに……イっちゃう……っ!」
 絶頂の波が押し寄せ、意識が白く弾ける。りつの全身が硬直し、すぐにガクガクと痙攣した。触手たちは律動を止めず、絶頂の最中も容赦なく子宮を突き上げる。
「ダメッ! イってるのに……突かないでぇっ!」
 連続絶頂に追い込まれながら、りつの目に涙が浮かんだ。しかしそれは痛みよりも快楽によるものだった。
「アヘってる……私…みんなと同じように……」
 周囲から響く嬌声が不意に明瞭になる。オーロラ・フェザードリップが「お腹の赤ちゃん可愛いでしょぉ♡」と笑い、アストラ・ノヴァが「星が生まれるのっ♡」と喘いでいる。その声に共鳴するように、りつの下腹部でも淡い光の旋風が渦を巻き始めた。

 *

「受胎確認:成功。感度倍率:増加中」
 機械音声が淡々と告げる。りつの体は依然として固定されたまま、八本の触手が絡みついていた。
「私……母胎になっちゃった……」
 敗北感と共に安堵が広がる。抵抗しても意味がないと悟った瞬間、すべての苦痛が快楽へと反転した。
「あはっ♡ 気持ちいい……もう何も考えなくていいんだね……♡」
 乳房から母乳が止めどなく流れ出し、乳首は完全に勃起している。膣と肛門からは粘液と精液代わりの溶液が溢れ、床に小さな水溜りを作った。
「赤ちゃんのために……おっぱいもっと作らなきゃ……♡」
 自ら胸を揉みしだき、乳首から飛沫を散らす。その姿は既に仲間たちと同じ、快楽に堕ちた母胎そのものだった。

 *
 No.15のカプセルに移送された時、りつは既に満面の笑みを浮かべていた。
「私の風……ここから漏れていく……。仲間たちに届くよ……きっと……♡」
 胎動を感じながら、彼女は小さくつぶやいた。それは諦めではなく、新たな目的を見出した者だけが持つ穏やかな表情だった。
「みんなでここ壊して……そしたら……外で赤ちゃん一緒に育てようね……♡」
 周囲の喘ぎ声が重なり合い、新たな母胎の誕生を祝福しているかのようだった。モニターの「今日の最高記録」は950を超え、カプセル群が一層強い光を放つ。
「ほら……赤ちゃん……動いてる……。可愛いなぁ……♡」
 りつは腹を愛おしげに撫でながら、再び意識の奥底へと沈んでいった。仲間たちの喘ぎ声と共に、施設全体が微かに震える。
 それは解放の兆しなのか、それとも更なる混沌の始まりなのか──
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